バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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バカテスト 化学

問  次の問いに答えなさい。

『 化学反応そのものには直接関係ないが、化学反応を促進させる効果を持つ物質のことをなんと言うでしょう 』


霧島翔子の答え

『 触媒 』

教師のコメント

正解です。触媒は化学反応を引き起こすのに必要な活性化エネルギーを減少させる効果があります。


坂本雄二の答え

『 仲介人 』

教師のコメント

それだと逆に必要なエネルギーが増えてしまいそうですね。


嘴平伊之助の答え

『 オレなら出来る気がする! 』

教師のコメント

やれるもんならやってみてください。


我妻善逸の答え

『 間男 』

教師のコメント

離婚を促進させるのである意味正解です。


第十五話  友と想いと頂上決戦

  side 明久

 

 カラオケ部屋の中にムッツリーニと店員として潜入していると、いきなりモヒカン頭の男が乱入してきた。

 

「俺は不死川玄弥‼︎テメェらを殺す、男の名だァ‼︎」

 

 コイツは味方なのか?敵なのか?担任に名前が似てるのはさておいて、とりあえず秀吉に連絡しないと!色仕掛け出来る雰囲気じゃない‼︎

 えっと無線は…と思ってたら不良達がうろたえ始めた。

 

「あ、あの『鬼喰不死川』だと⁉︎冗談じゃねえ!」

「でもこっちは7人いるんだ!相手は1人、ぶっ飛ばしてやれ‼︎」

「いくぞ‼︎」

 

 と不良達がかかろうとした瞬間……

 

グファ…‼︎ ドゴォ‼︎ バキ‼︎ グシャ‼︎ …

 

 その不死川さんは瞬く間に5人倒してしまった…。なんだコイツ…。鬼すら喰らう強さだからあんな呼ばれ方をしてるのか?

 そういうと不良の1人が葉月ちゃんを人質にとった‼︎しかしこれはチャンス!やるぞ、ムッツリーニ‼︎

 

「おいおい鬼喰不死川‼︎ここの嬢ちゃんがどうなってもいいのかァ?」

「…………」

「いいか、大人しくしてろよ…。さもないと、ヒデェ傷を…………」

「…………負うのは」

「お前らだ‼︎」

 

 そして僕とムッツリーニが灰皿で残り2人を殴って気絶させた。有言実行したんだ、感謝しろよ‼︎

 でもコイツが本当に全員ぶっ殺す気なのかが全くわからない。ドアの方から炭治郎達がチラチラ見てるのは分かるが入るタイミングを指示できない…。

 ちょっと悩んでると、不死川さんが意外な返答をした。

 

「飽きた。俺は帰る。」

「「え?」」

 

 そうして入り口の方に向かって帰ろうとすると…

 

 

 

 

 

 

「玄弥、久しぶりじゃのぅ。」

「あァ?なんだァ秀吉。俺は忙しいんだァ。用事あるから帰る。」

「用事って、今日は清涼祭じゃぞ!」

「俺には関係ねェ。別の用事だァ。帰る。」

「どういうことなのじゃ!」

「テメェには関係ねェよ、秀吉。そんなわけで俺ァ帰る。」

「また喧嘩でもしとるのか‼︎いい加減に…」

「テメェには関係ねぇって言ってんだろ‼︎」

「玄弥……」

「じゃあなァ‼︎」

 

「ちょっとま…」

「炭治郎、いいのじゃ。そこから先は言わんでよい。」

「でも…」

 

 そう言って走って帰ってしまった。彼は多分秀吉のかつての友達。きっと過去に何かあったのだろう。でないと普段全く怒らない秀吉があそこまで激昂することはない。しかもこういうとき真っ先に文句を言いそうな炭治郎でさえ秀吉の静止で大人しくしてるくらいだ。正直ずっと呆気にとられてしまった。

 みんなが呆気にとられている中、再び秀吉が口を開いた。

 

「みんなすまんのぅ。ワシのことは気にせず戻ろうぞ。」

 

 帰りはすごい重苦しい雰囲気になった。普段こういう時に真っ先に励ますタイプの伊之助ですら静かになってる。そんな中口を開いたのは姫路さんだった。

 

