魔導物語 Seven Catastrophe 作:アヤ・ノア
最近はAばかりが目立って、RとSの扱いが適当になってるので、
小説の中で大きく活躍させました。
マジカルウォールシリーズも、活躍しますよ。
その頃、プリンプタウンではシェゾ、ラフィーナ、りすくませんぱい、ジルヴァが、
プリンプタウンに襲ってくる魔物を撃退していた。
四人が戦っている魔物は、どんぐりガエル、おにおん、そして蜘蛛女のアルケニーだ。
「フォルト、ア・アヴェルス!」
ラフィーナは力を溜めた後、思いっきり地面を殴って群がる魔物を一掃する。
「アイラブユー」
りすくませんぱいは爆発するフラスコを投げて凶暴化したどんぐりガエルを倒す。
「フラーム!」
ラフィーナはリビングアーマーを炎を纏ったアッパーで攻撃する。
この攻撃は硬い防御に阻まれダメージを与えられなかったが、
リビングアーマーは宙に浮き上がった。
「食らえ! サンダーストーム!」
シェゾは防御できないリビングアーマーに雷を落とし、リビングアーマーを一撃で倒した。
「マンイーターアロー!」
ジルヴァは生物に効果がある矢をアルケニーに向けて射る。
アルケニーは糸を放ったがジルヴァは攻撃を回避してさらに矢で追撃した。
「サランヘヨ」
「ディシャージ!」
りすくませんぱいはアルケニーに粘り気のある薬品が入ったフラスコを投げて動きを止める。
そこに、ラフィーナの雷を纏った回し蹴りが入り、アルケニーは倒された。
今、ここにプリンプのRとチキュウのRの、息の合ったコンビネーションが炸裂したのだ。
「ふっ、なかなか愛の溢れるコンビネーションだったな」
「ええ……って、私は愛よりもこの筋肉の方が大事ですのよ?」
「そうだったか。しかし、この戦いに、果たして本当に愛はあるのだろうか」
「少なくとも、アルルさんやアミティさんよりはマシだと思いますけど!」
続いて、四人に二体のバンパイアが襲ってきた。
シェゾはフレイムでバンパイアを焼いた後、闇の剣で追撃する。
「アルマージュ! フォルト、グ・グレール! フォルト、ネ・ネージュ!」
ラフィーナは身体能力を高めた後、氷を纏った連続攻撃でバンパイアの体力を減らす。
「サランヘヨ」
りすくませんぱいは素早くフラスコをいくつも投げつける。
バンパイアは最初の攻撃をかわしたが、実はそれはりすくませんぱいのフェイントで、
次の攻撃は避けられずにダメージを受けた。
「シャープネス、ホ・ホーリーアロー!」
ジルヴァは光の矢をバンパイアに放ち、大ダメージを与える。
バンパイアは自分に傷を負わせたジルヴァに空を裂く爪で反撃した。
ジルヴァはバリアで攻撃を防ぐも、僅かにダメージを受け、バンパイアの体力が回復した。
「ちっ、バンパイアは攻撃して体力も回復するのか。しぶとい奴め」
「倒すのに時間がかか……問題発生っ」
さらに、もう一体のバンパイアが空を裂く爪でりすくませんぱいを引き裂いた。
流石は上級の魔物、そう簡単に倒されるつもりはないようだ。
「ヒーリング!」
「助かる」
ジルヴァはりすくませんぱいが負った傷を回復魔法で治す。
りすくませんぱいはお礼に加速薬をジルヴァに投げて素早さを一時的に上げ、
バンパイアより早く動けるようにした。
「ウォーアイニー」
りすくませんぱいはフラスコをバンパイアに投げつけ、
バンパイアの目を逸らそうとしたが僅かに攻撃は届かなかった。
しかし、りすくませんぱいが次に投げた大量のフラスコを見ていなかったらしく、
もう一体のバンパイア諸共全弾命中し、ダメージを受けた。
「やるな」
「君もあの魔物達に愛を与えたまえ」
「愛は愛でもこんな愛だがな! ジャッジメント!」
ジルヴァは裁きの光をバンパイアに降らせ、体力を大幅に減らした。
バンパイアは体力を回復するべく、空を裂く赤い爪でりすくませんぱいを切り裂こうとした。
「危ねぇ! サンダーストーム!」
シェゾはりすくませんぱいの前に立って闇の剣を振り、
赤い爪を打ち消した後、雷魔法で反撃する。
「フォルト、オ・オラージュ!」
ラフィーナは雷を纏った回し蹴りでバンパイアを痺れさせた後、腹部に思いっきりパンチする。
今の攻撃でバンパイアが怯んだ隙に、シェゾは上級呪文の詠唱に入る。
「アレイアード!」
シェゾが最も得意とする闇魔法がバンパイアに命中し、闇に包み込んだ。
バンパイアに闇属性は効果が今一つのはずだが、シェゾの高い魔力が属性耐性を貫通したのだ。
