闇落ちした男の話   作:ゆでたまごやき

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三話 雲外蒼天

 

 

 

 

 

「それで、話っていうのは?」

 

 

 男の声が闇夜に響く。既に時刻は夜半を過ぎており、人々が寝静まる時間帯。いつものように仲間と適当な場所を見つけては駄弁っていた男達は対面する靄のような人間にそう問いかけていた。

 

「申し遅れました。 私はヴィラン連合“黒霧”。実は貴方達に頼みたい事があって参上した次第です」

 

 

 懇切丁寧な口調でそう返した黒霧に訝しげな目を向ける男達。

 

「ヴィラン連合か……聞いたこともないな」

「まだ発足して間もないので申し訳ございません」

「別に謝れとは言ってない。 それで、そのヴィラン連合様が俺達みたいなチンピラに何の用だ?」

 

 

 早く用件を言えと言外に迫ると、黒霧は静かに言葉を紡いだ。

 

 

「貴方達は今の現状に満足していますか?」

「……それはどういうことだ?」

「個性という素晴らしい能力を持ってなお、独断で使用すると罰せられる世の中。 しかし、ヒーロー達はライセンスを免罪符にこれ見よがしに個性を使って暴力を振るう。 不公平だとはおもいませんか?」

 

 

 その言葉に思い当たる事があるのか、男達は難しい顔をした。

 

 

「貴方達のお仲間の一人。 先日ヒーローに捕まったそうですね」

「……既に調べてるってことか。 そうだよ、くそヒーロー共にリンチにされた挙句に豚箱行きだ」

「個性とは己に備えられし力。 すなわち財産なのです。 それを一方的に規制されるなど可笑しいとは思いませんか?」

「あぁ、可笑しいさ。 俺たちのものだから俺たちがどう使おうが勝手だ」

 

 黒霧の言葉に男達はのめり込んでいく。

 

 

「私達が貴方達に活躍の舞台を提供すると言ったら……どうしますか?」

「それはつまり……思う存分暴れてもイイって事か?」

「その通りです。 抑圧された社会、さぞ生きにくいでしょう。 私たちはそんな社会を根底から覆すべく動き始めました……平和の象徴。 オールマイトの殺害を以ってヴィラン連合の名を轟かせます」

「おいおい、オールマイト? 冗談キツイな。 俺らが束になっても勝てるわけないだろうが」

 

 

 まさかの名前に男達はたじろぐが、黒霧にとってはその反応も想定済みだったようで、すぐさま言葉を紡ぐ。

 

「私達には彼を亡き者にするための確実な手段があります。 そして、それを完璧に遂行するためには貴方達のお力添えが必要です」

「最近雄英に就職したって聞いたが……なるほど、学校を襲撃か?」

「話が早くて助かります。 しかし、襲撃するのは校舎ではなく雄英の災害救助施設、通称USJ(ウソの災害や事故ルーム)です。 詳細は此方の用紙に記載していますので、どうか宜しくお願いいたします……では、人目につくといけませんので私はこれで」

 

 

 そう言い残し、黒霧は靄を纏ったまま跡形もなく消え去った。残された男達は互いに目を見合わせ、どうするか話し合う。

 

 

「オールマイト殺害なんてイカれてやがる、流石に無理だろ」

「そうですよ、やめときましょうよ兄貴」

 

 

 黒霧と話し合っていた男に対して怖気付いた男達はやめるように促すが、男は掌でそれを制する。

 

「バカやろう、目をつけられた時点で俺たちは終わってるんだよ。 何でこんな重要な事を言って帰ったのかよく考えてみろ、断った暁には全員お陀仏だ……どうせ、俺らには分からないように監視も配置しているだろうな」

 

 警察に漏れたら厄介な事になる情報をわざわざ言ったのは自分達を逃さないためであり、見せつけるようにワープの個性を使った事も“いつでもお前達を殺せる”と仄めかしているようなものだ。

 

