バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


五十五杯目 毒島&乙矢君の来店

  side 妓夫太郎

 

 バイトからしばらく経ったある日、俺は伊織と乙矢さんの3人で話していた。

 

乙矢「それにしても、2人ともだいぶ慣れてきたみたいですね。」

妓夫太郎「ありがとうございます。これも乙矢さんのおかげです。」

乙矢「いえいえ、そんな!」

伊織「俺に関しては、教育係かヤツでなければもっと早かったんだがな。」

乙矢「あはは。」

 

 まあ確かに、俺も教育係が毒島だったらもっと慣れるのが遅かったかもなぁ。

 

乙矢「そういえば、2人とも1人暮らしなんですか?」

妓夫太郎「俺は妹との2人暮らしですね。」

伊織「マジで⁉︎」

乙矢「そうなんですか⁉︎それはなんか楽しそうです!」

妓夫太郎「まあ妹は割と賑やかですからね。なんだかんだ楽しく暮らしてます。」

伊織「今の話耕平にチクっていい?」

妓夫太郎「やめてくれ。俺が死にかねん。」

伊織「よし分かった!」

 

 コイツ絶対チクる気だろぉ。まあいいかぁ。

 

乙矢「ちなみに北原さんは?」

伊織「俺はいとこの家に居候してるな。」

乙矢「そうなんですか!」

毒島「ねえねえ!なんの話をしてるの、尚海君?」

 

 うわ、びっくりした!急に現れやがって、この女め!

 

乙矢「北原さんのお家の話です!」

毒島「へぇ〜、そうなんだ〜!何?段ボール集めの苦労の話?」

伊織「勝手に俺ん家の素材を紙にするな。」

 

 流石に俺と梅でも段ボールハウスは経験したことなかったなぁ〜。

 

毒島「えっ?だって公園に住んでるんでしょ?」

伊織「海沿いのGrand Blueっていうダイビングショップだよ‼︎」

毒島「じゃあホームレスは妓夫太郎?」

妓夫太郎「流石にそこまで酷え人生は送ってねぇわ。」

 

 ちなみに梅と紛らわしいから、毒島が俺のことを呼ぶときは下の名前で呼ぶ事にしている。

 

毒島「それにしても、ダイビングね……」

乙矢「じゃあ北原さんはダイビングやるんですか⁉︎」

 

 うわ!びっくりした!急に乙矢さんのテンションが上がったんだけど⁉︎

 

妓夫太郎「ど、どうされました?」

乙矢「僕、ダイビング部の部長なんですよ!それで、北原さんとは話が合うかなって思って!」

 

 そういうことかぁ。まさかここでダイビング仲間に会えるとは思わなかったなぁ。嬉しい。

 

伊織「なるほどな。まあ一応そうだ。」

乙矢「本当ですか⁉︎良かったです!ダイビング仲間ができて!」

妓夫太郎「ちなみに俺もです。伊織と同じダイビングサークルに所属していて、よくその店には行ってます。」

乙矢「謝花さんもですか!嬉しいです!良かったら今度そのショップを紹介して下さい!」

伊織「ああ、いいけど。」

乙矢「いつ頃が都合いいですかっ?」

伊織「そうだな〜。店の都合も確認しないと……」

毒島「あっ!私も行きたい♪」

伊織「お前は無理……」グギギギ

毒島「ねえ妓夫太郎、いいよね?」

 

 伊織の顔面を押さえてまで言うとは、本当に必死で本気なんだな。

 

妓夫太郎「いいと思うが店の都合を確認してからだなぁ。」

毒島「やった〜♪」

乙矢「桜子さんともご一緒出来て光栄です!」

毒島「ありがと〜う♪」

 

 まあとりあえずここは毒島に合わせとくかぁ。

 

 

 

 

 そしていざその2人が来る日になった。

 

伊織「……お前、本当にいいのか?……」

毒島「……もちろん!男子高校生なんて水着見せりゃイチコロでしょ♪……」

妓夫太郎「……まあ頑張れぇ……」

 

 そうして話していると……

 

伊織「到着だ!」

 

 店についた。

 

