AKDNB初見プレイ   作:初見プレイヤー

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忌み嫌われる種族、サルカズ
サルガスは全体的に一定のアーツ才能を持っており、
アーツ適性が高いとされている
鉱石病に感染している事が一つのステータスであるとされており、
感染しない事はサルガスとしては不幸であるとされる


1-1.戦奏

 さ、さて感情が見事に事故りましたが気を取り直していきます。

 

 今回のライン生命での立ち位置は…被験体の処分班及び私兵ですね。

まあ技能の割り振りを見る限り、医学関係や解剖関係以外では[特攻]を付与して高火力となる可能性を上げたほうが結構有為的です。

 

闇医者なのに医学は一切履修していない?HAHAHA気にするな(

 

 フィリオプシスを背に乗せて部屋のベッドに彼女を座らせた後、特に連絡がないので少しばかり歩き回ります。

場所が場所だけにSAN値が不安ではありますが…まあ、そもそもが感情事故が起こっているので何の問題もありませんね!(錯乱

 

 …うーん…

 

SAN値減少らしきものの他に周囲から悪感情を向けられているせいか、ストレスが溜まっていきますね。

過去にサルカズが何かをやった事が原因で、他の種族より忌み嫌われるとされてますが、こうも此処まで嫌悪されると寧ろ清々しい。脱走する際に四肢一本なら貰っていっても文句は言われなさそうですね…え、駄目?

 

 しばらく歩きまわってますと、携帯にメールが届きます。メールの相手は…メイヤーですね。

メイヤーと言えば原作では機械装置[ミーボ]を発明した少女で、ミーボを利用した壁運用は勿論、ミーボを自爆させる事による重複火力が魅力的ですね。此方でもそれらを取り扱う能力が高いのでしょうか?

そのメールの内容に従って「実験区画3-E-2」へと向かいます。尚部屋の数は100少しあるあたり、流石はロドスに並ぶ医療機関。ラボの数も半端じゃない。

 

 部屋に入ると既にメイヤーは此方を待っていたようです。

彼女曰く、"サイレンス"の医療ドローンの改良案が出てきたので、最近多いレユニオンの鎮圧も兼ねてテストをしてくるといいとライン生命の上から言われたようです。…上と言われると真っ黒な印象しかないのですが…まあ、職員なので割り切りましょう。

 

 ちなみに目撃情報がこの辺とのことで、既にミーボが追跡しているようです。数の暴力って何時の時代も最強なのですねわかります。だってミーボが凄い勢いで走り回っていますもん。あ、ちなみにその試作ドローンは戦闘開始時に起動してくれるようなので、なるべく被弾を前提にして戦ってほしいとか。

 

…え”?"被弾前提"?

 

……

………マ?(冷や汗)

 

 …やってやらぁ!(やけくそ

 

相手との距離を一瞬にして詰めつつ居合で感染者を防具の上から斬りつけます。

相手の攻撃?取り敢えず相手の攻撃を弾いてスタミナを削りつつ、アーツ《転移》で致命的な狙いのものだけを軽傷で済む場所へずらします。

HPが凄い勢いで減ってますが流石サイレンス用の試作ドローン、出来た傷をほぼ一瞬で直してくれてます。

 

感染者は余り殺さないように、居合の固有派生[手加減殴打]で気絶させます。流石に少女にスプラッタを見せるのも憚られますしね。

 

 尚メイヤーは自身に近づこうとするレユニオンをミーボできっちり押しとどめつつ、反撃で手足を撃ち抜いてます。メカは男のロマン、自分の心は洗われますねぇ。

と、彼女が対応しきれそうにない巨躯な御同輩がやってきましたので、きっちり足止めをさせていただきます。

 

 あ、流石にこれ相手は受流させてください。その上で殺します、手加減したら死ぬような気がする(

 

