バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


三十杯目  試練

  side 妓夫太郎

 

 夜、俺は中々寝付けなかったので適当にうろつく事にした。リビングにお茶があるから飲もうかな………

 

伊織「悪いな。……付き合……ちまって……」

千紗「……濡れちゃう……服は脱いだ方が……」

 

 伊織と古手川だと⁉︎アイツらまさか本当に付き合ってたのか⁉︎だとしたら許さん‼︎ここは俺が止めてやる‼︎

 

妓夫太郎「何やって………」

 

 そうして俺が見たのは……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 古手川が伊織の頭を足で踏みつけてプールに沈めている光景だった。

 

妓夫太郎「本当に何やってんだぁぁぁぁぁぁ‼︎」

伊織「あぁ、妓夫太郎か。ちょうど良かった。お前も協力してくれ。」

妓夫太郎「断るぞぉ‼︎俺はお前らみたいな変態にはなりたくない‼︎」

千紗「変態は伊織だけ。私を一緒にしないで。」

伊織「千紗の言葉には納得いかんが、聞いてくれ。これはダイビングの練習なんだ。」

妓夫太郎「嘘つけぇぇぇぇ‼︎明らかに上級者向けの事してんだろぉぉがぁぁぁぁ‼︎」

伊織「いいや、むしろ初心者向けなんだ。」

 

 嘘だろ⁉︎この世には伊織を超える変態がいるのかぁ。そういえば昔、前田まさお先輩と継國先生が変な事を言ってるのを聞いたなぁ。

 

兄上「後継をどうするつもりだ?我らに匹敵する変態が居ない。透き通る世界の継承が絶望的だ。極めた技が途絶えてしまうぞ?」

まさお「継國先生、僕たちはそれ程たいそうなものではないですよ。長い長い人の歴史のほんの一欠片。僕たちの才覚を凌ぐ者が今この瞬間にも産声を上げています。彼らがまた同じ場所まで辿り着くでしょう。何の心配も要りません。僕たちはいつでも安心して人生の幕を引けばいいんです。浮き立つような気持ちになりませんか、継國先生?」

兄上「そうか?」

まさお「いつか、これから生まれてくる子供たちが、私たちを超えて、さらなる高みへと、登りつめてゆくんです‼︎」

 

 伊織の発言からすると、俺の想像を超える変態が世の中にはいるんだなぁ。そしてそれすらも超える変態がどんどん生まれているということ。酷え世の中だなぁ。

 

妓夫太郎「なるほどなぁ。じゃあこれから変態として頑張ってくれ。」

伊織「なんでそうなるんだよ‼︎」

千紗「謝花君、これ本当にダイビングの練習だから。」

 

 古手川が言うなら本当にそうなんだろう。

 

妓夫太郎「そうだったんだなぁ。」

伊織「何故千紗だと一言で信じる?」

妓夫太郎「信頼度の差。」

伊織「それはまるで俺と信頼関係が無いみたいだな。」

妓夫太郎「まあなぁ。」

伊織「おい‼︎ふざけんなよ‼︎」

千紗「当たり前でしょ……」

妓夫太郎「それより、なんか手伝う事はあるかぁ?」

伊織「おう、それじゃあ………」

 

 こうして俺は古手川と一緒に伊織の頭を踏んでプールに沈めることになった。

 

 

 

 

  side モブ

 

 いい夜空だな〜。ん?あれは………

 

千紗「暴れないの。」

妓夫太郎「ジタバタすんなぁぁぁ‼︎」

伊織「モガ……モガッ!」

 

 何だあれは⁉︎早く警察に通報しないと‼︎

 

モブ「もしもし警察ですか?女1人と男1人が別の男1人を裸に剥いて沈めています。住所は………」

 

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 伊織の練習に付き合ってはいるんだが………

 

伊織「未だにマスクに水が残るな……」

 

 まだ上手くいかないみたい。

 

妓夫太郎「あと少しなんだけどなぁ。」

千紗「まだ水を怖がってるのかも?」

伊織「よし、こうなったらアレをやるか!」

妓夫太郎「アレって……お前まさか!」

伊織「そうだ、アレだ‼︎」

 

 そうして伊織は全裸になって………

 