妓夫太郎「ここが伊織の家兼ダイビングショップです。」

乙矢「わぁっ!凄いですね!楽しみです!」

毒島「私も楽しみ♪」

 

 そして店のドアを開けると…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々華・梓・甘露寺・宇髄嫁×3「「「「「「おはようございます‼︎」」」」」」

毒島「北原、妓夫太郎、集合。」

 

 毒島から早速集合命令がかかった。

 

毒島「……なんであんなグラマラスなのが6人もいんのよ‼︎……」

伊織「……仕方ないだろ。元々いるんだから……」

妓夫太郎「……ちなみに今は居ねぇけど、あと4人くらい可愛い女子もいるぞ……」

毒島「……マジで⁉︎……」

 

 まあ毒島のライバルにはなるわけだから気になるよなぁ。

 

甘露寺「謝花君たち、どうかしたの?」

妓夫太郎・伊織・毒島「「「いえ、な〜んにも♪」」」

甘露寺「そっか!それなら良かったわ!」

 

 まあ6人中1人は彼氏持ちで3人は人妻だから実質的には2人だがなぁ。愛菜と古手川も入れると4人かぁ。

 

毒島「……アンタらに1つ言っておくけど……」

伊織「……ん?……」

妓夫太郎「……なんだぁ?……」

毒島「……尚海君が向こうに靡いたら殺すから……」

伊織・妓夫太郎「「……理不尽すぎる……」」

毒島「……ていうか、別行動にできないの?……」

伊織「……無茶言うな‼︎……」

妓夫太郎「……流石に無理だぁ……」

 

 こうして俺たちの作戦会議はしばらく続いた。

 

 

 

 

 

  side ケバ子

 

 あの女の人………。もしかして妓夫太郎の事が好きだったりして……?気になる………

 

 

 

  side 善逸

 

 耕平が………

 

耕平「知らない人がいる………。入りにくい……」

 

 と店の前で入るのを躊躇してたので………

 

善逸「じゃあ俺が入れてあげる……よ‼︎」ドゴォ‼︎

耕平「ぬおっ!」バタン

 

 突き飛ばして無理矢理中に入れた。

 

 

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 俺は改めてみんなに乙矢さんと毒島を紹介していた。

 

妓夫太郎「えっとぉ、連絡があった通り、こちらが高校でダイビング部部長をやってらっしゃる乙矢尚海さんです。」

乙矢「乙矢です!よろしくお願いします‼︎」

善逸「もしかして女の子?」

乙矢「いや、男です!」

善逸「なるほど、性別『秀吉』か……」

ムッツリーニ「………これは熱いな。」

耕平「確かに………」

 

 あのバカ共は放っておいて毒島を紹介するかぁ。

 

妓夫太郎「んで、こっちが毒島桜子さんです。」

毒島「人生初ダイビングです♪お手柔らかにお願いします♪」

 

 営業スマイルが上手いな、コイツ。流石…………

 

耕平「うっ………!」

毒島「げっ!」スッ

 

 うお!毒島が急に耕平を見た途端、伊織と俺の陰に隠れたんだが⁉︎

 

妓夫太郎「……どぉしたぁ?……」

伊織「……発作か?……」

毒島「……バカ!なんで分かんないの⁉︎青女祭のときのアイツじゃない⁉︎……」

妓夫太郎「……ああ、耕平かぁ……」

 

 確かに自分がチケットを奪った相手だから気まずいよなぁ。

 

伊織「……別にいいだろ、振られたコトくらい……」

毒島「……いいわけないでしょ‼︎私、尚海君には『可憐で優しい清楚なお嬢様』で通してんだから!……」

 

 なんだよそれ。

 

伊織「……もはやそれ女という以外別人じゃねえか……」

妓夫太郎「……無理があり過ぎんだろぉ……」

毒島「……どうしよう……記憶失うくらい殴ればいいのかな……」

伊織「……そりゃあ随分可憐で優しい考え方で……」

 

 パンチングお嬢様の誕生だなぁ。でも……

 

妓夫太郎「……まあ大丈夫だろぉ……」

毒島「……どこが⁉︎……」

伊織「……アイツ、あの日の事は声優ライブしか覚えてないから……」

 

