バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


三十二杯目 オトーリ

  side 妓夫太郎

 

 遂に地獄の時間が幕を開けてしまった…………。

 

妓夫太郎「何度生まれ変わっても俺はリア充を取り立てる……」

ムッツリーニ「………何度生まれ変わっても俺は愛子の彼氏になる……」

善逸「お〜い2人とも〜、目が虚だよ〜!」

伊織「これから先輩方が説明をするんだからきっちり話を聞いとけ〜。」

耕平「現実逃避している場合ではないぞ。」

 

 いやしたくなるだろぉ。PaB流のオトーリとか絶対にやばいだろぉし。

 

梓「それじゃあ説明を始めるね〜。」

時田「今回の合宿では、皆で同じ瓶の酒を飲もうと思う。」

寿「せっかくの合宿だからな。」

 

 同じ釜の飯みたいなもんかぁ。

 

時田「ところがだ。」

まさお「全員の好みが一致する酒って意外と難しいよね〜。」

梓「だけどここで皆の感想が異なるのは寂しいでしょ?」

 

 まあ確かになぁ。ジャンル、銘柄、炭酸の有無に飲みなどなど、人によって好みが大きく分かれるよなぁ。それを無理矢理同じものを飲もうとするんだから、全員に合う酒を選ぶのって結構難しいよなぁ。

 

寿「だから俺たち柱は考えたんだ。」

 

 立派な解決策でも思いついたのかな?

 

 

 

 

 

 

 

時田・寿・まさお・梓「「「「ならば公平になるよう、全員がキツい酒にしたらいい、と‼︎」」」」

 

 

 

 

 

 

 はぁ⁉︎

 

妓夫太郎・ムッツリーニ「「公平の取り方おかしくないですか⁉︎」」

 

 頭悪すぎんだろぉ⁉︎全員が不快な思いをしてどぉすんだよぉ‼︎

 

まさお「で、今からこの瓶を回して好きな酒を注いでもらうわけなんだけど……」

梓「そのときに何でもいいから一言『口上』を述べて欲しいんだ〜。」

妓夫太郎「口上ってなんです?」

甘露寺「何か一言述べてからお酒を入れるってことだね!」

妓夫太郎「そぉなのかぁ。」

 

 島と海の美しさに捧げます、みたいな感じかぁ。

 

時田「まずは俺たちが……、」

寿「少し真面目な話をさせてもらおう。」

 

 ということでどうやら先輩方の見本が始まった。

 

時田「出身地がバラバラの俺たちがこうして同じ時に同じ場所に集い、」

寿「同じ船に乗り同じ瓶の酒を飲める事を嬉しく思う。」

まさお「この場にいる全員が同士であり仲間だ!」

梓「いずれそれぞれの道は分かれようとも、共に過ごした時間は無くならない!」

時田・寿・まさお・梓「「「「どうか皆の人生における青春の思い出として、今日という日を忘れないで欲しい‼︎」」」」

 

 そう言って先輩方が入れた酒は………

 

 

 

 

 

 

 

 

時田 →スピリタス (96%)

寿  →スピリタス (96%)

まさお→スピリタス (96%)

梓  →スピリタス (96%)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この世で最も度数の高い酒だった。

 

妓夫太郎・ムッツリーニ「「アホかぁぁぁぁ‼︎」」

ムッツリーニ「………何が青春の思い出だ‼︎」

妓夫太郎「思い出以前に記憶すら残す気ねぇだろぉぉぉ‼︎」

甘露寺「私、皆と過ごした日々を絶対に忘れないからね♪」

 

 

 

甘露寺→スピリタス (96%)

 

 

 

ムッツリーニ「………なら何故それを注ぐんです⁉︎」

妓夫太郎「本当に覚えておく気があんのかぁ⁉︎」

甘露寺「はい、伊黒さん♪」

伊黒「あぁ……………」

 

 伊黒さんが言葉に詰まっているぞ?

