バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


四十一杯目 同業者

  side 栞

 

 私が葉月の事を考えてると…………、

 

愛子「栞ちゃんだっけ、ちょっといいかな?」

ムッツリーニ「………盗撮の件で話がある。」

 

 兄の友人2人に話しかけられました…………。しかもバレないと思ってた盗撮がバレてるという………。これは面倒な事になりそうです………。

 

 でも何故この2人は知ってるのでしょうか?私は兄の中では機械音痴という認識のはずです。だから私がやったとは考えにくいはず。ということは、まだ誤魔化せます!

 

栞「と、盗撮ですか?一体誰が………」

ムッツリーニ「………とぼけるな。………お前だろ。」

栞「でも栞は機械音痴なので、そういったものはちょっと扱えないです。」

ムッツリーニ「………それは嘘だな。………あのぬいぐるみの目にカメラを綺麗に仕込める人はお前しかいない。………それにそういった嘘は盗撮・盗聴界隈ではよく使われている。」

 

 盗撮・盗聴界隈?どういう事です?一体この人は何者なのでしょうか?

 

愛子「彼はね、昔盗撮や盗聴をやってたから分かるんだよね〜。」

ムッツリーニ「………それにお前からは同業者のにおいがしたからな。」

 

 同業者⁉︎という事はこの人は盗撮・盗聴においてかなり名を馳せた人のようですね。誤魔化す事は無理そうです。

 

栞「そういう事なら認めざるを得ませんね。でも何が狙いなんです?」

ムッツリーニ「………盗撮を今すぐにやめろ。」

 

 な⁉︎これでは兄の監視が出来なくなるじゃないですか‼︎それに自分も昔やってたくせに、今更やめろとはどういう事なのでしょう⁉︎

 

栞「何故です?」

ムッツリーニ「………大切な人を巻き込まないためだ。」

栞「大切な人?」

 

 バレたとしても栞が損をするだけでは?

 

愛子「この事がバレたらご両親はどうなるかな?」

 

 父様と母様ですか……………。確かに娘が盗撮をやっていると知られたら非難の目を向けられるでしょう………。母様なら隠蔽できるかもしれませんが…………、出来なかったときが大変ですね………。

 

栞「そ、そういう事ですか……」

ムッツリーニ「………そういう事だ。………俺も昔それで友達を期限付きの停学にしてしまった事がある(バカテス編・第五十三話参照)。」

 

 なるほど、この人の実体験に基づいた話だったのですね。

 

栞「わ、分かりました。ではやめるようにします………」

愛子「一応聞くけど、何を撮ってたの?」

栞「兄様がどのような生活を送っているか、です。」

愛子「わお!いい妹さんだね!」

 

 それだけは違います………。だから誤解を解かないと。

 

栞「そんな事ないです。実はかくかくしかじかで……」

ムッツリーニ「………だったら俺達も協力する。………今後伊織の生活について逐次報告するとしよう。………同業者のよしみでな。」

 

 協力?この私に協力して下さるのですか?

 

栞「てっきり兄様に報告すると思ったのですが………」

愛子「言ったところで何も解決しないでしょ?ならこうした方が良くない?」

栞「た、確かに………」

ムッツリーニ「………安心しろ!………大学卒業後は必ず奴を連れ戻してみせる!」

 

 ここまで心強い方たちには初めて会いました!

 

栞「ありがとうございます!でも見返りは無くてよろしいのでしょうか?」

ムッツリーニ「………見返り?………そうだな………、」

 

 この人は何を要求してくるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムッツリーニ「………お前が昔使ってた服だ。………服飾の参考にしたい。」ダラー

愛子「ムッツリーニ君、鼻血!」

 

 とんだ変態さんみたいです。盗撮・盗聴もそのためだったのですね。あと名前も凄いですね。でも協力者には変わりありません!ここは仲良くしておきましょう!

 

栞「分かりました。それではよろしくお願いします。」

愛子「え、いいの?」

栞「はい。」

ムッツリーニ「………感謝する!」

 

 という事で、兄様連れ戻し作戦の決行です!

