未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
side 善逸
俺たちは宿についたよ!
1年男子「「「「「やっふぉ〜‼︎」」」」」
ケバ子「うわ〜!本当にこんな綺麗なところに泊まっていいんですか⁉︎」
伊黒「そうだな。」
甘露寺「その代わり食事は全部自分たちで調達する必要があるけどね!」
愛子「それはそれで楽しそうですね!」
奈々華「後でスーパーでも行きましょうか!」
美波「そうですね!」
甘露寺先輩がいるから食費がヤバいことになりそうだけど気にしない!どうせ伊黒さんが出してくれるでしょ!
伊黒「それでは、まずは部屋に行くぞ。」
全員「「「「は〜い!」」」」
ということで部屋にやってきたんだけど………
ーーーーー部屋割りーーーーー
・奈々華&甘露寺
・1年女子4人
・1・2年男子6人
ーーーーーーーーーーーーーー
めちゃくちゃ窮屈だった。しかもベッドが5人分で1人は簡易寝台だった。
善逸「誰が
妓夫太郎「俺は背が高い(184cm)からサイズが合わないなぁ。」
伊黒「では謝花以外の5人の中から決めなければならないな。」
ムッツリーニ「………俺も背が高……」
耕平「貴様は162cmしか無いだろう。」
伊織「じゃあ次に背が高い俺(170cm)も対象外だな。」
善逸「いや耕平の方が高い(175cm)でしょ。」
伊黒「それなら貴様ら1年でベッドを使うといいだろう。明日はライセンス講習もあるからきちんと寝た方がいいからな。」
1年男子「「「「「伊黒さん……!」」」」」
なんていい先輩なんだろう!
善逸「なんかすいませんね……。もし寝にくかったら言って下さいね。」
伊黒「安心しろ。俺はここで寝る予定ではないからな。」
伊織「ならどこで?」
確かここさっき見た感じ他に部屋がなかったような?それとも隠し部屋があるのかな?
伊黒「俺は甘露寺の部屋で寝る。」
嘘でしょ⁉︎下心の塊やんけ!
伊織・耕平・妓夫太郎「「「させるかぁ‼︎」」」
伊黒「なっ⁉︎」
伊織「俺は自己犠牲の精神が凄い男ですからね〜‼︎皆はベッドで寝てていいですよ〜?」
耕平「この前は他人を犠牲にしたくせに、都合の良い時は自己犠牲を語るんだなぁ、北原⁉︎」
妓夫太郎「これ以上リア充を増やしてたまるかぁぁ⁉︎」
伊黒「貴様ら、邪魔をするな……!」
なんか非リア共が言い争いをし始めたのがめちゃくちゃ都合いいぞ♪
善逸「じゃあ俺はこのベッドで!」
ムッツリーニ「………俺はこれで!」
自分のベッドを確保できてラッキーだね!
善逸「それじゃあ、俺たち先に海で遊んでますね〜!」
伊黒「まあ部屋決めは後にして先に遊ぶか。」
伊織「そうですね。」
妓夫太郎「それじゃあ行きますかぁ。」
ということで急に冷静になったみんなと海に行くことにしました!
side ケバ子
私は今1年女子部屋で水着に着替え終わったよ!
ケバ子「んふふふふふ‼︎」
千紗「すごく嬉しそうだね。」
ケバ子「そりゃもちろん!南の島の〜、こんな綺麗な別荘で〜、サークル仲間と海に来るなんて〜、夢みたいだよね〜!」
美波「分かる!」
愛子「サイコーだよね!」
千紗「確かにいいよね。」
ケバ子・美波・愛子「「「あっ!千紗が笑った!」」」
千紗「ちょっと⁉︎何、変⁉︎」
ケバ子・美波・愛子「「「いや、別に〜♪」」」
ダイビング以外では割と大人しい千紗もテンションが上がってる。そりゃそうだよね!こんな楽しいイベントならそりゃそうなるよね!
愛子「それじゃあ、皆で海に行こうか!」
ケバ子・美波・千紗「「「さんせ〜い♪」」」
ということで皆で海に来ました!
