代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。 おまけ集 作:イエローケーキ兵器設計局
次回、地に墜ちた天使編
お楽しみに(順番が逆)
Metallic DawnⅡ
まずいまずい…
『こちら8号車、2番機聞こえるか!』
「2番機、よく聞こえます!代理人は!?」
『上に上がっていった!まずいぞ!』
「合流しましょう!食堂へ!」
『了解。』
『26号、聞こえたな。移動だ。』
「了解。」
とてもまずいことになった。ことの発端は壁の外、放射能汚染区域で採取された微生物を代理人が研究したことであった。
『代理人が感染してから何時間になる!』
「2時間ぐらいかと…」
『見つかったが最期か…』
代理人がその微生物に感染して…
『外に絶対に出すな!』
「私達の仕事は代理人を殺すこと。感染を広げることじゃない。必ず生き残らないと…」
『弾はまだあるか?』
「弾はある。」
『やるしかない。』
上の階から足音…10m先、右折すると階段…
『やっぱ無理!逃げろ!』
「私も続きます!」
全力疾走で進んできた道を戻る。液体金属だからなんだ、とか思うが流石に目の当たりにすると話が違う。死ぬのが怖いのではなく、帰ってこない可能性があるという事が怖いのだろう。
『ニューマ、帰ってこい!』
「マ、マウス!大声出しちゃ…来た!」
『お主らは左!妾は突っ込む!』
「マウス!?」
『溶鉱炉までついていくていったのは妾。時間を稼いでみる。』
走って横をすれ違えないか試してみよう。
「マウスのバカー!」
コルセアの叫び声と制止しようとするインベーダーの手を潜り抜けて私は『代理人』のもとへと向かっていった。
R-15版
『目を覚ませ!ニューマ!』
エンカウントした代理人に向けて手元にあった消火器を投げつける。完全に理性が残ってたら申し訳ないと思うがやるしかない。
(ガーンと音を立てて消火器が当たり、跳ね返る音。)
代理人が怯んでいる間に『生前の代理人』から借りていた武器を展開、弾倉を挿し込んで薬室に…装填!
『起きろ!バカ!』
(かなり高音の発射音と共にマッハ4で銃弾が飛んでいく音。)
放たれた銃弾は代理人の胸に当たり、穿いたと思いきや次の瞬間、炸裂し液体金属を飛散させている。防盾が無かったら危なかったかもしれない。
『起きろ!起きろ!…起きられよ…ニューマ…』
銀白色で金属光沢を持つ液体のような質感を持った妹は倒れっぱなしである。
「…う…うぅ…。」
『気がついたか…』
「……他のみんなは?」
『………お主が殺したのがコルセア2体、インベーダー1体…VK16021体…そして妾1体。他は無事じゃ。』
「…………そっか………。」
表情は読み取れないが口調は悲しげである。見るも無惨な姿というものは何度か見てきたが…これはこれで別種の酷さを感じる。
「……ねえ…姉さん…。」
『なんしゃ?』
「……殺してくれる?もうみんなを襲いたくない。」
『……わかった。』
「ありがとう。姉さん。」
泣くべきではないと分かっている。分かっているが…涙は出る。武器の照準を合わせ…
『また会おう…ニューマ。』
(発砲音)
これで妹を殺したのはn=1となった。
どうしてこんなに中途半端で後味悪い話ばかり思いつくのでしょう?
R-18G版は少々お待ちください…
R-18(orR-18G)仕様は書いたほうがいい?
-
はい
-
いいえ