 

 

 

 

 

 

 翌朝、私は兄様を叩き起こして旅館の仕事を考えさせるとこから始めました。

 

伊織「うう、おはようございます……」

栞「おはようございます‼︎」

登志夫「おう、おはよう!伊織が早起きとは珍しいな。」

伊織「栞に起こされまして………って何で医大コンビがもういるんだ?」

愛子「いや〜、今朝は早く目が覚めちゃってね〜!」

ムッツリーニ「………暇だから来た。」

伊織「そうか………。それにしても早起きって嫌だな………」

栞「何を言うんですか、兄様。旅館の仕事はもっと朝が早いというのに。」

愛子「そうだよ!将来やる仕事なんだから、今のうちに必要なスキルを身につけておかないとね!」

伊織「いや別に旅館の仕事はしないし……」

 

 はぁぁぁぁぁ?

 

ムッツリーニ「………お前の頭で実家以外の就職先があるとでも?」

伊織「うるせえ。」

栞「私は兄様が帰ってきてくれると信じてますから。」

伊織「信じるな。」

 

 ムッツリーニ様の仰るとおりです!その感じだと超ブラック企業にしか就職出来ないでしょう。そうなると待ってるのはパワハラ三昧。頭を垂れて蹲う毎日が待っているでしょう。それだったら実家の方がいいと思いません?

 

奈々華「あら、おはよう!皆早いね〜。」

千紗「おはよう。」

葉月「おはようございますぅ〜!」

登志夫「おはよう!」

ムッツリーニ・愛子・栞「「「おはようございます。」」」

 

 わぁっ!葉月も起きてきました!可愛いです!

 

奈々華「偉いわね、伊織君。」

伊織「栞のヤツに起こされまして……」

奈々華「最近ちゃんと服を着ているんだもの!」

伊織「やはり人間二日に一度は服を着ませんと。」

愛子「できればもっと着て欲しいんだけどね。」

千紗「その通り。」

 

 信じられない事にこの兄、進学して更に頭が悪くなったのである。どうしてくれよう。

 

 まあいい、ここは次の作戦に移りましょう!

 

愛子「そういえば、今日は栞ちゃんがご飯を作ってくれるらしいですよ!」

奈々華「えっ、本当?」

栞「はい!兄様に手料理を食べてもらいたくて!」

奈々華「なるほど、それはいいね!」

葉月「流石ですぅ、栞お姉ちゃん!」

栞「ありがとうございます。」

 

 んんんんん!やっぱり妹が出来ると幸せですね………ってそうじゃないです!ちゃんと料理をしないと!

 

ムッツリーニ「………いい心がけだ。………俺も手伝おう。」

伊織「お前、料理出来んのか?」

ムッツリーニ「………紳士の嗜み!」

 

 ムッツリーニ様の意外な特技ですが、協力して下さる事に感謝しましょう!

 

 それでは兄様には懐かしの実家の味で郷愁にかられて貰いましょうか!

 

美波「おはようございま〜す!」

善逸「おはよ〜う、ってわお!和食か!風流でいいね〜!」

ムッツリーニ「………栞が作った。」

善逸「栞ちゃんが⁉︎凄いじゃん!」

栞「ありがとうございます。お口に合うと良いのですが。」

 

 実家から持ってきた味噌に、慣れ親しんだ甘い味付けの卵焼き。漬物も私が漬けた自慢の一品。これらを口にしたら嫌でも家を思い出すでしょう!

 

美波「結構美味しいわね!」

善逸「それな!」

葉月「お姉ちゃん、美味しいですぅ!」

栞「それほどでも///」

ムッツリーニ「………こんなに美味いと実家が恋しくなるのでは?」

愛子「お母さんの味がするんじゃないカナ?」

伊織「あ〜、おふくろの味か〜。」

 

 葉月に褒められたのが嬉しいのはおいておき、さあ兄よ、ホームシックに駆られなさい!

 

伊織「どんな味だっけ?」

 

 この馬鹿、どうしてくれよう。

 

奈々華「そういえば栞ちゃん、今日は何か予定とかあるの?」

千紗「行きたいところがあるなら午後にでも案内するよ?」

栞「いえ、特には。強いて言うなら、今日はお兄様の部屋のお掃除をしようかと。」

伊織「はぁ?そんなの必要ないって!」

ムッツリーニ「………いや、あそこ割と汚いだろ。」

伊織「うるせえ!それにしても栞は相変わらず掃除が好きだな。」

栞「ええ、それもありますけど………」

 

 今度は違うアプローチで!