「木下君、あの…」

「どうしたのじゃ、姫路?」

「もし嫌じゃなかったら、あの人の事を教えてくれませんか?私達も助けてもらったお礼がしたいので…。」

 

 そういうと秀吉は驚愕の事実を口にした。

 

「あやつの名はさっき名乗った通り不死川玄弥。ワシらの担任の弟じゃ。」

「な、そうなのか⁉︎」

「しかも清涼祭がどうたらって…」

「あやつはワシらと同じ文月学園の2年じゃ。まあ不登校じゃから知らない人も多いと思うのぅ。」

 

 僕も知らなかった…。あの見た目にスケベの弟となれば学校でも目立つはず…。それなのに知らなかったのだから本当に学校に来てないのだろう。

 でも不登校ならFクラスにいるべきなのでは…。珠世先生と一緒にいるあの子は振り分け試験は受けたらしいけど…。

 同じ疑問を炭治郎も思ってたようで、僕の代わりに聞いてくれた。

 

「でも不登校なら振り分け試験にこなかった俺や途中退席した姫路さんと明久のようにFクラスになるよね?」

「あぁ、それなんじゃが、あやつは振り分け試験だけは受けたのじゃ。別室でだけどの。その結果あやつは………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「上弦の伍になったのじゃ。」

「「「「「「え⁉︎」」」」」」

 

 ちょっと待って‼︎1年間全く学校に来ないで上弦の伍⁉︎嘘だろ、あの人頭良いのかよ‼︎僕は毎日学校行って下弦の壱なんだけど!

 

「どういう事なのですぅ?」

「葉月にわかりやすく言うと、学年で5番目に頭良い人のことよ。ちなみに善逸は4番目にバカだよ。」

「すごいのですぅ‼︎じゃあバカなお兄ちゃんは?」

 

「「「「「「1番バカだよ(なのじゃ)(です)」」」」」」

 

「おい‼︎そこ口を合わせるところじゃないだろ‼︎全くも〜‼︎」

「ちなみに2番目にバカなのはオレで‼︎」

「3番目はワシじゃ、そして…」

「…………………5番目は俺。」

「そんな誇れることじゃないと思うけどな〜」

「しょうがないでしょ‼︎だってバカなんだもん。」

 

 全く、お陰でさっきまでの雰囲気がどっか行ったじゃないか!ってあれ、それよくね?

 

「とりあえず、戻るかのぅ。」

「ほ〜い。」

 

 そう言って僕たちはクラスに戻った。

 

 

 

 

 

  side 善逸

 

 明久達を向かわせたあと、俺と雄二はババアをパワハラ部屋に呼んで話をしていた。正直美波達が心配で仕方ないけど明久達に任せるしかない。マジで頼むぞ。

 

「なあババア。お前は黒幕ではないだろうが、隠し事をしてるのはいただけないな。」

「ふむ、賢い奴だと思っていたけれど、まさかアタシの考えに気がつくとは思わなかったよ。」

「初めからおかしいとは思ってたんだ。あの話だったら何も俺達に頼む必要はない。上弦にでも頼むはずだ。」

「言われてみればそうだよね〜。俺たち下弦に絶対優勝しろとか、とち狂ってるとしか思えないもんね〜。」

 

 普通考えたら今回出てた上弦の壱・弐ペアに頼むのが定石だよね。あの2人ならまず負けないと思うし。

 

「話を引き受けた教頭の手前大っぴらにはできないと考えなかったのかい?」

「それなら教室の補修を渋ったりしないはずだ。教育方針なんてものの前に生徒の健康状態が重要なのはずだからな。教育者側、ましてや学園の長が反対するなんてあり得ない。」

「つまりどうしても俺達に大会に出て欲しかったんだね。」

「そういうことさ。」

 

 なんで俺たちなんだろう…。下弦である必要性…、召喚獣の扱いの差?それともバカだから?

 そんな事を考えてると雄二が話を続けた。

 

「学園長室で確か俺たちがババアにした提案を覚えているか?」

「科目を決めるってやつかい?成る程あそこで試したのね。」

「そうだ、目ぼしい参加者全員にそれをやってる可能性を考えてな。もしそうなると俺達に有利になるような話にはのってこないはず。だがババアは提案を呑んだ。」

 

 ということは絶対俺たちに優勝してほしいってことだよね?

