未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
side 善逸
今日は材料力学の実験の日だ。ちなみに班のメンバーはPaB男子の4人だよ。
右代宮「本日の実験は、『シャルピー衝撃試験』を行う‼︎」
全員「「「「う〜す。」」」」
右代宮「この実験は、位置エネルギーの差から物体の破壊に用いたエネルギーを求めるものである。具体的な手順は以下に示す通りだ。
①試験片を下に置く
②ハンマーがついた振り子を所定の高さから落とす
③下に置いてある試験片に衝突させる
④ハンマーが振り上がる高さを測定する
⑤ ②と④で計測した高さ(角度)から試験片の破壊に用いたエネルギーを計算する
さて、何か質問は?」
思ったよりいけそう!
伊織「しかし、えらく単純な実験だな。」
妓夫太郎「計算式も単純だし……」
善逸「今回はレポートも余裕だね!」
耕平「違いない。」
全員「「「「なんかつまらない実験だな〜。」」」」
そしてこれを聞いた准教授が何故か突然笑顔になった。
右代宮「ほほう!皆はこの実験がつまらないと!」
全員「「「「ああ。」」」」
右代宮「そうかそうか!それではちょっと面白くしてやろう!そこの君、この座布団を使ってくれ!」
伊織「分かりましたが、もしかして座りながら実験をするんですか?」
右代宮「いや違うよ!ちょっと失礼!」
伊織「えっ……」 バタン
こうして准教授は伊織を気絶させて試験機に固定した。しかもハンマーで試験片が吹っ飛ぶ場所に。股間に座布団を巻いてあるのがせめてもの温情なんだけど、これは大変だね……。
右代宮「それではお前たちは実験の課題として股間を痛打しない高さを計算するように‼︎これならスリルがあって面白いだろ?」
コイツ、なんて恐ろしい事を……‼︎
善逸「これもう罰ゲームじゃないか‼︎」
妓夫太郎「拷問だろぉ‼︎」
耕平「芸人でももう少し優しい機材でやるぞ‼︎」
伊織「それでも人間か、この野郎‼︎」
右代宮「別に良かろう。だって………」
どこがだよ‼︎
右代宮「全員
伊織・耕平・妓夫太郎「「「喧嘩売ってんのかコラ⁉︎」」」
なるほどね!
善逸「まあ俺は使う機会あるけどね〜。」
伊織・耕平・妓夫太郎「「「喧嘩売ってんのかコラ⁉︎」」」
だって本当にあるんだもん♪
右代宮「試験回数は四回。一度でも試験片を破壊できなかったら単位は与えないからな‼︎」
ちょっと!サドンデスかよ!こんなんで留年するとかあんまりだよ‼︎
妓夫太郎「あの糞野郎め‼︎」
耕平「しかし四回もやるとは……」
善逸「最後まで伊織の股間がもてば良いけど……」
伊織「おいお前ら‼︎皆で一回ずつだよな⁉︎」
耕平「しかしどうするんだ?」
妓夫太郎「一回でも失敗したらアウトとなると……」
伊織「ひよった高さでは挑戦出来ないな……」
善逸「となると…………
・一回目 データがないので念のために間違いなく破壊できる高さで試す
・二回目 一回目のデータを元に測定誤差を考慮し、若干下げた高さで試す
・三回目 測定誤差のデータも考慮した高さで試す
・四回目 三度のデータを用いてギリギリの高さで試す
という感じだね。」
妓夫太郎「なるほどなぁ。つまり………」
善逸・妓夫太郎・伊織・耕平「「「「一回目は確実に死ぬ‼︎」」」」
善逸「じゃあ準備が出来てる伊織からだね。」
耕平「そうだな。」
伊織「ちょちょちょちょちょ、ちょっと待てやお前ら‼︎」
伊織が何やら命乞いをしようとしているよ?
伊織「3次元の女に興味がない耕平の方がいいだろ‼︎」
なるほど、耕平に投げるのか!それはいいね!
善逸「なるほどね。」
妓夫太郎「一理あるなぁ。」
耕平「何を言う?いいかお前ら、俺の股間は大事なんだぞ?」
なんでだろう?
耕平「俺をお兄ちゃんと慕う女子中学生たちの為に。」
それかよ!
善逸「よし、コイツからにしよう。」
妓夫太郎「そぉだなぁ。」
伊織「犯罪に走る前に破壊しておくべきだ。」
葉月ちゃんや栞ちゃんのためにもね!とりあえず強引に縛るか!