 

栞「兄様の身の回りのお世話をしたいんです!」

愛子「おお!こんな甲斐甲斐しい妹が待っているなら実家に帰りたくなるよね〜。」

ムッツリーニ「………いい妹を持ったな、伊織‼︎」

 

 そうです!その通りです‼︎さあ、私のところに帰る気には………

 

伊織「ごめん、何の話?聞いてなかったわ。」

 

 話を聞いていない⁉︎ならば作戦変更です!

 

栞(小声)「次はこれを使います!」

愛子(小声)「分かった!」

ムッツリーニ「…………」ブー、バタン

愛子・栞「「ムッツリーニ君(様)⁉︎」」

 

 なんと!ムッツリーニ様が鼻血を噴いて倒れてしまいました!本当にエロがお好きみたいですね!それはともかく、私はこれを使ってこの家に居辛くさせてしまいましょう!兄様には悪いですが!

 

善逸「え、どんなエロ本なの⁉︎」

 

 見てもいないのにムッツリーニ様が倒れただけでエロ本だと判断するとは………。このお方、なかなか凄い方ですね。

 

伊織「俺にも………ってこれは俺の実家のやつか。」

善逸「巨乳大全だと⁉︎伊織、俺に頂戴ぃぃぃぃぃぃぃ‼︎」グギギギ‼︎

美波「北原、善逸には渡さなくていいわよ‼︎」

伊織「当たり前だ。なんせこれは俺のお気に入りだからな。」

善逸「美波!頼むから手を離してくれぇぇぇぇぇ‼︎関節がァ、関節が曲がっているぅぅぅぅ‼︎」

美波「ウチがいるのに巨乳の本を貰おうだなんて、いい度胸してるわね?」

葉月「義理のお兄ちゃん、最低です……」

 

 なんか想定していた反応と違うんですけど⁉︎本来反応して欲しかった千紗姉様と奈々華姉様は無反応ですし!

 

 仕方ありません、再度作戦変更です!

 

栞(小声)「過度なブラコン作戦で行きます!」

愛子(小声)「OK!」

ムッツリーニ(気絶)「…………」

 

 ムッツリーニ様の復活にはどうやらしばらく時間がかかるみたいです。まあそれは置いといて、作戦決行です!

 

伊織「うわ!こぼしちまった!」バシャン!

 

 お!ちょうどいいタイミングです!

 

栞「大丈夫ですか、兄様?」

善逸「もしかして酔ってるの?」

伊織「なわけねえだろ。眠いんだよ。」

奈々華「それより、お風呂入る?」

伊織「う〜ん、そうしますかね〜。」

栞「それでは兄様、栞もご一緒してお背中をお流しします‼︎」

 

 さあ皆さん、栞にドン引きして下さい!

 

葉月「わぁ!それじゃあ葉月も久しぶりにお姉ちゃんと一緒にお風呂入りたいです!」

美波「葉月はもう中学生なんだしおっきいんだから2人まとめてだとお風呂に入り切らないわよ。」

善逸「胸も既に美波よりおっきいしねぇぇぇぇぇ‼︎」ゴキッ‼︎

美波「それ以上言うと殺すわよ。」

葉月「もう死んでると思うのですが………」

 

 まあ葉月はまだ中1ですからしょうがないですよね!さて、他の人は………、

 

愛子「す、凄いお兄………」

奈々華「あら、いいわね。」

 

 いいわねぇ⁉︎何で肯定するんですか⁉︎引かないんですか⁉︎普通引くでしょう⁉︎せめて愛子様以外に引いている人が……………

 

伊織「うわぁ、マジかよ………」

 

 貴方はどうでもいいんですよぉぉぉぉぉ‼︎

 

奈々華「私も久しぶりに千紗ちゃんと入ろうかな♪」

千紗「さっき美波が言った通り、狭くなるからダメ。」

奈々華「お姉ちゃん、寂しい……」

千紗「時々お姉ちゃんってスキンシップ過剰だよね。」

 

 特に引いて欲しいのはこの2人なのに‼︎日常風景のように平然としてるし‼︎

 

伊織(小声)「栞、お前に一つ言っておく。」

栞(小声)「はい?」

 

 兄様、急にどうしたのでしょうか?

