未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
side 美波
おおおおお、お化け屋敷に入ったんだけど…………
ケバ子「ふ、雰囲気あるね……」
千紗「本格的だよね。」
美波「そそそそ、そうね!」
愛子「愛菜も美波も大丈夫?」
ケバ子「私は無理………」
美波「うう、ウチは………ダメです…」
愛子「我妻君が居ないと正直になれるね。」
美波「うん………」
善逸の前だと頑張って強気になれるけど………今回はいないから無理かな………
ザッ‼︎
えっ⁉︎何⁉︎なんか落ちてきたんだけど⁉︎
美波・ケバ子「「ひぃ⁉︎」」
愛子「えっと〜、これはフランス人形だね。」
千紗「そんなに気にしなくていいよ。」
ケバ子「び、びっくりした〜!」
美波「あ、ありがとう………」
ウチ、この調子で大丈夫かな………?
side 善逸
な〜んで皆平気なの⁉︎おかしいよねえ⁉︎
善逸「あ〜もう‼︎無理無理無理無理無理無理無理‼︎」
耕平「我妻ってこういうのダメだったのか。」
伊織「まあビビリっぽいしな。」
ムッツリーニ「………そういえば高校のときも散々絶叫してたな。………特に遊園地のやつとか。」
善逸「あれはお前らが嘘の音声ボイスを作って美波を怒らせたからでしょうが⁉︎」
妓夫太郎「なんだそれ。」
如月ハイランドのときはマジで死にかけたんだからね‼︎全く、俺と明久は声が似て………
ザッ
善逸「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
耕平「やめろぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」
な、なんか落ちてきたんだけど⁉︎ふざけんなよ‼︎心臓止まるかと思ったじゃん……ってこれはフランス人形か………。全く、フランス人形を縄で縛って上から落とさないでよ!それと耕平も俺と同じでお化けが苦手なんだね。
耕平「そんな吊るし方をしたら首が傷むだろ〜が‼︎」
前言撤回。それに、叫ぶポイント絶対違うでしょ。
side 美波
さっきの善逸と今村の悲鳴………。きっとあっちも凄いことになってるんだろう………ってあれは!
美波・ケバ子「「ひいっ!」」
不気味な日本人形が机の上に置いてあるんだけど⁉︎ただただ普通に怖い‼︎
愛子「これは日本人形か〜。」
千紗「気をつけて、皆。」
美波・ケバ子・愛子「「「えっ?」」」
千紗「こういうのは大抵前に注意を引いて別方向から……」ペタッ
なななな、何かが頭の後ろに当たったんだけど⁉︎
美波・ケバ子「「きゃぁぁぁぁぁ‼︎」」
愛子「落ち着いて、2人とも!」
千紗「ただのこんにゃくだから、これ。」
美波・ケバ子「「な、な〜んだ……」」
そ、それならちょっと安心したわ………
side 善逸
全く、マジで怖いんだけど、ここ‼︎美波も心配だし、早く帰りたいよ………
善逸「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
なんか机の上に不気味な日本人形が置いてあるんですけど⁉︎
ムッツリーニ「………日本人形か。」
伊織「普通だな。」
耕平「我妻がビビりすぎるんだよ。」
善逸「うるせえ‼︎」
怖いんだから仕方ないじゃん‼︎
妓夫太郎「それより皆、気をつけろぉ。こういうのは後ろから別の仕掛けが飛んでくるのが定番だぁ。」
そういえば妓夫太郎はお化け屋敷対決(第八章参照)のときは驚かす側だったからね。驚かす側の気持ちもわかるのか………って!
善逸「こんにゃくか!びっくりした‼︎」
本当に仕掛けが来たよ‼︎多分これ知らなかったら、頭の後ろにヌルッとした物が当たってめちゃくちゃ叫んでたところだったよ。ありがとう、妓夫太郎‼︎
伊織「まあこの程度なら怖くないな。」
耕平「だな。」
ムッツリーニ「………さて、次……ん⁉︎」
妓夫太郎「どぉした、ムッツリーニ⁉︎」
ムッツリーニ「………このこんにゃく、よく見てみろ‼︎」
善逸「うん……」
妓夫太郎「分かったぁ。」
伊織・耕平「「ああ。」」
そうして俺がこんにゃくを見ると……………
真ん中に穴が開いていて、その下に使用済みと書かれた紙がぶら下がっていた。
1年男子「「「「「いやぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」」
side 美波
なんか男子の方からものすごい悲鳴がしたんだけど…………。大丈夫かな、善逸?