伊織「ここは風呂、ここは風呂、ここは風呂………」

 

 前にプール練習の時(六杯目参照)にやったやつをやり始めた。

 

千紗「………」

妓夫太郎「それ本当に効果あんのかぁ?」

伊織「いや、全く無かった。」

妓夫太郎「はぁ?じゃあなんでやるんだぁ?」

伊織「ここならアレがもっと近くで見られるかもしれないからな。やれる事は全部やっておきたいんだ。」

 

 アレってなんだろう?もしかしたら海の中の絶景ってことかな。もし俺だったら水族館の時のあの景色(七杯目参照)を思い浮かべるなぁ。もしかしたら伊織も同じかもなぁ。

 

伊織「ってわけでも先に寝ててくれ。」

千紗「分かった。」

妓夫太郎「程々にしとけよぉ。」

千紗「それじゃあおやすみ。」

伊織「おう、おやすみ。」

 

 ということで俺はそのまま寝る事にした。

 

 

 

  side 伊織

 

 さて、練習はこのくらいでいいだろ。

 

??「あの、すいません。」

伊織「ん?」

 

 こんな時間に誰…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

警察「警察の者ですが………」

 

 ⁉︎

 

伊織「どうしたんですか?」

警察「奇行に走る男女がいるとの通報がありまして。」

 

 ぎくっ!マズい!

 

伊織「い、いやぁ、何かの間違いじゃないですかね?怪しい人なんて誰も見ませんでしたよ?」

警察「そうですか。」

伊織「ええ。そんな危ない人なんて影も形も。」

警察「ふむ………、もしかして貴方がその危険人物とか?」

伊織「あり得ません。」

警察「念の為怪しい人物がいないかこの辺を見回りますね。」

伊織「はっはっはっ!分かりました!」

 

 よし、どうやら誤魔化せ………ってマズい‼︎俺今全裸じゃん‼︎出るに出られん‼︎

 

 こうしてずっとプールに入り続けた結果、俺は風邪をひいた。

 

 

 

  side 善逸

 

 翌朝起きると、伊織が風邪で倒れたとの報せを受けた。

 

善逸「アイツ何してんの?」

妓夫太郎「全裸でプールで練習していたら警察が来て出られなくなったって。」

善逸「頭悪すぎん?」

妓夫太郎「まあ警察を呼んだ原因は俺と古手川にもあるからなぁ……」

善逸「いや、お前ら何したんだよ⁉︎よりにもよってあまり奇行に走らなそうな2人なのに‼︎」

妓夫太郎「伊織の頭を踏んでプールに沈める練習をしてたぞぉ。」

善逸「おい‼︎そりゃあ呼ばれるよ‼︎」

 

 明らかに奇行じゃん、それ‼︎しかも練習ってなんだよ⁉︎その言い方だと練習とは別に本番があるみたいだよね⁉︎

 

千紗「一応ダイビングの練習だから………」

 

 練習ってそういうことね………

 

善逸「そ、そうなんだ……」

妓夫太郎「まあ全裸になって風呂入っているフリをしてたのは伊織だけだがなぁ。」

善逸「じゃあ変態はアイツだけだね!」

 

 一瞬コイツらが変態かと思っちゃったよ………。良かった、変態は伊織だけで‼︎あとアイツはあのときのやつをまたやったのかよ‼︎本当にバカだな〜。

 

美波「ねえ善逸?」

 

 美波がさっきの話を聞いて俺に話しかけてきた。というか俺こいつのやりそうなことが分かったぞ?

 

善逸「何美波?頭を踏んづける練習ならやらないよ?」

美波「えっ⁉︎アンタMだから喜ぶと思ったのに⁉︎」

善逸「喜ばねえよ‼︎」

ムッツリーニ「………嘘だろ⁉︎」

善逸「嘘じゃねえよ‼︎」

ムッツリーニ「………だってお前は恋とMに(どっちにも)目覚めてるはずだろ?………なら何故喜ばない⁉︎」

耕平「何だと⁉︎」

善逸「そもそもその前提が違うわ‼︎」

愛子・ケバ子「「違うの?」」

善逸「恋はともかくMには目覚めてないから‼︎美波がSに目覚めてるだけだから‼︎というかなんで愛菜ちゃんまでそういう認識なのさ‼︎」

ケバ子「昨日康太が言ってたから。伊織と善逸は恋とMに(どっちにも)目覚めているって……」

耕平「北原もか‼︎」

善逸「ムッツリーニ、貴様殺すぞ。」

ムッツリーニ「………あ?」

 

