バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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基本的に善逸視点で進めます。
たまに違う人の視点になるときは side X となります。


冒頭のバカテストは第三話から始まります。


高校(バカテス)編 バカとテストと鬼滅の刃  第一章 第一次試召戦争
第一話   Fクラス


 俺は私立文月学園2年、我妻善逸!

 可愛い女の子が多いという理由でこの学園に入学したものの、1年の時は彼女ができなかったんだよね…

 だけども今日からは心機一転、新しいクラスで彼女を作るぞ〜!

 

 そう思って2-Fと書かれた新しいクラスの扉を開けると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 絶望の光景が広がっていた

 

「な〜んでクラス50人もいて1人も女子がいないの〜?おかしくない⁉︎ねえこれおかしくない⁉︎これじゃ俺の1年間が台無しだよ〜」

「善逸うるさいぞ〜、さっさと適当なところ座れ。」

「へ〜い。」

 

 そう言ったのは坂本雄二。1年の頃からの悪友だ。昔は不良だったらしいが、今怖いのは顔だけだ。

 

「もんいつうるせえ!帰れ!」

「酷くない⁉︎ねえ伊之助酷くない⁉︎」

 

 そういったのは嘴平伊之助。ムキムキの体に女の子の顔が乗っていて野太い声を出す気持ち悪い野生児だ。

 

「善逸、ちょっとは恥をかかないようにできないのかい?」

「炭治郎も酷くな…ってかなんでいんの⁉︎お前成績よかったよね⁉︎ここFクラスだよ⁉︎」

「禰豆子(妹)の看病で振り分け試験休んだんだよね〜。」

 

 そういったのは竈門炭治郎。基本誰にでも優しが時々正論でメンタルを削ってくる友達だ。妹の看病で大切な試験を休むとか聖人かよ。

 

「…お主は相変わらずうるさいのう。」

 

 この声は⁉︎まさか⁉︎

 

「秀吉〜‼︎やっと女の子に会えた〜!しかもとびきり可愛い秀吉に会えた〜♪ほんとだ〜いすき♡結婚してくれ〜‼︎」

「だからここは日本でワシは男じゃから結婚できぬといっとるのに…」

 

 この娘は木下秀吉。1年の頃からの大親友!めっちゃ可愛い♪一応男らしいが俺は認めない!断じて認めない!

 

「じゃあ法律を変えよう‼︎世界を変えよう‼︎そしてけっこ…んんんんんんんんん‼︎」

「ウチもいるんだけど〜‼︎誰が男よ!」

「だって美波は色気もないし胸もないぃぃぃぃ‼︎」

 

 そういって関節技キメてくるのは島田美波。1年の頃からの天敵。胸も色気もない!一応女らしいが俺は認めない!断じて認めない!

 

「もう〜美波は女の子を分かってないな〜。女の子ってのは、おっぱ…」

「それ以上言うともっかいやるわよ。」

「すいませんでした‼︎」

 

 そういって俺は秀吉の隣に座った。相変わらずその横顔が可愛らしい。結婚してくれ♡

 

 

 

 しばらく待ってると1人が遅れて入ってきた。

 

「すいませ〜ん!ちょっと遅れちゃいました♪」

「早く座れ‼︎この蛆虫野郎‼︎」

 

 そういってやってきたのは吉井明久。1年の頃からの友達で学年逆首席、つまりは学年一のバカだ。後俺と声が似ている。あと雄二それは酷くない?

 

 

 そうして待ってると担任の福原先生ががやってきて設備の確認をし始めた。秀吉しか女の子がいないことに絶望してすっかり忘れてたが、この教室酷くない?汚い畳の上に脚が折れそうなちゃぶ台。綿がほとんど入ってない座布団。しかも窓ガラスは割れていて端っこの方には蜘蛛の巣が張っている。おまけにチョークがないとかふざけてんのか?

