【エヴァ×シンフォギア】神殺し《ガングニール》の少女と神殺し《エヴァンゲリオン初号機》の少年   作:クマ提督

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Episode20 涙

部屋に篭もりっきりのミサトは、加持が留守番電話に残した最後のメッセージを繰り返し聞いていた。部屋から出てくる気配のないミサト。それに今日も家に戻る気配のないアスカ。その状況に取り残されたシンジ。

 

装者達も不安の色は隠せない

 

アスカは、ヒカリの家に泊まり込んでゲームばかりしていた。

 

アスカ「ごめんね、私邪魔かな?」

 夜、ベッドに横になったアスカは、隣で寝ているヒカリに謝る。

ヒカリ「そんな事無いわ、アスカは頑張ってるわよ…」

アスカは、使徒に自分が勝てなかったこと、そんな自分に自信が持てなくなったことを吐露する。アスカはよくやったと言って慰めるヒカリの言葉を受けて、アスカは小さくうずくまって悔しさを流した。

 

ジオフロント内のデスクで、リツコは電話口の祖母から飼っていた猫の行方が分からないと告げられる。ネコにだって寿命はあるわよ、と言ってリツコは祖母を落ち着かせようとした。時間ができたら顔を見せると言って、3年もの間、尋ねていない母の墓の事を付け加える。用件だけ伝えたリツコは、電話を切ってからネコの置物に感慨深い表情で視線を落とす。

 

ゼーレは、ロンギヌスの槍の件でゲンドウを尋問していた。使徒殲滅を優先させるためには、やむを得なかったとゲンドウが答える。その時、電話の呼び出し音が鳴り、ゲンドウが受話器に耳を預ける。  

 

ゲンドウ「冬月、会議中だぞ…何?分かった、使徒が接近中です

、続きはまた、後ほど」

「戻った時に君の席があればな」

 

フッ

 

使徒出現を受けて慌しさを増す発令所。到着に遅れたミサトは車中から指示を飛ばす。初号機の凍結はまだ解除されていなかった。

ミサトの指示を受けて零号機を狙撃へ、弐号機をバックアップのため待機へ回すオペレータ。しかし、ゲンドウが囮くらいにはなると言って、敵前に弐号機を出すように指示する。発進準備の指示を受け、すっかり自信を喪失しているアスカは愚痴をこぼす。

 

アスカ「動かない、動かないのよ!」

マヤ「シンクロ率…一桁です」

リツコ「無理か…零号機、発進!」

 

レイは狙撃銃で撃つが目標は硬かった…

 

そして、使徒は綾波レイへ侵食を開始したのだった。

 

レイ「うっ…あれは、私?」

 

レイにはもう一つの自分の姿が見えている

 

「溶け合いましょう…さぁ、」

 

レイ「違う!そんなの誰も望んで無い…あ、涙?泣いているのは私?」

ミサト「レイ!機体を捨てて逃げて!」

レイ「私が逃げたら…碇君に使徒が行ってしまう!だから…」

シンジ「綾波!」

レイ「来ないで…碇君」

 

ミサト「まさか…自爆する気!?」

ゲンドウ「レイ!?」

 

そして、第三新東京市は零号機の爆発に巻き込まれ大部分が崩壊した…

 

ミサト「生存者の確認…急いで」

リツコ「もし、いるのならの話だけどね」

 

爆心地付近

 

リツコ「これは、極秘とします」

隊員「…了解」

 

「零号機、破片回収作業は1800を持って終了」

「回収班は第4ケイジヘ集合してください」

 

後日、病院

 

シンジ「綾波が生きていた!?」

リツコ「えぇ、でもその前に見せたい物があるの、ついてきて」

 

リツコとシンジはNERV本部最下層へと連れてかれた。

 

響「シンジ君?」

シンジ「みんな…」

リツコ「シンフォギア装者にも、見せた方がいいと思い集めました。ミサト…貴方もね」

ミサト「で…見せたいものってはなによ」

リツコ「真実を見せてあげるわ…人は神様を拾ったので喜んで手に入れようとした。だから罰が当たった。それが15年前――でも今度は、神様を自分たちで復活させようとした、その材料として聖遺物のデータを使った恐らく使徒にシンフォギアの攻撃が効くのはその昔…地球を守っていた古代人のおかげかもね」

周りの水槽には大量の綾波レイが漂っていた。

 

ミサト「何これ…綾波レイ彼女は一体」

リツコ「彼女はただの魂の入れ物にしか過ぎないわだから、壊す憎いから…」

目の前でバラバラになっていく入れ物のカラダ。レイの笑い声のようなものが辺りに木霊する。

 

ミサト「あんた、何やってるか、分かってんの!?

響「…間違ってますよリツコさん!こんなの…例え魂が無くとも殺すのは!壊すのは!せめて…お墓でも作って弔わなきゃ…人殺しと一緒ですっ!」

 

リツコ「分かっているわ…」

人の形をした物の破壊だった。その“人形”にすら自分は負けたのだ、とリツコは続ける。ゲンドウがどんな男なのか分かっていたはずなのに、無力な自分に打ちひしがれるリツコ。

リツコ「親子揃って大バカ者だわ!響ちゃん…あなたにお願いするわ…この銃で私を撃ちなさい!こんな、大量殺人犯よ?その場で射殺が一番よ」

 

響は銃は受け取るが即刻、弾倉と薬室内の玉を抜き取りこう言い放った。

 

響「そんな、大量殺人犯なら尚更、殺さずにまずは何で殺したか聞くのが私の流儀ですから」

 

と言われリツコはその場に泣き崩れる他に選択肢を持たなかった。




次回

Episode21 最後のシ者
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