AKDNB初見プレイ 作:初見プレイヤー
数名の名前が書かれた血判状
各派閥のボス、及びただ一人の協力者によるもの
その協力者の名前を除き、既に墨で線を引かれている
Roll In:Lapland
「―――ぁ、…ぅん…?」
貿易所で取っていた仮眠から目を覚ます。
寝ぼけ眼で見まわすとテキサスと赤紫の髪色をしたサンクタがそれぞれ純金や源石の欠片を梱包した物を箱に収め、それぞれの仕分け先へと配荷していた。荷物量を見る限り、すでに結構な仮眠時間を取ってしまったのだろう。
「…すまないね、随分と長く寝ていたみたいだ」
テキサスはボクの言葉に返さず、配荷を続けていく。それに対してサンクタの方は何やら奇妙な物を見る目で此方を見ていた。
「どうしたんだい?ボクの方に奇妙なものを見る目を向けてさ」
「あ、うん。なんか知り合いの名前が寝言で聞こえてきてね。それでそんな目になってるんだと思うよ」
その言葉が一瞬自身の背に氷柱を刺したような悪寒を生じさせる。知り合い、というのは誰なのか分からないが…彼の名前はボクやテキサスに比べて独特ともいえるところがある。
もしかしたら、彼の知り合いというのは本当なのかもしれない。
「…エクシア、此奴と共通の知り合いがいるのか?」
「もしかしたらだけどね!15年前に行き倒れてたのを拾って7年ぐらい同じ屋根の下で過ごしてた人と、ラップランドが寝言でつぶやいていた人の名前が同じでさ」
テキサスとサンクタ―――エクシアの会話を聞いて思わずクツクツと笑う。ボクと時と同じように行倒れを過去にもしたことがあると彼は恥ずかしそうに言っていたが…成程、それがエクシアとモスティマ、か。
不気味な物を見るような目を向けるテキサスと、ボクが笑っている事に首を傾げるエクシア。まあ貿易所にいるこの二人なら話してもいいだろう。
「どうしたの?」
「いや?ススヒトが初の行倒れをした居候先の人が目の前にいるのは世間は狭いというべきか…それで少しね」
「あー、生きてたんだ!…よかった…」
エクシアの安堵したような言葉遣いに目を剥いた。テキサスもそれを察してか恐る恐る聞いてみる。その問いかけは、ボクが聞きたかった内容と同じであり。
「エクシア、その言い方だと生死不明だったと聞こえるが…」
その言葉をエクシアは首肯し、言葉を続ける。それでいて2人とも手元の作業を止めていないのは流石物流関係従属者というべきだろうか。
「レユニオンが発足する前の、小規模な感染者たちによるテロに巻き込まれた時に私達を庇ってそのまま行方知れず。でもラップランドはその後にススヒトと一緒に居たんだよね?連絡はつくかな?」
「いや、残念ながらつかないよ。…ボクが見た最後は天災から庇って致命傷を負った体で歩く背中だけだったからね」
その言葉でエクシアは「え」と声を上げ。…しばらくすると笑顔で言葉を紡ぐ。それははた目から見ても分かる程の空元気だった。
「そうなんだ…あ、それならラップランドとススヒトの関係ってどんな感じなのかな?」
「言葉にするなら…彼から見たボクは"共犯者"、なんだろうね。…昔話でも聞いて行くかい?あまり楽しい話じゃないけどさ」
その言葉でテキサスは興味を失ったように既に量の減った配荷作業へと戻っていく。対してエクシアは何処か郷愁を含んだ微笑みを浮かべながらも頷いた。
独自設定
原作時間での年齢
レッド:16歳
ラップランド:19歳
エクシア/モスティマ:23歳
ススヒト:不明