 

 設備の確認が終わったので自己紹介が始まった。

 

「嘴平伊之助だ!よろしく!」

「………土屋康太。」

「竈門炭治郎です。よろしくお願いします!」

「木下秀吉じゃ。演劇部に所属してある。今年一年よろしく頼むぞい。」

 

 ああ天使だ……結婚して欲しい♡

 

「島田美波です。趣味は我妻善逸を殴ることです♪」

 

 ああ悪魔だ……死んで欲しい…

 

「えーっと、吉井明久です!気軽に『ダーリン』て呼んでくださいね♪」

 

「「「「「ダーリン‼︎」」」」」

 

 男50人の叫び声…めちゃくちゃ気持ち悪い…

 

 そうしていると1人の女の子が遅れて教室に入ってきた。とても可愛い顔に大きな胸、そしてなんと可愛らしい声…遂に俺の春がきた!

 

「ちょうど自己紹介しているので貴女もお願いします。」

「あの… 姫路瑞希といいます… よろしくお願いします…」

 

 そして俺は急いでその子の前に行って跪き…

 

「初めまして。俺は我妻善逸と申します。貴女に会うために16年生きてきました。俺は一生貴女を幸せにします!だから!俺と結婚してください‼︎」

「えっ、あっ、ごめんなさい…」

「「「「「善逸キモいぞ!帰れ‼︎」」」」」

「皆酷くない⁉︎それが男に対する扱い⁉︎」

 

 全く…このクラスは最低だよ…

 

「てか瑞希ちゃんと炭治郎はなんでここ(Fクラス)にいるの?2人ともAクラスレベルだし、瑞希ちゃんに至っては上弦レベルの学力だよね?」

「試験の最中に高熱を出してしまいまして…」

「妹が病気になったので試験を休んで看病していました。」

 

 2人とも仕方ないことなのに、これは酷いよな…

 

 うちの学校は2年生以降のクラス分けを1年生の最後にある振り分け試験で決めているんだ。上から順にA、B、C、D、E、Fとなっていて、教室の広さや設備もそれに比例するように与えられるんだよ。一番上のAクラスの前を通ったけど、あれは凄かったな〜。

 まず教室自体がここFクラスの6倍の広さはある。そして黒板の3倍くらいあるディスプレイに個人用のノートパソコンと個人エアコン。さらには冷蔵庫にリクライニングシート。おまけに高級ホテルのような内装だぜ。ちょっとくらいFクラスに分けてくれよ。可愛い女の子がいればどこでもいいやと思ってたけど、いざ体験するとこれはちょっときついな〜。

 また、Aクラスの中でも上位6人は上弦という役職を与えられるんだよね〜。首席が壱で末席が陸。こいつらは学費や食堂だけでなく学習合宿や修学旅行費などもタダになるから本当ずるいよな〜。それに加えて色んな権利も与えられるらしいし〜。

 

 瑞希ちゃんや炭治郎はそこに行けたはずなのに、このボロ小屋に押し込まれるのは可哀想だよな〜

 

「あぁなるほど〜俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに…」

「あぁ化学だろ?アレは難しかったよな。」

「俺は弟が事故にあったと聞いてそれどころじゃなくてな〜」

「黙れ一人っ子。」

「前の晩彼女が寝かせてくれなくてさ〜。」

「今年1番の大嘘をありがとう!」

 

 皆思ったよりバカばっかだな〜。最底辺クラスだから仕方ないけど。

 

「では1年間よろしくお願いします!」

 

 そういって瑞希ちゃんは下がろうとしたので…

 

「よろしければこの俺が案内いたしますよ。」

 

 よし、決まった!

 

「アンタは姫路さんの邪魔しない!」

「イダダダダダダダ!イ〜ャ〜タスケテ!」

「…………自業自得。」

「そういうムッツリーニは俺の瑞希ちゃんのスカート見ようとしただろ!」

「…………そんなことしてない………あと姫路はお前のものじゃない。」

 

 美波め、俺の新婚生活を邪魔しやがって!

 でさっきさらっと俺に酷いことを言ったのが土屋康太ことムッツリーニ(寡黙なる性識者)。人前で堂々とスカートの中を盗撮したりするヤバいやつ。ちなみに学内には彼が仕掛けた隠しカメラや盗聴器が沢山あり、これで女の子のエッチな写真を撮っては有料で売り捌くムッツリ商会を経営している。

 てか待て、なんで瑞希ちゃんは明久の隣に座るんだ。しかも嬉しそうに。あとで明久を殺そう。

 

「はいはい皆静かに…」 ガシャーン

 

 先生が教卓叩いたらぶっ壊れたんだが?この教室大丈夫か?

