バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


三十一杯目 ボートダイビング

  side 善逸

 

 宮古島到着‼︎さてと、記念にビールを…………

 

美波「これから潜るのに飲むバカはまさかいないよね〜?」

善逸「はい。」

 

 飲めませんでした‼︎

 

 

 しばらくすると………、

 

梓「お待たせ!」

寿「なんか久しぶりだな。」

まさお「3日しか会ってないのにね〜。」

時田「まあいつもいるからな。」

 

 久しぶりに3年生と会いました!

 

1・2年「「「「お久しぶりで〜す‼︎」」」」

善逸「先輩方はいつからここにいたんですか?」

時田「しばらく沖縄本島を旅行して、昨晩こっちに来たところだな。」

まさお「今日は朝から潜るからね〜。」

梓「前乗りしないと間に合わないと思って♪」

善逸「なるほど〜!」

伊織「てっきりオトーリが楽しみで前乗りしたのかと……」

寿「宮古島式のイッキか。」

時田「楽しみではあるが、どんなものかは知らないな〜?」

3年全員「「「「あっはっはっ!」」」」

 

 あれ?てっきり宮古島の雑誌でオトーリのページを開いていたから知ってると思ったんだけどな〜?気のせいだったかな?

 

伊織「そういえばネットで噂を見かけたんだが……」

善逸「何?」

伊織「『宮古人お断り』なんて看板を出してる店があるとか……」

善逸「オトーリってやつが凄すぎて?」

時田「それは流石に都市伝説だろ。」

寿「そんな酷え飲み方する連中がいるもんか!」

善逸・伊織「「ですよね〜!」」

 

 まあ流石にそんな事はないよね〜。ん?この店には看板が立ってるぞ?まさか本当に………

 

 

 

看板《PaB関係者お断り‼︎》

 

 

 

 宮古人じゃなくてお前らかよ‼︎やっぱり既にオトーリをやってんじゃん‼︎

 

善逸・伊織「「アンタら昨日何やったんですか⁉︎」」

3年全員「「「「あっはっはっ!」」」」

 

 しらをきるなや‼︎これで今日のオトーリが出来なかったらアンタらのせいだからな‼︎

 

時田「まあそれはそれとしてだ。」

寿「いよいよお前たちのダイバーデビューだな!」

伊織「ああ、それなんですけど、実は……」

善逸「伊織は風邪引いてライセンス取れなかったんですよね〜!」

時田・寿「「マジか〜!」」

まさお「そりゃあ残念だね〜!」

梓「じゃあ伊織は一緒に潜れないのか〜。」

伊織「そうですね〜。」

時田「それは残念だな。」

善逸「あとで写真見せてやるから元気出しなよ!」

伊織「お前が撮るわけじゃねえだろ。」

善逸「まあね〜。」

 

 まあ伊織の自業自得だからしょうがないよね〜。

 

 

 

 そして俺たちは昨日の海洋実習ぶりに船に乗った。ちなみに今日のやつは2階もついてるから豪華なタイプなんだよね。

 

伊織「おお!初めての船だぜ‼︎サイコ〜‼︎」

 

 そういえばコイツはそうだったね。まあ俺たちもまだ2回目だけどね。

 

ムッツリーニ「………伊織の初めて///」

伊織「意味深に言うのやめろや。」

妓夫太郎「そういやぁテメェは昨日乗ってないもんなぁ。」

善逸「じゃあ俺たちは先輩だね!」

耕平「先輩には敬語を使いたまえ。」

伊織「誰がテメェらなんかに使うか‼︎」

善逸「こらこら後輩ちゃん♪他のお客さんもいるのに騒がないの♪先輩との約束だよ♪」

伊織「うるせえ‼︎」

ケバ子「アンタら、騒ぐのはやめなさい!」

愛子「他にお客さんもいるんだからね〜。」

善逸・伊織・耕平・ムッツリーニ「「「「は〜い!」」」」

 

 伊織ちゃんめ♪はしゃいじゃって♪

 