 現に耕平は、

 

耕平「初対面の相手………」

善逸「大丈夫だよ!多分梅ちゃんみたいな感じの人だから!」

耕平「それなら良かった……」

 

 この通り毒島の事を全く覚えてないしな。

 

毒島「……あれはあれでムカつくわね……」

妓夫太郎「……まあしょうがねえだろぉ……」

伊織「……どうしてもと言うなら死ぬほど殴るが……」

毒島「……アンタのそういうとこ、嫌いじゃないわ……」

 

 ちなみにさらっと善逸が毒島を梅に似てるって言ってんのが凄いよなぁ。性格はここまでゲスくないけど、男性の好みとかはピタッと一致してるもんなぁ。なんていうか、流石だ。

 

 

 

 

 

  side ケバ子

 

 む〜。やっぱり気になる、あの人………

 

愛子「どしたの、愛菜?」

ケバ子「……別に。随分仲良いんだなって思っただけ。」

愛子「そうかな?どっちかっていうと千紗と乙矢君の方が仲良さそうに見えるけど?」

ケバ子「それはそうかもだけど!千紗はチョロいから!」

愛子「北原君よりも安く見られてるよ、千紗……」

 

 伊織とも一緒にいるからまだ断定は出来ないけど………でも伊織の事は苗字呼びなのに妓夫太郎は下の名前呼びだし………気になる………

 

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 俺と伊織は乙矢さんとダイビングをやることになったきっかけを話してた。

 

乙矢「謝花さんは友達に騙されて入ったんですね……」

妓夫太郎「そうですね……酷い話だとは思いますが、今ではダイビングを楽しめてるので結果オーライだと思ってます。」

乙矢「そうですか!それは良かったです!」

伊織「俺も無理矢理勧誘されたな〜。水が苦手だったなのに……」

乙矢「えっ?北原さんってそうだったんですか?」

伊織「まあ一応……。今も苦手だが……。ただ興味があったから勧誘に乗ることにしたんだ。」

乙矢「なるほど!そうなんですね!」

 

 凄えよなぁ。よく水が苦手でこのサークルに入ったよなぁ。

 

妓夫太郎「ちなみに乙矢さんはどうなんです?」

乙矢「僕はあれです。」

 

 そう言って乙矢さんはパラオのポスターを指差した。

 

妓夫太郎・伊織「「パラオ?」」

乙矢「小さい頃に潜ったら圧倒されちゃって……、そのまま続けてます。」

伊織「へえ〜。」

妓夫太郎「なるほどなぁ。」

乙矢「興味あります?」

妓夫太郎・伊織「「パラオか………」」

 

 まあ金を稼がねえと行けねぇなぁ。

 

伊織「行ってみたくはあるが、まずはもうちょい上手くならないとな……」

 

 確かにそれも………

 

千紗「そんな貴方に上位資格(アドバンス)‼︎」

 

 うわ、びっくりした!いつの間に古手川は現れたんだぁ⁉︎

 

乙矢「最短2日でいけますよ!」

妓夫太郎・伊織「「お、おう……」」

千紗「パラオのベストシーズンは……」

乙矢「ダイビング以外にシュノーケリングも……」

 

 この2人のマシンガントークがえげつねえな。そんなことを思ってると………

 

毒島「北原、妓夫太郎、集合‼︎」

 

 と毒島から集合命令がかかったので……

 

妓夫太郎「すいません!」

伊織「2人ともその話はまた後で!」

千紗・乙矢「「………」」ガーン!

