信頼度300%   作:スイヨウ

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衝動書き。
誤字とかあれば報告して頂けると助かります。



スカジの場合

 

 

 

「……次は誰? それとも、もう終わりかしら」

「行かせて貰います。シルバーアッシュ様の仇は私が……!」

 

 

 うつ伏せにひっくり返った男達を尻目に、横のテーブルに置いてあった一升瓶の中身をごくごくと飲み干したスカジが残ったメンバーへ挑発するように指を動かす。

 それを見たマッターホルンが腕まくりして向かっていき────ー次の瞬間には壁の方へ一回転して飛んでいった。

 

 

「……さ、次よ」

 

 

 誰が見ても酔っているのが分かるほど顔を赤く染めたスカジが、空になった一升瓶をごとんと地面に置く。

 途端に上がる歓声と野次、向かってくる次の男の姿に溜息が漏れる。

 

 

 

「酒盛りなんてするんじゃなかった……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「飲み会?」

「うん。酒好きの面子を集めて、マッターホルンにおつまみとか作って貰う感じ」

 

 

 本日の秘書として、側で書類を種類別に纏めてくれていたスカジの質問に答える。

 マトイマルやミッドナイトが主軸となって組んだらしい、交流会という名の飲み会だ。

 出席を希望するメンバーも多く、それなりの出費にはなってしまったが……つい昨日、福利厚生の一環としてどうにかケルシーに判子を貰ったところだ。

 

 

「……どんなお酒が出るのかしら?」

「んー、基本的には主催したメンバーが予算で買ってきた市販のだけど、シルバーアッシュなんかは持ち込みで来るらしいよ?」

「ふぅん……持ち込みもアリなのね」

 

 

 そう、この飲み会の話を伝えた時に「ふむ。ドクターに私の土地の酒の味を知って貰う良い機会だな」と言って真っ先に参加を表明したのがシルバーアッシュだ。

 また「龍門には美酒が多いのよ!」と何故かシルバーアッシュに対抗しようとしているスワイヤーも参加するそうだ。

 ……平和に終わることを祈るばかりである。

 

 

「……なら、私も参加しようかしら。今からでも大丈夫?」

「え、あ、大丈夫だよ?」

「……迷惑なら断ってくれていいのよ?」

「全然! ただ、スカジがお酒飲んでるところは見たことがなかったから……意外で、驚いただけだよ」

「……む」

 

 

 私がどもったのをネガティブに捉えたのか、悲しげに俯くスカジを必死にフォローする。

 が、どうやらそれを別の意味で捉えてしまったらしいスカジが、ふっと笑う。

 

 

「大丈夫よ。お酒の一つや二つくらいどうってことないわ」

 

 

 ごめん。元々その方面は心配してなかったんだけど、今とても心配になった。

 

 

「あの……スカジ、お酒は飲んだことあるんだよね?」

「バカにしてるの? あるに決まってるでしょ」

「なら、いいんだけど……」

 

 

 ミッドナイトとマトイマルじゃどう頑張ってもこのメンバーは止められないから、必然的に私が纏めるんだと思うと……ああ、心配事が多すぎて憂鬱になってきた。

 

 

「ふふ、明日が楽しみね」

「さいですか…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 案の定、飲み会は大波乱のうちに進んだ。

「酔ってきたから部屋に戻る」と言った私を引き留めたマトイマルが私を賞品にした腕相撲大会を勝手に始めたのがまずざわめきを呼んだ。

 そして、私を手に入れるべく真っ先に参戦してきたスカジによって、地獄が始まったのだ。

 何故かやる気満々で挑んでくる男どもをちぎっては投げ、ちぎっては投げ。

 

 そして勝ち誇ったような笑みを浮かべて私を抱き寄せ「ドクターは私のモノ」発言をした時から雲行きが怪しくなった。いや、元々酷い有様ではあったが。

 今まで我関せずといった雰囲気でワイングラスを揺らしていたシルバーアッシュが徐に立ち上がり、勝負を挑んできたのだ。もちろん、一捻りだったが。

 

 また、それの仇を取るという名目でマッターホルンが挑み、哀れにも当主と同じ運命を辿り──ー冒頭に戻る。

 

 

「あの、スカジ? そろそろ降ろして欲しいなって……」

「ダメよ。私が勝ったんだから」

 

 

 賞品であることに私は了承してないんですがそれは。

 もう何を言っても通じなさそうなので、諦めて流れに身を任せることに決めるか。

 面倒くさがり全開の思考で大人しくスカジに凭れ掛かり、ちびちびと近くのテーブルからおつまみを口に運ぶ。

 

 

「くっ……やっぱりドクターが占領されてるのは納得いかないわ! こうなればアタシも……」

「スワイヤーお嬢様、落ち着いてください……」

「嫌よ! 黙って見てるなんて!」

「……分かりました。では私が代わりに行きましょう」

 

 

 こちらを指差して騒ぐスワイヤー達をぼうっと見つめていれば、溜息と共にやってきたホシグマが空いたテーブルをぽんぽんと叩く。

 

 

「お嬢様がドクターをご所望でな。すまないが、相手を頼もうか」

「良いわよ。……ドクター、少し離れていて」

 

 

 挑戦的な笑みを浮かべてスカジを誘うホシグマに、スカジが無言で腕を組む。

 互いが見つめ合って数秒、示し合わせたように同時に力を込める。

 流石はホシグマと言うべきか、膂力だけなら未だ負けなしのスカジに持ち堪えられるのは人材豊富なロドスといえど彼女くらいであろう。

 しかし、それも長くは保たない。

 暫しの拮抗の後、無事に勝利したスカジがこちらを再度抱き上げると、食堂の扉の方へと向かっていく。

 

 

「ちょっと待ちなさいよ! 一体どこに……」

「私の部屋だ。勝ったからドクターは頂いていくぞ」

 

 

 颯爽と言い放ち、食堂を抜けて廊下を歩いていくスカジにおそるおそる問い掛ける。

 

 

「あの……どこに?」

「言った通り私の部屋」

「え゛……」

 

 

 これが噂のお持ち帰りですか。

 怒涛の展開にもうなるようになれと黙って運ばれていく。

 

 

 その後の事は……まぁ、大体ご想像の通りだが、寝不足だったとだけ伝えておこう。

 

 

 

 

 

 

 






アンケで出してたR18はスカジがトップバッターになりそう???

騎兵と狩人でスカジ見た後にプロファイルとボイス見るとギャップで死ぬ。
もうぽんこつおねえさんにしか見えなくなってる私が居た。

第七章時点で二週間?しか経ってないみたいなので日常書くか悩んでたけど、輸送任務とかもあるし「ひと段落してロドス本来の仕事してる未来」が現状で今までの振り返り感覚でストーリーがある。っていう無理やり解釈で頑張ってます。
もし受け入れやすい解釈できた人がいたら感想とかメッセージで伝えてくれると超嬉しいなって…

各オペレーターの第二話以降をでRー18版を書いてみるのはアリかナシか

  • 正座待機(アリ)
  • 煩悩を捨てよ(ナシ)
  • NLなら許してやろうじゃないか
  • 百合ならいいゾ
  • や ら な い か(男同士なら)
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