 先生が別の教卓を取りに教室に出たときに、俺は明久に声をかけられた。

 

「ねぇ善逸、雄二。ちょっと廊下きてもらっていい?」

「なんだ明久?俺は男に興味はないぞ?」

「俺もないわ〜」

「いや違うって、早く!」

 

 そう言われて俺たち3人は廊下に出た。

 

「雄二、善逸、この教室酷くない?」

「そうだな。もはや廃墟だな。」

「大正時代みたいだよね〜。」

「それに比べてAクラスは凄かったよね〜。」

「あれは想像以上に凄かったな。」

「高級ホテルみたいだよね〜。」

「そこで僕からの提案なんだけど、『試召戦争』してAクラスからその設備を奪わない?」

「え〜俺は怖いから皆が……」

「戦争…だと?何が目的だ?」

 

 ちょっと雄二!俺まだ喋ってたのに!

 ちなみに『試召戦争』というのは『召喚獣』というテストの点数に比例した生き物を召喚してクラス同士で戦う戦争のことである。文月学園ならではのイベントだよ。痛くはないけど怖いから俺は嫌だな〜

 

「いや〜だってあまりに酷い設備だからさ〜。」

「でも勉強に興味ない明久が、なんでそんなことを言うの?」

「いや〜…興味がなければこんな学校来ないし…」

「お前は学費の安さに興味があったんじゃなかったのか?」

「興味があったらもっと勉強してるよね〜」

「え〜っと…」

「…姫路のためか?」

「別にそんなわけじゃ///」

「は?明久お前俺の瑞希を奪うのか?ふざけん…グハァ」

「善逸、黙れ。姫路はお前のもんじゃない。」

 

 雄二め、殴りやがって…あとで殺すぞ

 

「話が逸れたが、まあ俺もちょうどAクラス相手に試召戦争をやろうと思ってたとこだ。世の中学力が全てじゃないことを証明してみたくてな。それにAクラスに勝つための秘策も思いついた。」

「瑞希ちゃんもそうだけど、俺は炭治郎にもAクラスの設備を使って欲しいね。人のためにあそこまでできる奴がここにいるのは勿体ないしね。」

「よし、じゃあ決まりだね、教室戻ろうか。」

 

 そうして、俺達3人は教室に戻った。

 

 そして、最後は雄二の番となり、雄二は黒板の前に立った。

 

「Fクラス代表の坂本雄二だ。代表でも坂本でも好きなように呼んでくれ。」

「酒蔵!」

「伊之助それはないだろ…。それはさておき、さてみんなに一つ聞きたい。」

 

 ちなみに代表っていうのは各クラスの振り分け試験1位の人がなる役職だ。

 雄二は淡々と話を進める。

 

「Aクラスは冷暖房完備の上、座席はリクライニングシートらしいが…

不満はないか?」

 

「「「「「「大ありじゃ!!!」」」」」」

 

「だろう?俺だってこの現状は大いに不満だ。」

 

「「「「「「いくら学費が安いからってこの設備はあんまりだ‼︎」」」」」」

 

 雄二は基本バカでガサツだが、こうやって人を上手くまとめるのは本当に凄いと思う。

 

「そこで代表としての提案だが、FクラスはAクラスに対し、試召戦争を仕掛けようと思う‼︎」

 

 ここでクラスは一気に静かになり、皆が不安を言うようになった。当たり前だ。試召戦争に使う召喚獣の強さはテストの点数に比例する。またこの文月学園ではテストの点数に上限がなく、一定時間内であれば好きなだけ点数を取れる。そのためAクラスとFクラスではテストの点数が桁違いになるのだ。ましてや上弦に至っては1人につきFクラス7・8人分の強さがある。それが6人もいるんだよ。その6人にFクラス50人全員がやられることだっておかしくない…

 皆んなが不安になる中、雄二は再び口を開いた。

 