「だが、逆に言えばこれはチャンスだ。 こんな所で燻っているなんて面白くないだろう? 街で暴れたら直ぐにお縄についてしまうが、奴らは曲がりなりにも場所を提供してくれるんだ……それに俺たちの役目はオールマイト殺害じゃなく、送り届けた生徒を一人残らずぶっ殺せってものだ」

 

 

 

 そう言った瞬間に男の顔つきは凶悪なものになる。

 

 

「のうのうとヒーロー様になろうとしているガキ共をぶっ殺せるんだ。 俺たちを社会のゴミと見下してやがるクソガキどもの悲鳴を想像するだけで……あぁ、ゾクゾクしてきた」

「でも、所詮俺たちは駒なんじゃないっすか? やる事やったらそのままポイって捨てられる気が」

「それはない。こいつらの計画は思っている以上によく出来ている。それに初舞台ほど完璧に遂行した方が世間へのインパクトがデカい。わざわざ重要な情報を持っている俺たちを捨てる事はしないはずだ。 それに、この作戦は俺のジャミングが要でもあるからな……外部との連絡手段を徹底的に潰してくれって書いてある。 はっ、俺たちの事をよく調べている」

 

 男は紙に記載されてある内容を目を通らしながら吟味していく。正直、誘いを受けた時点で受けようとは思っていた。彼らのやろうとしている事はこれからの社会をひっくり返す程の悪事に違いないが、社会の掃き溜めと軽視されてきた自分達を初めて必要としてくれた存在でもある。

 

 

 そんな企みの要に抜擢されたと言ってもいい。だから、男はやってやろうと意思を固めた。くそったれな社会に一泡吹かせられるのなら、子供の一人や二人くらい殺してやると顔を愉悦に歪めた。

 

 

 

 

 男達の会話を揺らめく影が聞いているとも知らずに。

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 ヒーロー基礎学二回目に行われる救助訓練は本校から離れた雄英の敷地にある施設にて行われる手筈となり、ヒーロー科一年A組の生徒達はバスに揺られて他愛もない話に花を咲かせていた。

 

 

 

「そういや昨日のニュース見た?」

 

 

 金髪頭の上鳴が徐に話を切り出すと、ツンツン頭の切島が真っ先に反応した。

 

 

「ヴィラン殺しのやつだろ? まさか孤児院の院長をやってたとか全く想像できなかったな」

「だよなー。 警察の上の人間が身内贔屓してたのも暴かれてたし、なんていうか可哀想だよな。 被害者は寧ろヴィラン殺しだったってことか……孤児院の写真が出てきたときは映像に映ってたヴィラン殺しと表情が全然違くて“こんな優しそうな人が?”てなったしな」

「ケロッ、元は優しい人なのかも知れないわね」

 

 

 ヴィラン殺しが表舞台に出てきてから数週間が経ち、周辺の事実調査が行われた事で発覚した数々の真実が昨日テレビで報道された。これにより警察上層部の数人が事実上の免職となったが、“たったそれだけか”と非難の声が各方で上がっている。

 

 判明した真実とヴィラン殺しがヒーロー達の前で放った言葉が繋がり、実質に彼というヴィランを生んだのは不正を行った警察だと言われ叩かれる始末である。それとは逆に殺人を行なっているにも関わらず彼こそが最大の被害者であると言われ、彼の行なっている殺人を擁護するような声も上がっている異常な事態に見舞われていた。

 

 

「でも、彼がしていることは立派な殺人だよ。 どんな理由があっても認めてはいけない事だと思うんだ」

 

 

 緑谷がそう言うと、そりゃそうだと他の面々も肯いた。当たり前のことが、当たり前でなくなってきている世の中で正しい倫理観を持つことは大切なことである。少なくとも1年A組の皆はヴィラン殺しの行いについて認めているものはいない。

 

 

 だからこそ、本物の悪と出会ってしまった時に認識がずれる。彼らがどれだけ邪悪で、人の尊厳を土足で踏みつけるような輩であるか分かっていなかった。

 