 人を変態として他人に紹介するなよ‼︎

 

善逸「とにかく、恋が俺でMが伊織だよ‼︎そこを勘違いしないで‼︎」

愛子・ケバ子「「な〜んだ。」」

耕平「誤解だったのか……」

 

 誤解だね。ものすごい誤解だね。

 

美波「ちなみにウチはSじゃないわよ?」

善逸「嘘つけ。」

美波「嘘じゃないよ〜♪」

 

 胸はSサイズだけどね。

 

美波「ねえ、アンタ今失礼な事考えてなかった?」

善逸「全然♪」

美波「怪しい………」

 

 無惨並の思考盗聴はやめて欲しいな〜。

 

奈々華「よし!それじゃあ今日が最後の実習です!皆、ライセンスを取れるように頑張りましょう!」

1年(千紗・伊織以外)「「「「オー‼︎」」」」

 

 ということで今日の実習に臨んだ。

 

 

 

 そして遂に……………

 

美波「ライセンス………」

善逸「ゲットだぜ‼︎」

善逸・美波「「イエ〜イ‼︎」」

 

 晴れて一人前のダイバーになりました‼︎やったね‼︎

 

千紗「皆、おめでとう!」

ケバ子「千紗ありがとね!」

愛子「これでボクたち一緒に潜れるね!」

ムッツリーニ「………そして俺達は更なる海の中へ……」

耕平「行けるというわけだな‼︎」

善逸「よし、これから祝杯をあげるか‼︎」

1年(伊織以外)「「「「「オー‼︎」」」」」

 

 ということで祝杯をあげるために俺と美波は昨日と同じ魚市場に買い出しに来ました!

 

善逸「う〜んと、どの店にしようかな〜?」

美波「ここがいいんじゃない?安いし!」

善逸「そうするか!すいませ……」

右代宮「すいません‼︎ここにある魚を全部私に‼︎」

 

 えっ⁉︎なんかヤベ〜男が割り込んで来たんだけど⁉︎しかもせっかく買おうとしたのに‼︎

 

店員「ええと……そちらの方は……」

善逸「えっと……」

右代宮「お前ら‼︎買う物はないよな⁉︎」

善逸「美波、どうする?」

美波「ここはやめとくか……」

善逸「そうだね。すいません、大丈夫です……」

店員「はいよ……」

右代宮「それでいいそれでいい‼︎」

 

 マジでムカつくなコイツ‼︎野島以上のナルシストなのかな⁉︎しかもなんか見たことあるんだよな〜、この人。そんな事を思いながら俺は別の店へと向かった。

 

美波「ねえ善逸、あの人って確か右代宮准教授じゃない?」

善逸「え?美波知ってるの?」

美波「うちの学科にいる教員だからね。千紗とちょっと話題になってた人なの。」

 

 通りで見たことあったのか。

 

善逸「えっ⁉︎マジで⁉︎それじゃあ俺たちアイツの講義を受けるかもしれないの⁉︎」

美波「そうね。確か後半クオーター(1つの学期を2つに分けた時の後半)の材料力学基礎の先生だったはず。」

善逸「マジかよ〜‼︎」

 

 アイツ絶対クソ教員じゃん‼︎いや、文月で慣れたけどさ〜。またクソ教員に当たるのは勘弁して欲しいよ!そんな事を思いながら俺たちは別の店へと向かった。

 

 

 

 そして合格記念打ち上げを終えた次の日………、

 

全員「「「「「宮古島、到着‼︎」」」」」

 

 遂に俺たちは宮古島へとやってきた‼︎




 ということで足踏み騒動からの右代宮准教授の登場でした。准教授は個人的にぐらんぶるで一番好きなキャラなので今から善逸たちとのバトルを書くのが楽しみで仕方ありません!

 そして次回からは宮古島での話になります。久しぶりに3年生が登場します。お楽しみに‼︎

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