奈々華「それではミーティングを始めます!」

全員「「「「うぉ〜す‼︎」」」」

 

 ということで奈々華さんによるミーティングが始まった。そして……、

 

奈々華「それじゃあ皆さん準備をお願いします。」

 

 終わったので、

 

男子全員「「「「うお〜す‼︎」」」」

 

 ここで着替える事に……………

 

美波「こ・う・い・し・つ♪」グギギギ

善逸「いぃぃぃぃったい‼︎分かりました‼︎分かりましたから手を離して下さぁぁぁぁい‼︎」

美波「よろしい♪」

 

 はなりませんでした。全く、これから潜るってのに腕を潰さないでよ‼︎

 

善逸「そういや伊織はどうすんの?今回は最大深度が17mだからライセンスがないと潜れないよね?」

伊織「ああ、それなら大丈夫だ。1・2本目は体験ダイビングに交ぜてもらう事になったからな。」

善逸「じゃあ3本目は?」

美波「皆今日は3本潜る予定みたいだけと……」

伊織「俺は船の上で待機だな。」

善逸「なんかそれは寂しいね〜。」

伊織「まあ後でまた来ればいいだろ。それよりせっかくの沖縄の海なんだからさ、楽しんでこいよ‼︎」

善逸・美波「「うん!」」

 

 いつか伊織も入れてまた来よう。そして皆で潜ろうね‼︎

 

 

 

 そしていよいよ沖縄の海へとダイブするときがやってきた‼︎

 

奈々華「ゆっくりと落ち着いて耳抜きしながらね〜。」

1年全員(伊織以外)「「「「は〜い!」」」」

 

 ということでいざ、海の中に入ると…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信じられないものを見た。宮古島独特の神秘的な岩の合間を縫って、幻想的な日の光が差し込んでいる澄んだ青い海の中を泳ぐ沢山の色とりどりの魚たちがそこにはいた。伊豆とはまた違った独特な、そして幻想的な世界だった。ここにずっといたいと思ってしまうような、そんな世界だった。ああ、早くこの感動を声に出して美波や他の皆と共有したい‼︎でもずっとこの世界の中にいたい‼︎そんな葛藤が胸の中を渦巻いていた。

 

 

 船の上に上がった瞬間、自然と言葉が出てしまった。

 

1年全員(伊織以外)「「「「「凄かったよね〜(な)‼︎」」」」」

善逸「伊豆とはまた違った世界が広がってたよ‼︎」

美波「特にウミガメの親子が可愛かったよね‼︎」

時田「運良く親子連れだったな。」

ケバ子「私、ずっとあの中にいたかった〜♪」

耕平「2次元のような素晴らしさだった……」

ムッツリーニ「………次元が下がるのかよ。」

 

 やっぱり皆で感動を共有したくなるよね〜‼︎このときのための仲間たちさ‼︎

 

愛子「ちなみに、北原君のところからは見えた?」

伊織「残念ながら。」

千紗「写真なら撮った。こんな感じ。」

伊織「おお‼︎近くで見たかったな〜‼︎」

寿「なに、ライセンスを取ればまたチャンスはあるさ!」

耕平「次は頑張れよ、後輩!」

善逸「何かあったら俺たち先輩を頼っていいからさ‼︎」

ムッツリーニ「………何でも教えてやる!」

伊織「お前らに言われると異様に腹立つな。」

 

 伊織も一緒にいて欲しかったな〜。それにしても、さっきから伊織の様子がちょっと変なような………。もしかして落ち込んでるのかな?

