【完結】アリス·ギア·アイギス 〜空を目指す者〜   作:塊ロック

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深沙希さんに寿命縮めさせられる話。

最近真面目にしすぎたからただ駄弁ってるだけが続きます。



隣人と筑前煮

 

「あ…おはようございます」

「籠目さん。おはようございます」

 

朝。

可燃ごみの袋を抱えてドアを開くと目の前に黒髪の美人さんが立っていた。

 

籠目深沙希。

 

AEGiSの職員らしいけど先日成子坂に派遣され、なんというか…俺の部下ということに。

 

「今日は、成子坂に来るんですか?」

「はい。隊長の指揮で今日は戦闘に参加しますね」

「あー、了解。頼りにしてます」

「やめてください…私なんて隊長のエースの方々に及びませんよ」

「いやいや…」

 

彼女は実際優秀だった。

と、言うよりヴァイスの死角から瓦解させる能力に長けているとでも言えばよいのだろうか。

チームで戦闘しているのに必ずノーマークとなる瞬間を作る事ができる。

 

また、彼女の持つH.D.M.が特殊すぎるのだ。

展開し、ヴァイスの攻撃を受けると発動するという状況を選び過ぎる代物。

しかし、その分高火力で何度も勝利をもたらしてくれた。

 

「良ければご一緒しますか?」

「お、役得かな…是非とも」

 

こっちに来てる間は、それなりにゆっくりしてもらいたいものだ。

 

 

 

 

《通勤中》

 

 

「そう言えば。籠目さんはどうしてあそこに住んでるんです?AEGiSからは結構離れてますけど」

「それは…」

 

住んでるアパートは成子坂には近いけど、AEGiS支部にはわりかし遠かったりする。

 

「成子坂に派遣が決まったので」

「え、わざわざ引っ越してきたんですか!?」

 

それは割と申し訳無い事を…。

 

「大丈夫ですよ。AEGiSから補助は出ています」

 

それなら良いのだけれども。

 

「…」

「…」

 

会話が途切れる。

なんというか、籠目さんもあまり喋らないせいか黙ってしまうとそのまま沈黙が支配する。

 

ちらり、と隣で歩く籠目さんを見る。

…AEGiSの制服をしっかりと着こなし、背筋もぴっしりと伸び、凛とした雰囲気を出しながら歩く。

ふつくしい…。

 

「…隊長?私の顔に何か?」

「えっ、アッ、いやーアハハハ」

 

誤魔化しが下手すぎた。

籠目さんも疑問符が浮かびまくっている顔をしている。

 

「で、ちょくちょくうち盗聴してるのは何でですかね」

「!?」

「…まぁ、小鳥遊とかジニーとか居るし今更驚きませんしまさかホントに仕掛けてるなんて」

「い、いえ…覚えがないですね」

「アハハハ、ですよねー」

 

部屋に盗聴機転がってるとか冗談としか思えないよな(白目)

 

「隊長、私はこれでもAEGiS情報部の職員ですので…良ければお手伝いしますよ」

「え、本当ですか。助かりますよ」

 

これで部屋の怪しい機械が一掃できる。

 

「く、苦労されてるのですね…」

「慕われてるみたいだから強くは言えない…」

「ふふふ…貴方も、おもしろい方ですね」

「そうですか?まぁ、悪い気はしませんけど」

「私も、大事にしてくれますか?」

「えっ、あ、あぁ。もちろん」

 

 

心臓が止まるかと思った。

 

この人本当に側に居ると寿命縮むタイプの人だわ…。

 

 

 

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