魔導物語 Seven Catastrophe 作:アヤ・ノア
アミティとエッジは、プリンプタウンホールでユウちゃんとレイくんと出会う。
彼らと楽しく会話をし、休息をしていた時、ユウちゃんが何者かに襲われる。
彼女を襲ったのは、カタストロファーセブンの一人、ブレイカーだった。
「フレイム!」
「そんなものは効かん」
アミティは手から炎を放つが、ブレイカーは手を振って攻撃を打ち消す。
ブレイカーは続けてアミティに近付き、氷を纏った拳をぶちかました。
「冷たっ!」
アミティは凍傷で動きが鈍り、ブレイカーは続けてアミティを蹴る。
「あぐぅっ!」
凍り付いた場所を殴られてアミティは苦しむ。
エッジはアミティにポーションをふりかけ、体力を回復させる。
「うぅ、相手の攻撃が強烈だよぉ……」
「もっと凍らせてやるよ。ド・ゲイト・ド・イス!」
ブレイカーは飛び退くと呪文を詠唱し、大量の氷の矢を降らせた。
あれに命中すると、その部位が凍り付いてしまう。
アミティとエッジは何発か攻撃をかわしたが、残りはかわしきれなかったため防御魔法で防ぐ。
「格闘技だけじゃなくて魔法も使えるの!?」
「力だけだとは思うなよ」
「ならばこれで反撃だ! スピードファング!」
エッジは間合いを詰めて剣でブレイカーを斬りつけた。
「ぐおぉ!」
「アクセル、アクセル、ラ・ラ・ライトニングボルト!」
ブレイカーがよろめいた隙にアミティは増幅呪文を詠唱し、大きな雷を落として攻撃する。
よろめいたところにさらに強力な一撃が入り、ブレイカーは大ダメージを受ける。
「この程度で……」
「今のうち、ヒーリングオール!」
アミティはその隙に全体回復魔法を唱え、負っていた傷を治す。
「おのれ……よくも俺が与えた傷を……。大人しく倒れろ! 鉄山靠!」
ブレイカーはアミティとエッジの傷が塞がったのを見て不快になり、体当たりを繰り出す。
エッジは剣で攻撃を受け流した後、反撃でブレイカーを斬りつける。
「ブリザード!」
「効かんと言っただろう」
アミティは吹雪でブレイカーを凍らせようとするが、
ブレイカーは魔法を打ち消しながらアミティに突っ込んでいく。
「獅吼弾!」
「させるか! ファイアエッジ!」
エッジはアミティを庇いながらブレイカーを炎を纏った剣で攻撃する。
攻撃が命中した後、エッジは切り返してもう一度ブレイカーを斬りつける。
「ちぃいっ! 今度はこれだ! ラ・レクス・ラ・ロタ・マ・ギ・ド・テネブ!」
ブレイカーは闇を呼び起こす呪文を唱え、アミティとエッジを闇で包み込もうとする。
あれに当たれば、瀕死は免れない。
「何とか、かわさなきゃ!」
「ああ!」
アミティとエッジは、闇が当たる直前で動き、攻撃をギリギリで回避した。
エッジは回避した後、ブレイカーに飛びかかって剣でブレイカーの身体を貫いた。
「ぐああぁぁぁぁぁ!」
「どうだ」
「まだまだいくよ! アクセル、ブ・ブリザード!」
「うあああぁぁぁぁぁぁ!」
アミティは強力な吹雪を起こしさらに追い打ちをかける。
「疾風怒濤! アクセルスマッシュ!!」
そしてエッジは連続で斬撃を浴びせ、最後に風を纏った斬撃でブレイカーを切り裂いた。
「ぐぅ……」
「降伏するんだな。いや、お前では絶対に降伏しないか」
「当たり前だろう! ここでお前達を倒さなければ、神様の願いは叶わないんだ!」
「神様?」
ブレイカーの口から出た言葉、「神様」。
それが本当の神かどうかは不明だが、もし願いが成就すれば世界は終わるだろう。
「そうはさせん、お前は必ず俺達が倒す!」
「できるかな? ド・ホル・ラ・ロタ・ド・シー!」
