未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
四十四杯目 印象ゲーム
side 善逸
俺たちPaB1年男子は今ムッツリーニの家でエロ本交換会をし終えたところだよ。
伊織「よし、これで全員のところにエロ本が行き渡ったな。」
善逸「さぁって、帰ってからが楽しみだぞ〜♪」
妓夫太郎「なんか恥ずかしいなぁ///」
耕平「俺のために2次元でかつ妹と致す本を買ってきてくれたムッツリーニには感謝しないとな。」
ムッツリーニ「………礼には及ばん!」
そんなたわいもない話をしていると、美波からLINEが入った。
美波(LINE)『善逸、今店で皆で飲んでるから、用事が済んだら他のメンツも連れて戻って来ない?』
なるほどね〜。いい話じゃないか!
善逸「ところで皆、美波から店で飲み会やってるって話を聞いたんだけど、良かったら一緒に行かない?」
他4人「「「「賛成!」」」」
善逸「それじゃあ決まりだね!」
ということで俺たちは店に戻る事にした。
店に戻る途中…………
御手洗「なあお前ら、頼むから助けてくれ!りえに浮気がバレて殺されそうなんだ‼︎」
汚い炭治郎こと御手洗が命乞いをしてきたけど………
善逸「それは無理だね。」
伊織「後ろを見てみろ。」
御手洗「えっ?」
りえ「優お兄ちゃん?」
御手洗「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
見捨てた。
ムッツリーニ「………善逸、あれが噂の汚い炭治郎か?」
善逸「そうだね。」
伊織「逆に綺麗な御手洗でもいんのか?」
善逸「そうだね。」
ムッツリーニ「………綺麗過ぎてウソがつけない奴。」
伊織「マジか。」
耕平「にわかには信じられないな。」
妓夫太郎「会ってみたいなぁ。」
善逸「そういや妓夫太郎は学年違うから知らないんだよね。」
ムッツリーニ「………確かに。」
妓夫太郎「あぁ。」
伊織「そういえばお前って一個上だったよな。」
耕平「出会いようによっては先輩だったのか……」
妓夫太郎「まあなぁ。」
今となっては先輩だった頃に違和感を感じるくらいだよ!
そんな事を思っていると、ついに店についた。
伊織「さぁて、酒を飲むか〜。」
善逸「今日は何時まで続くかな〜。」ガチャ
そんな事を言いながらドアを開けると……………
ケバ子(ケバ状態)・美波・愛子・千紗「「「「やっふぉぉぉぉぉぉぉい‼︎」」」」
信じられないものを見た。
耕平「奴らの姿か、これが………」
ムッツリーニ「………俺達は疲れて幻覚でも見てるのか?」
伊織「そ、そういう事にしとくか……」
善逸「じゃあ今日は解散という事で!」
妓夫太郎「賛成だぁ。」
ケバ子・美波・愛子・千紗「「「「どこに行くの〜?」」」」
ヤべ!見つかった‼︎
美波「飲み会に来るって言わなかったっけ〜?」
愛子「言ってる事が違うな〜?」
千紗「とりあえずこれから皆は私たちとゲームをするの。いい?というかいつもはすぐ飲みたがるくせに今日だけは断るのおかしくない?おかしいよね?だから今から飲み会を………」
ケバ子「とりあえず、はよ入りんしゃい‼︎」
一年男子「「「「「は〜い………」」」」」
ということで店の中に入った。
side ケバ子
飲み会の数時間前、妓夫太郎たちが男子会をやってる裏で、私たちは女子会をしていた。
愛子「それで、愛菜は何か進展したの〜?」
ケバ子「し、進展⁉︎何のこと⁉︎」
愛子「そりゃあもちろん恋愛面だよ!」
千紗「謝花君とはどうなったの?」
ケバ子「ど、どうもこうもないよ!そもそも私が妓夫太郎を好きに……」
愛子「はいはい。」
美波「あの、その事で一つ耳寄りな情報を得たんだけど………」
ケバ子・愛子・千紗「「「何?」」」
美波「謝花って好きな人が居ないどころかそもそも自分で恋愛をする気がない、って善逸が言ってたの。」
愛子「ボクもムッツリーニ君から似たような話を聞いたな〜。」
ケバ子・千紗「「えっ?」」
そんな…………。じゃあ私が妓夫太郎と結ばれる事はないのか………
千紗「まあ私みたいに興味がない人もいるか……」
美波「そうだね……。それなら何とかアイツに興味を持たせるしかないわね。」
ケバ子「い、いや〜!別に興味ないならないでしょうがないんじゃないかな〜?」
美波「しょうがなくないよ!それに、謝花もまだ恋心を自覚してないだけかもしれないしね!」
愛子「それか、単に恥ずかしがって言えないだけとか?」
なるほど!
