リリカルなのは vivid other 作:わっしょい168
ショッピングモールに着いた三人は色々なショップを見ながらあーでもないこーでもないと話し合っていた。
「フェイトちゃんもたまにはこういうの着てみなよー」
「そ、そういうのは私には似合わないから!」
「えー?ヴィヴィオもこの可愛い服、フェイトママに似合うと思うよねー?」
「私はこっちー!」
「あ、そっちもいいかも」
「もー!二人とも!」
別の店では。
「うわー、色んな種類がある・・・」
「ヴィヴィオもあと少し大きくなれば、欲しくなるかもね?」
「うーん・・・でもそうするとヴィヴィオにも彼」
ガシッ
「フェイトちゃん?私はある程度強い子で、任せられると確認できない限り認めないよー?」
「あ、うん。そうだよね」
こんな風に買い物を楽しんでいた時に凶事は始まった。
「じゃあ次は・・━━━」
「━━━」
「ん?なのはママ?フェイトママ?」
三人で次の店に向かっていた途中で急になのはとフェイトが止まった。
いつもの二人には無い反応に戸惑うヴィヴィオ。
「え?ママ?」
「うっ!?これは・・・」
「なのは・・・これって・・・!!」
「ママ?ママ!?」
二人が頭を抑え踞る。
そんな母達を見たことが無いヴィヴィオは何か悪いことがあったのかと不安になり二人に近づく。
そして二人の異常な姿に周りもざわめき始める。
「ヴィ、ヴィヴィオ・・・よく、聞いて。」
「え・・・?」
「いま、すぐ・・・時空管理局に、行って、クロノ兄さんに、会って・・!」
「ママ、体が・・・!?」
なのはとフェイトの体がうっすらと薄くなり、また陽炎のように揺らめく。
だがなのはは動かない体を何とか動かしヴィヴィオに財布の役割を果たすデバイスを渡した。
そして周りの人達も救急車などを呼んだ方が良いのではないかと動き出した。
「クロノ君なら、分かってるはず、だから・・・!」
「ごめんね、ヴィヴィオ・・・!!!」
「ママ!!ママ!!!」
━━━━━。
なのはとフェイトは、霧のように消えてしまった。そこには二人がいた痕跡は無く、まるで元々誰もいなかったような床しか無かった。
そして周りでざわめいた客もまるで何も無かったかのように目的である買い物を再開していた。
ヴィヴィオは意味が分からなかった。何が起きたのか。何があってこうなったのか。何故自分の母達なのか。
あまりの混乱に泣きそうになった。だが、自分の手元には母から預かったデバイスがある。そしてクロノおじさんの元へ向かえとも言っていた。
「・・・行かなきゃ。ママ達を助けに・・!!」
ヴィヴィオは泣きたい気持ちを圧し殺して、時空管理局へ向かった。泣くのはママ達が帰ってきてからで良い。まずは、二人を取り戻さなければ!!