代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。 おまけ集   作:イエローケーキ兵器設計局

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氷河少女2"忘れられない過去" 中編

 

「1番と2番の燃料ポンプを停止。」

「聞こえるか!敵は……」

(多数の爆発音)

「うそ!3番機の1,4番エンジンが停止!」

『3番機!爆弾を捨てろ!』

「もうやってます!」

「こちら2番機!火災発生!急降下する!」

『待て!消火器は!』

「使い切りました!1番と2番エンジンから出火!全エンジン緊急停止!」

 

 左隣を飛んでいた同型機が60°位の急角度で降下していく。

 

 風切り音と黒煙。

 

 飛び散るオイルと血液。

 

 ゆっくりと落ちる同型機。

 

 散っていく破片。

 

 すべてが、止まる。

 

「4000、3900、3800、3700…」

『2番機!まだ燃えてる!』

「3300、3200、3100…」

『2番エンジンは消えた!残りは1番!』

「2500、2400…」

『引き起こせ!間に合わなくなる!』

「まだだ!2000…1900…」

 

 祈った。

 

 火を消すために死んだ個体を出さない為に。

 

 落伍者を出さない為に。

 

「火が消えた!引き起こす!」

 

 2番機がエンジンを再起動するのと雪が積もった地面をニアミスするのはほぼ同タイミングだった。

 

 エンジンはすぐに吹き上がり、低空を滑るように飛行したあと、高度を上げて回復した。

 

 しかし運が尽きるのも早かった。

 

「こちらフェアリー1!燃料がそろそろ尽きる!」

「フェアリー2!こちらももう限界だ!」

「燃料を使うか?」

 

 燃料不足。

 

 無茶な機動や空中戦(格闘戦をしたりとか…)の代償が遂に現れた。

 

 (ちょっとだけ回想)

 昔、代理人に借りた漫画に四発の爆撃機が単発の戦闘機相手に格闘戦を挑み、「肉を切らせて骨を断つ」の例を示していた事があったが…まさか私もやる日が来るとは…

 

『霞石が後方から来る……なら……』

『全機、本機から離れてくれ!アイツを惹きつける!』

 

 言ったは良いものの……具体的な方法が思いつかない。

 

 どう倒す……考えろ考えろ……

 

「可能な限り機銃を左側へ!」

 左側……左舷……そうか!

 

『本機はこれより格闘戦に移行する!』

 

 

 ところ変わって……

 

「……連絡が途絶えた?」

『はい。』

 私は今、ある代理人と面会しています。

「爆撃機3機に重戦闘機6機ですか。」

『……はい。』

「……連絡が途絶える直前の位置は予想できますかね?」

『おそらくは……このあたりかと。』

「……接敵した等の情報は?」

『ありません。現時点では。』

「不思議ですね……一応接敵する前に連絡が途絶えた可能性は念頭に。」

「お茶です。どうぞ。」

『……どうも。』

「指揮官たるもの冷静に。かわいい部下が行方不明になったからと言って取り乱していては……とはいえ冷静に居られるものではないでしょう。こちら側からは…」

「出番ですか?」

「ノックも無しに入って来ない。確かに出番ではあるがね。」

 執務室……というよりは無線機器室というべき部屋のドアをノックもなしに入ってきたのは……

「初めまして要塞代理人さん。私が……どうかなされました?」

『あ、ああ……いや、何でもないです。よろしく頼むよ……』

「不思議な人ねー。」

 

『こちらがAH-56A(シャイアン)。捜索時の護衛を務めてもらう。』

「改めてよろしく頼みます。」

 

 

 

 

 

 

R-18(orR-18G)仕様は書いたほうがいい?

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