 

「他にも学園祭の喫茶店ごときで営業妨害をしたり不良がカチコミにきたり…」

 

 そうだよ、今現在やばいんだよ!美波達がなんでこんなしょうもないことのために…!

 

「挙げ句の果てに美波……じゃなくてうちのウェイトレスのが拐われてるんですよ‼︎明確な犯罪です‼︎今うちのクラスメイトが助けに行ってますが何かあったらどうするんですか‼︎人を殺してまでやりたいことってなんですか‼︎はっきりしてくださいよ‼︎」

「おいぜんい…」

「そうかい。向こうはそこまで手段を選ばなかったのかい。すまなかったね。アンタらの点数を見て最初は舐めてたけど、決勝まで進まれて焦ったんだろうね。」

 

 そう言ってババアは頭を下げた。でもこんなんじゃ気が済まない。早くその命よりも大切な秘密とやらを暴露しろよ!

 

「じゃあ今度はそっちの番だ。」

「申し訳ないね。単なるアタシの無能を晒すだけだ。お前ら、優勝賞品は知ってるだろ?」

「ペアチケットごときでそんなになるか?」

「そっちじゃないよ。本当は白金の腕輪の方さ。アレにバグがあったのさ。」

 

 優勝賞品の白金の腕輪には2種類あるんだよね。一つは点数を二分して二体の召喚獣を出すものだよ。そしてもう一つは先生や上弦の代わりに召喚フィールドを作ることができる腕輪で、点数に応じて召喚可能範囲が変わり召喚の科目はランダムだとかなんとか。そこにバグがあったから俺たち下弦に回収させようとしたんだね。ん、なんとなく分かったかも。

 

「俺わかりましたよ。それ多分点数が高いとバグるんですよね?だから俺たち下弦に回収を依頼した、そうですね?」

「その通りさ、アンタらはバカだけど知恵はあるからね。優勝する可能性はあると思ったのさ。」

「成る程な。んでやっぱり失脚狙いの教頭のせいだろ。あとは他校の経営者とか。」

「それじゃあ文月学園の存続に関わってたんですね…。それと決勝の常夏コンビは教頭側の人間ですから何とかして勝てってことですね。」

「アイツらのあだ名は知らないけど、そういうことさ、よろしく頼むよ。」

 

 ちなみに決勝の相手は常夏コンビである。多分教頭に大学の推薦状でも貰ったんだろう。こいつらにはなんとしてでも勝たなきゃいけない。

 ん?でも待って、俺の音楽はどうなる?Aクラス並だぞ。美波の数学に感化されてあげようと思ってたのに〜、その腕輪手に入れて使えないんじゃ台無しじゃないか。

 

「あと一つ、バグについて質問があります。」

「なんだい?」

「その暴走とやらが起きる点数は総合科目だけですか?」

「そうさ。一つや二つの科目が高得点でも暴走は起きないよ。」

「じゃあ大丈夫です。ありがとうございました!」

「よろしく頼むよ。」

「「はい!」」

 

 良かった台無しじゃなくて、そう言ってババアは去ると、今度は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歓喜の無線通信が入ってきた!

 

《善逸、ウチだよ!上弦の伍が助けてくれたんだ!》

《マジで⁉︎良かった〜みんなが無事で……》

 

 良かった…。本当に助かって良かったよ…。安心した〜

 

《上弦の伍⁉︎島田、数字間違ってないか?》

 

 あ、確かに。壱が翔子ちゃん、弐が利光、参が優子ちゃんに肆がカナヲちゃん。伍を飛ばして陸が愛子ちゃんだったから…。そうか!今まで分からなかった最後の上弦なのか!

 

《間違ってないよ。名前は不死川玄弥君。》

 

 ん?誰かに似てね?あ!