巨躯とは言えど流石にアザナトテルよりは小さいのでせき止めますが…こいつ、ロードローラーか!ブロックしたら他の奴らに気を掛けるのが大変ですねぇ[**龍門スラング**]!!…失礼、取り乱しました。

 

 まぁその為の転移ですので、卑怯ではありませんね(にっこり

 

 相手の位置を確認しつつ、座標を指定した後に刀を振る事で[座標に斬撃を送る]事が出来ます。なのでブロックしたままでも実は結構攻撃ができるのですよね…近寄ろうとしたところで脚の腱を狙った斬撃で転倒させれば、取り敢えずはメイヤーが走って逃げきることはできるでしょう。まあ流石に破れかぶれで逃がしたらまずいので、彼女の[戦術立案]で一部を除いて封鎖されている…というような状況になっていることを祈ります。

 

 え、他の部隊の人たちもいるのでは?メイヤーからは特に聞いていないですね…恐らくは敵をだますならまず味方だと思いますが…私たち二人だけです?(

 アイコンタクトをしようにも顔が怖いからか目を逸らされてしまいますし…あぁ、もう取り敢えずここを切り開いてからですねェ!

 


Roll In:Mayer

 

『アザナトテル』

 

 彼の自己紹介はたったそれだけだった。フィリオプシスと共にライン生命に所属したその男性は、悪名高きサルカズの中でも殊更強面の巨躯を誇っていた。イフリータと並べるとまさに大人と子供のそれ。なおイフリータ曰く『顔はこえぇけどそれだけ』とのこと。…本当かなぁ?

 

 そんな彼が職場に付き早くも一年を経とうとし、現在はサイレンスの運用する医療用ドローンの開発に着手していた。これがあれば現場に医者が向かえずとも、怪我した人を治療できるという画期的な物だ。私のミーボと並べれば誰も命を懸けることなく、戦場を鎮圧できて現場に医療を施せる。…壊されたら悲しいけれど、人の命には代えられないから。

 

 そしてある程度ドローンが形になってきたのでそれの試運転をしたいと上に申し上げてみた。実際にけがの治療をする事でどれだけの効果を得られるか、模擬戦で医療用ドローンに積まれた疑似回避AIが何処まで機能するのか…それらもろもろを確認したいって。まあ、駄目で元々だったんだけど…それに反して上は比較快い返事を寄越してきた。

 

『実験区画3-E-2に最近見慣れない顔の研究者が入っているという話があった。それを追跡してみたところ、レユニオンの小規模組織だという事が判明したのでな。傭兵及びライン生命に所属する私兵を招集して小規模組織を潰走、或いは殲滅をする予定だが…』

 

「ミーボ達を伴って出撃させてください、その際に医療用ドローンの試運転もします」

 

『君ならそう言ってくれると思ったよ。ああそうだ、隊長はアザナトテルを任命するが、兵の指揮は君に任せてもいいかな?』

 

 それに対して小さく首を傾けたが、彼が強面で余り周囲から良い目をされないのは分かっている。その事なのだろうと思いながらも小さく愚痴る。

 

「ぇー…仲間とミーボの両方を指揮するなんて、さすがの私でも手に負えないよ……」

 

『まあ、そう言わずに。特別手当も出すし、何より君の望む試運転の現場だ。それ位は頼まれてほしい』

 

「…はーい…」

 

 その言葉を聞いて、携帯が切れる。

…傭兵には気楽に話せる人は居ないし、かといって私兵と言われたら彼を除いて新兵も当然の人たちばかりだと知っている。

そうなると、必然的に彼に頼るしかないわけで。

 

「…うー…ん…気乗りは、しないなぁ…」

 

 そう言いながらも簡素な文章を送信し、その現場へと向かう…あ。

 

「資料、取りに行かないとなぁ…」

 

 硬い空気が苦手なので、研究区間の主任室にはあまり向かいたくないけど…仕方がない、おとなしくミーボと医療用ドローンを連れて向かった後、実験区画3-E-2に向かおうっと。

