〜機動戦士ガンダム00×オルタネイティブ〜   作:ガンダム・刹那・FF・セイエイ

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第2話「人類の敵」

 

 

刹那「位置情報もトレミーの応答もなし…」

 

木々の隙間道をエクシアが抜ける中、刹那は片手間で位置情報や味方への通信等取れる手段を講じてアクセスを試みていた。粒子散布の領域内でもトレミーとの回線は繋がっていれば問題なく取れるはずだが結果は応答なし。脳裏を過ったのは母艦の轟沈―――激戦の中で今の状況含め今一記憶の曖昧さが窺えるようだが仲間の安否に関する情報が皆無ではこれも今は思考するだけ無駄だと気持ちを切り替えた刹那は舌打ちと共に真っ直ぐに爆発音の下へ機体を飛ばしていく。

僅か数秒潜行していたに過ぎないも段々と騒音の大きくなる事から目的地に近付いているのが分かる。接近すればする程銃声や何らかの爆発音が増していき、近場で戦闘が行われているというのは間違いない。

 

刹那「……!」

 

そろそろ森を抜けるというところで木々を薙ぎ倒しながら直進する物体の後ろ姿を前方に捉える。

姿形は遠目ではイマイチ確認出来ないが何かを感じた刹那は瞬時にGNソードの刀身を折り畳まれた状態から展開し―――

 

刹那「邪魔だッ!」

 

擦れ違い様に一閃。

その間に振り向く"ナニか"は粒子を纏わせて切断力を増した鋭い刃に綺麗に斬り飛ばされ、高速で推進していく機体を後に"液体"を噴き出して地に伏せる。完全に機能停止したようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『くそ!残っているのはもう俺達だけか!?』

『た、大尉……私達…孤立したのでしょうか…?』

『いや、恐らく全滅したと思われる…』

 

追い詰められたように一ヶ所に集まる戦術機甲部隊、三機の戦術歩行戦闘機が右手に持つ87式突撃銃を構えて常に臨戦態勢を取るが中のパイロットからは苛立ちや覇気の無い声、いずれも恐怖を腹に抱えて通信回線で話し合う。

女性パイロットに問われた大尉も外面では毅然を装っているもやはり声は僅かに震えている。

 

『死にたくない…わ、わた…しは……』

『気を確り持てクラフト4!奴等もかなりの数を失われている筈だ!いまだ我々が生きているのがその証拠であろう!』

 

遂には泣き言をもらす女性へと上官の叱責が飛ぶも恐怖を拭いきれていないのは次の言葉で分かりきる。

 

『嗚呼、嗚呼……あかりぃ…后澤…名瀬…晴ヶ崎ィ、…真奈子ォ…!』

『そうでありますよ!まだ光線級すら残っている!先程名瀬が撃ち抜かれたのを見たでしょう!?俺達ァもう終わりです……』

 

呪詛の如く呟くのは同じ部隊だった者の名。既にこの世を去ったであろう盟友達の散り様を思い出して精神的に限界が訪れたのか、普段なら絶対に反論しない上官の言葉も耳に届かず。

発声の威勢は彼女に比べればマシな若い男性パイロットも吐き出された言葉は既に絶望を予期するそれ。

 

 

『幸村少尉、波賀巌少尉……チィ…!これは帰還後に処置が必要か。………最も帰還出来たら、だが』

 

場の収拾が困難だと舌打ちし上官ですら色々と諦めて達観したかのように、しかし最後の言葉は小さく呟く。錯乱しているとはいえ部下に余計な不安を煽る気は無く強い芯で見据えた先には森を押し退けクラフト隊に接近する要撃級。

死の8分を越えるほどの戦闘の末にお互い陣形は乱れはぐれ状態と化しているも追っているのはBETA側、追われているのは人類側僅か三名。

幸いなのは部下二人がまだ要撃級の存在に気付いていない事、この場で取り乱すのは殆ど死と直結する上に一匹だけなら大尉の不知火でどうとでもなるのが、"あの"BETAが一体で納まる筈が無く恐らくは既に周辺に展開されていると予測して敵を迎え…突撃銃を向けた頃には二人の少尉達も要撃級を捉えた。