 

 2人の話を切り上げて毒島のところに向かった。

 

 

 

 向かった先では………

 

伊織「何だよ?」

妓夫太郎「どぉしたぁ?」

毒島「素直な感想を聞かせなさい、この水着の。」

 

 毒島が自分の水着姿を披露して感想を求めてきた。

 

妓夫太郎「ま、まあなかなかいいんじゃねえかぁ?」

毒島「な、なるほど……」

伊織「81点。」

毒島「誰が点数をつけろと言った。」

伊織「違うのか?」

毒島「そうじゃなくて!あの人たちに負けてないか、ってこと!」

 

 甘露寺達にか…………

 

伊織「惨敗だ。諦めろ。」

 

 伊織からは辛辣な評価が下ったようだ。正直俺も同じ評価だから言わないどこう。

 

毒島「惨敗なわけないでしょ⁉︎」

伊織「力の差が分かんないのか?」

毒島「分かんない!」

伊織「ならわかりやすく喩えよう。俺と乙矢君くらい差がある‼︎」

毒島「それって初回コールド負けじゃない‼︎」

 

 まあここは励ましの言葉を言ってやるかぁ。

 

妓夫太郎「桜子、安心しろ。」

毒島「どこがよ⁉︎」

妓夫太郎「偏差値20の俺から見たら60も75も変わんねぇよぉ。」

毒島「そんなレベルの低い慰め方は要らない‼︎」

 

 どうやらお気に召さなかったようだ。そんなことを思ってると………

 

乙矢「わぁっ!桜子さん!」

毒島「はい?」

乙矢「水着、とっても似合ってますね!」

 

 乙矢さんが屈託のない笑顔でそう言った後、トイレに向かった。

 

毒島「だって〜w」

妓夫太郎「良かったなぁ。」

伊織「その顔ウザいです、毒島様。」

 

 まあお目当ての彼に褒められて良かったなぁ、毒島!そんなことを思いながら俺は潜る準備を進めた。

 

 

 

 

 

  side ケバ子

 

 私は妓夫太郎と伊織があの女の人とやりとりするのを愛子と陰から見ていた。

 

ケバ子「あの人なんかあざとくない?」

愛子「男子に水着を見せるカンジ、ボクみたいだよね〜。」

ケバ子「愛子は実は恥ずかしがってるから別。」

愛子「ちょ⁉︎ボクそんなことないんだけど⁉︎」

 

 この前康太に新しい水着見せるときめっちゃ恥ずかしがって中々出てこなかったクセに♪

 

 まあそれはともかく、あの3人の様子を観察だ!

 

妓夫太郎「乙矢さん。」

乙矢「はい!」

妓夫太郎「桜子が手伝って欲しいそうなので、彼女のところに向かってもらえますか?」

乙矢「分かりました!」

 

 なるほど…………。これは聞いておかないと………

 

ケバ子「ふぅ〜ん?」

妓夫太郎「なんだぁ、愛菜ぁ?」

ケバ子「名前で呼ぶ間柄なんだ〜。」

妓夫太郎「アイツの事かぁ?」

ケバ子「うん。」

妓夫太郎「まあ、2人きりのときは特別な呼び方だがなぁ。」

ケバ子「へぇ〜……」

妓夫太郎「んじゃ、俺も行ってくるわぁ。」

ケバ子「ほ〜い……」

 

 何よそれ⁉︎そんなのずるい‼︎まさかあの女、本当に妓夫太郎を狙ってるんじゃ………

 

愛子「愛菜、凄い顔してるよ?」

ケバ子「あっ、ごめん……」

愛子「それにしても、早くしないと取られちゃうかもね〜w」

ケバ子「ちょっと!(そそのか)さないでよ!」

愛子「まあ、あの人は多分別の人を狙ってると思うけどね〜。」

ケバ子「そうなのかな………」

 

 愛子の言う通りだといいけど………。やっぱりうじうじしてないで早く行動に移すべきなのかな………?

 

 

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 ん?なんだ今の愛菜はぁ⁉︎もしかして俺が毒島と話をしてるのを嫉妬してたのか⁉︎マジで⁉︎それじゃあ愛菜は俺の事を好き……………いやいや、そんな訳ないだろぉ。俺が嫉妬されるような人なはずがない。落ち着け………落ち着くんだ、俺………。

 

 そんな事を思いながら俺はダイビングに向かった。




 ということで毒島と乙矢君が来店しました。原作と違って爆乳娘が6人に増えてるので毒島が可哀想ですね。

 そして妓夫太郎が何気にケバ子の嫉妬に気付きました。今はただの勘違いって事にしていますが、これからどうなってくんでしょうね〜。

 さて、次回は14話ぶりのダイビングです。お楽しみに!

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