ケバ子「だったら泥酔させて本音を引き出せばいいのか!」
美波・愛子「「それだ‼︎」」
千紗「流石
愛子「そうと決まればボクたちも協力するよ!」
美波「本音引き出し作戦の実行だ‼︎」
ケバ子・千紗「「オー‼︎」」
ということで私たちは飲み会と称して男子たちを呼びつける事にしました!
side 妓夫太郎
何だ?一体何が起きてるんだ?
1年女子「「「「お帰りなさい、皆!」」」」
1年男子「「「「「おう………」」」」」
ケバ子「それじゃあ、スピリタスにする?それとも野球拳?」
伊織「新妻口調で容赦の無い2択を迫るな。」
耕平「というかお前らどうしたんだ?」
善逸「何かあったの?」
愛子「な、何にもないよ〜♪」
嘘つけ。絶対何かあるだろ。このままだとヤバい事になるかもしれない。だったらまず柱である愛菜を弱体化させるか!
妓夫太郎「お前らと野球拳かぁ。別に構わんぞぉ。」
善逸・伊織・耕平・ムッツリーニ「「「「妓夫太郎⁉︎」」」」
ケバ子「えっ、ホント⁉︎」
美波・愛子・千紗「「「イェ〜イ!」」」
妓夫太郎「ただし、愛菜が素の状態で参加できるならなぁ。」
これが弱体化の方法だ!
善逸・伊織「「ナイスだ、妓夫太郎!」」
耕平「これで柱を討伐できたな!」
ムッツリーニ「………俺達の勝ち!」
ケバ子「そ………」
1年男子「「「「「そ?」」」」」
ケバ子「それじゃあ始めよっか///」
1年男子「「「「「嘘だろ(でしょ)⁉︎」」」」」
コイツが素の状態で参加するだと⁉︎マズいぞ⁉︎何とか回避しないと!
善逸「で、でも野球拳でいいのかな〜?負けたら愛菜ちゃんも脱ぐんだよ?」
善逸、ありがとう!
ケバ子「べ、別に何とも無いし‼︎」
美波「じゃあこういうのはどうかな?」
善逸「何?」
何を提案するんだろう?