 

女性少尉『!?』

男性少尉『…!!』

クラフト隊大尉「ふっ……年貢の納め時か。ただでは死な―――」

 

そして大尉が言え終える間も突撃銃を発砲する間もなく、要撃級の尾と右腕の関節から先が弾け飛んだ。

 

女性少尉『…え』

男性少尉『…は?』

クラフト隊大尉「馬鹿な、私はまだ――!」

 

動揺する部隊を余所に要撃級の亡骸を背に高速物体が飛び出してくる。

 

刹那「!これは…血?」

 

白と青でコーティングされた剣を振りかざした機体、彼等から見たらアンノウンの機影がクラフト隊不知火の前に降り立つと要撃級を斬り払ったGNソードを振り下ろし、その瞬間地面に鮮血が撒き散り刹那が視界に捉えた刀身にも微かに血痕らしき液体が付着している事に気付く。

 

クラフト隊大尉『(なんだ、あの機体は!?)そこの機体。支援感謝する。所属部隊と階級は?』

刹那「………」

 

クラフト隊大尉『…?…兎に角今は…クラフト4、クラフト7。奴等は直ぐそこまで来ている。加勢が来た今のうちに一気に離脱を――――……おいクラフト4!応答しろクラフト4!クラフト7!…チィッ!回線に不具合か!?』

女性少尉『クラフト1!一体何が!あの機体は!?』

男性少尉『クラフト1!クラフト4!くそ、こんな時に通信障害!?』

 

オープンチャンネルで呼び掛けた筈が画面にも音声にも全く反応が見受けられず仕方なく同部隊の部下へ指示を出す。しかし大尉の呼び掛けに応答は無く、それは少尉達も同様で事態はより混乱を招く事に。

彼等は当然知識に無いがGN粒子の領域下では通信システムに影響を及ぼす為、その対策を講じなければ結果は見ての通りである。

 

クラフト隊大尉『くっ…!各機無線通信に切り替えろ!聞こえるか!?クラフト4、クラフト7!』

女性少尉『…!クラフト4よりクラフト1!辿々しいですが聞こえます!』

男性少尉『クラフト7よりクラフト1へ、自分も無線でなんとか!』

クラフト隊大尉『よし、各機!フォーメーション6で二時方向へ―――』

 

それでも諦めず無線通信を試みれば雑音混じりながらも辛うじて通信が繋がり、安堵の反動で先程の混乱状態が幾分か回復したのを確認すると好転に士気を増して一気に指示を下すが。

 

刹那「…新手か」

 

木々を揺るがす震動とそこから現れた数多の存在に即座に反応する刹那。

 

女性少尉『あ…ああ…』

男性少尉『……!』

クラフト隊大尉『ぐぬ……撤退が遅かったか…!』

 

遠目だが薙ぎ倒される木々は先程の非では無く突撃級を先頭に携えた異形の軍団を確認する。

 

刹那「先程の"アレ"といい…恐らく生態兵器。人革連側が関与は……」

 

地面に付着した血痕と倒れ伏す要撃級の亡骸から既に何らかの生態兵器を造り其れを虐殺型オートマトンの様に扱っていると予測し、発生源を思案する。

非人道的だが超兵等の前科を抱える人類革新連盟に白羽の矢を立てるも予想に過ぎず三国連合を結成した今となっては迂闊にそんな暴挙は働けないとも勘繰り、増援の接近を伺い再び思考を前線へ。

 

クラフト隊大尉「あの数……ここまでか」

 

刹那が思考を巡らせる一方で部隊指揮を執り行うはずの大尉の失念。一週間前に任官した若手と実戦経験の浅い女性衛士との戦力では突破不可能と判断し、突如現れた謎の機体はその能力も皆目検討着かず。要撃級を背後から斬り伏せた時に見せた機動力からある程度は腕が立つと見込めるも気休めでは戦力差はほぼ全く埋まらず。

