バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


二十九杯目 誤解なんだが

  side 伊織

 

 さっき奈々華さんに言われた衝撃の事実。

 

奈々華「このままの調子だと、伊織君だけ不合格になっちゃうかも。」

 

 まさかの俺だけ不合格。この事実を奴らに知られたら………

 

耕平「まあお前じゃ仕方ないよな!」

善逸「伊織はバカだもんね‼︎俺は合格できたけど‼︎」

ケバ子「私でも合格出来たのに〜w」

ムッツリーニ「………草。」

美波「アンタらしいわね。」

愛子「北原ク〜ン、それじゃあこのボクが教えてあげようカナ〜?」

 

 死に勝る………屈辱!だが幸いな事に………

 

奈々華「伊織君は特にマスククリアが苦手みたいね。」

 

 俺の弱点はハッキリしている。そして更に運が良くマスクなら持ってるしプールも海も近くにある。問題は……奴らにバレずに如何に練習するか、だ。潰すのは無理……、拘束は場所が……、気絶させるか……、いや、今は夕食時だから………、ってそうだ!

 

伊織「毒殺したらいいのか!」

千紗「良い笑顔で何言ってるの?」

 

 ヤバい!千紗に聞かれた‼︎ここは誤魔化さないと!

 

伊織「ち、千紗⁉︎盗み聞きとは趣味が悪いぞ⁉︎」

千紗「毒殺ほどじゃないと思うけど……。それで、今度は何企んでるの?」

伊織「なんでもない。別に何も隠してない。」

千紗「分かったから、とりあえず隠している事全部話して。」

伊織「隠してないと言ってるのに⁉︎」

善逸「お〜い、千紗ちゃ〜ん!」

美波「夕食の買い出しに行くよ〜!」

伊織「ほ、ほら千紗!呼ばれているぞ‼︎それじゃあさらばだ‼︎」

千紗「怪しい……」

 

 ということで俺は何とか千紗を振り切ることが出来た。さて、毒殺作戦の開始だ‼︎

 

 

 

 

  side ケバ子

 

 今私たちは夕食のための買い出しに1年生で来ているよ!場所は魚市場。色んな魚があって美味しそう〜♪ちなみに2年生と奈々華さんはダイビング器材の片付けをしているよ。

 

ケバ子「わぁ〜!珍しい物がいっぱいだね!」

千紗「うん。」

善逸「これは食材選びのセンスが試されるね!」

美波「他の皆は何にするのかな〜?」

ケバ子「じゃあ私が聞いてくるね〜!」

 

 ということで他の皆を探しに向かった。

 

おじさん店員「へい、らっしゃい!何にしやす?」

愛子「え〜っと、ボクは………」

 

 おっ!早速愛子を発見したよ!さて、愛子は………

 

愛子「オジサンが食べたいな〜♪」

 

 えっ⁉︎これは皆に早く知らせないと!

 

善逸「どうしたの、愛菜ちゃん?」

美波「何かあったの?」

ケバ子「あ、愛子が………、魚屋のおじさんを食べようとしていた……」

千紗「魚屋のおじさん?」

善逸「え、まっ、待って⁉︎ど、どういうこと⁉︎」

美波「アンタは何を見てきたのよ……」

 

 こ、これは何かの勘違いかもね!だって愛子には康太がいるんだし!

 

ケバ子「ご、ごめん!多分聞き間違いだよ!」

千紗「そ、そうだね……」

美波「まあ愛子はそんな事しないよね〜。」

善逸「なんせ恥ずかしくてムッツリーニにも手を出せないんだからね‼︎」

美波「へ〜、そうなんだ〜。流石愛子だね!」

ケバ子「よ、よし!じゃあ次はその康太に聞いてくる‼︎」

千紗「うん。」

善逸・美波「「よろしく〜!」」

 

 そして私は康太を探すと………

 

おばさん店員「何にします?」

ムッツリーニ「………俺は、」

 

 意外とすぐ近くにいた。さて、何を………

 

ムッツリーニ「………浜崎の奥さんが欲しい。」

 

 ちょっと⁉︎医大コンビは揃いも揃って何なの⁉︎また早くこれを伝えな………ってあそこにいるのは耕平?

 

耕平「すいません、肉付きの良い高校生を下さい。」

 

 ってアンタもかよ‼︎2人とも何を買おうとしてるのよ‼︎早く他の皆に伝えないと‼︎

 

ケバ子「あの………」

善逸・美波・千紗「「「どうだったの?」」」

ケバ子「康太が人妻に手を出そうとしてて、耕平が売春をしようとしてた………」

千紗「ちょっと待って。」

善逸「さっきからおかしいでしょ⁉︎」

美波「アンタはまた聞き間違いでもしたんじゃないの?」

ケバ子「してない‼︎この耳でハッキリと聞いたし目でも見たよ‼︎」

善逸「じゃあ皆で行って確認する?」

美波・千紗「「そうね。」」

 

 そんな事を思ってると………

 

店員「へいらっしゃい!うちはなんでも揃ってるよ‼︎」

妓夫太郎「えっとぉ、それじゃあ………」

 

 妓夫太郎の買い物に遭遇した!

