魔導物語 Seven Catastrophe 作:アヤ・ノア
パーティーは最初からこうすると決めていました。
準備を整えたアルル、アミティ、りんご、アリア、セイバー、エッジ、ソード、カインは、
レムレスが作った転移魔法陣に乗り、古のものが待ち受けている時空の狭間に来た。
ついでに、ルルー、シグ、まぐろ、レイリーも同行者として来てくれた。
シェゾ、ラフィーナ、りすくませんぱい、ジルヴァは、
守りたいものを守るためにプリンプタウンに残った。
「……ここが、時空の狭間……」
「なんだか、不気味ですね……」
時空の狭間は、古のものが復活した影響で、かなり混沌としていた。
ところどころに穴が開いており、地面も歪んでいて不安定だった。
一歩道を外せば、真っ逆様になるだろう。
「でも、ここに古のものが待ち構えている」
「オレ達が倒すべき最後の敵……この戦い、負けるわけにはいかない」
「アタシ達の世界……そして、この世界を救うんだから!」
「勘違いされがちだが、トライブレードはあくまで世界が選んだが、心は“人間”に過ぎない。
セイバーもエッジもソードも私達の大切な仲間だ。世界だけを救うわけないじゃないか」
セイバー、エッジ、ソード、カインは、時空の狭間の奥を真っ直ぐ見据えていた。
トライブレードとカインは、世界を救うために戦っていて、
その最後の敵と戦おうとしているからだ。
「古のものなんてボコボコにして差し上げましてよ」
ルルーが拳をぶんぶんと振り回す。
「あ、あははは……ルルー、すっごい闘志に溢れてるね。っていうかボコボコって……」
「サタン様を封印した奴の親玉なんだから、こうしないと私の気が済みませんのよ」
カタストロファーセブンの一人、スレイヤーによってサタンは封印された。
彼女にとって、カタストロファーセブンは許しがたい存在であり、
当然、彼らの親玉である古のものの存在も許せなかった。
「アミティー、おまえ、心配だから来た」
「シグ、ありがとう。来てくれたんだね」
最終決戦に赴くアミティのために、シグも一緒についてきた。
「この世界の命運がかかっているんだ。でも、一人だととっても難しい。
でも、シグがいれば、安心できるよ」
「ありがとー」
アミティとシグは、お互いの手をぎゅっと握り締めた。
この二人の絆は、永遠のものである。
「りんごちゃん、ボクがいればもう大丈夫だよ★」
「まぐろ君……!」
姉弟のような仲であるりんごとまぐろ。
もちろん、次元の狭間にも、一緒に来ていた。
「私とまぐろ君は、本当は戦えない一般人でした。
でも、巻き込まれた以上、最後まで戦わなければいけません」
「ここで逃げたら恥を掻いちゃうしね★」
りんごは本、まぐろは剣玉を構える。
二人の戦闘能力はそれほど高くないが、強い心だけは他のメンバーにも劣らなかった。
「いよいよ、古のものと戦う時が来ましたね」
「そうなのだ」
アリアとレイリーは、それぞれの使用武器を構えていた。
「こいつのせいで、プリンプタウンが壊れかけているのだ。わたしは絶対に許さないのだ」
「私は信じています。この危機も、私“達”が救う事を」
今まで、どんな強敵にも勝ってきたアリア達。
今回もまた、倒す事ができる……そう信じていた。
「大丈夫です。私達には仲間がいます。
一人じゃダメでも、みんながいればできる。カインさんが言ってたでしょう?」
「いくらでかい奴が相手でも、みんなで戦えば怖くないという事なのだ!」
「さあ、来いっ!」
「終わったら、たくさんお菓子をあげるからね」
そう言って、八人はレムレスに見送られ、時空の狭間を突き進んだ。
「来たね!」
時空の狭間に突き進んだ瞬間、魔物達がアルル達に襲い掛かってきた。
今までアルル達が戦ってきた魔物の姿を模したものだが、力もスピードも段違いだった。
それでも彼らは怯まず、前に進んでいく。
「アイスストーム!」
「ブラストビート!」
「タンジェント!」
「グランクエイク!」
ぷよ、どんぐりガエル、おにおんを、アルル達は魔法で攻撃していく。
前にいる敵は、トライブレードとカイン、ルルー、レイリーが倒していった。
「前は私が守りますわ! あんたは安心して攻撃しなさい!」
「ありがとう、ルルー!」
「アリア、こんな雑魚なんかに怯むんじゃないのだ。全力は古のものにガツンとぶつけるのだ!」
「ふふ、助かりますよレイリー」
応援を受けたアルル達の表情は、さらに凛々しくなった。
「魔神剣!」
「ツインエッジ!」
「サンダーブレード!」
「流星剣!」
セイバー、エッジ、ソード、カインは、邪魔な魔物を剣で切り裂いていた。
途中、時空が歪み、周囲の状況が良く分からなくなった。
「そんなもの、私には当たらん!」
カインは双剣で、落ちてきた岩を防いだ。
そのまま、カインは岩を双剣で切り裂いた。
トライブレードとカインを先頭にしてアルル達が歩いていると、
12人の前に混沌の化身が現れた。
混沌の化身はしばらく揺らめいていたが、この中で最も強いカインに姿を変えた。
「! 敵が来た……しかも父さんの姿を真似てる!」
「セイバー、ここは私達に任せなさい!」
「絶対にかってやるー」
「キミのお父さんをキミは一番傷つけたくないでしょ? だからボクが代わりにやってあげる★」
「一つ目の試練を、まずは突破するのだ!」
「……ありがとう」
混沌の化身に挑んだのは、ルルー、シグ、まぐろ、レイリーの四人だった。
セイバーはお礼を言った後、混沌の化身との戦いを四人に任せた。
「さあ、来るなら来なさい!」
「わたし達が相手になるのだ!」
「やーるぞー」
「どこの部分からやられたいかな?」
AAAばかり目立つ事への反感として、ARSを目立たせています。
これが私の信念なのです。