しかし戦術機が最良なこの世界の大尉は知らない。謎の機体が永久機関動力で動く上運動性も機体出力も、その驚異度も。

 

刹那「ガンダムエクシア、目標を駆逐する」

 

眼差しの鋭利さを増して一気に操縦悍を引いて倒し、待機状態より一層多くの光の粒子を散布すると素早く地面から僅かに浮上からの急速移動。

大隊規模を前に単機飛び出すエクシアに部隊の三人は勿論驚愕する。

 

クラフト隊大尉『馬鹿な!死ぬ気か!?』

 

無謀とも思える突貫に後退しながら依然繋がらない通信で訴えかける。

3機の不知火が侵攻側と反対の木々へ迫った頃にはエクシアと森を抜けた突撃級が正面から対峙する。

隊の誰もが「終わった」と思った時にはエクシアの振り上げられたGNソードが斜め垂直に風切りを超越した速度で振り下ろされ、直ぐ様通り過ぎた直後に信じられない光景を部隊の面々が目撃する。

 

男性少尉『なっ!突撃級の装甲殻をあんな易々と斬った!?』

 

クラフト7と呼称される若手衛士が言った通り、突撃級はその強固な装甲殻ごと図体を真っ二つに分断させられていた。

 

粒子を纏い切断力を底上げしたGNソードは実体剣の限度を超え、それがダイヤ以上の硬さやEカーボンのような特殊装甲であろうと殆どは問答無用で斬り刻め切断できる。

 

刹那「さっきの奴より手応えが鈍い…あの殻は盾替わりという訳か。だがそんなもの、エクシアの前では無意味だ」

 

実体剣での突撃級正面断罪を軽く成した事に驚く間も止まらぬエクシアの機動性に目が追い付かず、棒立ちのこの状態を普段ならば激しい叱責で正す上官事態も今は目の前の光景に思考を鈍らせる。

突撃級を真っ向から切断した実体剣が次々とBETAの群れを薙ぎ払う。そして何よりそれを可能にしている機体の素早さや身軽さ機動性全てに圧倒…辛うじて視認する範囲で分かる事が謎の機体は従来の戦術機では絶対に不可能な動きをこなしている事実だ。

 

クラフト隊大尉『信じられん…』

女性少尉『あの戦術機……いえ機体は一体…!?』

 

それは一度は戦術機と口にしながらもその枠に囚われず敢えて言い直した事からも容易に窺え、本来は挙動の間に僅かだが硬直が入りそれ故に余程手慣れた衛士でもなければBETAを近接で一方的に斬殺し続ける事は無理難題。それもエース級で、それでも数の暴力に負ける事さえあるのだ。

繊細な各部動作はあの横浜基地の魔女が新たに仕立てたOSである程度緩和されたのは近隣では割と周知だがまだ極秘な上にその存在も自軍の基地内では大尉を含めて三人もいない。

 

刹那「小型種を確認。取り付かれる前に上空から全て殲滅する」

 

いつの間にか先行した突撃級及び要撃級をほぼ壊滅させ更に続く戦車級をはじめ兵士級や闘士級を目視したのかエクシアが粒子散布量を上げて広場から一気に上空へと舞う。

 

クラフト隊大尉『…ッ!!高度上限を無視!?なにを考えている!!!』

 

衛士ならばその暴挙に思わず声が張り上がるのも仕方なく高度を取った飛行に目を見開き、今度こそ駄目だと頭片隅を過り額の汗が垂れ落ちる。

この時は大尉すらも忘れていたが、制空権を取る前の地上戦で見せたエクシアの機動力とそれに反対できる刹那の腕を今度は上空で見せ付けられるなどと思いもよらず。

 

大尉・少尉『…ッ!?』

刹那「…!熱源感知………これはビーム、いやレーザーか…」

 