 

千紗「伊織、大丈夫かな……」

善逸「千紗ちゃんもそう思う?」

千紗「うん。」

善逸「だよね〜。なんかちょっと落ち込んでるっぽいし。」

千紗「次の回が終わったら声かけてみる。」

善逸「お願いね!」

 

 千紗ちゃんも結構気にしていたみたい。もしやダイビングが嫌いになっていたりして……?元々伊織は水が苦手だし……。そんなことを思いながら俺は2回目のダイビングに向かった。

 

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 2回目のとき、俺はある光景を目にした。頭の上まで水に覆われた世界は、どこか見覚えのあるような、でも記憶よりも素晴らしいような、そんな世界だった。ああ、これはあのときのやつか。水族館の海中トンネル(七杯目参照)の世界だ。宇髄先生が言ってたのってこういうことだったんだなぁ。確かにあのときよりも素晴らしい世界だなぁ。良かったよ、このサークルに入って‼︎

 

 

 

  side 善逸

 

 再び陸に上がると、伊織がいない上に千紗ちゃんが耳を押さえていた。

 

善逸「千紗ちゃん、大丈夫?」

美波「どうしたの?」

千紗「う〜んと、ちょっと耳やっちゃって……。だから3本目はやめとく。」

善逸「そうなのか…………」

美波「それは残念だね………」

千紗「まあ、私は伊織のところ行ってくるから、みんなは気にしないで潜ってて。」

善逸・美波「「分かった………」」

 

 ダイビングインストラクターの中には耳が聞こえなくなった人もいるらしいからね…………。俺も気をつけないと………。

 

 それと、さっきから伊織の姿が見当たらない。デッキで休んでるらしいけどね。それにしてもいつもはうるさいアイツがやけに大人しいよな〜。やっぱり落ち込んでるのかな?そんな事を思いながら俺は本日最後のダイビングへ向かった。

 

 

 

 

  side 千紗

 

 デッキに向かうと、そこには伊織がいた。やっぱり落ち込んでるみたい。ええと、ここはどうやって話しかければ………。う〜んと、話の切り出しは………。どういう風に話せば………。よし、無理矢理思った事を言い切っちゃおう!

 

千紗「あのね伊織。皆と潜れないのは残念だけど、これが最後ってわけじゃないから‼︎」

伊織「………」

千紗「明日は体験でも行ける浅めのスポットにも行くらしいし‼︎」

伊織「………」

 

 反応がない‼︎ならもっと色々言わないと‼︎

 

千紗「そ、そうそう!この前バイトで水族館の入場券貰ったから良かったら……」

伊織「千紗……」

千紗「う、うん。」

 

 やっと返事してくれた!ここは更に励まさ………

 

伊織「船って結構揺れるのな。」

 

 はっ?

 

伊織「忠告通り酔い止め飲んでくれば良かった……。あと潜る前の水面待機……。あれもあれでかなり揺れてキツイな………」

千紗「伊織。」

伊織「なんだ?」

千紗「もしかして酔ってただけ?」

伊織「だけとはなんだ。結構辛いぞ……」

 

 それだけかよ‼︎心配して損した………。とりあえずお茶をあげよう。

 

千紗「はい、お茶。」

伊織「サンキュー!しかしまああれだな、千紗。」

千紗「ん?」

 

 何を言うつもりなんだろう?

 

伊織「お前、いい女だな‼︎」

千紗「は?」

 

 何言ってんのコイツ………

 

伊織「一人で残される俺に気ぃ遣ってくれたんだろ?」

千紗「……別にそういうわけじゃ……」

 

 いや、そうだけども……。恥ずかしいから言わない!

 

伊織「大丈夫だって千紗!俺はこの程度でダイビングが嫌いになったりしないからさ‼︎」

千紗「……そう。」

 

 それは良かった……!ちょっと心配したから……!

 

伊織「凄いよな、ダイビングは。海の中だけじゃなくて船まで楽しいとは思わなかったよ!」

千紗「船が?」

 

 どういうこと?

 

伊織「さっきこのポイントに移動してくるときに思ったんだよ。海の中で見たものについて話したり、ボードの上で皆で昼飯を食ったり、潮風と日光を浴びながら移動したり……、これって最高に気持ちいいよな‼︎」

 

 そういうことね‼︎良かった、それを楽しいと思ってくれて‼︎私もそれが好きだよ‼︎

 

千紗「うん!」

 

伊織「いつも騒がしい先輩たちや善逸たちですらだら〜っとしてるもんな。」

千紗「日光浴中の猫みたいだよね。」

伊織「体験ダイビングになったのは残念だけどまた来たいと思ったよ。」

千紗「そっか。」

伊織「お前も3本目潜れなかったんだからリベンジに来たいだろ?」

千紗「まあそうだけど……」

 

 う〜ん、それなら……!