 

 施設に到着した彼らはそこで待っていたスペースヒーロー13号と合流し、USJ内で説明を受けていた。

 

 

 まさにその時だった。突然照明が破損し、広場の噴水が途切れ途切れになったかと思えば、黒い渦が発生し中から人が大勢出てきたのだ。入試の時のようにすでに始まっているのかと勘違いしたのも無理はないが、相澤の切羽詰まった態度からそれが間違いであると気付く。

 

 

 ────奴らこそがヴィランだと。

 

 

 果てしない悪意をその身で感じ取る生徒達を他所に、単身で突撃した相澤は自身の個性を扱いヴィランを無力化していく。彼のヒーローらしいその姿に一同は安堵を覚え、取り乱す事なく13号の誘導の下、入り口に向かって避難を開始したが、その途中で黒霧と名乗るヴィランによって散り散りに施設内の各エリアに飛ばされてしまう。

 

 

 

「おおっ、本当に来やがった。 女が二人と男が一人か……けっ、しけてんな。 たった三人かよ」

 

 

 そんな声を上鳴、八百万、耳郎は飛ばされた先で聞き、すぐさま周囲の状況を把握しようとした。

 

 

「おいおい、嘘だろ。 囲まれてんじゃねぇか」

 

 

 上鳴の言う通り、十数人のヴィランが彼らを囲むように配置されており、三人はひとまず岩場を背に身を寄せ合い周囲に睨みを利かせた。即時的な対応は流石の雄英高校といったところだろう、普通の人間なら取り乱してしまうような場面だ。

 

「やろうってんのかガキども。 抵抗しない方が痛くねぇぜ?」

 

 殺気を帯びた視線とともに舐め回すような下卑た視線が八百万と耳郎を貫き、二人はいい知れない不快感で思わず身震いをした。

 

 

「皆さん! これを!」

 

 

 八百万が咄嗟に錬成した鉄の剣を耳郎に投げ渡す。しかし、その行為はヴィラン達に対して抵抗してやると言っているようなもので、その生意気な心をへし折ってやろうとヴィランはその距離を詰めていき面白半分に攻撃を仕掛ける。

 

「やっべぇ! 見えた、三途見えた!」

「くっ、流石に数が多すぎますわ」

「上鳴何とか出来ない!?」

「なら、俺にも武器をくれ!」

「あんた電気男でしょ、ビリビリっと出来ないの!?」

「ダメだ!俺の放電は皆も巻き込んじまう! それに、外に連絡を取ろうにもジャミングやべぇしさ!すまねぇ、俺は頼りにならねぇ! だから頼りにしてるぜ二人とも!」

 

 

 

 この中で一番攻撃寄りの個性を持つ上鳴だが、彼の放電攻撃は無差別に周囲を感電させるものであるため、二人がいる状況で使うことは出来ない。

 

 

 

「敵の目の前でよく喋るな。 それほど余裕があるのか?」

 

 

 じりじりと距離を詰めてくるヴィラン達。その中から一人のヴィランが前に出てきてくぐもった声でそう言った。それは全身を包帯で包んだミイラのような男だった。全く覇気を感じさせない有象無象の一人であるが、三人はえも言えない不気味な雰囲気を目の前のヴィランから感じ取った。

 

「少年……構えるといい」

 

 タイマンかと周囲のヴィラン達は盛り上がる。なんせ相手は三人しか居ないうえに子供。こちらは十数人であるため負ける気がしない。楽しまないと損である。

 

 男が上鳴に指差した瞬間に彼は身構えるが、既に遅かった。相手の動きを見てから動き出しては対応が間に合わないのも確かだが、それ以上に男の速度が尋常ではなかった。瞬きをする間もなく上鳴に肉薄したミイラ男は既に彼の背後に立っていた。

 

 

 呆けた顔をした上鳴は振り向きざまに男を視界に捉えたが、既に男の拳が眼前に迫っていた。八百万も耳郎もその速度に全く反応が出来ず、このまま学友が目の前で散ってしまう光景をその目で捉えるだけだった。