「そんなことはない。必ず勝てる…いや俺が勝たせてみせる。」

「雄二よ、その根拠はどこにあるのじゃ?」

「それを今から説明してやる。おい康太、いつまで姫路のスカートを覗いているんだ。

「…………‼︎」

 

 ムッツリーニ、否定するのは無理があるよ…

 

「土屋康太。こいつがあのムッツリーニだ。こいつは保健体育だけは学年一位の実力を持っている。」

「ムッツリーニ、俺の瑞希ちゃんにィィィイダダダ‼︎美波やめてくれ!」

「そしてあそこで島田に関節技キメられているのが我妻善逸だ。あいつも音楽だけはAクラス並あるし、何より特殊な呼吸を使って召喚獣を超高速で動かすことができる。」

 

 美波はなぜ俺をここまでいじめるのか…泣いちゃうよ♪

 

「そしてうちのエース、姫路瑞希と副エース、竈門炭治郎だ。」

「私ですか?」

「そうだ、期待してるぞ。」

「はっ…はい!」

「よろしくお願いします‼︎」

 

 ここでクラスが一気に盛り上がった!2人が頑張ってくれれば俺は怖い思いしなくて済むね♪

 

「それに木下秀吉だっている。彼の演劇の才能は騙し討ちにはもってこいだ。」

「ワシもか…?まあ、よろしく頼むのぉ。」

「当然俺も全力を尽くす。」

「雄二は元神童と言われてたからね〜。その気になりゃ結構な成績を取れるよ。」

 

 明久がフォローを入れる。こうしてみるとそれなりのところまでは行けそうだな…

 

「それに吉井明久だっている。」

 

シーーーーン

 

 クラスが一気にやる気を失った。よし、ここは俺がフォローしてやる!

 

「皆聞け、明久の肩書は『観察処分者』だ‼︎」

「それって一番バカってことだろ!なっ、バカひさ!」

「伊之助‼︎そうだけど‼︎間違ってないけど‼︎バカの代名詞だけど‼︎観察処分者は凄いんだぞ‼︎」

「善逸〜、フォローする気あ〜るの〜?」

「それってどういうものなんですか?」

 

 俺の瑞希ちゃんが疑問をなげる。こんな頭いい子には縁のない話だもんな〜。それに雄二が淡々と答える。

 

「まあ簡単に言えば召喚獣を使った教師の雑用係だ。普通召喚獣は物には触れられないが観察処分者ならば触れることができる。」

「でも痛みもフィードバックするし、みんなと同じように教師の監視下でしか召喚できないから結構不便なんだよね〜。」

「てことでこいつは他の人と比べて召喚獣の扱いに慣れている。まあ痛いのは明久だしいいだろ。」

「ひど!雄二酷いよ!僕泣いちゃう♪」

 

 よかった〜。俺の召喚獣は痛みがフィードバックしないぜ!

 そして雄二はまとめにかかる。

 

「とにかくだ!俺たちの力の証明として、まずDクラスを征服しようと思う!皆、この境遇は大いに不満だろう?」

 

「「「「「当然だ!」」」」」

 

「ならば全員ペンを取れ!出陣の準備だ!」

 

「「「「「オーー!」」」」」

 

「俺たちに必要なのはちゃぶ台ではない!システムデスクだ!」

 

「「「「「オーー!」」」」」

 

 そうしてクラスがまとまっていく…。なんだかいける気がしてきたぞ!

 

「それじゃ明久、Dクラスに行ってこい!」

「大丈夫?ボコボコにされたりしない?」

「大丈夫だ!俺を信じろ。」

「うん、わかった!」

 

 そうして、明久は意気揚々と出て行った…

 

 

 

 数分後…………

 

 

 

 ボコボコにされた明久が帰ってきた。

 

「明久〜騙されてや〜んの♪」

「よ〜し、今からミーティングするぞ。明久、善逸、秀吉、ムッツリーニ、伊之助、炭治郎、姫路、島田、今から屋上来い。」

「雄二と善逸に人の心はあるの?」

 

 そう言って俺達は屋上に向かった…




キャラ多過ぎてパンクしそう…
3人増やすのはキツい…
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