 

《不死川玄弥⁉︎》

《スケベの弟か‼︎》

《そうだ………》

《そいつもしかして鬼喰不死川って呼ばれてなかったか?》

 

 何それ。鬼喰ってそうなの兄貴の方じゃん。何を雄二は焦ってるんだろう。

 

《そうだよ。それがどうしたの?》

《みんな生きてたのか⁉︎》

《みんな無傷よ。》

《マジか‼︎アイツは中学の頃からほぼ無敗だった最強の不良だぞ‼︎》

 

 ああ、そういうことね。雄二も元不良だから知ってるのか〜。

 

《でも結構優しい人だったよ。ウチ達には目も暮れずに帰っちゃったし…》

《じゃあなんでそんな呼ばれ方をしてるんだ…》

 

 確かにね。そんな強い不良なのにどうして美波達には手を上げなかったんだろう。弱いものいじめが嫌なのかな…。

 そう思ってると意外な人か喋り始めた。

 

《あやつは誰よりも優しい奴じゃ。ワシがよう知っておる。だから安心せい。》

 

 秀吉の知り合い?ってことは!

 

《それって最強の不良と可憐な美少女の恋愛物語ってことだよね〜⁉︎時は西暦2020年、喧嘩に明け暮れいた不良、我妻善逸がとても可憐な美少女、木下秀吉と出会うのだ‼︎喧嘩しか知らなかった俺は可憐な秀吉の優しさに触れ、少しずつ喧嘩をやめていく。もう喧嘩をやめようと思った頃、秀吉がとら……》

《善逸が元気になって良かった♪じゃあ決勝頑張ってね‼︎ウチらも急いで戻るから‼︎》

《ちよ美波中断しないでよ〜‼︎でも頑張るよ俺、常夏コンビをぶち殺してくる》

《俺もやるとするか》

《あの2人なんですね、2人とも頑張ってくださいね!》

()()()

 

 そして俺と雄二は、決勝の舞台へと向かって行った…。あの常夏コンビ featured by 教頭をぶっ潰すために。

 

 

 

 

 

 そして決勝の舞台に入ると、もの凄い歓声に覆われた。緊張しすぎてガチガチになるのもいけないから、周りを見渡すとするか〜

 

 おっと、まず右奥にいるのは学年主任の産屋敷先生と奥さん、それに子供の五つ子達。奥さんは産屋敷先生と違ってキリッとしてるんだね〜。

 その次、中央に見えるのは英語の後藤先生。フランクな喋り方で話してくれるいい先生だよ〜。煉獄先生と同い年らしい。

 その次、左手前にいるのは煉獄先生とその弟くん。どうやら両親も一緒にいるみたいだ。

 その後ろに見えるのはたまに講演会で来る継國縁壱さん。今日は奥さんにお子さんまで連れてるみたい。また古典の継國先生は双子のお兄さんだそうだ。

 ちなみに縁壱さんは文月学園始まって以来の伝説の卒業生で、ハーバード大学を飛び級で卒業したあと、アメリカのシリコンバレーにある超一流企業(GAFAクラス)に勤務。現在は齢32にしてその会社の社長というとんでもない人なんだよ〜。

 

 そして最前列にいるのが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいカス‼︎壱の型しか使えないFクラスのお前がよくここまでこれたな‼︎最近は下弦とかいうバカどもの総称を付けられたんだって〜?テメェは音楽以外は何もできないのかよ‼︎」

「黙れクズ‼︎テメェこそ壱の型使えるようになったのか⁉︎Aクラスのくせに音楽学年最下位だったお馬鹿さんがよ‼︎」

 

 とか言って軽口で煽り合ってるのは俺の義理の兄貴、獪岳。2人とも捨て子だったのを桑島慈悟郎っていう爺ちゃんが拾ってくれたんだ。それ以降こうして貶しあいながら仲良く生活してるよ。今は3年Aクラスにいるよ。

 

「せいぜい生き残るんだな、カス‼︎」

「テメェこそビビって漏らすなよ、クズ‼︎」

 

 兄貴から精一杯の罵倒(応援)を貰ったところで、いよいよ決勝が始まろうと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…決勝の教科は音楽だったのでは?小生の間違いか?」

「俺は化学と聞いて呼ばれたんだが。どういうことだか説明しろ。」

 

 なんだ?俺たちの指定では音楽のはずだけど……

 

「雄二、教頭の差し金か?」

「多分そうだろ。アイツら無理矢理にでも科目を変えようとするつもりだろう。」

「すいませ〜ん。最初の資料では音楽だったはずなんですけど‼︎どういうことですか‼︎」

「何言ってんだお前ら、最初から化学だっただろ。下弦とかいう奴らは本当バカだな〜」

 