 

甘露寺「どうしたの?」

伊黒「いや、上手く言葉が出なくてな………。俺は出来の悪い化学教師だったからこういう時気の利いた事が出来なくてな………。だからせめて俺の出来る事で………」

 

 

 

伊黒→エチルアルコール

 

 

 

妓夫太郎・ムッツリーニ「「入れるなぁぁぁぁぁ‼︎」」

 

 お前は化学教師なんだから入れたらやばいの分かるだろぉ‼︎

 

伊黒「すまん、冗談だ。」

甘露寺「こんなもの入れたら度数が下がっちゃうからね♪」

伊黒「これは80%しかないからな。」

 

 消毒用アルコールよりキツいだと⁉︎そんなの飲み物じゃねぇだろぉ‼︎ここはムッツリーニと小声で作戦会議だ‼︎

 

妓夫太郎「(こんなので乾杯したら命の保証はねえぞぉ‼︎)」

ムッツリーニ「(………分かってる‼︎………だから……‼︎)」

妓夫太郎「(何食わぬ顔で水でも入れて……)」

ムッツリーニ「(………度数を安全圏まで下げる‼︎)」

 

 俺達が生き延びるには、これしかない‼︎

 

伊黒「貴様らも早く入れろ。」

妓夫太郎・ムッツリーニ「「は〜い。」」

 

 そうしてまずムッツリーニが歩いて行くと………

 

ムッツリーニ「………ぐぁぁぁぁ‼︎目がぁぁぁぁ‼︎」

 

 揮発したアルコールでダメージを受けた。そして………

 

ムッツリーニ「………あぁぁぁ‼︎」ゴキィッ‼︎

伊黒「ぐふっ⁉︎」

 

 伊黒さんに衝突した。

 

ムッツリーニ「………す、すいません‼︎」

妓夫太郎「大丈夫ですかぁ⁉︎」

伊黒「あぁ、大丈夫だ。」

甘露寺「はい、ティッシュ♪」

伊黒「ありがとう。」

ムッツリーニ「………本当にすいません!」

伊黒「なに、気にするな。」

甘露寺「これくらいで怒る人はPaBにはいないからね♪」

 

 そうなのか………。なら俺達の水を入れても大丈夫だなぁ‼︎

 

ムッツリーニ「………2人とも……!」

妓夫太郎「なら俺達のも入れますね!」

 

 よし、これで完璧………

 

伊黒「貴様ら、ふざけた真似をするな。殺すぞ。」

甘露寺「私、そういう人大嫌い。」

妓夫太郎「ええ⁉︎」

ムッツリーニ「………肘打ちはOKなのに⁉︎」

妓夫太郎「キレるポイントおかしいだろぉ‼︎」

 

 伊黒さんはともかく甘露寺まで怒るのかよ‼︎どうなってんだよこのサークルは‼︎

 

 

 

 

  side 善逸

 

 あの2人がせっかくの神聖なお酒の中に水を入れようとしていたらしい。そりゃあ2年生の2人が怒るのも当然だよね♪

 

 さてと、次は伊織と耕平の番か………

 

耕平「あぁぁぁぁ‼︎口上が思いつかん‼︎」

伊織「お前こういうの苦手なのか……」

善逸「じゃあ代わりに『伊織』が言えば?」

伊織「それはダメだろ。ちゃんと2人で言わないとな。」

善逸「ん〜、じゃあさ『耕平』、改めて自己紹介とかは?」

耕平「なるほど、その手があったか‼︎じゃあ『名前』と『趣味』と『座右の銘』でも言っておくか。」

伊織「それで充分だろ。」

善逸「確かにね〜。」

 

 ということで伊織と耕平がお酒を入れに行った。

 

伊織「俺はこのサークルのおかげでずっと嫌いだった」

耕平「今村耕平!」

伊織「の魅力に気付きました。最初は流されて始めた」

耕平「アニメとゲーム‼︎」

伊織「も今では良いものだと思っています。これからは一層努力して自分から」

耕平「耕平お兄ちゃん、結婚して♡」

伊織「と言えるように………」

 

 草。耕平が言うタイミングが完璧だね!

 

伊織「ふざけんなコラァ‼︎」ドゴォ‼︎

耕平「テメェ何しやがる‼︎」

伊織「それはこっちのセリフだ‼︎」

まさお「なかなか良いスピーチだったね〜。」

梓「まさか2人の距離が縮んでいく経緯を語るとはね〜♪」

伊織・耕平「「勘違いです‼︎」」

 

 面白いから後で優子ちゃんに知らせとこ〜っと‼︎

 

 

 

 さてと、次は…………、

 

美波「ウチらの番ね!」

善逸「おう!」

 

 美波と俺の番だ‼︎

 

美波「それじゃあ先よろしく〜。」

善逸「ほ〜い!俺は大好きな『伊織』とこのサークルに入れて良かったと思っています‼︎またダイビングを通して見た『耕平』『の』『お尻』はとても素晴らしいものでした‼︎だからこれからは積極的に『伊織』『と』『耕平』『は』『俺にお尻を見せてくれると嬉しい‼︎』……ってふざけんなやそこの医大コンビ‼︎」