ケバ子「もしかして男たちも怖いの苦手なのかな?」
千紗「我妻君はともかく、他の人は違うと思う。」
愛子「だね〜。」
他の人が怖がるって事は、多分善逸は………
???「………」スウッ
えっ⁉︎あの白い服の女の人は何⁉︎怖いんだけど⁉︎何処かへ歩いて行ったからいいけど………
ケバ子「み、美波も見えた?さっきの………」
美波「う、うん……」
愛子「まあこういう時に本物が混ざるのは定ば……」
美波・ケバ子「「愛子、それ以上言わないで‼︎」」
愛子「あ、うん、ごめん……」
千紗「まあまさかそんな事は……………」
???「…………」ひたっ、ひたっ
えっ⁉︎さ、さ、さっきの女の人が目の前にいるんだけど⁉︎しかもなんかこっちに向かってゆっくり歩いてきてるし‼︎
ケバ子「あ、梓さんですよね………?」
愛子「多分ね〜。」
あ、そういうことか………!だったらまだマシかな………
ケバ子「しょ、正体は分かってるんですから……、そんな格好を変えただけじゃ怖くもなんとも………」
???「………」ピタッ
ん?あの人が止まったんだけど…………どういう
???「………」ドンッ!ダダダダダ‼︎
嘘でしょ⁉︎ウチらに向かって走ってきたんだけど⁉︎
美波・ケバ子「「きやぁぁぁぁぁ‼︎⁉︎」」
愛子・千紗「「ちょっと2人とも⁉︎」」
こうしてウチと愛菜は必死にあの幽霊から逃げた………
side 善逸
さっきから美波の悲鳴がしてるんだけど………。大丈夫かな……
???「………」スウッ
ひいっ!なんか白い服を着た幽霊がいるんだけど⁉︎
善逸「ひぃ……」
伊織「安心しろ、善逸。よくある女の幽霊だろ。」
ムッツリーニ「………そんなに怖いもんじゃないだろ。」
善逸「俺にとっては怖いものなの‼︎自分の下らない考えをこの世の理として他人に強要しないで‼︎」
妓夫太郎「そこまで言うのかぁ。」
耕平「まあ俺にとっては謝花の顔のが充分怖いがな。」
妓夫太郎「ブチ殺すぞぉ。」
伊織「まあとにかく、近くに行って確認しようぜ!」
はぁ⁉︎
善逸「ふざけんなよ‼︎そんな怖い事してたまるか‼︎やるなら伊織だけでやって‼︎」
ムッツリーニ「………いや、マジでやめた方がいい。」
え?なんでムッツリーニが否定してるんだろう?
伊織「何故だ?」
妓夫太郎「もしかして怖いのかぁ?」
ムッツリーニ「………いや違う。………あれが本物の幽霊なら問題無い。」
いや、問題大有りでしょ‼︎
ムッツリーニ「………だが偽物だった場合……」
耕平「場合?」
ムッツリーニ「………あの中身は時田さんや寿さんみたいな屈強な男と言うことになる。」
他男子「「「「何だと⁉︎」」」」
それじゃあめちゃくちゃ気持ち悪いじゃん‼︎確かに本物でもヤバいけど偽物でもヤバいね、これ!
???「………」ひたっ、ひたっ
うわ!近づいてくるんだけど⁉︎ヤバい‼︎ここは………
善逸「雷の呼吸 壱の型 霹靂……」ガシッ
伊織・耕平・ムッツリーニ「「「逃すか‼︎」」」
ふざけんなよ!なんで逃してくんないんだよ‼︎
善逸「ち、近寄らないで下さい‼︎」
伊織「あ、梓さんですよね⁉︎」
ムッツリーニ「………それとも甘露寺先輩……は驚かされる側だからあり得ないか……」
耕平「この際女なら幽霊でもいい‼︎」
妓夫太郎「だ、誰ですかぁ⁉︎」
そして近づいてきた幽霊の足を見ると………
めちゃくちゃゴツかった。
1年男子「「「「「いやぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」」
side 美波
善逸、本当に大丈夫かな?他の人たちも絶叫してるし……
まさお「やあ。」
美波・ケバ子「「いやぁぁ……ってまさおさん?」」
まさお「そうだね!」
びっくりした〜!一瞬お化けかと思ったよ!
