【完結】アリス·ギア·アイギス 〜空を目指す者〜 作:塊ロック
久し振りに外伝の更新。
バイアラン修復中の光景。
こんな感じに賑やかにやってると隊長的に優しい世界だ。
バイアランの修復は困難を極めた。
まぁ、整備士一人で何とかするなんて無謀にも程があっ
「何言ってんスか!やっぱり人型メカって言ったらドリルっスよ!」
「何と戦う気だ!」
「有人は引っ込んでろ!やはり漢のロマンと言えばグレネード…そう、武器腕」
「新しい…惹かれるな」
「言葉は不要か…」
「駄目だ駄目だ!MSの腕がっつったら汎用性だろ?五本指に決まってらァ!」
混沌を極めていた。
どうしてこうなった。
事の発端は有人が興味本位でこのハンガーにやってきた所から始まる。
「わぁ…ヴァイスの残骸っスかこれ」
『ご主人、このゴミ虫の抹殺許可を』
「やめろアリス。有人か、何しに来た」
「いや、おやっさんが使ってない大型整備室を急に開けたから気になっちゃって」
「まぁ、いずれ全員にバレる事だし隠す必要はないけどさ」
「それで、暁さんこれなんスか!?」
「こいつは…」
「「ちょっと待ったァ!」」
「…ゑ?」
あれよあれよと成子坂整備班が集結し、今に至る。
ちなみに、
「へぇ、この子がアリスちゃん」
『初めまして。パイロット、二宮暁のサポートAIのアリスです』
普通に紹介した。
そして普通に受け入れられた。
「…全く。これだから男の子はいつまでも子供って言われるのよ」
「ヘンシェル。どうしてここに?」
気が付くと、整備班に最近配属されたリタ·ヘンシェルがそこに居た。
「休憩時間に人が全く居なくなって様子を見に来たの。リタで良いわ、隊長」
「わかった。まぁ、俺もここまで集まるとは思ってなかったが」
ふと視線をやると、おやっさんが入り込んで怒鳴っていた。
…懐かしい光景に思わず笑みを零す。
「…どうしたの?」
「いや、懐かしいなぁって。俺も昔、こんな感じでこいつ作ってたっけな…」
「…昔?と言うか、作るって…隊長、貴方一体」
「テメェら!漢は黙ってマニュピレーターだろうが!!」
「おやっさん待って!こいつの腕決まってるから!!」
「…ま、いっか。私もこれからヒント貰おうと思ってたし」
『貴女も物好きですね』
「Guten Tag.Wie heißen Sie?(こんにちは。お名前は?)」
『パイロット、二宮暁のサポートAIのアリスです』
「アリス、ね…ほんと隊長って何者なのかしら」
『いずれ分かりますよ。いずれ』
「暁さん!これなんてどうッスか!」
「大き過ぎる…修正が必要だ…」
「美人とAIの組み合わせって萌えね?」
「誰だ今の」
何だかんだアリスも受け入れられたし、相棒も悪い様にはされないだろう。
やっぱり成子坂はいい所だった。
「でもとりあえずこいつの設計は変えないからな!?」
「「えぇー!!」」
恵まれた環境だと再確認出来た。
『ご主人、修復いい加減進めてください』
「あ、ごめん…」