Re:Monster ~バロールから始まる怪物転生記~ 作:サイクロプス
生まれてから一ヶ月が過ぎた。
この間に色々なことが起こったが一番重要なのは、【職業】を得たことだろうか。
得た【職業】は【武芸者】【星読術士】【格闘士】【修道士】【狩人】【隠者】【紋章術士】の七つでその内二つは既に【位階上昇】を済ませている。
【格闘士】は【闘術士】に【狩人】は【野伏】に其々【位階上昇】をしていた。
だが、【職業】を得ることによって使用可能になる【戦技】と呼ばれる技術は使用時に特徴的な赤い光を発することが分かり使用を取り止めた。
しかし、5m程に成長した肉体と【職業】による補正其れに前世で培った技術を合わせることで父であるバロールですらも敵にならなかった。
其れは同時に、この山(クラスター山脈というらしい)で最強になったということでもある。
父であるバロールと【星海の叡智】によって知識も得潮時であると判断した儂は武者修行の旅に旅立つことにした。
目指す場所は、エストグラン獣王国の中のアタラクア魔帝国寄りにある【神級】の【神代ダンジョン】、【アムラティアス大草原】である。
何故そこにしたかというと、エストグラン獣王国では、力があれば、ある程度までは、意思を通すことができるからだ、そこで【神級】の【神代ダンジョン】の【フィールドボス】を討伐した、等という功績があれば【混沌種】であってもある程度認められるだろうし、身元の保証も得られる可能性が高い。そうすれば、おおっぴらに【戦技】を使っても、問題なくなるし、後は単純に巨人であっても使える設備が存在するということと、【自然包囲型】の【神代ダンジョン】である為、侵入が容易であることが上げられる。
難点としては、国境侵犯をすることになる点と、単純に遠いという点、後は、装備や食糧等々、色々と必要になることだろうか。
だが、そこまで心配はしていない、何故なら、国境侵犯については功績さえ上げれば不問にされるだろうし、距離については【種族】由来の能力を使用すれば問題ない、装備は単純に必須という訳ではない為で、食糧については【ダンジョンモンスター】のドロップアイテムに肉等が存在する。
まあ、前提として【フィールドボス】の討伐が必須だが、普通の【ダンジョンモンスター】には負けないだろうし、後戻りできない現状で負けるということは、屍を晒すということと、同義だからの。
考え事はここまでにして、荷造りも終わったし父に許可も取った、さあて武者修行の旅に出発じゃ。
後書きには補足を載せていく予定です。
先ず、【職業】について
【職業】は人間にのみ発現します。
【職業】は条件を満たすことで手に入り、比較的簡単にレベルが上がります。
条件を満たし、レベルが規定値を突破することで、【位階上昇】します。
【位階上昇】をすると、更に上位職につくことが、できます。
条件の厳しい【職業】である程強力で、【勇者】や【英雄】その二つの特徴を持つ【英勇】といった【職業】もあります。以下【勇者】【英雄】【英勇】の総称として【英勇】とする。
【英勇】等は其々に神々の意思と言うべき【詩篇】を持ち【詩篇】に覚醒した人物を【詩篇覚醒者】と呼びます。
【詩篇覚醒者】は【詩篇覚醒者】あるいは、【詩篇】によって戦うこととされている存在以外と戦う時、負けることはまずありません。
何故なら、負けそうになった時、諦めない限り、神々の補正によって、能力が上昇し続ける為です。
現在地について。
現在は生まれた地である、クラスター山脈から移動していません。
クラスター山脈はシュテンベルト王国に存在する、峻険な山々のことで、そこには、フォモール族とその王バロールが暮らしています。
クラスター山脈で神獣を見かけたという情報もあります。
主人公の出自
フォモール族の王、バロールの子として生をうけました。バロールとはケルト神話において、神にも近き存在として描かれていて、左目に見ただけで相手を殺す魔眼を持っているとされます。
主人公は、そんなバロールの子として生まれましたが、【時空と星海を司る大神】に干渉され、モンスターとモンスター間に生まれた【混沌種】という、異質な存在となりました。
【存在進化】について
【存在進化】は人間以外にのみ可能な【種族】としての【位階上昇】の様な物でレベルが規定値を突破している時にできます。
しかし、【位階上昇】よりも遥かに難しく、生まれたままの種族として一生を過ごす者が大半です。
ですが、その上昇率は【位階上昇】等と比べ物にならない程で、前は格上だった存在が簡単に倒せてしまう程です。
【神代ダンジョン】について
【神代ダンジョン】は神々が作った、ダンジョンで、【ダンジョンモンスター】が倒されると、ドロップアイテムになる等、幾つかの特徴があります。
難しい順に【大神級】【神級】【亜神級】となっており、一番難しい【大神級】は一階層で【詩篇覚醒者】が全滅するレベルで、【亜神級】であっても油断はできません。
ダンジョンは【地下階層型】と呼ばれる物が主流ですが、【自然包囲型】と呼ばれる物等、例外もあります。
現在挑戦しようとしている【アムラティアス大草原】は【自然包囲型】の【神級】に分類されて、エストグラン獣王国で広く信仰される【草原の神】が作ったダンジョンです。