未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
side 善逸
今俺たちは電車で北原旅館へ向かっています‼︎ちなみに葉月ちゃんはさっき電車に乗って来たよ。そして今はボックス席に5人で座っています‼︎
葉月「お姉ちゃんに義理のお兄ちゃん、そしてそのお友達さん、久しぶりですぅ!」
美波「久しぶり、葉月!」
伊織「久しぶりだな。」
耕平「耕平お兄ちゃんだよ♪」
善逸「元気してた?」
葉月「はいっ!」
善逸「それは良かった!」
そう元気に答えた葉月ちゃんは、何故か随分と大荷物だった。
善逸「それにしても、その荷物は何なの?」
耕平「もしかして耕平お兄ちゃんと一緒に住むために持ってきたのか?」
葉月「これは栞お姉ちゃんと遊ぶためのゲームとかですぅ!」
なるほど!よっぽど栞ちゃんの事が好きなんだね!
善逸・美波「「おお!」」
伊織「栞と遊んでくれてありがとな。」
葉月「こちらこそですぅ!」
耕平「葉月ちゃん、俺とも遊ぼうな。もちろん朝まで。」
耕平がいちいちカッコつけるんだけど、それを葉月ちゃんが気にもとめないのがウケるよね〜w
葉月「朝までは疲れるですぅ……」
善逸「葉月ちゃん、コレをまともに相手しなくていいからね!」
美波「そうよ。」
葉月「はい?」
耕平「おいお前ら、本当の兄に対してその言い分は酷いと思わないか?」
美波「ウチはアンタの姉になった覚えはないわよ。」
それな。
伊織「なら島田を妹にするのはどうだ?」
コイツは何言ってるんだ?
耕平「う〜ん………姉力が強過ぎるから無しだな。」
コイツも何言ってるんだ?
善逸・伊織「「何それ。」」
美波「それはそれで微妙に腹立たしいわね。」
葉月「まあ、お姉ちゃんはお姉ちゃんですからねっ!」
美波「ありがとう、葉月!」
それにしても、さっきからビールを飲んではいるんだけど…………
善逸「う〜ん、なんかビールだけで酔ったかも……」
今日はすぐ酔うんだよね。普段だったらそんな事ないのに。これじゃあ帰った時にPaBの先輩に合わせる顔が無いよ〜。
伊織「奇遇だな善逸。俺も酔った気がするんだ。」
善逸「伊織もか。」
美波「アンタらにしては珍しいわね。」
善逸「だよね〜。」
もしかしたらこのビールが変なのかな?そう思ってビールの缶を置くと………
耕平「……………」コポコポコポ
耕平がその缶の中にスピリタスを注いできた。
善逸「伊織、窓開けて〜。」
伊織「おう。」
善逸「んじゃ、外に捨てるよ〜。」
耕平「外に捨てられても、俺は絶対ついて行くからな〜‼︎」
善逸「じゃあ気絶しよっか♪雷の呼吸………」
耕平「電車の中で呼吸を使うな‼︎」
善逸「壱の型 霹靂一閃」
耕平「グハァ………」バタン
なので、仕返しとばかりに気絶させておいた。
美波「それにしても、それ入れられて気づかないってどうなの?」
善逸「いや、意外と飲みやすいんだよね〜、コレ。」
伊織「島田もやってみるか?」
美波「ウチは遠慮するわ。」
葉月「葉月は…………大学生になったら飲むですぅ!」
美波「葉月、やめた方がいいわよ。」
葉月「そうなのですか………」
ぶっちゃけ葉月ちゃんの方が美波よりもお酒に強かったりして。6年後が楽しみだね!
美波「まあ酔っ払って帰省するのもアレだし、ウチが水を買ってくるわ。」
善逸「ありがと〜、美波!」
伊織「すまんな。」
葉月「葉月も行くですぅ!」
美波「ほ〜い。」
善逸「葉月ちゃんもありがとね!」
伊織「助かる。」
ということで、2人に飲み物を買ってもらう事にしました!