 

 

 鈍間そうな外見からは想像も出来ないほどの速度で繰り出された拳は躱すことも防ぐことも許してくれない。その場にいたヴィラン達でさえ殆ど反応できなかった速度に間抜けな顔を晒した。

 

 

 

 そして死を伴った握り拳が今まさに振り抜かれんとする。

 

 

 

 上鳴の頭が弾け飛び、肉片が辺りに撒き散らされ、頭部を失った身体が糸を切った人形のように地面に向けて落下し、血の海を作り出す。

 

 

 

 そうなると、誰もが思っていた。

 

 

 

 しかし、その光景が作り出される事はなかった。

 

 

 何故かヴィランの拳の勢いが急速に衰えたかと思うと、次の瞬間にぽんっと少年の頭の上にその掌が乗せられていたのだ。

 

 

「……へ?」

 

 

 一体何が起きたのだと思わず呆けた表情を浮かべた上鳴だったが、どこかで聞いたことのある声が耳介をなぞった。

 

 

 

「すまないな、出る時を見計らっていた」

 

 

 

 徐に包帯がシュルシュルと解かれていく。

 

 

 

「……よく屈しなかった。 まだまだか弱いが主達には芯がある」

 

 

 優しげに紡がれる言葉とともに包帯から姿を現したのは一対の紅い角を携えたヴィランだった。その姿、その声、三人とも知っていた。それどころかこの場にいる全員が知っていた。

 

 

「ヴィ、ヴィラン殺し! 羅刹っ!?」

 

 

 上鳴が驚いたようにそう言うと、ヴィラン殺しは三人を一瞥して彼らの前に立った。叢雲の意匠が施された袴と腰まで届く荒々しい黒髪。ヴィラン殺し本人に違いない出立と気迫に空気がビリビリと震える。

 

 

「死にたくないのなら私の背後で固まるといい……だが、今から主達の目の前で起こるのは惨劇だ。 ヒーローを志すならいずれ目の当たりにすることになるが、今見るかどうかは主達が決めろ……その気がないなら目を閉じておくといい」

 

 

 そう言うと羅刹は三人の決定を一拍だけ待ったのちに、その場から掻き消えた。無論、消えたのではなく尋常ではない脚力でヴィラン達に突撃したのだ。突然の出来事にヴィラン達が対応できることもなく、一人また一人と体に大きな風穴を開けていく。

 

「雑兵に監視の目を入れないとはヴィラン連合と言っても大したことはないな。 お陰で簡単に潜入できた」

 

 ヴィランの胸に手を抉り込ませ片手で持ち上げる。苦悶の表情で必死に抵抗するヴィランだが、次の瞬間に心臓を引き抜かれて地に這いつくばる。

 

 あまりの惨劇に戦意を既になくしたヴィラン達は逃走を図るが羅刹はそれを許さない。

 

 

「もうしないからッ! 絶対に足を洗うからッ! 見逃してくれぇ!」

「主達も承知の上でここに来たのだろう?  童を嬲り殺そうとしたのに、自分たちが命の危機に遭えば命乞いか……あまり私を不快にさせるな」 

 

 

 頭上まで上げられた足が一気に振り下ろされ、ヴィランの頭部を破壊する。一瞬の内に命が失われていく目の前の光景に三人は吐き気を覚えた。ヒーローとして命のやり取りの現場をいずれは見ることになる。そう言った羅刹の言葉にある意味納得してしまった三人は彼の強過ぎる存在感に圧倒されたのも相まって目を閉じることはしなかった。

 

 だが、今はそれを酷く後悔している。

 

 

「こ、こんなの間違っている! 相手はもう抵抗すらしてねぇんだぞ!」

 

 

 勇気を出して上鳴が羅刹にそう叫ぶと、羅刹は生き絶えたヴィランを放り出して三人に体を向けた。

 

 