1年女子「「「「お待たせしました〜!」」」」
妓夫太郎「おう。」
伊織「早く来いよ〜!」
ああ……幸せ……!これが私の青春の1ページ……!心のアルバムを飾る大切な思い出……!
ケバ子「あはははは!」
善逸(全裸)「あはははは!」
伊織(全裸)「あはははは!」
耕平(全裸)「あはははは!」
妓夫太郎(全裸)「あはははは!」
ムッツリーニ(全裸)「あはははは!」
伊黒(全裸)「あはははは!」
ケバ子「私のアルバムモザイクだらけ〜‼︎」
こんなアルバム人には見せられないよ‼︎
ケバ子「移動しましょう。」
伊黒「何故だ?」
妓夫太郎「ここなら人がいなくて自由な格好が出来るだろぉ。」
ケバ子「移動しますよね?」
伊黒「お、おう。」
妓夫太郎「納得できんが分かったぞぉ。」
ということで私たちは他のお客さんがいるビーチの方に向かった。
side 善逸
全裸でいたことが美波にバレてボコボコにされた後、俺たちはビーチで意外な人物と遭遇した。
明久「あれ、善逸じゃん!」
善逸「うわ、明久じゃん!」
明久「何しに来たの?」
善逸「サークルの合宿!そっちは?」
明久「瑞希と2人きりでデート!」
善逸「なるほどね〜。」
利光は置いてきたんだね。まあ連れて行く必要がないけど。
姫路「あっ!皆さん、この間ぶりです!」
美波「あ、瑞希に吉井じゃん!この間ぶり〜!」
愛子「まさか沖縄で遭遇するとはね〜。」
ムッツリーニ「………奇跡!」
ちなみに今他の人たちは………、
伊織「おぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」バシャ〜ン!
耕平「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」バシャ〜ン!
千紗「……………」
妓夫太郎「誰が生徒は教師に勝てないと決めたぁぁぁ‼︎」バシャ〜ン!
伊黒「上等だ‼︎」バシャ〜ン!
ケバ子「きゃぁぁぁ‼︎楽しいぃぃぃ‼︎」
バナナボート対決をしているよ。男たちは奈々華さんと甘露寺先輩の部屋で誰が寝るのかを競ってるらしい。そして千紗ちゃんは伊織&耕平と、ケバ子ちゃんは妓夫太郎&伊黒さんと一緒に乗ってるよ。良かったね、ケバ子ちゃん♪
そんなことを思ってると明久が小声で話しかけてきた。
明久「(実は善逸にプレゼントがあるんだ!)」
善逸「(プレゼント?)」
明久「(はい、クッキー!)」
善逸「(あ、ありがとう!)」
クッキーをくれるなんて優しいな〜。でもなんで小声で話しかけて来たんだろう?まさか………っ⁉︎
善逸「(ねえ、これ誰が作ったの?)」
明久「(瑞希!)」
やっぱり‼︎
善逸「(ふざけんなよ!俺を殺す気か‼︎)」
明久「(別にいいじゃん!減るもんじゃないし!)」
善逸「(クッキーも俺の命も減るもんだよ‼︎)」
クソ、コイツめ!さらっと俺のことを殺そうとしやがって‼︎そんなことを思ってるとムッツリーニから話しかけられた。
ムッツリーニ「………おい、声が同じお前ら。」
善逸・明久「「何?」」
ムッツリーニ「………愛子・姫路・島田の3人がバナナボートに乗ったから俺達も3人でバナナボートに乗るぞ。」
善逸「なるほど〜、いいね!」
明久「賛成!」
そして明久がまた小声で話しかけてきた。
明久「(先に落ちた方が瑞希のクッキーを食べる!)」
善逸「(え〜。)」
明久「(もしかして怖いの?)」
善逸「(じょ、上等だよ‼︎)」
明久「(よし!)」
善逸「伊黒さん、俺と明久が先に振り落とされたら負けの勝負をするんでどっちが勝つか見てて下さい!」
伊黒「吉井に姫路も来てたのか。分かった。」
耕平「うわ!我妻と同じ声の奴がいる!」
伊織「なんか可哀想だな。」
善逸「ブチ殺すぞ。」
善逸・明久・ムッツリーニ「「「よろしくお願いします‼︎」」」