2人が席を立ったとき、俺のところにムッツリーニからLINEが来た。
ムッツリーニ(LINE)『………伊織に言って欲しい事がある。』
善逸(LINE)『何?』
ムッツリーニ(LINE)『………実家に帰ったらすぐに旅館を継ぐように両親に言う、と。………あと俺の名前は出すな。』
なんで伊織に直接じゃなくて俺に言うのかが分からないけど、とりあえず言ってみるか。
善逸「伊織。」
伊織「何だ、善逸?」
善逸「旅館に着き次第、旅館を継ぐって両親に言って欲しいんだって。」
伊織「嫌に決まってるだろ。」
まあ断られるよね〜。
伊織「というか栞からの依頼か?」
善逸「まあそんな感じ〜。」
伊織「マジか。栞ってお前の連絡先持ってたんだな。」
善逸「ま、まあね〜。」
ゴメン、嘘だよ‼︎何故かムッツリーニに自分の名前は出さないように言われたからね‼︎本当によく分かんないけど‼︎
伊織「全く、栞もしつこいもんだな。」
善逸「まあまあ!栞ちゃん的には………」
??「電車に腰を擦り付けながらイケるって幸せだよね〜‼︎」
なんだ、今のどこかで聞いたことのある声は⁉︎そう思って声がした方を見ると……………
魘夢「堕ちていく、堕ちていく、鉄オタの沼へ‼︎」
変態と化した睡眠薬使いが、通路の床にうつ伏せになって尻を出しながら叫んでいた。
伊織「おい、何だアレは?」
善逸「知らない人…………」
魘夢「Fクラスの我妻じゃないか〜。キミも一緒に……」
やめろ‼︎これじゃあ俺が知り合いだと思われるじゃないか‼︎だったからここは………
善逸「乗務員さ〜ん‼︎変態がいま〜す‼︎」
乗務員1「なんだと⁉︎」
乗務員2「それは捕まえないとな‼︎」
乗務員を呼ぶ‼︎近くにいたからか、すぐに駆けつけてくれたのは幸いだった。
乗務員1「そこの君、こっちに来なさい‼︎」
魘夢「今俺は快楽に浸って……」
乗務員2「連れてくぞ‼︎」
乗務員1「おう!」
魘夢「あぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
こうして悪は滅び去った。
伊織「お前の高校、マジでヤベェ奴しかいねえんだな。」
善逸「そうだね。」
アレは割とヤバい方だけどね。
伊織「まあとにかく、これで平和に………」
ドイツ人1「Verdammt! Sie w
ドイツ人2「Sie kein Idiot! Sie muss eigen Hakama tragen!(バカを言うな、絶対羽織袴だ‼︎)」
ん?ドイツ人2人がドイツ語で何か喧嘩してるみたい。流石に大学1年生レベルじゃ全く分からないけど…………
伊織「喧嘩か?」
善逸「だね。2人とも熱くなってるみたい。」
伊織「だな。周りの迷惑だし、軽く注意しておくか。」
善逸「よろしく〜。」
ということで、俺は伊織に全てを任せ…………
伊織「善逸、アレにだけは関わるな。」
たのだが、まさかの答えが返ってきた。
善逸「一体何が見えたの?」
耕平「ん?今どういう状況だ?」
伊織「起きたか耕平。」
耕平「ああ。」
伊織「とにかく2人とも、あっちを見るな。帰って来られなくなる。」
帰って来られなくなるって何だよ。まさかマフィアの人とか?確かにそれなら大人しくしてる方が良さそう。
伊織「黙って息を潜めてりゃ静かになるはず………」
耕平「そうなのか?」
善逸「まあとりあえずそうするね。」
ということで、俺たちは静かにする事にした。
しばらくすると、ドイツ人の声が全く聞こえなくなった。