「甘いぞ童。 ヴィランは卑劣で狡猾だ。 そんな考えでは足元を掬われる……このようにな」

 

 

 羅刹が徐に近付いて来たかと思えば、彼らの後ろに歩み……地面に手を突っ込んだ。

 

「く、くそっ! 何で分かった!? グァっ!? ガァァッッ!!?」

 

 勢いよく手が引き抜かれたと思えば羅刹が掴んでいたのは手に刃物を携えた大柄のヴィランだった。

 

「主達が気付いていたのなら謝ろう。 だが、そうでないのなら見ておくといい。 これがヴィランだ……おおよそ主達の背後を取り人質にしようとしていたのだろう」

 

 首根っこを抑えられ苦しむヴィランの姿を見て、青ざめる三人だがそれ以上に誰一人としてヴィランの接近に気付いていなかった事に歯噛みする。目の前でまざまざと羅刹の言葉の正しさを証明された事に何も言えなくなった。

 

 だが、それでも。

 

 

「そ、そいつを殺すんだろ! そんなことはさせねぇ! もう気絶してるのに殺す必要はねぇだろ!」

「……主は大切な者が殺されても同じセリフが吐けるのか?」

 

 

 雰囲気が重苦しいモノに変わった。羅刹は上鳴に怒りを向けているわけではないが、その悲しそうな表情に彼もまた何も言えなくなったのだ。

 

 

「主らの目指す世界は決して綺麗なモノではない。 黒く濁った泥濘だ……私の心に燻る焔もまた其処から産まれた」

 

 

 羅刹は滴り落ちる返り血を振り払い、気絶したヴィランを足元に放り捨てる。いつの間にかジャミングが無くなっている事に気が付いたが、上鳴達は目の前の悪鬼から目を離す事が出来なくなっていた。

 

 

「主達は何を思ってヒーローとなる? 人の為か? 我欲の為か? それとも何も考えていないのか?」

 

 

 羅刹の問いに三人は即座に答える事が出来なかった。無論、答えは既にあるのだが彼の前でそれを言ってしまえば、自分の答えが何とも薄っぺらいように思えてしまって口が動かなかった。

 

 

「……答えられぬのなら、これから作っていくと良い。 主達にはその時間がある。 何の為にヒーローとなるのか、その為に何をすれば良いのか……よく考える事だな」

 

 

 三人の顔を順番に見ながら、羅刹はそう言った。目の前でヴィランを何人も殺したとは思えない程のとても穏やかで優しい声だった。

 

 そして、もうこの場に用は無いと羅刹が踵を返そうとした時である。

 

 出入口の扉が凄まじい轟音と共に吹き飛ばされ、その奥から巨漢が現れた。

 

 

「オールマイトッ!?」

 

 

 何も言えなくなっていた状態から一転。平和の象徴の登場に思わず声を張り上げた上鳴。

 

 

「……随分と遅い登場だな」

 

 少し苛立ちを交えた呟きを放ち羅刹は中央の噴水に目を向けた。明らかに異常な脳が剥き出しになった個体と身体中に手を付けた男、そして彼が一度だけ見たことのある霧の男が其処にいた。

 

「……ほう」

 

 奴らこそがヴィラン連合の中核なのだろうとあたりを付けた羅刹は地面を踏み締めて跳躍し、瞬く間に彼らの後方に着地した。踏み締めた場所は大きく抉れ、着地地点もあまりの衝撃にひび割れる。

 

 

「なぁっ!? ヴィラン殺し、何故ここに!?」

 

 

 

 黒霧が驚愕の声を上げたが全て遅い。正面からはオールマイトが後方からは羅刹が挟む最悪の形になってしまった。

 

 

 戦いはまだ始まったばかりである。

 

 




最初の話を陰で聞いていたのは羅刹です。其処から、チンピラ達を監視して決行日のUSJにワープする前にチンピラの中に潜入しました。安易に包帯ぐるぐる巻きでミイラ男になってましたが意外にバレないようです。


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