 

千紗「伊織の奢りなら‼︎」

 

 これなら行っていいかもね!

 

伊織「俺の懐事情知っててよく言えるな!ま、宝くじでも当たったら連れてきてやるよ!」

千紗「ん。期待しないで待ってる。」

 

 そんな会話をしていると………

 

他1年「「「「ただいま〜‼︎」」」」

 

 他の1年生が戻ってきた。

 

 

 

 

  side 善逸

 

 陸に上がると、俺たちは千紗ちゃんから伊織の事情を聞いた。

 

千紗「かくかくしかじかで……」

 

 おい‼︎そういうことかよ‼︎

 

善逸「ただの船酔いかよ‼︎心配して損したわ‼︎」

美波「そうね!」

伊織「ただのとはなんだ。めっちゃキツかったんだぞ。」

善逸「酔い止めを飲んでおけば良かったのに〜!」

伊織「それな!」

 

 それにしても、伊織が落ち込んでいたわけじゃなくて安心したよ〜。そんな事を思っていると………、

 

時田『陸に上がったら緊急のアル柱合会議を行う。今夜のオトーリの件についてだ。』

 

 という連絡が入ったので、俺は陸に上がった後美波たちとは別れて柱の人たちと一緒に行動することになった。

 

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 ダイビングを終えた夜、俺はPaB全員で宴会場に集まっていた。

 

時田「皆も知っての通り、宮古島に来た理由の8割を占めるオトーリ体験だが……、」

寿「予定していた店が何故か臨時休業になったため断念することになった。」

3年男子他「「「「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」

伊黒「クソ‼︎この日のために1ヶ月間断食したのに‼︎」

 

 何故かってだいたいお前らのせいだろ。あと伊黒さんのやる気がえげつないな………。でも良かった!

 

ムッツリーニ「………オトーリってエンドレス一気飲みのことだよな?」

妓夫太郎「あぁ。これで平和に夜を過ごせるぞぉ。」

ムッツリーニ「………そうだな‼︎」

 

 酒で潰れることがない世界。最高だなぁ‼︎

 

梓「でもせっかく宮古島まで来たのにそれじゃあもったいないよね〜。」

まさお「だからさっきの緊急アル柱合会議で話し合った結果、こうすることにしたのさ‼︎」

時田・寿・まさお・梓「「「「だったらせめて俺(僕・私)たちなりのオトーリをやってみようじゃないか、って‼︎」」」」

2・3年全員・1年男子柱「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」」」」

 

 なんだと⁉︎だったら……!

 

妓夫太郎「逃げるぞぉ‼︎」

ムッツリーニ「………おう!」

 

 ムッツリーニと一緒に逃げる‼︎俺達の平和のために‼︎

 

善逸「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」

伊黒「蛇の呼吸 壱の型 委蛇斬り」

甘露寺「恋の呼吸 壱の型 初恋のわななき」

妓夫太郎・ムッツリーニ「「ぎゃぁぁぁ‼︎」」

 

 クソ‼︎この3人に止められてしまった‼︎最悪だぁ‼︎

 

耕平「おいおい、そうはしゃぐなよ2人とも。」

伊織「さあって、始めましょうか。俺たちなりのオトーリを‼︎」

 

 ということで地獄の時間が幕を開けた………。




 ということで宮古島でダイビングをする話でした。相変わらずダイビングのシーンは書くのが難しいです……。ちなみにこれ以降ダイビングは10話くらい出てきません。そしてそこで1回出た後は多分15話くらい出てきません。あれ、ぐらんぶるって確かダイビング漫画だったような………。

 そして、次回はいよいよ沖縄編のメインイベント、オトーリです!1年男子で柱じゃない2人が奮闘します。お楽しみに‼︎

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