 

伊織(小声)「奈々華さんをいたずらに刺激するな。」

 

 意味が分かりません。

 

奈々華「それじゃあお風呂沸かしてくるね。」

伊織「本当に入るのか………?」

 

 うっ……!余計な事を言わなければ良かったですね。ですがここで拒否するのはあまりに不自然。こうなれば一緒のお風呂も詮方ない事!

 

栞「はい!兄様が良いのでしたら是非……」

耕平「許さん。」

 

 びっくりしました!いつからいたのでしょうか、この人は?

 

愛子・千紗「「えっ⁉︎」」

伊織「キサマ、どこから湧いた⁉︎」

善逸「気持ち悪っ‼︎」

美波「葉月、アレには近づいちゃ………」

耕平「もう大丈夫だよ、栞ちゃん、葉月ちゃん。」

栞・葉月「「は、はい?」」

善逸・美波「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」

善逸「美波、すぐにでも警察を呼べるよう準備しておけ!俺はこの化け物が手を出した瞬間に始末する!」

美波「了解‼︎」

伊織「俺も手伝おう‼︎」

耕平「北原、我妻、俺の邪魔をすると命がないぞ?」

善逸・伊織「「俺たちの命でその2人が守れるのなら本望だ‼︎」」

 

 この人たちは何を大騒ぎしてるのでしょうか?意味が分かりません。

 

耕平「それで2人とも、何かあったら全部お兄ちゃんが守ってあげるからね!」

葉月「分かりましたっ、耕平お兄ちゃん♪」

 

 葉月がノリノリなのでここはお姉ちゃんとしてノってあげましょう!

 

栞「はい、耕平お兄様!」

 

耕平「んんんんんんんんんん‼︎」

 

伊織「お前は本当に気持ち悪いな。」

善逸「それでこそ耕平だけどね。」

耕平「黙れ2人とも‼︎この気持ちが分からぬクズ共め‼︎」

葉月「楽しいですね、栞お姉ちゃん♪」

栞「はい!」

 

 葉月が楽しそうで何よりです!妹ってこんなに可愛いんですね!

 

奈々華「さてと、それじゃあ支度を始めようかな。」

 

 ん?支度?

 

栞「今日は何かあるんですか?」

千紗「うん。伊織のライセンス講習の続きだね。」

 

 確かダイビングでしたっけ?水が苦手な兄がやってる光景が思い浮かびません。そんな事を思いながら海に向かいました。

 

 

 

 

 

  side 耕平

 

 栞ちゃんと葉月ちゃんと一緒にダイビングだなんて………。全く、中学生は最高だぜ‼︎

 

妓夫太郎「うぃ〜す、ダイビングに来たぜぇ。」

ケバ子「伊織の講習のついでにね!」

時田「ちょうどいいタイミングだからな。」

寿「どうせなら栞ちゃんたちにも味わってもらいたいがな。」

まさお「ダイビングの楽しさを、ね!」

 

 どうやら他の連中も来たみたいだ。よし、ここは誰が真のお兄ちゃんかハッキリさせてやろう‼︎

 

栞「そ、そうですか………」

葉月「面白そうですねっ!」

 

 それにしても、こんな可愛い2人の妹がいるなんて………、なんて俺は幸せ者なんだろう‼︎さてと、準備を……………

 

??「お〜い!」

 

 ん?アレは……………もしや‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅「お兄ちゃ〜ん、面白そうだったから遊びに来たわ‼︎」

 

 

 第3の妹じゃないか‼︎全く、今日という日は最高だぜ‼︎




 ということで鬼滅からは妹として梅ちゃんが来襲です‼︎そして遂に鬼滅、バカテス、ぐらんぶるの3作品の妹が勢揃いですね!耕平は心拍数が上がり過ぎて死ぬのではないでしょうか。

 それとバカテスとぐらんぶるの盗撮・盗聴コンビが成立です。鬼滅からも出そうと思ったのですが、時代的にあり得ないので該当者はいません。

 さて、次回は沖縄編以来のダイビングの話です。お楽しみに!

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