まさお「とりあえず、皆、お化け屋敷お疲れ様〜!」
千紗・愛子「「は〜い!」」
ケバ子「本当に疲れました……」
美波「です……」
まさお「まあ怖がってもらえて何よりだね!」
本当に怖かったよ………。
それと、善逸はまだ着いてないみたい。大丈夫かな?
side 善逸
美波は大丈夫かな……?でも悲鳴も鳴り止んだからきっと終わったんでしょう!ということは、俺たちももうすぐ終わりだね!やった〜!これで地獄から解放されるんだ〜!
そんな事を思っていると、遂に出口が見えてきた!
耕平「ようやく終わりだな。」
伊織「やっとか〜!」
妓夫太郎「これで安心できるなぁ。」
ムッツリーニ「………だな。」
善逸「これで解放されるうぅぅぅぅ‼︎」
やっと安心でき…………
無惨「頭を垂れて蹲え、平伏せよ。」
る?えっ?嘘でしょ⁉︎とりあえず平伏しないと!
善逸・ムッツリーニ「「はい‼︎」」ザッ
伊織・耕平・妓夫太郎「「「えっ?」」」
というかなんでここに無惨先生がいるんだろう⁉︎おかしいよね⁉︎
無惨「私がここに来たことがおかしいか、我妻?」
懐かしいこの感じ。間違いない、本物の無惨先生だ。
善逸「せ、先生が伊豆の、し、しかもPeek a Booのイベントに顔を出すと思っていなかったもので………」
無惨「宇髄、伊黒、冨岡と、このサークルと私が繋がるのは容易なはずでは?」
善逸「し、失礼しました……。私の考えが足りておりませんでした……」
無惨「それでよい。」
でもなんで……?あ、肝試しだからか………。真の恐怖とはパワハラか………
無惨「私が貴様ら元下弦に問いたいのはただ一つ。何故に貴様らは酒を飲んだら服を脱ぐのか?」
ぐっ⁉︎それを突き詰められるとキツい‼︎
ムッツリーニ「………ここではそういう決まりになっておりまして……」
無惨「土屋、貴様は決まりだからという理由だけで何も考えずに行動しているのか?」
ムッツリーニ「………うっ……申し訳ございません……」
な、なんとか答えないと………
善逸「せ、先生!私は周りの人とノリを合わせて楽しむことが大切だと考え、服を脱がせていただいてます‼︎」
た、頼む!通ってくれ!
無惨「なるほど。それでは肝試しはこれで終わりだ。ご苦労。」
やった〜‼︎なんとか終わったぞ‼︎
寿「どうだった?高校の先生に問い詰められる仕掛けは?」
宇髄「俺が派手に呼んでおいたぜ‼︎」
テメェの仕業か‼︎
善逸「ふざけないで下さいよ‼︎マジで怖かったんですからね‼︎」
ムッツリーニ「………まさか教師を辞めたのに繋がりが残ってたとは……」
宇髄「意外とそういうもんだ!」
無惨「だな。」
それと、宇髄さんが白い服を着てるという事は………
善逸「あの〜?」
宇髄「どうした?」
1年男子「「「「「さっきの幽霊はアンタの仕業か⁉︎」」」」」
宇髄「派手にそうだな‼︎」
やっぱり‼︎マジで怖かったんだからね、あれ‼︎
寿「宇髄さんが一番体格良かったからな‼︎だから頼んだのさ‼︎」
宇髄「ということだ‼︎」
ふざけんなよ‼︎確かに宇髄さんは時田さんや寿さんよりも体格いいけどさ!それとお前ら2人は連続して喋るな‼︎声が同じだからどっちが喋ってるか判別できないんだよ‼︎
それと、一つ聞きたいことがあったんだよね〜。
善逸「学年別で行動してた理由ってこれですか?」
寿「ああ。サークル恒例の肝試しだ。」
宇髄「先輩が1年生を派手に驚かすっていう構図だな。」
そういうことね!でも………
善逸「なるほど!なら何故2年生用コースがあったんですか?」
2年生の2人が驚かされる側にいたのが謎なんだよね。
寿「それはあの2人が秋頃に入会してきたからな。」
宇髄「このイベントをやってなかったので驚かされる側になったんだ。」
そういうことか〜!