運転手「よろしくね。それじゃあその取手にしっかり掴まって下さいね。」
善逸・明久・ムッツリーニ「「「はい!」」」
実は明久の取手にこっそりサンオイルを塗っておいたんだよね〜。これで俺の勝ちだ!さて、俺も座ろう…………
サンオイル《ぬるっ》
と思ったら、何故か俺のところにもサンオイルが塗ってあった。
善逸・明久「「テメェェェェェェ‼︎」」
善逸「なんで卑劣な異常者なんだ、お前は‼︎」
明久「お前こそよくこんなゲスな事を思いつくよね!」
ムッツリーニ「………2人とも同じだろ。」
運転手「それじゃあ行きま〜す!」ドンッ‼︎
善逸・明久・ムッツリーニ「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」」」
こうして俺と明久のバトルが始まった‼︎
善逸「ど、どうした明久……っ!顔が……引きつってる……よ‼︎」
明久「善逸こそ……っ!怖くてチビってるんじゃ……ないの⁉︎」
ムッツリーニ「………」
明久「なんなら片手で勝負する⁉︎」
善逸「上等‼︎」
運転手「加速しますよ〜!」
善逸・明久「「ふぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」」
ムッツリーニ「………バカだな。」
ゆうて片手でもいける!脚で踏ん張ればなんとか……‼︎だけどそれは明久だって同じこと……。だったらアイツの注意を逸らしてその隙に………あの脚にオイルを塗る‼︎
善逸「向こうに瑞希ちゃんが!」
明久「向こうで島田さんが‼︎」
善逸・明久「「その手には引っかかるか‼︎」」
クソ‼︎アイツも同じ考えだったか‼︎ん、ムッツリーニが真ん中にいると言うことは………これだ!
善逸・明久「「向こうで愛子ちゃん(工藤さん)の水着が脱げているよ‼︎」」
ムッツリーニ「………ぬぁっ‼︎」ブー
ムッツリーニの鼻血で脚を滑らせ………ってアイツも同じことを考えてたか!マズい‼︎
善逸「うわぁぁぁぁぁぁ‼︎」バシャーン‼︎
明久「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」バシャーン‼︎
ほぼ同時か……!これは審判の判定に頼ろう!
陸に上がると早速伊黒さんのところに向かった。
善逸・明久「「どうでした⁉︎」」
伊黒「波の差で吉井の勝ちだ。」
明久「よっしゃぁぁぁぁぁぁ‼︎」
善逸「クソォォォォォォォォ‼︎」
姫路「2人とも楽しそうですね!」
美波「そうね!」
俺が死ぬことが………ん?待てよ?
明久「(それじゃあ、約束のブツね)」
善逸「(ほ〜い!)」
ムッツリーニに食べさせたらいいんじゃね?
善逸「ムッツリーニ!ちょっとこっちに来て!」
ムッツリーニ「………何だ?」
善逸「(これあげる!)」
ムッツリーニ「(………姫路のクッキーは要らん。)」
知ってたんかい!
明久「(ざまあ♪)」
ムッツリーニ「(………惨めだな。)」
善逸「(クソォォォォォォォ‼︎)」
でも俺はある事に気がついたよ!
善逸「(別に今食べるなんて一言も言ってないよね?)」
明久「(くっ!確かに……)」
ムッツリーニ「(………俺が見張ってるから安心しろ!)」
明久「(ありがとう、ムッツリーニ!)」
善逸「(うぅ……)」
としょげたフリをしたけど、実際は違うよ!ここぞという時にこのクッキーを使ってやるからな‼︎こうして合宿1日目は幕を閉じた。
ということでケバ子の迷言からのまさかの明久&姫路登場、そして明久とのCV.下野紘キャラ同士のバナナボート対決でした。貰った姫路のクッキーをいつ使うのか、それは今後のお楽しみに。
さて、次回はダイビングのライセンス関連の話になります。お楽しみに!
最後に、評価・感想をお待ちしております。