魔導物語 Seven Catastrophe   作:アヤ・ノア

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ラストダンジョンで三剣士とARSが魔物を倒しに行きます。


36「連戦」

「破岩掌!」

 ルルーは勢いよく掌底を混沌の化身に叩きつける。

 混沌の化身は身体を変形してルルーの攻撃を防ぐ。

「く、単純な攻撃は通用しないんですのね」

「アイソレーション!」

 レイリーが舞うように混沌の化身を切り裂くも、混沌の化身はすぐに身体を元に戻した。

 混沌の化身は自らの身体を変形し、ルルーに向かって腕を伸ばしてきた。

 ルルーは攻撃を回避し、混沌の化身を蹴った。

「ラピスラズリ」

 シグは瑠璃色の光を放って混沌の化身を攻撃する。

 光属性は混沌の化身の弱点なので、大きなダメージを与える事ができた。

「セレスト・オール」

 シグは全員に光の結界を張った後、混沌の化身に突っ込んで爪で引っ掻き、怯ませた。

「バタフライ!」

「鉄拳制裁!」

 レイリーは怯んだ混沌の化身に舞うように斬りかかり、防御させる暇もなくダウンさせる。

 そこに、ルルーの容赦ない拳の一撃が入り、混沌の化身に重傷を負わせた。

 混沌の化身は立ち上がってルルーに闇を放ったが、

 シグが張ったバリアのおかげでダメージは受けなかった。

「バリアのおかげで大した事はありませんでしたわ」

「わーい」

「地球回し★」

 まぐろは剣玉を振って混沌の化身を縛った後、空中に浮かせて地面に叩きつける。

 彼の攻撃が致命傷となったのか、混沌の化身はこの世から消え去った。

 

「やったぁ、ボスを倒したよ!」

「ぐぐー!」

 混沌の化身が撃破されたため、アルルとカーバンクルは喜んだ。

 だが、四人の剣士は緊張を崩さず、前をじっと見据えていた。

「どうしたのだ? もう敵は倒したのだよ?」

「……まだ、強敵が残ってるのよ……!」

 ソードがそう言うと、12人の目の前に、

 ドスンという音と共に、何かが落ちてきて、土煙が舞った。

 土煙が晴れると、そこにいたのは、岩のように巨大な竜、グランドドラゴンだった。

「お、おっきい……!」

「全長は何mくらいでしょうか?」

 見上げるほどの大きさに驚くアミティと、興味深そうに見るりんご。

 ドラゴンは12人を邪魔者と認識したのか、大きく息を吸い込み、

 その場にいる全員が卒倒するほどの叫び声を上げた。

 その叫び声が止んだ時、立っていたのはセイバー、エッジ、ソード、カインの四人だけだった。

「……皆、大丈夫だったな?」

「あ、ああ……」

「みんな、気絶してるわね」

「こいつの相手をできるのは私達だけだね。みんな、必ず倒すよ!

 世界を救うためなら、どんな障害も乗り越えて見せる!!」

「「「おーっ!!」」」

 リーダーのセイバーが号令をかけ、グランドドラゴンとの戦闘が始まった。

「バーサーク!」

 ソードは気を高めて自らの防御力と引き換えに攻撃力を上げる。

「フレイムブレード!」

 カインは双剣に火炎を纏わせ、グランドドラゴンに振り下ろす。

 しかし、グランドドラゴンの鱗に阻まれてダメージは与えられない。

「結構硬いな」

「うん、見た目に違わないね」

「この一撃でどうだ! 大地斬!」

 エッジは片刃剣を抜き、グランドドラゴンに衝撃波を飛ばした。

 衝撃波がグランドドラゴンに命中すると爆発し、グランドドラゴンにダメージを与えた。

 グランドドラゴンは吹き飛ばなかったが、ダメージを与えただけでも良い結果だ。

「いいね、エッジ!」

「ああ、セイバーも続け!」

「OK! ホーリーブレード!」

 セイバーは剣に力を溜め、光り輝く刀身にした後、グランドドラゴンに斬りかかった。

 グランドドラゴンは守りの牙で攻撃を防いだためダメージは受けなかったが、

 鱗に少しだけ亀裂が入り、グランドドラゴンの動きが一瞬だが止まった。

「スピンスラッシュ!」

「グオオオオオオオオ!!」

 その隙を突いて、ソードが勢いよく大剣を三回振り回す。

 グランドドラゴンに防御の隙を与えず、大ダメージを与える事に成功した。

 

「グルルルル……」

 グランドドラゴンは唸り声を上げながらソードに爪を振りかざした。

 巨体を生かした攻撃に当たれば、致命傷は避けられない。

「イクリプス!」

 ソードは何とか、防御魔法を使い、グランドドラゴンの攻撃を防いだ。

 しかし、流石は巨大なドラゴン、

 ソードの防御魔法を貫通するほどの破壊力でソードにダメージを与えた。

「……っつー。何という力なの? 耐久力も馬鹿高いし……」

 グランドドラゴンは攻撃力も防御力も、これまで戦ってきた魔物と比べて段違いに高く、

 四人の消耗も激しくなっていた。

「幸い、動きは遅い。早めに攻撃して、倒すのが一番良い作戦だ」

 四人は改めて、武器を構え直した。

 古のものは、グランドドラゴンによって彼らを時間稼ぎしているに違いない。

 もしそうであるならば、一刻も早くグランドドラゴンを倒さなければ、

 古のものによって世界が終わってしまう――

 彼らの闘志に、より一層激しい火がついた。

 

「スウィフトブレード!」

「撃鉄撃連刃!」

「パワークラッシュ!」

 セイバーとカインの親子は剣を巧みに操ってグランドドラゴンを攻撃する。

 ソードはグランドドラゴンの攻撃を防御魔法で防ぎつつ、魔力を纏った大剣で斬りつける。

「アキュートアングル!」

 エッジは片刃剣を抜いてグランドドラゴンを貫く。

「ラ・フィン!」

 ソードはエッジが攻撃した部分を大剣で思い切り斬りつけ、さらなるダメージを与える。

「ヴァニシング・レイ」

 セイバーは剣から無数の光線を放ってグランドドラゴンを打ち据え、目を眩ませる。

 さらにセイバーは続けて剣に光を纏わせてグランドドラゴンを一閃した。

「やるじゃない、セイバー。よーし、アタシもやってやるわよ! ライトニングブレード!」

 ソードの大剣がグランドドラゴンに命中すると共に、雷がグランドドラゴンに落ちた。

 剣技と魔導の二段重ね攻撃が、グランドドラゴンに炸裂したのだ。

 そして、カインがグランドドラゴンにとどめを刺す準備に入る。

「これがっ、私のっ、全力全開だっ!! 十二黒天……翼刃!!」

 カインは間合いを詰め、全方位から剣撃をグランドドラゴンの身体に叩き込んだ。

 彼の十二連撃によってグランドドラゴンはバラバラになっていく。

 そして、最後の一撃が当たった後、グランドドラゴンは塵となって消滅した。

 トライブレードとカインは、二体目のボスを撃破する事に成功した。

 

「よし、終わった。後はみんなが目覚めるだけだね」

「もう大丈夫よ、中ボスはみんな倒したから!」




トライブレードの活躍を上手く描写しました。
ちょっと無理矢理感が出てしまったかと思いますが……。
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