【完結】アリス·ギア·アイギス 〜空を目指す者〜   作:塊ロック

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唐突に思いついたネタ。
女の子と入れ替わるかと思った?残念!野郎です。
珍しく他の男が出てきます。


隊長「俺達」有人「入れ替わってるッス!?」

 

 

「何で!?つか寄りによっておめーかよ!?」

「知らないッスよ!俺だって女の子が良かったッス!!」

 

成子坂の昼下がり。

バイアランの整備中、俺が足を滑らせた所近くにいたギア整備員の有人と激突。

そして今に至る。

 

「いってー…頭まだ痛え」

「とにかく、どうやって元に戻れば…はっ!」

「あ?何か思い付いたか?」

「今この体ならアクトレスの誰かと…」

「手を出したら生まれてきた事を 後 悔 さ せ て や る 」

「ヒェッやりませんよ!?」

 

見た目俺がおっかなさそうに怯んでいる。

我ながらとても情けない光景にちょっと目を疑う。

 

「参ったな…これじゃ皆の前に出る訳にゃいかねぇし」

「大体信じるかどうか…」

「それな…」

 

大の大人が二人して頭を抱える。

なんなのだこれは。どうすれば良いのだ。

 

「そうだ!同じ衝撃が加われば…」

「俺はゴメンだぞ。あの高さらか落ちるなんざ避けられた暁には死ねる」

「新手のギャグッスか?」

「あ"?」

「…スイマセン」

 

こんな所誰かに見られる訳には…。

 

「あ、こんな所にいた」

「「あ」」

 

バイアラン整備ハンガーへツナギの女性が現れる。

 

金の髪を無造作に一つに縛った女性、彼女はリタ·ヘンシェル。

成子坂整備班の救世主にしてアクトレスだ。

 

「隊長、頼まれた機材持ってきたけど…わぁ、これがバイアラン?super!」

(ちょ、暁さん何呼んでんすか!?)

(そうだった完全に忘れてた!話を合わせてくれ)

(えっちょっとムチャっすよ!?)

「男二人でなにコソコソ話してるのよ…」

「い、いや…何でもないぞ?」

「?アリト、そんな喋り方だっけ」

(うわぁぁぁぁ暁さん何してんすか!?)

(うっせぇお前のキャラなんか知るかよ!?)

「…で、隊長。持ってきたので受け取ってください」

「ありがとうリタ。やっぱり君は天使だ」

 

思いっ切り鳩尾に拳を突き刺した。

 

「お、ばっ…!?」

「え、て、天使って…大袈裟よ隊長」

(なんだてめぇその歯の浮くようなセリフは!?いつ言った!?)

(えええぇ暁さんとりあえずアクトレス口説いてるじゃないですか!!)

(じゃかぁしい!!とりあえず話進めろ!!)

「リタ、このあと暇?食事でも…あイダッ!?」

 

脛を力の限り蹴飛ばす。

くそ、体が自分の物じゃないから思ったより力が入らない。

 

「た、隊長そんな…ゆみに悪いって」

(口説くなっつってんだろオラァ!)

(い、いや…口が勝手に)

(俺が女性にだらしねぇみたいじゃねぇか)

(え、違うっすか?)

(表出ろ。殺す)

「隊長、冗談でも辞めてくださいよ」

「す、すんませんッス」

「…隊長?」

「あー、ちょっと暁さん調子悪いみたいッスね。帰って休んだほうが」

「か、かもな?ちょっと熱っぽいし」

 

即興にしては悪くない小芝居。

有人がとりあえず引っ込めば俺が何とか誤魔化してこの場を収められる。

 

「えっ、隊長大丈夫なの?」

「ふ、ふぉっ!?」

 

…リタが、有人のおでこに自分のおでこを当てた。

えっ、君そんな事するキャラだっけ?

 

「うわ、熱い…こんなになってまで整備してたの…?」

「あ、あわあわあわ」

「もう、仕方ないんだから…私もギア弄るの好きだし判るけど」

 

やべーよやべーよ。

俺の顔がめっちゃ真っ赤になってるのを傍目にするのはとても妙な気分だ。

 

「じゃ、隊長…お大事に…キャッ!?」

「「危な…!?」」

 

リタが整備室を出ようとしたとき、彼女が持ち込んだ機材に足を引っ掛けてバランスを崩し…。

俺(有人)がリタの背中を受け止める…もそのまま後ろに倒れ、

何故か俺の後ろにいた有人(俺)の顔面に後頭部がぶち当たった。

 

「「ぐえっ」」

 

いってぇぇぇぇ。

この野郎顔面はやめ…ん?なんだこの柔らかいの…。

 

「…隊長、受け止めてくれたのは嬉しいけど、その手を今すぐ離して…ぶっ叩くわよ」

「えっ、あっ、それは…すまん!!」

 

すぐにリタを立たせてジャンピング土下座。

…いやしかし、柔らかかっ…。

 

…あれ、

 

「…………戻ってる?」

 

視線を下に向ける。

見慣れた服に靴。

 

後ろを見ると、目を回して伸びている有人が倒れていた。

 

「あっ…戻った。良かった…」

「何が良かったのよこのスケベ!!」

「違っ…リタぶふぉあ!?」

 

スパナが顔に直撃した。

 

今日は、厄日だ。

 

 

(いやでも、帳消しか…)

 

 

俺はまた意識を失うのだった。

 

 

 

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