ムッツリーニ・愛子「「イェイ♪」」

 

 強化合宿の時の録音(バカテス編第二十四話)を被せるんじゃないよ‼︎また俺が変態になっちゃうじゃん‼︎

 

梓「まさか三角関係だったなんて♪」

伊織「善逸、金輪際俺に近寄らないでくれ。」

耕平「俺に対してそのセリフを言っていいのは俺をお兄ちゃんと慕う女子中学生か高校生だけだ。」

善逸「だから違うってぇぇぇぇ‼︎」

美波「ということでウチはこの男の尻が大好きな彼氏と一緒にお酒を入れたいと思います♪」

善逸「テメェは俺の傷口を広げんなやぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 こうして保体コンビ改め医大コンビのせいで俺が男の尻好きとして扱われるようになった………

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 そしていざ俺のコップに酒が注がれたわけだが………

 

ムッツリーニ「………ここまでたっぷり注がなくても……」

妓夫太郎「表面張力全開じゃねえかぁ。」

 

 流石にこれを飲み切れる気はしない。

 

ムッツリーニ「………せめて少しでも量を減らさないと。」

妓夫太郎「命に関わるなぁ。」

ムッツリーニ「………こうなったら……」

妓夫太郎「何か策があるのかぁ?」

ムッツリーニ「………酔ったフリをして中身をこぼす‼︎」

妓夫太郎「それだぁ‼︎」

 

 よし、これならいけるぞぉ‼︎

 

妓夫太郎「おっとっと……」フラフラ

耕平「おいおい、大丈夫か?」バシッ

妓夫太郎「あ、あぁ……」

 

 クソ‼︎耕平にキャッチされてしまった!しかも中身が全く溢れていない‼︎そうだ、ムッツリーニは?

 

ムッツリーニ「………酔ったかも……」フラフラ

善逸「ムッツリーニ、お酒が溢れてるよ〜?」

ムッツリーニ「………すまん善逸!」

 

 おっ!成功したみたいだ‼︎良かったな!心なしかちょっと笑顔になってるし!

 

善逸「これは粗相だね〜。」

ムッツリーニ「………あっ。」

善逸「溢した分も含めて二杯、いや、さっき俺を男の尻好きにした粗相も合わせて三杯飲まないとね‼︎」

ムッツリーニ「………あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

 どうやらアイツは死んだみたいだ。

 

善逸「愛子ちゃ〜ん?もちろん君もちゃ〜んと粗相を受けてもらうよ〜?」

愛子「い、いや、その‼︎わ、分かったよ……」

 

 そうか、工藤も同じ理由で殺されるのか!だったらここは工藤とも手を組もう‼︎

 

妓夫太郎「工藤、協力してくれ。これを回避する方法を。」

愛子「わ、分かったよ!」

ムッツリーニ「………何か策はないか?」

愛子「そうだな〜。そうだ、正しいオトーリの作法を調べるとか!」

妓夫太郎「よし分かったぁ‼︎それじゃあ……」

ムッツリーニ「………やめた方がいい。」

愛子「どういう事?」

ムッツリーニ「………これを見てくれ。」

 

 そうして俺はムッツリーニに正しいオトーリの作法を見せられた。

 

 

 

1、親になった人が口上を述べて一気飲み

2、その後全員が順番に一気飲み

3、最後に親が再び一気飲み

4、親が後口上を述べて次の親に交代

5、1〜4を人数分リピート

 

 

 

妓夫太郎「これじゃあ………」

妓夫太郎・ムッツリーニ・愛子「「「最低20回は乾杯することになるな(ね)。」」」

 

 そんなのやったら本当に死んでしまう‼︎

 

妓夫太郎「こうなったら最終手段だぁ‼︎」

愛子「最終手段?」

ムッツリーニ「………何か策はあるのか⁉︎」

妓夫太郎「俺達自身が強い精神力で酒に飲まれなければいい‼︎」

ムッツリーニ・愛子「「それだ‼︎」」

 

 ということで作戦を実行した結果俺たちは……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妓夫太郎・ムッツリーニ「「ウェ〜イ‼︎」」

愛子「zzzzzzzz」

善逸・伊織・耕平「「「お前らならそうこなくっちゃな‼︎」」」

美波「とりあえず寝ちゃった愛子を避難させとくか……」

千紗「だね。」

 

 めちゃくちゃ酔ったぜ‼︎

 

 

 

 しばらく騒いでいると、ある嫌な報せが入った。

 

伊織「(ケバ)柱が覚醒した‼︎」

 