耕平「やめろお前ら‼︎」
伊織「誰がやめるか。」
善逸「この犯罪者予備軍め!」
妓夫太郎「大人しく粉砕されろぉ。」
耕平「くっ……かくなるうえは………」
耕平が伊織の方をチラッと見た。何をする気だろう?
耕平「北原からやるべきだぞ、お前ら‼︎」
なるほどね。他の人に押し付けるのか!
妓夫太郎「ほう。」
善逸「その理由は?」
耕平「それはな……」
伊織「嫌な予感がするな。」
さて、その理由………
耕平「いずれコイツは古手川に手を出……」
伊織「………」ドゴォ‼︎
耕平「………」バタン
を言う前に伊織が耕平を殴って気絶させた。
伊織「さて、耕平も同意した事だし実験を始めるぞ。」
妓夫太郎「お、おう……」
善逸「何という異常者………」
そして耕平が試験機にセットされた。
耕平「は、離すんだお前ら‼︎」
善逸「チッ!目覚めたか‼︎」
妓夫太郎「でもこれでセット完了だなぁ。」
善逸「よし、お前ら、実験の準備を急ぐぞ‼︎」
伊織・妓夫太郎「「了解‼︎」」
耕平「俺の話を聞け‼︎俺は実は……」
妓夫太郎「機材準備できました‼︎」
伊織「測定準備も出来ました‼︎」
善逸「よし、実験開始‼︎」
耕平「やめろぉぉぉぉぉぉ‼︎」
善逸「一同、英霊に敬礼‼︎」
妓夫太郎・伊織「「はっ‼︎」」
耕平「あぁぁぁぁぁぁ‼︎」
こうして試験片は耕平の股間にヒットした。
伊織「150°は高すぎたようだな。」
妓夫太郎「次はもう少し比較してみるかぁ。」
善逸「いいデータが取れて何よりだね。」
妓夫太郎「それじゃあ次は……」
伊織「断る。」
善逸「嫌だね。」
やるんだったらやっぱり四回目がいいよね。そんな事を思っていると耕平が呻き始めた。
耕平「う、うう……」
伊織「お?」
善逸「どうしたの、耕平?」
耕平「次の……、被験者は……、俺に………、選ばせて……、欲しい………」
善逸「ふ〜ん。」
妓夫太郎「お前が選ぶのかぁ。」
そして僕と善逸は耕平の視線が伊織に向いている事に気がついた。だから………
善逸・妓夫太郎「「任せた。」」
伊織「嫌だぁぁぁぁぁぁ‼︎」
耕平に一任した。
伊織「じゃんけんだ‼︎じゃんけんしよう‼︎」
善逸「往生際が悪いね、伊織。」
妓夫太郎「さっさと諦めろぉ。」
伊織「このゲス野郎共め‼︎」
耕平「お前ら、実は俺は………」
ん?何を言うつもりなんだろう?
耕平「この実験の過去レポートを持っている。」
善逸・妓夫太郎・伊織「「「おお!」」」
なるほどね!それなら安心だ‼︎
耕平「じゃから俺の言う通りに従えば大丈夫だ。」
伊織「分かった。今回はお前を信じることにしよう!」
耕平「謝花は試験片を、我妻は北原をセットして欲しい‼︎」
善逸・妓夫太郎「「了解‼︎」」
そして実験の準備が完了した。
妓夫太郎「じゃあ耕平、頼んだぞぉ。」
善逸「お願いね!」
伊織「俺を救ってくれ。」
耕平「ちなみに北原………」
伊織「どうした耕平?」
耕平「この過去レポートにはこう書いてある。」
そうして耕平が過去レポートを見せると、そこには…………
右代宮(筆跡)『大間違い‼︎再提出‼︎』
地獄みたいな文字が書いてあった。
伊織「謀ったな貴様ぁぁぁぁぁぁ‼︎」
こうして伊織の股間が破壊された。
善逸「確かに一度も正しいレポートとは言ってないもんね。」
耕平「その通りだ。」
妓夫太郎「話をちゃんと聞かなかった伊織が悪ぃなぁ。」
伊織「ど……こ……が……だ……」
さて、次の標的を決めないと‼︎
妓夫太郎「それより、次は誰がやるんだぁ?」
善逸「妓夫太郎じゃない?」
伊織「一理あるな。」
妓夫太郎「マジかぁ………」
伊織「だって、式から計算して導くには成績優秀者が必要だろ?」
善逸・妓夫太郎・耕平「「「確かに。」」」
最初からそうしてればよかった、とは言わないよ、今更!
