東方幻想艦隊   作:アイレス

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第1話

その日

 

私達の住む世界は、崩壊した。

 

 

 

ソレ、は突然の事だった。

突如、地面が揺れた。

今までに体験の無い程の酷い揺れ

さらに、空がひび割れ、砕け散り

魔法の森の一部から、妖怪の山の麓近くまで地面が陥没し、旧地獄と呼ばれる場所が露出し

空から島が降ってきた

 

私は、たまたま用事で寺子屋にいた為助かったが

人里は大半の家が崩壊し、火事も発生し酷い状態だった

4分の1の方が亡くなった。

人に協力的な妖怪達が居なければもっと被害は多かったかもしれない

 

もっと早く来てくれていれば。

なんて言う人も居たが、無理な話しだろう。

基本的に、妖怪として、振る舞わないからこそ、人里に入る事が出来るのだ。

妖怪がこれからの事を考えると難しいものもあっただろうに

だがしかし、妖怪との距離があの後から近くなった事に関して言えば、この幻想郷においては、良いのか疑問が残るが

 

少し話しが逸れてしまった。

まあ、

もう少し早く妖怪達が来てくれていても、家の下で押しつぶされ、即死した方が多かったから、余り変わらないかもしれない。

そこのところを彼らに言っても仕方無い。

何より、私もだいぶ、彼らに近くなったと思う。

 

幻想郷の妖怪の記録をつけ、警鐘を鳴らす者としては余り良い事とは言えないだろう。

しかし、これからは、妖怪と協力しながら暮らさなければならないのだ。

 

騒動がある程度収まったとき、

私は八雲紫からスキマで連れ出された。

文句を言うといつもなら、上手く逸らされるのだが、珍しく謝ってきた。

 

それに、いつも飄々としていて胡散臭い雰囲気があるのだが、その時の八雲紫は何処か慌てているような、かなり険しい表情だった事を覚えている。

 

連れて来られた先は、博霊神社だった。

ただ、いつもの宴会の様な明るい雰囲気は無い

そもそも、いつもなら八雲紫の持つ謎の場所を使うはずだ。

 

博霊神社には、幻想郷の実力者や各勢力のトップが集まっていた。

珍しく、地底のトップの古明地さとりや鬼の星熊勇儀、永遠亭の八意永琳、更には地獄の閻魔様、四季映姫・ヤマザナドゥなど滅多に見ない者も来ていた。

それと、誰だか分からないが、近寄り難い雰囲気の姉妹らしき人物と永遠亭に出入りしていると言う片翼の妖怪も来ていたが、何者だったのだろうか?

 

八雲紫が集まった者達の前に立つ

そこで説明された今回の異変

その内容に全員が驚愕した。

霊夢と数人の幻想郷の中でも上位の者達と片翼の妖怪、と謎の姉妹だけ、驚いていなかった、先に、説明があったのだろう。

 

いや、姉妹と片翼の妖怪だけ、かなり深刻そうな顔をしていたが。

(後で知った話しだが彼等は、月に住む者達で八意永琳の教え子と部下だった人物だということを八雲紫から聞いた。)

 

 

八雲紫、博霊霊夢が語った異変および現在の状況は、今では、誰もが知っている事でだが、この個人的な日記にも纏めておく。

書いている今でも考えられないのだが。

 

 

①幻想郷を覆う博霊大結界が崩壊したということ

原因は外の世界が何らかの要因で跡形もなく消え去った事が原因と推察

空がひび割れたのは、博霊大結界が崩壊した証

 

②幻想郷は現在、未知の世界に存在しているということ

原因は不明、何らかのエネルギーが博霊大結界と干渉し、世界の次元を超えたと推察される。

能力等に異常は見られない

しかし、地形などには大きな被害があり、天界は、地に落ち、壊滅状態であり天界の成れの果ての岩山がいくつか新たに出来ている。

三途の川が普通の川となり、地獄が消えた。

冥界は、冥界であった場所は、存在するものの、亡霊が消え、それと共に、西行妖、西行寺幽々子も魂魄妖夢と白玉楼を残し消えた

空に、出入り口があったが、幻想は人里の一部に存在している。

 

③八雲紫が説明しようとしたが、正体不明の姉妹の紫髪の方が刀で八雲紫を脅して止めさせた。

 

④周囲は、結界があった場所から外側は、全て海になっているとのことで、霧の湖が海と繋がっているらしい。

目視範囲に、島は見えないとか。

 

⑤妖精が人間に近い存在と化しているらしい。

本質は変わらない、寿命も半永久的だ、しかし、死んでしまえば、最早生き返る事は無い。

 

 

これから、幻想郷はどうなってしまうのだろう?

もはや、幻想郷というより、幻想島だろうが

幻想郷も一枚岩という訳では無い

まあ、ほとんどの勢力は、博霊の巫女である霊夢さんによって痛い目にあっている上に、霊夢さんの事を皆好きなのでなんとかなるだろう。

一応トップは、八雲紫という事だ。仕方ない、一番外の国と何か、会ったときは、あの胡散臭い雰囲気と能力、頭脳は必要だ。

 

しかし、妖怪の山では現在毎日の様に、弾幕ごっこでは無い闘いが続いている。

原因は、頭の固い、老害大天狗共が幻想郷を自分達の物にしようと動いた事だ。

 

天狗の首領の天魔は、紫に協力的であった事も、原因らしいが

天狗達は、ほんの一部を除いて、老害共に付き、その部下の白狼天狗も老害共側だ

良く人里や霊夢さんと仲の良かった天狗達と白狼天狗、河童達、山に住んでいる秋神、守谷神社は、紫が率いる討伐軍に参加している。

 

 

現状、幻想郷対妖怪の山老害共状態である。

 

また、何でも月から支援が来ているという。情報もある

 

本当にこの幻想郷大丈夫だろうか?

 

 

               稗田阿求の日記

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