 なんだよこれ。1/2でハズレじゃねえか…。化学を勉強してない俺が悪いんだけれども…。こうなったらどうするんだ。そんなことを思っていたとき…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先生。私3年の胡蝶とこちらの甘露寺は大会に参加していたのですが、決勝の科目について、予め配られていた資料にはこちらの通り音楽となっております。家にバックアップのデータも保存してあるのでそちらをお見せすることもできます。その他の参加者の方はどうですか。」

「俺たちも音楽だったなぁぁぁぁ‼︎」

「…音楽だった。」

「お兄ちゃんから見せてもらったのは音楽だったよ!」

「私たちも音楽でした!」

 

 みんな…。今まで喫茶店に来た人達が味方してくれてる。今日頑張ってきて本当に良かった〜

 

「では音楽ということで俺は失礼する。響凱、あとはよろしく頼む。」

「小生が承認する。これより、決勝を始める。」

「「ざまえねえな、テメェらの小細工は終わりだよ‼︎」」

「「まあいいさ。俺たち3-Aの前に沈みな‼︎」」

「「沈むのはテメェらだ、常夏コンビ‼︎」」

 

「「「「試獣召喚《サモン》‼︎」」」」

 

 

音楽

 

3年Aクラス 

       常村勇作  278点

       夏川俊平  307点

        VS

2年Fクラス

       我妻善逸  356点

       坂本雄二  167点

 

 

「な⁉︎テメェらFクラスのくせになんだその点数は‼︎」

「神童を舐めるなよ‼︎」

「てかタンポポ、テメェ腕輪目前じゃねえか‼︎」

 

 そうだよ。元々音楽は得意だったけどね。でも美波があの日以来、自分も誰かの役に立とうと得意科目を伸ばしてきたんだよね〜。もちろん苦手科目もやってる。俺もそれに感化されたのさ。美波と違って俺はまだ腕輪使えないけど、なんとかこれで戦ってやる‼︎

 

「そうだよ、俺はある奴に感化されてここまで育ったのさ‼︎そいつはガサツで胸がなくて凶暴だけど、大切な誰かのために一途に頑張れる素敵なやつさ‼︎俺は、まだまだそいつには全然及ばないけど、今の力、見せてやる‼︎」

 

 さあ、雄二との作戦会議だ

 

「(雄二、お前は点数の低い方を牽制してろ。俺は高い方を引きつける。)」

「(分かった。任せたぞ。)」

 

 さて、俺は点数高い方いくぞ‼︎

 

「テメェらに経験の差ってもんをみしてやるよ、オラ‼︎お前ら下弦とかいうバカどもはフィードバックするんだろ?痛いだろ‼︎」

 

 なんだこれ、目が…ってただの砂埃かよ‼︎こいつらバカだな〜

 

「あぁそうさ、だけど残念だったな。俺たち下弦の毎日味わっている痛みなんて、こんなもんじゃねぇ‼︎テメェらはな、一発で気絶するレベルの攻撃を受けたことがあるのか⁉︎ねえよな⁉︎俺たちはそんなの日常茶飯事だぞ⁉︎うんこするより当たり前なんだぞ⁉︎俺たちは毎日そうやって地獄を耐えてるんだよ‼︎テメェらとは格が違えんだ‼︎分かったか‼︎」

「は?何言ってんのお前⁉︎」

 

 ありがとう無惨先生。貴方様の教えはこの時のためだったんですね‼︎

 

 さて、向こうで戦ってる雄二が大変そうだから、そろそろ決着をつけるか‼︎狙いはただ一点、敵の2人が一直線上に重なるのを待ってから…

 

「なあ、何してんだ?さっさとくたばっちまえ‼︎」

 

 脚に負荷をかけ、タイミングを合わせて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃 神速」

 

「なにそ…」

「さあさあ、おま…」

 

 雷鳴のように一直線に突き抜ける。それも今までよりも速く、そしてあの時よりも高い点数で…

 

 

3年Aクラス 

       常村勇作  0点

       夏川俊平  0点

        VS

2年Fクラス  

       我妻善逸  232点

       坂本雄二  53点

 

 

「勝者 2年Fクラス 我妻善逸、坂本雄二。」

「おせえよバカ。死ぬかと思ったわ。」

「待たせて悪かったな。」

 