 

善逸「愛菜ちゃん、妓夫太郎だよ〜?行かなくていいの?」

ケバ子「行かないよ!それより皆には確認して欲しいの!変な物を買おうとしているかを‼︎」

美波「でも謝花って1番まともな買い物をしそうじゃない?」

善逸「だよね〜。」

千紗「やっぱり愛菜の勘違いじゃない?」

ケバ子「う….…、確かに……」

 

 また早とちりしちゃったのかな?だって妓夫太郎が変な物を買うわけ………

 

 

 

 

妓夫太郎「新鮮なよだれかけを下さい。」

 

 

 

 

 あるかぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎

 

美波「アウトーーーー‼︎」

善逸「妓夫太郎がニッチな変態になってるんだけど〜⁉︎」

ケバ子「だから言ったでしょ‼︎」

美波「善逸、ここは通報すべきかな?」

善逸「そうだね!いくら妓夫太郎でもこれは……」

千紗「待って3人とも。」

善逸・美波・ケバ子「「「えっ?」」」

 

 千紗は何を言おうとしてるのだろう……?

 

千紗「オジサンも浜崎の奥さんも高校生もよだれかけも、全部魚の名前だから。この本にも書いてあるし。」

善逸・美波・ケバ子「「「えっ?」」」

 

 衝撃の事実、判明‼︎しかも千紗が見せてくれた本に4種類ともちゃんと載っていた。

 

ケバ子「そうだったんだ〜。」

善逸「凄いネーミングセンスだね〜。」

美波「じゃあさっきの医大コンビも今村も謝花も魚を買おうとしてたんだね〜。」

千紗「うん。」

ケバ子「早とちりしてごめんね。」

善逸「いえいえ〜!」

美波「これは仕方がないって……」

 

 まあ冷静に考えてそんな物を買うわけないよね〜。なんか安心したよ!

 

 

 

 

  side 善逸

 

 それにしても世の中には変な名前の魚もいるもんだね〜。そんな事を思っていると…………

 

伊織「すみません!」

店員「あいよ、いらっしゃい!」

 

 伊織の買い物に遭遇した。コイツは果たして何を買うのかな………

 

 

 

 

伊織「老化効果、細胞破壊効果、細胞分裂阻止効果を含んだ、一口で成人が昏倒するような毒魚を一匹!」

店員「ねぇよ、ンなモン。」

 

 

 

 

 ヤバい物を買おうとしていた。コイツ、毒魚を手に入れて何を………ん?毒?一口で成人が昏倒するような毒………そうだ!

 

善逸「伊織〜!やっほ〜!ちょっとこっちに来て〜!」

伊織「ぜ、善逸だと⁉︎人の買い物を覗き見するとは趣味が悪いな‼︎」

 

 お!伊織が近づいて来たぞ‼︎これはチャンスだ‼︎

 

善逸「一口で成人が昏倒するような毒物を探してるんでしょ〜?」

伊織「バレちゃあ仕方がないな。その通りだ。」

善逸「じゃあコレ、あげ………る‼︎」ガッ‼︎

 

 そうして俺は伊織の口に無理矢理昨日貰った瑞希ちゃんのクッキーをぶち込んで無理矢理食わせた。

 

伊織「グッ………グブァ!」ガクッ

 

 もちろん伊織は一口で昏倒した。

 

善逸「ほいみんな、これが一口で成人が昏倒するような毒物です!」

千紗「凄い……」

ケバ子「有言実行ね……」

美波「アンタなんて物を持ってるのよ………」

善逸「まあちょっと色々あってね!」

 

 毒殺とかをしようってんならまず自分が毒殺されないとね‼︎普段俺が美波とイチャイチャしようとするのを真っ先に邪魔してくる恨みもあるけどな‼︎

 

 

 

 

  side 伊織

 

 え〜っと、あれは川か〜。綺麗な川だな〜。お!水も冷たいぞ!これは夏に気持ちいいな!さてと、向こうには何があるんだろう………って幽霊⁉︎なんかヤバいのがいっぱいいるんだけど⁉︎というか……

 

豊「おお!北原のとこの伊織君か〜!こっちはいいぞ〜!うどんも美味しいし〜!おいで〜!一緒にやまかけうどんを食うぞ〜!」

 

 あれは浅草に住んでいた親戚のうどん屋の豊さんじゃん!確か数年前に亡くなったんだよな………。じゃあこの川は………三途の川じゃねえか‼︎急いで戻らないと!早く‼︎

 

 

 

伊織「はっ!」

千紗「おはよう。」

伊織「千紗⁉︎まさかお前が俺を殺そうと……」

千紗「なわけないでしょ。」

伊織「なら………、」

 

 じゃあ一体誰が………待てよ?俺の記憶は善逸の薄汚い笑顔で途切れているぞ?まさか………

 

