代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。 おまけ集 作:イエローケーキ兵器設計局
B-17Gの特別機、XB-17Gが仲間と共に気温と戦うお話。
前編に位置する。
『寒い……代理人さん……帰れなかった……ごめんなさい……』
一時間前
『6機のP-38と、3機のB-17Gでの急行爆撃ですか……。』
「うむ。」
『了解です。』
「必ず帰ってくるように。」
『ええ。では。』
「頼んだよ。」
今日は11月15日。比較的温暖なこの地域もかなり冷える。私はXB-17G。……特別機と言えば聞こえはいいのだけれど……この口調の通り私は製品的に欠陥品である。
試作機のB-17A時代からの記憶がある個体はとても少数で、本当にテストヘッドをしていた個体はより輪をかけて少ない。私一人しかいないくらいには。
試作機の私は現行の量産型とは違って容姿も性格も違う。これは
『整備士さん。お疲れ様です。』
「ああ、お疲れ様……代理人君とは最近どうなの?」
整備士(21)が片肘で私をつつく。
『順…調ですよ…!順調!』
「へぇーその割には未だにもじもじしていたような……代理人君に聞いてみよーか。」
『と、取りあえず行ってきます!』
「いってらー。」
自称21歳の整備士は少女にしか見えないその姿に似合わない、少し残念そうな顔で答えた。
高度5000m
『冷えますね……』
「隊長でも寒いんですね……」
『そりゃあね……』
「早く済ませてしまい……前方に敵影。どうします?」
『可能なら迂回したいところだけれど……』
「こちら3号機、燃料ポンプが故障!飛行には問題はないですが……迂回は厳しいかと。」
『……コンバットボックスを組む。敵の識別はできる?』
「できました……!輝石が6、霞石が12です!」
『なんでそんなに……陣形を崩さず突っ込むよ。』
「了解。」
「
圧倒的に数で負けている。こちら側は
昔、空飛ぶ
結果、編隊を他の小隊と組めない私を引取ろうとする者はいなかった。あの時までは。
「ちょっと、そこの君。是非とも我が部隊へ。」
『……はい?』
「爆撃機を求めててね。私は君が良いんだ。」
『別に私は高性能でも無いですし、後発品や他にも良い爆撃機は居ますよ……。』
「あぁ……だから、私はB-17A、君が良いんだ。」
『何故です?他の爆撃機と協調が取れないのに。』
「取る必要なんてあるかい?私の部隊は少し小規模でね。爆撃機隊は最大でも一小隊までなんだ。そして他と組むことで真価を発揮するような爆撃機ではなく、単体で真価を発揮する爆撃機を求めているんだ。」
今思えばベラベラ喋りすぎたのかもしれない。結局、私は彼の大隊に引き取られ、XB-17Gとして在籍する事になった。
あの時から不思議と目で追うようになった。信用できない人物と認識していたのかもしれない。
R-18(orR-18G)仕様は書いたほうがいい?
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はい
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いいえ