その結果、バンパイアは大きく吹き飛ばされ、りすくませんぱいが攻撃を食らう事はなかった。
「今頃、アルルはこいつら以上に強い奴と戦っているんだと思うと」
「手を抜けばりんご君に申し分が立つな」
「当たり前ですわよ! 負けたらプリンプタウンがなくなりますのよ?」
「そして、シュルッツも入っている」
今、プリンプタウンを含めた世界は、古のものと配下の魔物が蹂躙しようとしている。
もしも、このまま放っておけば、あらゆる世界が滅んでしまうだろう。
それを阻止するためにも、エコロや、アザトースの時以上に全力で戦わなければならない。
四人は今一度、気を引き締めて、バンパイアとの戦いに臨んだ。
「ジュテーム」
「プロテクション」
りすくませんぱいは煙幕が入ったフラスコを投げてバンパイアの目を眩ます。
バンパイアは衝撃波をジルヴァに大量に飛ばし、身体を引き裂こうとしたが、
ジルヴァの張ったバリアが衝撃波を全て弾いた。
「フォルト、フォルト、シ・シ・シエルアーク!」
ラフィーナは気を高めて攻撃力を上げた後、虹の軌跡を描く蹴りでバンパイアを浮かせ、
両手で思いっきりバンパイアを地面に叩き落とした。
「アレイアード・スペシャル!!」
そして、シェゾの闇の剣と闇魔法の複合攻撃がバンパイアに炸裂し、
バンパイアは塵となって消えた。
「まったく、しぶとい相手だったぜ」
一体目のバンパイアを倒し、ふぅ、と息をつくシェゾ。
こんな奴がまだ残っているのか、とシェゾは悪態をついた。
ジルヴァは聖なる力を弓と矢に込め、バンパイアを勢いよく撃ち抜いた。
「きゃあっ!」
バンパイアはラフィーナの体力を吸い取るべく、空を裂く爪を飛ばした。
「……と思いまして? お返ししますわ! デファンドル!」
だが、ラフィーナは技を見切り、背負い投げで反撃した。
デファンドルは、発動しなければ隙ができるが、発動すれば遠距離攻撃に反撃できる技だ。
近距離攻撃には対応していないが、遠距離攻撃が苦手なラフィーナには打ってつけだ。
「ふん、私の血を吸おうだなんて100年早いですわよ!」
「ああ……吸うなら他の奴にしろよな! アレイアード!」
シェゾは闇の力をバンパイアに叩きつけた後、残った魔力を闇の剣に込める。
「闇の剣よ……切り裂け!!」
シェゾが闇の剣を振ると、巨大な斬撃が発生し、バンパイアを飲み込む。
闇の剣は本気を出すと空間も切り裂くと言われる通り、空間ごとバンパイアを切り裂いたのだ。
そしてバンパイアにとどめを刺すため、
ラフィーナ、りすくませんぱい、ジルヴァは奥義の構えを取った。
「アイシテール!」
「シエルアーク!」
「エンジェルレイン!」
三人が同時に叫ぶと、虹と炎と光が現れた。
三つの技と魔法が混ざった攻撃がバンパイアに命中すると、
激しい大爆発がバンパイアを飲み込む。
大爆発の中、聖なる光がバンパイアを浄化していき、
やがてバンパイアは跡形もなく消え去るのだった。
「よし、終わった……な」
「アミティさん、死ぬんじゃありませんわよ……!」
一方、プリンプタウンの隣町、コメートにも魔物が迫ってきていて、
残っている人達がそれらを撃退していた。
「ラーファガ!」
リレシルの風の弾丸が魔物を一掃した。
彼女は、何度も魔法を放っているため、その表情には疲労が溜まっていた。
それでも、リレシルは守るべきもののために、一切、妥協をする事はなかった。
「きゃ!」
「危ない、リオン・デファンス!」
「プリンシパル・スター!」
「ドゥンケル・プファイル!」
そんな彼女に魔物が容赦なく襲い掛かる。
だが、アージスが結界を張って攻撃を防いだ後、フェーリとセリティが魔物を一掃した。
「ありがとうございますわ、皆さん」
「魔導守護隊が何かを守れなかったら、それは魔導守護隊とは言えないぞ」
「大人しくキ・エ・ナ・サ・イ。レムレス先輩とこの町のた・め・な・の・よ」
彼女達も、古のものの魔の手から「今」を守るために、戦っている。
そして、アコール先生は、ポポイと飛翔の杖を握る手を強め、ルゥ先生と共に天を仰いでいた。
「……アルルさん、アミティさん、りんごさん、アリアさん……」
「大丈夫だよ~。ぼくはきみ達を信じてるから~」
「だから、必ず生きて帰ってきてください……!」
二人は、四人の無事を祈り、待った。
ぷよクエキャラはいかんせん技が少ないので、オリジナル技を考えるのに少し苦労しました。
でも、作っている時は楽しかったです。
この物語はあと少しで、終わりますよ。