代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。 おまけ集   作:イエローケーキ兵器設計局

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 これは彼女の存在意義を追求する…記録を辿る旅。


glacier memory 〜氷漬けの記録〜
地に墜ちた天使


地に墜ちた天使編

 

 

「おい、大丈夫かい?お嬢ちゃん、こんなところで何しているんだい。」

何十、何百もの人が、人型の生命体が通り過ぎていく中、屈み込んで声を掛ける存在があった。

『あなたは…誰?』

ぼんやりとしか見えない視界に写ったのはシャツに身を包んだ色の白い人であった。

「ああ、私は…うーんそうだな……プルトニウムと呼んでくれ。」

それがあの人との出会いでした。

 

 

「調子はどうだい?少しは良くなってきたかな?」

『はい…。』

あらゆる記録を漁るがその人に関するデータは防護されていて簡単には覗けそうにない。それに本人もあまり語りたがらないから探るべきではないのだろう…。

 

 それから数日。

「喜べ!ついに君は食べることができるようになる!」

『食べる?どういう行為ですか?』

食べる…eat…咀嚼(そしゃく)して消化する?具体的にはどういうことなんでしょう?

「うーん…そうだな…楽しいこと(pleasure)だ。」

楽しい事…良いですね。

『良い事ですね。』

「だろ?よく噛んで味を感じて軽く消化して胃に送る、そしてさらに消化して腸に送り…」

『……。』

私がじーっと見つめている楽しそうに語るその人は視線と距離に気がついて襟を直してこう言った。

「とにかく、生きることを楽しんでみよう。そして君の名前は…V-166となる。おめでとう。君は私達、ーーーー学院の誇りだよ。」

 

 それから…激痛に堪え、記憶の流入にも耐えて……そうして私は…XF〇〇-1になった。保険として開発された後にF〇〇となる予定の機体の開発を無意味にする為に生まれた元野心家として。

 

 

当初は〇〇学院のみんなが期待していた。人もDOLLSもみんな。でも現実は…

『うーん…見えづらい…』

「プロペラ径が大きすぎる…が、しかし…姿勢を変えるわけには…」

『エンジンのトルクがあわわ…』

「姿勢を保つのが大変、勝手に傾くのは問題だな…」

『冷却不足です!』

「まずいな…」

とまあ…散々だったりする。そしてF〇〇-1として正式採用されての模擬戦では…

「遅い!」

『うわ!』

(20mmと7.7mmの正確な射撃が有効打を与え、ARMSに塗料がべったり…)

『また負けたー…』

「F〇〇殿。格闘戦にこだわるのではなく、一撃離脱戦法にこだわってみてはどうだろうか?」

『一撃離脱?』

「そう。お主は速度がとても早い。代わりに旋回半径は大きい。ならその速度を活かすべきではないか?」

『なるほど。塗料を落としたらもう一戦頼めますか?』

「…お主はとりあえず学びなされ。きちんと学んでこられたら何戦でも相手してやろうぞ。」

『ありがとうございます。』

「例には及ばん。」

〇〇にしてはなんか優しいなと思ったが…まさかああなるとはね…それはさておき…

 

 

『F〇〇-1A…ですか…』

「ああそうだ。今の君のARMSには少し改良が加えてある。まず、着陸時の姿勢が少し変わった。今までは少し前が見づらかっただろうが、今度からは少しはマシになったはずだ。そして爆装できるように…」

ちなみにARMSの機械的不調も根本的に修正されているらしい。

 

 

 F〇〇が遂にロールアウトしたらしい。ということは…私はお役御免だろうか。と思っていたのだが…

「うん?君はまだまだ未熟だ。開発者の一人の私が言うのだからそれは確定だ。」

『はぁ…。』

「なに、笑われたって澄ました顔で無視してやれ。いつか反省して謝ってくるさ。」

『はい…。』

 

 

 それから…F〇〇は制空戦闘機に、私は戦闘爆撃機として分類されて開発を続けられた。ある時は対地支援に、ある時は爆撃機の護衛に…バージョンが上がるたびにARMSも変化していき…

 




 ようやく…前半。
 表に出したすべての話よりも前です。現時点では。

R-18(orR-18G)仕様は書いたほうがいい?

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