耕平「お?」
伊織「ほらな?」
善逸「確かに静かになったね。」
伊織「とにかくこういうのは耐えればいいんだよ。」
善逸「だね〜。それじゃあ様子を見るか!」
そうして俺が通路を見ると…………………
美波「…………」
葉月「なんですぅ?」
美波と葉月ちゃんに向かって跪く、魔法少女っぽいコスプレをしたガチムチのドイツ人と、デー○ン閣下みたいなコスプレをしたオールバックのドイツ人がいた。
善逸「何アレ。」
伊織「見てしまったか………」
耕平「本当に………ってアレは⁉︎」
耕平も流石にこれには驚………………
耕平「I like Rarakotan‼︎(俺はららこたんが好きだ‼︎)」
ドイツ人1・2「「Er ist Genosse‼︎(彼は同志だ‼︎)」」
耕平「Yes‼︎」
善逸・伊織「「えっ⁉︎」」
ろくのは俺とだった。なんで意気投合してんの、コイツ⁉︎意味分かんないんだけど⁉︎お前ドイツ語のテスト13点だったよね⁉︎
それはともかく、これは丁度いいのかもしれない‼︎
善逸「耕平が話してる間に美波と葉月ちゃんはこっちおいで〜。」
美波「分かったわ。」
葉月「葉月、ドイツ語ですから分かりますよっ?」
善逸「葉月ちゃん、世の中には関わらない方がいい人がいるの。だからこっち来て!」
葉月「わ、分かりましたっ!」
これで万事解決……………
耕平「He is her boyfriend‼︎(彼(善逸)は彼女(美波)の彼氏だ)」
ドイツ人1・2「「Ann⁉︎」」
ドイツ人2「Das kann nicit ihr Freund sein, oder?(まさか彼女に手を出してないだろうな‼︎)」
ドイツ人1「Wenn sie keine Jungfrau mehr ist, kann sie keine Magie mehr wirken!(処女でなければ魔法が使えなくなってしまうだろ‼︎)」
しなかった。というか耕平のせいで地獄を見てるんだけど⁉︎ふざけんなよ‼︎何言ってるかは分かんないけど、多分ドイツ人版異端審問会だよね⁉︎そうだよねえ⁉︎
善逸「ちょっとちょっと⁉︎急にキレられても困るんですけど⁉︎どうしよ〜う⁉︎」
耕平「別に俺は事実を言っただけだが?」
善逸「まあ確かにね!でも確実に悪意があったよねぇ⁉︎」
耕平「さあ?」
善逸「しらばっくれるな‼︎」
コイツは後でもういっぺんしばいとくか‼︎そんなことを思ってると………
美波「ここはウチに任せて。」
善逸「美波………助かるよ!」
美波が助けてくれた‼︎ありがとう美波‼︎涙が出そうです‼︎さあ、美波の活躍をこの目に…………
ドイツ人1・2「「HaHaHaHa‼︎」」
ドイツ人1「Er hat die Alkoholvertr
ドイツ人1・2「「HaHaHaHa‼︎」」
焼き付ける前に、とんでもない罵倒をされた気がした。こうなったらやる事は一つだ‼︎
善逸「「伊織、耕平。」」
伊織・耕平「「おう。」」
善逸「何言ってるか分かんないけどさ、上等ですよ‼︎」
伊織「どんな勝負か知らねえが、受けて立とうじゃねえか‼︎」
耕平「俺たちPaBは他の何で負けても………」
善逸・伊織・耕平「「「酒だけは負けられねえんだよ‼︎」」」
ドイツ1・2「「HaHaHaHa‼︎」」ドン
そしてドイツ人たちはリキュールを差し出した。これは正直名前だけは分かるものの、まだ飲んだ事がない酒だ。これを飲めってことか。やってやろうじゃない‼︎
さてと、お味は…………って!