機体内で一度鳴る警告音に直ぐ機体の軸を反らし小さく旋回しながら光線級から放たれたレーザー砲を軽やかに回避。

 

男性少尉『嘘だろ…』

 

勿論上級衛士ならば光線級のレーザーも回避可能なのは熟知の範疇だがまさか軽々と避けてしまうとは…と驚愕の極みに。

反面刹那からしてみれば常に、それも太陽炉搭載型を相手にするようになってからは頻繁にビーム兵器が飛び交い撃ち合う、まして中には遠隔型3次元飛翔兵器まで使う敵がいた戦場に身を投じていたのだ。そこには淡々と何の感慨もない様子がみられる。

 

刹那「威力は不明だが、照準は正確だった。……狙い撃つ!」

男性少尉『…なッ!?』

 

高い照準性は読み易く回避には難なくレーザーは掠りもしなかったが、しかしその正確な狙撃は刹那の中でとある男を思い浮かべ、今まで一変もしなかった表情がヘルメットの奥で歪む。

ならばとその男の習わしに従って彼の砲撃時の台詞を紡ぐと共にGNソードの刀身を後ろ腕へ畳むと接続部から現れた銃口をレーザー照射の方角へと向け、拡大モニターで捉えた小型種へ粒子ビームの一閃を放ち着弾した地点は小規模の爆風が巻き起こり光線級が跡形も無く消し飛ぶ。

 

クラフト隊大尉『レーザー…!いや……ビーム兵器だと!?』

 

エネルギー貯蔵や開発などで携行が困難とされる一般人には半ば空論の兵器とされる粒子砲に何度目かの驚きを露に身を乗り出す。

 

目の錯覚を疑う光景に特に女性少尉の衛士など唖然とエクシアが飛翔する空を見上げるも尚もレーザー照射を掻い潜り、更には左腕に持つGNシールドで完全に防いでは返しに粒子砲を放ち光線級を次々駆逐する様にこれは現実のモノだと漸く認識。

 

クラフト隊大尉『…!レーザーが止んだ…?レーザーヤークトを、…完遂したというのか?単機で、それも間違いなく世界最速で…』

 

ライフルモードの粒子砲が幾度も降り注いだ末についにはBETAからの光線は止み、その驚愕の事実を噛み締めるよう口にする。

 

刹那「……」

 

レーザーとビームの応酬を制した刹那は残りの地を這う小型種を見下ろす。森を抜けて対人探知が示した(上空のエクシアを除く)機体へと一目散に向かう。

 

クラフト隊大尉『…ハッ!しまった!クラフト隊各機、小型種の接近を許すな!一網打尽にしろ!』

女性少尉『りょ、了解!』

男性少尉『ありえねぇ…まさか米軍の新兵器か?奴等G弾以外にもこんな』

 

戦車級等が次々と這い寄るのに大尉も気付けば部下にも警告。女衛士は直ぐに応答して対応に勤しむも新米衛士の方は未だ信じられない光景に嘗てのトラウマも淡さったのか上官命令を、それも小型種接近警告を無視という痛恨のミスをしてしまう。

 

クラフト隊大尉『(チィッ、最早PTSD状態か。しかしアレは確かに米軍の新型と言われても不思議では無い。横浜バイブの前例がある)なんだろうと、貴様ら地球外起源種は滅ぼす!人類の敵めぇぇえ!!』

刹那「…!」

 

大型種が討伐されたお陰か消耗した今の自機でも十分やれると判断したのか、もしくは意地か。大尉の思考も自ら振り払い突撃砲をもう一挺左手に持ち二挺の砲撃が次々と小型種を撃ち抜いていく。

女衛士の不知火も支援突撃砲合わせて放ち続けその度に距離の近い兵士級や闘士級に着弾し薙ぎ払っていくも数の多さに早くも押され気味となる

 

刹那「…人類の敵…世界の歪み」

 

その最中偶然にも無線から漏れた音声通信がエクシアに届く。光回線を応用した技術を使用しているのか微かに噛み合った結果聞こえた"人類の敵"という部分に反応する。

 