寿「ちなみに蜜璃ちゃんが去年から柱になってた理由は、」
宇髄「入会初日の歓迎会で、1人でスピリタスを派手に8本開けたからだ‼︎」
嘘でしょ⁉︎流石に化け物すぎない⁉︎あれのアルコール度数96°でしょ⁉︎肝臓捌倍娘は伊達じゃないな………
善逸・伊織「「凄いっすね……」」
耕平「流石蜜璃さん……」
妓夫太郎「アイツやべぇなぁ。」
ムッツリーニ「………だな。」
寿「まあそれはともかく、今からキャンプファイヤーを校庭でやるから一緒に行くぞ‼︎」
あ、そういえばそれもあったね!お化け屋敷のことですっかり忘れてたよ!
1年男子「「「「「あ、はい!」」」」」
ということで、俺たちは校庭に向かった。
side 妓夫太郎
あれが噂の鬼舞辻先生か………。めちゃくちゃ怖い人みたいだなぁ。まあ下弦の担当ともなると、あれぐらいでなきゃ務まらないか……
ケバ子「ぎ、ぎゅ、ぎゅうちゃん!」
え?これもしや俺のこと?とりあえず返事してみるかぁ。
妓夫太郎「なんだ愛菜ぁ?」
ケバ子「な、なんか青白い炎が……」
ああ、あれかぁ。
妓夫太郎「安心しろぉ。あれは酒の火だぁ。」
ケバ子「な、な〜んだ!びっくりした〜!」
安心してくれたようで何よりだ。それより………、
妓夫太郎「そろそろキャンプファイヤーの時間だなぁ。」
ケバ子「だ、だね!」
キャンプファイヤー、きっと幻想的で綺麗なんだろぉなぁぁ。そんな中で好きな人と一緒に見れたのなら、なんて素敵なんだろぉなぁぁ………
もしやこれって愛菜が好きな青春ドラマのワンシーンとかにありそうじゃねぇかぁ?アイツは誰だかはわからねえが好きな人がいる。それが伊織や耕平、あるいは先輩方だとしたら………、俺のやるべき事は………
妓夫太郎「愛菜ぁ。」
ケバ子「な、何?」
妓夫太郎「気になる奴とでも見て来いよぉ。」
愛菜から離れる事だ。
ケバ子「えっ、ちょっ!ちょっと!」
自分が恋愛出来ない以上、好きな人が幸せでいてくれるのが一番いいよなぁ。だから頑張れよ、愛菜…………
ドガ〜ン‼︎
えっ?何?何が爆発したの?そうして俺が音のした方を振り返って見ると………
宇髄「ヤベ、派手に壊しちまった‼︎」
宇髄さんがダイナマイトでキャンプファイヤーの設備をぶっ壊した事が分かった。
寿「何してるんですか、宇髄さん!」
善逸「発火にダイナマイト使ったらそうなるでしょ〜が⁉︎」
伊黒「これはGrand Blueの店員を解雇しなければな。」
宇髄「派手にすまねえ‼︎」
こうして俺達の林間学校は中断となり、宇髄さんは後日賠償金50万円を支払うことになった。
ということで大人の林間学校編でした。そして久しぶりに無惨が登場しましたね。パワハラこそが真の肝試しというね。可哀想に………。それと、爆発オチなんてサイテーですね!宇髄さんが店だけは爆破しない事を祈るばかりです。
それと、伊織と千紗の海外やバイト云々の件は改変して第二十章の冒頭に飛ばします。この後バイトするまでに時間がかかるので。
さて、次回はグループディスカッションです。ちょっと大人な話題を取り扱います。お楽しみに!
最後に、評価・感想をお願いします。