善逸・伊織・耕平「「「キッツ………」」」
ヤバいぜ、コレ………。でもなんとか勝たないと、このサークルに入った意味がない‼︎だから意地でもなんとか…………
カリーナ「ナニしてるノ‼︎」バシン‼︎
ドイツ人1・2「「Uh!」」
しようとしたら、ドイツ人と思われる可愛らしい女性がカタコトの日本語で他2人を引っ叩いてくれた。その威力は絶大で、あっという間に2人を黙り込ませてしまった。
善逸・伊織・耕平「「「おお………」」」
カリーナ「コノ2人、ホントにアタマ悪くテ‼︎ホラ2人トモ、謝ッテ‼︎」ぐぐぐぐ
ドイツ人1・2「「スミマセン。」」
カリーナ「スミマセン、スミマセン‼︎」ずるずる
しかもあの男2人を力ずくで謝らせた後、無理矢理引きずって消えていった。
耕平「なんだ、アレ………」
善逸「凄かったね…………」
やっぱり世の中にはまだまだ知らない変人が沢山いるみたいだ。別に知りたくはないが。
伊織「ちなみに、島田は意味分かったのか?」
美波「そりゃあドイツ語だからもちろん………と言いたいけど、オタク用語が混ざってて分かるけど分かんない、みたいな感じだったわ。」
善逸「そうなんだ………」
まあ分からなくて良さそう。
葉月「あの2人、葉月たちを見た途端いきなり跪いたんですぅ!」
美波「そうね。だからドイツ語で会話はしてないわよ。」
善逸「そ〜なんだ〜。」
まあ会話しなくて良さそう。
伊織「あと俺はさっきの女の人に親近感が湧いたよ。」
あぁ、あの人ね。
耕平「ほう。」
善逸「でもなんで?」
美波「北原とあの人が似てるようには見えないけど………」
伊織「バカ共に振り回されて苦労してそうなところがさ。」
なるほどね〜。
善逸「それ俺も思ったわ。」
美波「ウチも。」
耕平「奇遇だな、俺もだ。」
って皆も思ってたんかい‼︎
伊織「お前ら、自分が常識人ポジだと思ってんのか⁉︎」
美波「いや、それウチのセリフなんだけど⁉︎」
耕平「いやいや、俺のセリフだろ‼︎」
善逸「いいや、俺のセリフだね‼︎」
こうなったら戦争だ‼︎誰が1番の常識人かハッキリさせようじゃないか‼︎
葉月「お姉ちゃんたち、大声で喧嘩はやめるですぅ……」
善逸・美波・伊織・耕平「「「「はい………」」」」
1番の常識人は葉月ちゃんでした。中学生に
ドイツ人騒動の後、しばらく美波の弁当を食べながら雑談してると…………
煉獄「うまい‼︎うまい‼︎うまい‼︎」
列車内に懐かしい声が響き渡った。
耕平「またうるさい奴か。」
伊織「もしや善逸や島田の高校の関係者か?」
善逸「変人ってだけでうちの高校絡めるのやめてくれない⁉︎」
もはや伊織たちの中では文月学園は変人の巣窟なのだろう。
美波「でも事実ね。ウチの高校の歴史の先生よ。」
伊織「やはり文月か………栞はこんなところ通って大丈夫なのか?」
耕平「それな。」
確かに、兄としてはかなり心配になるよね。
葉月「でも、栞お姉ちゃんは楽しみって言ってましたっ!」
耕平「それは俺や葉月ちゃんと一緒に暮らすからじゃないか?」
伊織「しれっと自分を入れるな、耕平。」
美波「まあ変な人は多いけど、楽しいところっていうのは事実ね。」
善逸「だから栞ちゃんについては安心してね〜。」
伊織「まあ、お前らが言うなら信用するか………」
正直PaBも変人揃いだけどね。あと野島たち。そんな事を思ってると…………
煉獄「わっしょい‼︎わっしょい‼︎わっしょい‼︎」
煉獄さんの食べている物が変わった。
善逸「さつまいもを食べ始めたね。」
伊織「なんで見てもいないのに分かるんだ⁉︎」
美波「あの人さつまいもが大好きだから。」
善逸「だからさつまいもを食べると、『わっしょい』って喋るようになるんだよね〜。」
耕平「意味が分からねえ………」
でしょうね。俺も正直分かんないよ。
伊織「とにかく、注意した方がいいんじゃないか?」
確かに。
善逸「じゃあ俺と美波が行ってくる………」
槙寿郎「杏寿郎、静かにしろ。」
煉獄「はい。」
どうやらその必要は無かったようだ。こうして列車内に平穏が取り戻された。
そして電車とバスを乗り継いでしばらくすると……………
伊織「ここが俺の実家、『北原旅館』だな。」
遂に伊織の実家に到着したぜ‼︎
ということで電車の話でした。そして電車といえば…………煉獄さんと魘夢が久々に登場です‼︎遂に明後日に迫った劇場版鬼滅の刃〜無限列車編〜に合わせて出してみました‼︎ちなみにもう1人は………今後のお楽しみに‼︎
あとウムラウト(¨)はスマホで上手く出ないんです!すいません!
さて、次回はいよいよ北原旅館に入ります。お楽しみに!
最後に、評価・感想をお願いします。