ブレイカーは手から高圧力の水流を放出した。
「させない! ライトニングボルト!」
アミティは攻撃を食らわないように、水流を雷魔法で打ち消す。
ブレイカーは舌打ちし、手からアミティ目掛けて気功を放つ。
エッジは飛んでくる気功の軌道上に入り込んでアミティを庇い、攻撃を打ち消した。
「次はあたしの番だよ! アクセル、アクセル、ア・ア・アクティーナ!」
アミティが増幅呪文を唱え、手から無数の光線を放つ。
当たれば、大ダメージは避けられない。
「ぬあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
光線をまともに食らったブレイカーは吹っ飛び、体勢を崩した。
「アキュートアングル! バスターブロウ!」
「サイクロワール!」
エッジは剣でブレイカーを貫いた後、気功を放ってさらに追撃。
そこからアミティが風の刃を放って追い打ちをかけた。
しかし、風の刃が消えた後、ブレイカーは戦意も露わに立ち続けていた。
「しぶといな……。後はオレがやる」
エッジは剣を構え直してブレイカーに突っ込んでいく。
しかし、ブレイカーは力を溜め、両手に気を纏わせる。
「剛掌破!!」
「うわぁぁぁぁ!」
「ぐわぁぁぁぁ!」
そして、ブレイカーは両手から圧縮した闘気を放ち、アミティとエッジを吹っ飛ばした。
「う……うぅ……」
「どうした? 勢いはそれだけか?」
「あ……あたしは……負けない! キミなんかに世界を渡さない!」
アミティは傷つきながらも立ち上がって最後の力を振り絞った。
すると、彼女の体が眩い光に包まれ、
それと同時にアミティが胸を押さえる――魔力覚醒が始まったのだ。
「魔力覚醒……!? やらなきゃ……!」
「おいアミティ、やめ……!」
アミティはエッジの前に立ち、覚醒する魔力を放つために両手をブレイカーに突き出す。
「フェ・フェ・フェ・フェアリーフェア!!」
巨大な光の柱が、ブレイカーを包み込む。
ブレイカーの身体は徐々に浄化されていき、光の中に消えていった。
「畜生……! この俺が負けるとは……」
「聞かせてもらう。お前が言った『神』とは誰なんだ? そいつは実在するのか?」
エッジは剣を戦闘不能のブレイカーに向ける。
ブレイカーは情報を話すつもりはなく、ただ黙っていた。
「神様って本当に悪い人、じゃなくて存在なの?」
「……」
ブレイカーはアミティの言葉にも動じない。
アミティは悲しそうな目でブレイカーを見つめ、情報を聞き出そうとしていた。
すると、ブレイカーは懐からナイフを取り出し、それを自らの胸に突き刺し、消滅した。
「くっ。どうやら、自殺したようだな」
「自殺ー? つまりそれって、幽霊になっちゃったって事?」
「あ、ユウちゃん!」
しばらくして、戦闘不能になっていたユウちゃんが復活する。
「あたし、ブレイカーから情報を聞きたかったんだけど、ブレイカーが自殺しちゃって……」
「大丈夫! ユウちゃんは次に行く場所を分かってますずし!」
「おい、知ってるのか?」
「はーい! それは、アルカ遺跡でーす! そこに手掛かりはアルカ?」
「そっか……よし、休んで準備したらアルカ遺跡に行くぞ」
「うん!」
かくして、四人目のカタストロファーセブンとの戦いは終わった。
次にアミティとブレイカーが行く場所は、アルカ遺跡だ。
果たして、二人は世界を守る事ができるだろうか。
~次回予告~
まぐろとりすくませんぱいと再会したりんごは、ソードと共にショッピングモールを探索する。
廃墟と化した建物に気分が悪くなりながらも、四人は探索を続ける。
その中で、りんご達が出会ったのは……。