愛子「酒の呼吸‼︎」
千紗「伍の型‼︎」
美波「印象ゲーム‼︎」
1年女子「「「「イェ〜イ‼︎」」」」
1年男子「「「「「マジか………」」」」」
別のゲームかよ‼︎これじゃあ意味ないじゃん‼︎
美波「愛子、ルール説明をお願い‼︎」
愛子「OK美波!ルールは簡単‼︎出題者がお題を出したら一斉にその印象に当てはまる人を指してね!罰ゲームはもちろん……」
1年女子「「「「この『お水』をイッキで‼︎」」」」
1年男子「「「「「嘘でしょ⁉︎」」」」」
絶対その水可燃性だろ‼︎なんて恐ろしい事をやるんだ‼︎でもいい、こういう時に的にされそうなのは柱の3人。だからここは乗るか‼︎
美波「それじゃあ始めるよ‼︎」
ケバ子「印象ゲーム‼︎」
1年全員「「「「「イェ〜イ‼︎」」」」」
千紗「お題は、『青が似合いそうな人』で‼︎」
愛子「それじゃあ行くよ!せ〜の‼︎」
ケバ子・美波・愛子・千紗→妓夫太郎
善逸・耕平→ムッツリーニ
伊織→美波
妓夫太郎・ムッツリーニ→ケバ子
マジか………。最初は俺か………
ケバ子「ほらほら妓夫太郎、飲んで♪」
妓夫太郎「あぁ……ごくっ……グファ!」
キッツ‼︎マジで可燃性じゃねえかぁ‼︎
ケバ子「大丈夫?お水飲む?」
妓夫太郎「火がつかないやつならな……」
美波「それじゃあ次は負けた謝花が出題者で!」
妓夫太郎「ほ〜い……」
まあ次が俺である可能性は低そうだし、適当なお題でも出して回避するか………
妓夫太郎「それじゃあ印象ゲーム‼︎」
1年全員「「「「「イェ〜イ‼︎」」」」」
妓夫太郎「お題は、『風呂が長そうな人』‼︎」
愛子「それじゃあ行くよ!せ〜の‼︎」
ケバ子・美波・愛子・千紗→妓夫太郎
善逸・ムッツリーニ・妓夫太郎→伊織
伊織→耕平
耕平→善逸
また俺かよ‼︎
ケバ子「なんか妓夫太郎ってそんな感じするよね?」
美波「のんびり入ってそう!」
愛子・千紗「「だよね〜。」」
1年他男子「「「「そうか?」」」」
妓夫太郎「シャワー派なんだがなぁ………」
ケバ子「それじゃあ罰ゲーム!」
妓夫太郎「うい………グファ!」
キッツ‼︎流石に3連敗は無理だ‼︎だからここは1人を狙い撃ちさせてもらおう!
妓夫太郎「印象ゲーム‼︎」
1年全員「「「「「イェ〜イ‼︎」」」」」
妓夫太郎「お題は、『雷の呼吸を使えそうな人』‼︎」
愛子「それじゃあ行くよ!せ〜の‼︎」
ごめんな善逸!後で島田とのデートに使えそうなクーポンとかあげるから!
ケバ子・美波・愛子・千紗・善逸→妓夫太郎
伊織・耕平・ムッツリーニ・妓夫太郎→善逸
なんでだぁぁぁぁぁぁ⁉︎
妓夫太郎「
ケバ子「そんなことないよ♪」
善逸「酷いな〜、妓夫太郎は!まさか俺を狙うなんて!」
千紗「それに、これは印象ゲームだから。」
愛子「実際に使える人よりも、使えそうな人を選ぶのが当然だよね!」
伊織・耕平・ムッツリーニ「「「なるほど〜!」」」
美波「というわけで罰ゲームね♪」
妓夫太郎「うい………グファ!」
クソ‼︎次は標的を変えてやる‼︎
妓夫太郎「印象ゲーム‼︎」
1年全員「「「「「イェ〜イ‼︎」」」」」
妓夫太郎「お題は………」
ケバ子・美波・愛子・千紗・善逸・伊織・耕平・ムッツリーニ→妓夫太郎
おぉぉぉぉぉぉぉい‼︎
妓夫太郎「まだ出題してないだろぉぉぉぉ‼︎」
千紗「あ、そうだったね。」
愛子「手が滑って、つい♪」
美波「ならしょうがないよね♪」
妓夫太郎「それもうゲームとして成立してないよなぁぁぁぁ‼︎というか伊織たちまでなんなんだよぉぉぉぉぉ‼︎」
伊織「なんかお前だけが狙われてる気がしてな。」
耕平「だったらこうした方が俺達が飲む可能性が下がるじゃないか。」
ムッツリーニ「………仕方なかったって奴だ。」
妓夫太郎「この裏切り者がぁぁぁぁぁぁ‼︎」
クソ!こうなったらとことん付き合ってやるぞ‼︎
side ケバ子
しばらく妓夫太郎に飲ませまくったんだけど………
ケバ子「ねえ妓夫太郎?」
妓夫太郎「何だぁ、愛菜ぁ?」
ケバ子「なんでそんなに平気そうなの?」
妓夫太郎「何だ、気づいてなかったのかぁ?」
ん?何をだろう?
