バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

107 / 164
この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


二十七杯目 此方も抜かねば、無作法というもの

  side 善逸

 

 合宿2日目、起きたら伊織からめちゃくちゃLINEが来てた。

 

伊織『しくじった、全く眠れない。』

伊織『2人の乳房がこぼれ出そうでヤバい。』

伊織『床でもいいからそっちの部屋に入れてくれ。』

伊織『なあ、寝てるのか?』

伊織『お願いします、助けて下さい。』

伊織『それかお前がここで代わりに寝るか?』

伊織『そうすれば浮気になって島田と別れられるぞ‼︎』

伊織『そしたら俺は超ハッピーだ‼︎』

 

 確か昨日の非リア対決は伊織が勝ったんだっけ。それでいざ奈々華さん・甘露寺先輩の2人の横で寝たらこうなったわけね。まあ俺も気持ちはちょっと分かるけど、これを予想できないなんて、アイツもバカだよね〜。それとさらっと浮気させようとすんな。殺すぞ。

 

伊黒「甘露寺と寝たくせに助けろとか、理解出来ない。」

善逸「まあ伊織じゃあの2人には手を出せないでしょ〜。」

ムッツリーニ「………!」バタン

 

 あ、あの2人のことを妄想してムッツリーニが死んだ。まあいっか♪

 

耕平「それならリビングのソファーとかで寝ればよかったのでは?」

妓夫太郎「それなんだがぁ、甘露寺は高校のとき寝相が悪いことで有名だったからなぁ。踏み潰されたんだろぉ。」

耕平「それで動けなくなったと。」

伊黒「甘露寺は天真爛漫なんだから仕方ないだろ。」

善逸「貴方ってホント甘露寺先輩には甘いですよね〜。」

耕平・妓夫太郎「「それな!」」

伊黒「仕方ないだろ。」

 

 ちなみに昨日途中まで伊黒さんたちが隣で、

 

伊黒「甘露寺と寝ている北原をどう処分する?どう責任を取らせる?どんな目に遭わせてやろう?」

妓夫太郎「やりたい事が多過ぎて難しいですねぇ。」

耕平「とりあえず海に沈めましょう。ヤツは水が苦手ですから。」

伊黒・妓夫太郎「「それだ!」」

 

 ってずっと伊織の処刑方法について話してたよ。まあこの感じだと必要なさそうだけどね。

 

妓夫太郎「ちなみに伊織はこの感じだと寝不足だろぉ。今日のダイビングの筆記試験は大丈夫なんですかぁ?」

伊黒「確かにな。散々な結果になるだろう。」

耕平「それなら大丈夫ですよ。」

善逸「そうかな?」

 

 何が大丈夫なんだろう?

 

耕平「ヤツは寝不足関係なく頭が悪いですから。」

全員「「「「確かに!」」」」

 

 なるほどね!確かにそうだね。そんな事を思ってると……、

 

伊織「おい。誰か少しは反論しろよ。」

 

 当の本人が起きてきた。

 

伊織「それに言っておくが俺はお前らよりはいい点を取る自信があるぞ?」

耕平「フッ。バカがよく言うぜ!」

妓夫太郎「確かになぁ。」

伊織「あぁん⁉︎ドイツ語17点と10点の奴がよく言うぜ⁉︎」

耕平「けっ!たまたまの20点が偉そうにしてんじゃねえよ⁉︎」

妓夫太郎「それにカンニングしてない俺と大して変わらねえじゃねえかぁ‼︎」

ムッツリーニ「………何点満点なんだ?」

善逸「100点満点だね。」

ムッツリーニ「………そうか。………ならなんで善逸は喧嘩に混じらないんだ?………まさか0点か?」

善逸「いや、100点だよ?」

ムッツリーニ「………えっ⁉︎」

伊黒「下弦の肆だった貴様が満点だと⁉︎」

 

 まあムッツリーニや伊黒さんは大学や学年が違うから俺が勉強真面目にやってるのを知らないよね。美波の受験の件で後悔したから勉強だけはきちんとやろうと思って大学でも頑張ってるんだよね。

 

ムッツリーニ「………なあお前ら。………善逸が100点って本当か?」

妓夫太郎「そぉだなぁ。」

伊織「島田に色々と教えてもらったらしいからなぁ⁉︎」

耕平「ちなみに他の教科も成績優秀だぞ。俺達のレポートの答えもだいたい善逸から取ってる。」

善逸「ほらね♪」

ムッツリーニ・伊黒「「嘘だろ⁉︎」」

伊黒「コイツは高校時代下から4番目だったんだぞ⁉︎」

ムッツリーニ「………音楽以外殆ど点数が取れなかったはず。」

妓夫太郎「確かに学年有数のバカとして話題になってたなぁ。」

伊織・耕平「「えっ、なんで⁉︎」」

 

 逆に伊織と耕平は俺が昔成績不良だったことを知らないんだよね。ここは俺がこうなって理由を教えてやろう‼︎

 

善逸「ひとえに、愛だよ‼︎」

伊織「よぉ〜し、殺すか。」

耕平「とりあえず昨日のバナナボートから投げ捨てるのはどうだろうか?」

妓夫太郎「身体にウェイト(重り)だけ付けてな。」

ムッツリーニ「………タンクだけ追加しよう!」

善逸「おいおいおい!俺を殺す心配より伊織が寝不足で試験受からない心配をしろよ‼︎」

 