 

 特に何事も無く、彼よりも先にその現場にたどり着く。数分ほどするとその巨躯も見えてきたので手を振る事で挨拶を試みる。…此方に小さく手を振り返した後、私の方へ小走りで駆け寄ってきた。

 

「…待たせたか?」

 

「ん、そうだね。4分ぐらいかな?まあ、取り敢えず行こっか。こっちだよ」

 

 ミーボによって人の痕跡が残った場所が分かっているのでそれを二人で追っていく。その間に今回の試運転の目的の為に、彼に予め話を通すことにした。

 

「あ、アザナトテル」

 

 訝し気に此方を見る。その強面にしわが集まり、何処か背筋が伸びそうになりながらも言葉を続けた。

 

「今回は医療用ドローンの試運転も兼ねているから、出来れば致命傷を避けながらも、少しばかり怪我してほしいんだけど、大丈夫かな?」

 

「…」

 

 少し考え、「ああ」という言葉と共に小さく首肯が返される。

それを確認し―――次の瞬間には彼が一気に間合いを詰め、鞘から刹那に刀を振り抜き、相手の鉄鎧を無視するように大きく相手を吹き飛ばした。

 

「がっ、ふぉ!?」

 

「な、くそ!!何処から漏れた!?」

 

「知らねぇよ!でも二人だけだ、此処で口封じしちま」

 

『ミー、ボー!!』

 

「っが!?」

 

 ミーボが起動し、牙に付いたスタンガンで対象の意識を奪う。

そのミーボの背中を飛び越すように、納刀した彼が再度相手の頭を峰で叩き、そのまま意識を闇に沈めた。

もちろん私も手持ちの護身用拳銃に装填したゴム弾で相手を弱らせていく。

 その折に私の言葉を守ってか、彼は然程回避する様子を見せず、()()()()手足へと攻撃が殺到する。

 

「…」

 

 攻撃が殺到したにも拘らず、彼の手足には傷が残っていない。…痛みはあったのか、強面を一瞬苦渋に歪めていたのに心が痛む。でも私が頼んだことなのだから、そこでそう言う表情は彼に失礼だ。そう思って上げそうになった声、歪みそうになった顔を無理やり笑みに戻す。

 

「使用感覚はどうかな?」

 

「…軽傷なら問題ない。だが、流石に重傷までは対応しきれないと思う」

 

「だよね…もう少し散布できる医療スプレーを強化する必要があるかなぁ―――」

 

 試運転の医療用ドローンの考察に顔を俯いたその直後、彼の靴が私の視界に映った。思わず顔を上げると、その先には大きな盾を持つ感染者とそれをせき止める彼の姿。考えに耽っていた自身を叱咤し、その場を大きく離れる。

 

「ありがと!助かった!」

 

「ミーボで、周りの無力化頼んだ…ある程度なら、留められるが―――あまり、期待するな」

 

「嘗めているのか…ッ!」

 

 盾で強引に押し込もうとするが、彼は一切動く様子がない。手持ちの細い刀でよくあの質量を止められるものだ、と感心してしまう。勿論、ミーボで足止めしつつゴム弾で足を撃つことで強引にその場に縫い付ける事で距離を確保する。

だが、流石にあれを止めるので精いっぱいなのか彼の後ろから徐々に残党が此方に向かってきていた。

ゴム弾で足を撃っていくが、それでも相手の勢いを一時的に止めるだけであり根本的な解決案ではない。

 

そう考えている中、相手の悲鳴が響いた。

 

「あぎぃっ!?」

 

「いでぇ!!?」

 

 よく見るとその足から出血しており、鋭い刃物で切られたような跡がある。…刃物を持っているのは彼だけだが、その間合い迄刀は届かないだろう。

謎の現象に首を傾げながらも、足を斬られた彼らの米神にゴム弾を叩き込むのだった。




アザナトテル
HP:12/14 MP:18/24 意志力:14/14
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