伊織「ということで次は計算が出来ない妓夫太郎だ。」
耕平「我妻はこの中では一番成績が良いからな。」
妓夫太郎「分かったぁ。」
伊織「やっぱりお前って潔いよな。」
妓夫太郎「まあなぁ。」
こうして妓夫太郎は大人しくセットされた。
side 耕平
俺はハンマーの高さをセットする係になった。そして我妻と北原が今計算を終えた。
伊織「俺の計算が正しければ、134°で大丈夫なはずだ。」
善逸「俺もその値になったよ!」
耕平「じゃあ俺はそれに合わせる。」
妓夫太郎「2人とも、それは本当かぁ?」
善逸「安心して妓夫太郎、1人ならともかく2人の計算結果が合ってるんだよ?」
伊織「これならお前も安心だろ?」
妓夫太郎「わ、分かったぁ。」
そうして俺がセットした後に2人の計算結果を見ると………
善逸→101°
伊織→101°
2人とも平然と嘘をついてた。
妓夫太郎「う、嘘だろぉぉぉぉぉぉ⁉︎」
こうして謝花の股間が破壊された。
さて、残すところは我妻のみとなったわけだが………
善逸「ほ〜い、早くセットして〜。」
そう言われて素直にセットするような連中ではない。我妻と試験片だけをセットした後、こう言った。
伊織「あ、俺気づいちゃった♪」
耕平・妓夫太郎「「奇遇だな、俺もだ。」」
善逸「皆、どうしたの?」
妓夫太郎「この計算結果にはなぁ……」
伊織「係数Nをかける必要があるんだ。」
善逸「係数N?」
耕平「ああ。」
妓夫太郎・伊織・耕平「「「憎しみ係数Nってやつをな‼︎」」」
こうして我妻の股間は破壊された。
side 善逸
全員の股間が破壊された後、俺たちは最後の締めを行うことにした。
善逸「皆、分かってるね?」
妓夫太郎・耕平・伊織「「「ああ。」」」
そして俺たちは准教授に近づいて………
伊織「教授‼︎」
右代宮「どうした、お前たち?」
妓夫太郎「俺達が間違ってましたぁ‼︎」
耕平「実験を舐めてすいませんでした、教授‼︎」
善逸「俺たちに材料力学を教えて下さい、教授‼︎」
右代宮「ほほう!いかに己が未熟か理解したかね?」
善逸・妓夫太郎・伊織・耕平「「「「はい‼︎」」」」
耕平「なので教授‼︎」
妓夫太郎「未熟な俺達を導いて下さい‼︎」
伊織「頼みます‼︎」
善逸「俺からもお願いします‼︎」
右代宮「そうかそうか!いいだろう!特別にこの私が教えてやろうじゃないか‼︎」
と准教授が言ったので、試験機にセットしてあげたよ。
右代宮「えっ?」
耕平「では手本をお願いします。」
妓夫太郎「あ、足をもっと開いてくれますかぁ?」
善逸「下っ腹に力入れてないと死にますよ?」
右代宮「ふっ……!やはりお前たちは愚鈍だな。この私が計算を間違うはずないだろう?」
伊織「た、確かに……!」
右代宮「それじゃあお前たち、ハンマーの角度を101°に設定したまえ‼︎」
妓夫太郎「はい!」
耕平「分かりました‼︎」
そして準備が完了した。
伊織「ではいきますよ、教授‼︎」
右代宮「うむ、いつでも来たまえ!」
善逸「本当に大丈夫ですか?」
右代宮「股間の手前1mmで止まる。私の計算の正確さをお目にかけよう‼︎」
そうして実験がスタートした。もちろん角度は合ってるんだけど…………
右代宮「お、重りだとぉぉぉぉぉぉ⁉︎」
ハンマーに重りをつけておいたよ‼︎それが意味することを、股間が死んだ後の准教授が解説してくれた。
右代宮「つ、つまり……、ハンマーに追加した重りの持つ位置エネルギーは………、そのまま試験片に加算されるというわけで………。それは300gの重りを高さ73cmから落とした衝撃を………、直接股間で受けたのと同じという計算に………」
ということです!
伊織「なるほど。」
耕平「身をもって学んだな。」
妓夫太郎「まさに実験だったなぁ。」
善逸「これは忘れない計算式になりそうだね。」
こうしてシャルピー衝撃試験は幕を閉じた。
side 美波
シャルピー衝撃試験は誤差が大きい試験のため、善逸たちがやった行為をやる際は特殊な訓練を受けてからにしてね!ウチとの約束だよ‼︎
ということで記念すべき五十杯目はシャルピー衝撃試験回でした!この回はぐらんぶる原作の中でもかなり好きな回なので書くのが楽しかったです!
さて、次回はウソ発見器が登場します。お楽しみに!
最後に、評価・感想をお願いします。