 全く、コイツらはいつもこうなんだから‼︎そんな事を思ってると…………、

 

千紗「そうだよ。今から私が問題出すからちゃんと答えて。」

善逸「千紗ちゃん!」

伊織・耕平・妓夫太郎「「「は〜い。」」」

美波「ついでにウチも混ざるわ!」

愛子「ボクも!」

ケバ子「私も!」

 

 起きてきた千紗ちゃんに助けられた‼︎ありがとね‼︎そしてそのまま千紗ちゃんによるテストが始まった。

 

千紗「じゃあ問題。長距離の水面移動はどちらが疲れない?A、顔を水につけてうつ伏せ。B、仰向け。」

他1年「「「「B!」」」」

千紗「正解。ではオープンウォーターダイバーが潜れる最大深度は?」

他1年「「「「18m!」」」」

千紗「正解。常識問題だね。」

ケバ子「じゃあ私からも常識問題を!」

 

 お!ケバ子ちゃんからの問題って何だろう?

 

ケバ子「着替えるときは更衣室を……」

1年男子「「「「「使わない‼︎」」」」」

美波・愛子「「そこは使って!」」

ケバ子「まだ問題を言い切ってないんだけど……」

 

 本当に常識問題だったね!

 

千紗「じゃあ次は難しい問題。保温しないと手が動かなくなる水温は?」

 

 え〜っと、確か………

 

伊織「18℃。」

千紗「おお、正解。」

善逸「マジで⁉︎伊織凄いね〜。」

耕平「これは偽物の北原だな。」

ムッツリーニ「………あり得ない。」

伊織「うるせえ‼︎昨夜俺があの部屋でどれだけ教本を読み込んだと思ってるんだ‼︎これが脇目をふらずに勉強をした成果だ‼︎」

 

 あぁ、寝れないからそうしてたのか。だからこんなに正解したんだね!

 

千紗「じゃあ次。安全停止する深度は?」

伊織「3〜6m。」

千紗「正解。次。釣り糸や網を切る専用の刃がついたフックは?」

伊織「Zナイフ。」

千紗「正解。」

 

 おお!めちゃくちゃ正解してんじゃん!本当に脇目をふらずに勉強したんだね!

 

千紗「次。自分の胸を人差し指で差すハンドシグナルは?」

伊織「おっぱい。いや違う、こちらを見てください、だ!」

 

 前言撤回。めちゃくちゃ脇目ふってんじゃん。

 

千紗「死ね。正解。なら耳のところを指差すハンドシグナルは?」

伊織「うなじを見てくださ……いやそうじゃない!そっちは見ちゃダメだ……。集中しないと‼︎」

千紗「2回死ね。」

 

 千紗ちゃんがキレるのも無理はないね!

 

耕平「やれやれ、その程度で集中力を乱すとは……」

ムッツリーニ「………情けなし!」

善逸「まあ伊織らしいね〜。」

伊黒「下らない男だ。」

伊織「ほほう。ならばアレを見てもそう言えますかね⁉︎」

 

 そうして伊織が指差した先には………

 

甘露寺・奈々華「「おはよう……ございます……」」

 

 めちゃくちゃエッチな甘露寺先輩と奈々華さんの姿があった。

 

ムッツリーニ「………っ!」ブー、バタン

愛子「ムッツリーニ君⁉︎」

 

 ムッツリーニはもちろん鼻血を出して即死した。

 

耕平・伊黒「「此方も抜かねば……、無作法というもの……」」

妓夫太郎「わ、悪い……///」

伊織「だろ?」

 

 くっ!確かに言いたい!で、でも!これを言ったら美波には悪い!だから………!

 

善逸「抜けない……‼︎くそっ‼︎抜けない‼︎」

耕平「嘘だろ⁉︎」

伊織「お前、島田のためにそこまで……」

妓夫太郎「なんか凄えなぁ。」

 

 よし!なんとか平静を取り戻したぞ!ちなみに奈々華さんと甘露寺先輩は1年女子が部屋に戻したよ。

 

善逸「ちなみに、こんな状況で伊織はどうやって寝たの?」

伊織「自分で自分の首を絞め落として。」

ムッツリーニ「………力技だな。」

耕平「それは寝たって言えるのか?」

妓夫太郎「確かになぁ。」

伊織「まあ今日こうして万全の体調で試験を迎えられたんだからいいじゃないか!」

善逸「そうだね!」

 

 そうして俺たちは試験会場へと向かった。といっても別荘の近くにある提携しているダイビングショップの空きスペースでやるだけなんだよね。もっとお堅い感じかと思ったら割とゆるゆるだったよ!

 

 ちなみに試験は無事全員合格でした‼︎やったね‼︎途中伊織が千紗ちゃんにぶん殴られてたけど気にしないでおこう!きっと試験監督の奈々華さんのおっぱいを見て昨日のことでも思い出してたんでしょう‼︎全く、本当にアイツはバカだね!

 

 そして試験が終わると俺たちはダイビングの練習へと向かった。




 ということで朝のやりとりでした。沖縄編は区切りが難しいため一話一話が短めになってしまいます。なかなか進まないと思うかもしれませんがよろしくお願いします。

 次回はケバ子が残圧を気にする話です。お楽しみに!

 最後に、評価・感想をお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。