 確か愛菜のことだよなぁ。確かアイツは……………酔うと暴走する‼︎だから柱になったんだ!だから……

 

妓夫太郎「早く逃げないとなぁ‼︎」

ムッツリーニ「………今の奴に絡まれたら死ぬ‼︎」

伊織「現に善逸と島田がやられた‼︎千紗も死にかけてる‼︎」

妓夫太郎「なんだとぉ⁉︎」

耕平「ここは一番強い謝花が囮になるべきでは⁉︎」

伊織・ムッツリーニ「「それだ‼︎」」

妓夫太郎「そんなわけねぇだろぉ‼︎」

ケバ子「ねえ妓夫太郎。」

 

 あっ…………。捕まってしまった……。

 

妓夫太郎「な、なんだぁ?」

ケバ子「妓夫太郎ってさ、鈍いよね?」

妓夫太郎「な、なんでだよぉ……」

ケバ子「だってさ、私のアピールに全然気付いてくれないんだもん。」

 

 愛菜のアピール………。そうか、やはりそうだったんだなぁ。オクトパスの使い方の練習をしている時のアレ(二十八杯目参照)、やはり俺が嫌だっていうアピールだったんだなぁ。

 

妓夫太郎「すまねえなぁ。」

ケバ子「分かってくれるん……」

妓夫太郎「じゃあなぁ‼︎」

ケバ子「えっ⁉︎」

 

 そうして俺はその場を逃げるように出て、宴会場から少し離れたところにある海の見える場所に座った。海風に当たったこともあって自然と酔いも覚めてきた。それにしても………

 

 ああ、いい海だなぁ。そういえば今日はこの中に入ったんだっけ。とても綺麗な景色だったなぁ。このサークルに入ったおかげでこの感動を味わえて、それを素敵仲間と共有出来たなぁ。それはとても良かったと思っている。

 

 でも素敵な仲間と思い出を共有したいのは愛菜だって一緒。その素敵な仲間の中に混じって嫌いな人がいたら不快になるはずだぁ。そして俺がここに居続けたらアイツの邪魔になっちまう。そんなことをしたら本当に申し訳ない。だから………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこのサークルはやめよう。本当はずっと居たいけど、俺が居ることで不快な思いをする奴がいるんだから無理だよなぁ。そしてPaBを辞めたら今まで通りリア充を妬みながら地味な生活でも送ろう。結局俺に似合ってるのはそういう生活なんだからなぁ。やっぱり今みたいな楽しい生活なんて俺には無理なんだぁ。

 

妓夫太郎「短い間だったけど、ありがとなぁ。」

 

 誰にも聞こえないとは思うがとりあえず宴会場の方を向いて言ってみた。これでいい。これでいいんだ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケバ子「見つけたっちゃあ‼︎」

 

 ん?愛菜の声かぁ。でもわざわざ嫌いな奴の後を追って話しかけたりしないよなぁ。だから別の奴にでも声をかけようと…………

 

ケバ子「ちょっと妓夫太郎、聞こえとるっちゃ⁉︎」

 

 え⁉︎なんで俺なんだ⁉︎まさか俺を虐めに………いやいや、そんな事をする奴じゃないだろぉ‼︎ならなんで……?

 

ケバ子「ぎゅ・う・た・ろ・う‼︎」

妓夫太郎「あぁ?何か用かぁ?」

ケバ子「ここでなんしよると?」

 

 何って………。正直に言うか。

 

妓夫太郎「お前の迷惑になると思って宴会場から逃げて来た。」

ケバ子「はぁ⁉︎なんでアンタがウチの迷惑になると⁉︎」

妓夫太郎「い、いや……、だってお前は俺の事嫌いなんじゃ……」

ケバ子「なわけあるか‼︎」

 

 え?違うのか……

 

ケバ子「そもそもアンタがどうして嫌われるのさ‼︎」

 

 そんなの、挙げたらキリがない………。でも一応言っとくか……。

 

妓夫太郎「そんなの決まってんだろぉ。顔、声、体型、動き、性格……、その全てが終わってんだからなぁ。他の奴らは性格だけはまともとか言ってくるがそれもただの勘違いだしなぁ。」

ケバ子「そんなことなか‼︎」

 

 なんで、なんでだよ……。

 

ケバ子「確かに見た目ば気にする人はいるっちゃけぇ。でも気にしとらん人もおるわい‼︎ウチもそん一人や‼︎それに、他人に気ぃば遣ってPaB辞めようとしとるアンタの行動を見て、性格ば終わっとるって思う人はおらんたい‼︎それに………、」

 

 そうか………?俺は今までずっと色んな人に否定されて生きてきたんだぞ……?そんな奴はいっぱいいると思うんだが………

 

ケバ子「もしアンタにそんな事言う人がおったら、ウチがしばいちゃる‼︎」

 

 なんで、なんで…………?