伊織「善逸の仕業か!」

千紗「正解。」

伊織「そうとなったら殺しに……」

千紗「行かないで。私と伊織は料理当番になったんだから今から晩ご飯を作るの。」

 

 マジか………。じゃあ毒殺出来ないじゃん……。というか毒物がないんだから無理か。ここはしょうがない。千紗に正直に言って頼むか………。

 

 

 

  side ケバ子

 

 さぁ〜って、夕食までまだ時間があるし、お茶でも飲も〜っと!さてと、冷蔵庫はキッチンのそばにあるからそこに行くか!あ、そういえば今は伊織と千紗が料理当番なんだっけ。きっと従兄弟同士、色んな話をしながら料理を…………

 

伊織「(練習に)付き合ってくれないか?」

 

 え⁉︎え⁉︎どういう事⁉︎伊織が千紗に……⁉︎どうして⁉︎いやいやいやいや、落ち着こう!買い物の時みたいに誤解かも知れないし……。

 

伊織「(ダイビングが)好きになってるからな。」

 

 誤解じゃな〜い!でも千紗は確か伊織のことを男避けにしか思ってなかったような…………

 

千紗「嬉しい♪」

 

 おぉぉぉぉぉぉぉ‼︎これは皆に報告しないと!まずは近くにいる愛子から!

 

愛子「どうしたの?」

ケバ子「千紗と伊織が………」

愛子「あの2人が?」

ケバ子「この前まではそんな事なかったのに‼︎」

愛子「えっ⁉︎ちょ⁉︎どういう事⁉︎」

ケバ子「行けば分かるよ!」

愛子「うん!わ、分かった!」

 

 愛子ならすぐにわかってくれるはず……!

 

 

 

  side 愛子

 

 愛菜が言ってた事って何だろう?とりあえず北原君たちのところに行くか………

 

伊織「(俺の身体に重い物とかを)縛ってくれないか?」

 

 えっ⁉︎ちょ、どういう事⁉︎まさか北原君はM(そっち)に目覚めちゃったの⁉︎いやいやいや、そんな事はないはす‼︎ここはもう一度事実確認を………

 

伊織「思い切り俺を踏んでくれ。」

 

 んんんんんんん‼︎本当に目覚めてる!愛菜の言ってた事が分かったよ!

 

愛子「愛菜!ボクも愛菜の言いたい事が分かったよ!」

ケバ子「でしょ⁉︎」

ムッツリーニ「………ん?………2人とも何話してるんだ?」

愛子「聞いてよムッツリーニ君!」

ケバ子「伊織がさ!」

ケバ子・愛子「「恋(M)に目覚めていた……ってえ?」

 

 なんか愛菜と違ったみたい。

 

ケバ子「えっ⁉︎愛子はどういう勘違いをしてるのよ⁉︎」

愛子「愛菜こそ、そんな話はしてなかったよ?」

ムッツリーニ「………ただの2人の早とちりか……」

ケバ子・愛子「「そうかも………」」

 

 よくよく考えたら北原君が目覚めるはずがないもんね。ただの誤解でした!

 

ムッツリーニ「………いや待てよ?」

 

 え?まさかムッツリーニ君は何か知ってるのかな?

 

愛子「どうしたの?」

ムッツリーニ「………奴は恋とM(どっち)にも目覚めたのかも知れない‼︎」

愛子「えっ⁉︎そ、そういう事⁉︎」

ケバ子「いやいや、そんな人いないでしょ〜。」

ムッツリーニ「………いや、いる。………皆、アレを見て欲しい。」

 

 そうしてボクはムッツリーニ君が指差した先を見るとそこでは………

 

美波「善逸‼︎外で脱ぐなって言ったでしょうが‼︎」

善逸「美波‼︎その事なんだけど、とりあえず俺の話を聞いてくれ‼︎」

美波「何よ?」

善逸「俺が脱いだのには理由があるんだ‼︎」

美波「酒飲んだからでしょ⁉︎」

善逸「違うんだ‼︎いいか、美波はまだ日本に慣れてないから知らないと思うけど………」

美波「いや、流石に3年も住んでるから慣れてるし………」

善逸「ここは露天サウナなんだ。」

美波「なわけないでしょ‼︎」ドゴォ‼︎

善逸「痛ぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 美波が我妻君に蹴りを入れていた。

 

ムッツリーニ「………な?………善逸()恋とMに(どっちにも)目覚めてるだろ?」

ケバ子・愛子「「確かに……」」

ムッツリーニ「………だから伊織もそうかも知れない!」

ケバ子・愛子「「なるほど!」」

 

 こうしてボクの北原君を見る目がちょっと変わった。




 ということで魚市場での誤解からの恋とMの誤解でした。バカテス編の積み重ねのおかげでネタが増えましたね!まあ善逸のMについては誤解なんですけどね。

 ちなみに「よだれかけ」という魚は実在します。しかも水が苦手とかいう変わった魚です。面白いですね!

 さて、次回は伊織をプールに沈める話をやります。お楽しみに!

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