 

 

 

 

 

 こうして、試験召喚大会は俺たちの優勝で幕を閉じた…

 

 

 

 会場を出て、雄二と一緒にババア室に向かおうとしたが…

 

「まだ何かあるかも知れない。一応多めに引き連れてくぞ。」

「炭治郎はカナヲちゃんに捕まってるから来れないって〜。」

「またかあの石頭。まあいい、下弦全員がいれば十分だろう。」

「そうするか。」

 

 

 と言って、下弦全員でババア室に乗り込んで行った。

 

 ババア室に行く前に、秀吉とちょっと話した。

 

「みんなから聞いたよ。なんかごめんね。何も知らないで上弦の伍のことからかっちゃって。」

「どこがからかっておったのじゃ?」

「いや、恋愛物語の件。」

「あぁ、それじゃったか。気にしておらぬぞ。」

「ありがとう。」

 

 どうやら結構過去に何かあったんだって〜。秀吉って可愛いから見落としがちなんだけど、自分の闇を殆ど周りに見せないんだよね〜。そんな秀吉でさえ激昂したとなれば、さぞ色々あったんだろう…。

 

 そんなことを思ってるうちにババア室に着いた。

 

「失礼しま〜す。」

「邪魔するぞ。」

「お主ら全く敬意を払っておらぬ気がするのじゃが。」

 

 敬意なんてもんは無惨先生以外にはいらないんだよ、秀吉。

 そんなことを思ってたらババアが喋り始めた。

 

「アタシは前に返事を待つように言ったんだがね。」

「そんなことよりババアさん。優勝しましたよ、俺たち!」

「知ってるさ、誰が賞状渡したと思ってるんだい?」

「(もんいつ、こいつババアっていうのか?)」

「(そうだよ、バ・バアさんだ)」

 

 伊之助に余計なこと吹き込んでたらババアが喋り始めた。

 

「んで、そんなに仲間引き連れてなんのようだい?」

「テメェのせいでオレの子分が傷ついたじゃないか、ババア‼︎」

「初対面の相手にババアとは失礼だねえ。まあ、その件はすまなかったと思っている。」

「そういや、この腕輪はどうするの?」

「いや、それは後でいいさね。どうせすぐに不具合は直せないんだ。」

 

 腕輪を見せてると明久が話しかけてきた。

 

「なにそれカッコいいね。」

「明久、これ不良品だから頭いい人には意味ないよ。」

「それって僕をバカにしてるでしょ?」

「もちろん!んで、俺たちは教室の改修と引き換えに俺と雄二がこれをゲットするっていう取引を学園長と……」

「善逸、それはまずい‼︎」

 

 ん、何?雄二どうしたの?

 

「………………盗聴の気配。」

 

 マジか…。ヤバイ会話しちゃったな…。

 

「ごめん、早くあいつらを捕まえよう!」

「「「「おう‼︎」」」」

「分かったのじゃ!」

 

 ここで常夏コンビを捕まえないと、今までの努力がパーだ‼︎

 雄二が作戦会議を始める。

 

「作戦会議だ、みんな常夏コンビ、最初にいたクレーマーたちの顔を知ってるよな⁉︎」

「「「「「勿論(なのじゃ)」」」」」

 

「……………これ、俺の双眼鏡。」

「助かる。で、外が伊之助と秀吉、旧校舎と体育館周りが明久とムッツリーニ、新校舎が俺と善逸だ。みな、あいつらを炙り出すぞ‼︎」

「「「「「了解(なのじゃ)‼︎」」」」」

 

 待ってろ常夏コンビ‼︎絶対に炙り出してやる‼︎




 玄弥は秀吉の友達です!過去に何があったのでしょう?それはまたの機会に。

 そして遂に決勝戦に。今まで出てなかったキャラも一気に出し切りました。後藤先生は隠しの後藤さんです。残った半天狗、玉壺、手鬼は妖怪みたいな感じなので正直無理でした!お化け屋敷とかのオブジェくらいしか使えないかも。あと、決勝戦は教科の方を揉めてみました。無惨のパワハラに毎日耐えてる人たちが今更砂埃程度なんとも思わないよね‼︎って事で。

 次回が第二章最終回です。炭治郎がいなくなったと言うことは…
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