 

妓夫太郎「なんで俺のためにそんな事を………」

ケバ子「そりゃあアンタに助けてもらったからのう‼︎だからそのお返したい!」

妓夫太郎「そんなの、ずっと続くような……」

ケバ子「気にすんな‼︎」

 

 こんな俺なんかにここまで優しくしてくれるなんて………。なんて素敵な人なんだろぉ。まあコイツの場合色んな人にもこうだし、それに対して好意を抱くのは間違ってると分かるんだけど…………。それでも好きになってしまった自分がいる。

 

妓夫太郎「そ、そこまでお前が言うなら信じるぞぉ///」

ケバ子「それでよかとよ‼︎むしろそんな事よりもアンタが気にすべき事ぁ………、」

 

 ん?何を気にすべきなんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケバ子「服の事たい‼︎どうしてアンタらはいつもすぐ脱ぎよると⁉︎」

 

 え?それ?

 

妓夫太郎「いや、それはPaBなら普通じゃ……」

ケバ子「そうかそうか、普通なのかい。なら……」

妓夫太郎「なら……?」

ケバ子「じっくり見取っちゃるけん、脱ぎんしゃい。」

妓夫太郎「い、いや、そう言われると……」

ケバ子「ならウチが脱がしちゃる‼︎」

 

 いや待て‼︎ヤバすぎるだろぉ⁉︎なんとか逃げないと‼︎

 

妓夫太郎「さ、さらば‼︎」

ケバ子「待てやぁぁぁぁ‼︎」

 

 こうして俺と愛菜は地獄の追いかけっこをする羽目になった…………。

 

 

 

 

 

  side 善逸

 

 実は宮古島でこっそり美波と色々やろうとしてたんだけど、結局毎晩のオトーリで潰されてできませんでした‼︎特に宮古島初日の豹変したケバ子ちゃんにはボコボコにやられたね‼︎流石酔ったときのヤバさだけで柱に選ばれた女だね!

 

 そして今は帰りの機内ではある話をしているよ!

 

美波「そういえばもうそろそろ青女祭だっけ?」

善逸「そうだね!楽しみだね〜!」

 

 そう!青女祭の時期です!この前のチケット争奪の結果、なんとか美波と行く分は確保できたんだよね〜。1枚4人まで入れるから、俺、美波、ムッツリーニ、愛子ちゃんで入る事にしたよ。ちなみにケバ子ちゃんから貰ったチケットで伊織、耕平、妓夫太郎、千紗ちゃんは入るらしい。まあ野島たち4人の分は無いけどそれは別にいいよね♪

 

美波「いや〜、ここ最近楽しいことばっかだよね‼︎」

善逸「ホントホント、最高だよ‼︎」

美波「ウチ、本当に伊豆大に来て良かったわ!」

 

 あぁ。そのセリフを言ってくれるなんて………!美波の受験失敗の原因になった事をずっと後悔していたのに……。なんでこの人は俺の後悔や辛い事をいとも簡単に吹き飛ばしてくれるんだろう。ますます好きになっちゃうよ‼︎

 

善逸「そう言ってくれてありがとう、美波‼︎俺も美波がいてくれて良かったよ‼︎」

美波「えっ⁉︎こ、こちらこそありがとう///」

 

 あぁ、俺はなんて幸せ者なんだろ〜う♪最高だぁぁぁ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教務課『一昨日(合宿期間中)の機械工学概論を欠席した人へ。来週の授業日までに以下の基礎実験の中から1つ選んで行い、それについてのレポートを提出すること。それを出さなければ留年とします。』

 

善逸・美波「「えぇぇぇぇ⁉︎」」

 

 と思ってたら一気に奈落の底に叩き落とされた。




 ということで沖縄編、終了です‼︎そして遂に妓夫太郎もケバ子の事を好きになり始めました!さて、ケバ妓夫は今後どうなっていくでしょうか?それはこれからのお楽しみということで!あと九州弁は書くの難しいですね。

 そして、次回はまさかのシャルピー衝撃試験回………ではありません。オリジナルで別の実験を行います。『小型風洞』や『風洞実験 自作』で調べておくといいかもしれません。もちろん真面目に実験するわけじゃありませんのでご安心を‼︎

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