女性少尉『くっ…クラフト7!支援砲撃を!クラフト7!!』

男性少尉『………』

 

射ち漏らした闘士級や戦車級が不知火へと迫る。

傍らの少尉は反応すらしなくなっていた。

 

刹那「その歪み……この俺が破壊する!!」

 

俊敏な闘士級が一足先に男女の少尉が駆る不知火の足へ組み付こうとした瞬間、光線級を全滅させてから動かずにいたエクシアが刹那の破壊宣言と共に急降下しつつGNバルカンを連射。その弾速故に不知火へ迫る闘士級の頭が撃ち抜かれ弾け飛び、次々と無作為に地上の小型種へと砲撃を浴びせ続けライフルモードの粒子ビームも加えて容赦なく戦車級等の撲滅を執行していく。

 

女性少尉『!くっ、このぉ…!』

クラフト隊大尉『(全く、何から何までなんて性能だ…)クラフト4!流れ弾には気を付けろ!』

 

失意の衛士を除いた二機の不知火も突撃砲掃射の手を緩めずに、エクシアは地上付近を飛び回り隅々まで異形の排除に専念。

武力制圧が完了したのはそれからほんの数分も掛からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラフト隊大尉『改めて礼を言わせて貰う。お前さんが居なかったら俺達三人は全滅していた』

 

周辺警戒も終わった頃、弾薬も尽きた自機の武装を解除して語り掛ける。

 

刹那「………」

女性少尉『私からも是非お礼を。一時は死期を悟りました………本当に、本当にありがとう御座います』

 

上官に続いて部下の女性も漸く気が抜けたのか涙声ながらも感謝を述べるが反応はなく、遠目から此方を伺っている3機目不知火を他所に通信画面で困り顔を送り合う大尉と少尉。

 

クラフト隊少尉『…………部隊名と所属を教えてくれないだろうか?』

 

しかし規律は遵守すべきと改めて通信で試みる。幾ら命の恩人といえど所属不明機、それもあれ程高い機体性能にBETA大隊の大型種及び世界最速での光線級壊滅を単機でやり遂げたのだ。ここで何事も無く仲良く基地へ帰投する訳にはいかず寧ろ内心では次は此方に牙を向くのではないかと狼狽えてさえいる。

 

刹那「…が……ムだ」

クラフト隊大尉『…?すまない、通信回線がいまだ不調で聞き取れなかった。再度部隊及び所属の提示を求む』

 

長い沈黙の後ノイズ混じりに聞こえた声を今一度確かめるべく音声機部を耳に押し付けて復唱を促す。

そして届いた言葉は――――――

 

 

 

 

 

刹那「…俺がガンダムだ」

 

 

 

 

クラフト隊大尉『…は?お、おい!』

 

一言だけ。

そう言い投げて再び粒子放出量を上げる。

到底理解できず言葉の意味を探る間もなく先程まで共闘(?)していた不知火の前から急速に飛び去るエクシア。残ったのは呆然とする衛士と立ち尽くす戦術歩行戦闘機3体、そして白き機体が残す粒子のみ。

 

クラフト隊大尉「…ハァ。まぁいい…クラフト1よりクラフト4、クラフト7、帰投するぞ」

 

女性少尉『は、はい…クラフト4了解』

男性少尉『……クラフト7了解であります』

 

その不知火も自分達の基地へと向かい機体を飛ばし、今度こそ何も残らぬ跡地となった。

BETAの死骸を残し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那「……俺は戦う。世界の歪みを駆逐し尽くす、その時まで」

 

夜明けの朝日が空を駆けるエクシアを照らす中、刹那の目を鋭く世界を映す。

 




人類の敵となる異種と対峙した刹那・F・セイエイ

始動した孤独な武力介入

そんな中、横浜基地の魔女がガンダムを目にして…

次回
「香月夕呼」

破壊者を駆逐する破壊者の行く末は―――

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