ケバ子「えっ?」
妓夫太郎「これ本当にただの水だぞ?」
ケバ子「ええっ⁉︎」
そんな、私確かにスピリタスにしたのに…………って!
ケバ子「………グファ!ちょっと!飲んでみたけど、これただの水じゃないじゃん!」
妓夫太郎「残念だったなぁ。」
ケバ子「じゃあどうしてそんなに元気なの……」
妓夫太郎「そりゃあなぁ………」
それは………?
妓夫太郎「飲むフリして殆どこぼしていただけだぁ。」
何だと〜⁉︎それじゃあ無理や…………
妓夫太郎「ところで、お前がこんなことするって珍しいなぁ。一体俺に何の用だぁ?」
ケバ子「何の用って、そりゃあ…………」
バレたら仕方がない‼︎お酒の力で聞きたいこと聞いちゃえ‼︎
ケバ子「妓夫太郎って好きな人いるの⁉︎恥ずかしがらずに言ってごらん‼︎」
妓夫太郎「そ、そういうことかぁ……」
さあ、早く言いなさい‼︎
妓夫太郎「居ねえなぁ。」
や、やっぱりいないんだ…………
side 妓夫太郎
好きな人………。お前だよ………。でも言えない………。言えるわけない………。例え別の人が好きであったとしても、この事だけは言えるわけない………。
俺は今まで恋愛に興味がなかったわけじゃねえ。運良く出来た男友達と恋バナだって昔はしてた。
男友達「んで、妓夫太郎は誰が好きなの?」
妓夫太郎「う〜ん、メイかなぁ。」
男友達「あ、そうなんだ!メイちゃんいいよね!」
ただある日、それが本人に届いてしまったらしく、その子の友達から苦情を言われた。
メイの友達「おい!お前メイの事好きって言ってたらしいな⁉︎本人に聞こえてたぞ‼︎」
妓夫太郎「ま、マジかぁ⁉︎」
メイの友達「それで、メイはその後どうなったと思う?」
妓夫太郎「どうなったって………」
これで喜んでたって答えなんて返ってくるとは思ってなかった。だから答えは期待してなかったんだが………
メイの友達「泣き出したんだよ‼︎しかもお前の事を怖がって学校にも行けてねえんだ‼︎どうしてくれるんだよ‼︎」
まさかここまで酷いものが返ってくるとは思ってなかった。
妓夫太郎「そんなぁ………何で………?」
メイの友達「お前がめちゃくちゃ気持ち悪いからだよ‼︎あのな‼︎好きでもない奴からの好意なんて普通は気持ち悪いもんなんだ‼︎ましてやお前みたいな気持ち悪い見た目と声の奴から好かれたんだぞ⁉︎怖かったらありゃしないだろ‼︎」
そ、そうだったのか…………。俺が好意を向けるだけで嫌になって病む人がいるなんて…………。俺には人に好かれるどころか想いを他人に話す資格すら無かったんだ………
その日以来、自分の恋愛絡みの事については興味ないと言うようにしている。愛菜は俺に好きと言われて病むような人じゃないと頭では分かっていても、もしかしたらと思って言えなくなってしまう。
それに、愛菜は他に好きな人がいるんだ。だったらここで自分の想いを言うのは尚更ダメなはず。だから、今日も俺は恋愛に興味が無いと告げた。
ということで妓夫太郎が自分で彼女を作る事を諦めてると周りに言っている理由が判明しましたね。さて、これを受けてケバ子はどうするのでしょうか?それは今後のお楽しみに!
次回は伊織が頑張って奈々華さんの誤解を解く話です。お楽しみに!
最後に、評価・感想をお願いします。