未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
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七十杯目「奇跡の会合」にて
時透兄弟を書き忘れるミスがありました。
お詫びいたします。
ちなみに今は直してあります。
side 伊織
夏休みもいよいよあと2日で終了となるある日、俺は店の手伝いをしていた。
天元「島田と工藤は須磨、まきを、雛鶴と一緒に派手に食堂を手伝ってくれ。」
美波・愛子「「は〜い!」」
天元「我妻と土屋は派手にタンクの掃除をしてくれ。」
善逸・ムッツリーニ「「ハゲに?」」
天元「派手に、だ‼︎いいから早くしろ。」
善逸・ムッツリーニ「「は〜い♪」」
ちなみに俺はついこの間まで宇髄さんは頭にターバンを巻いてるハゲだと勘違いしていた。ハゲなのによく3人も嫁を貰えたな、と思ったよ。
そんな事を思ってると、
耕平「北原、大変だ‼︎」
耕平が駆け込んできた。
伊織「どうした、耕平?」
耕平「巨人が出たんだ‼︎しかもそれが奇行種なんだよ‼︎」
伊織「お前は何を言ってるんだ?」
この間俺と善逸に間違ってアニメの録画を消されてから頭でもおかしくなったのか?そんな事を思ってると…………
悲鳴嶼「すいません。ダイビングをしに来ました。」
2m20cmくらいある巨体の、額に一筋の傷が入った、南無阿弥陀仏と書かれた服を着て数珠を身につけ、常に白目を剥いて泣きながら猫を抱いているヤバい男が来た。時田さんたちよりも一回り以上大きいと思われるその身体は、まさしく巨人だった。
伊織「マジで奇行種の巨人だな……」
耕平「言った通りだろ。」
伊織「どうする耕平?俺たちは討伐の武器を持ってないぞ。」
耕平「ここはどこかから調達するしか……」
俺たちが討伐方法を考えてると、
天元「ひ、悲鳴嶼さん⁉︎どうしたんです⁉︎」
まさかの宇髄さんの知り合いである事が判明した。
悲鳴嶼「ダイビングをしに来たのだが………まさか宇髄が働いている店だったとはな……嗚呼……いい運命哉……」
天元「すごい偶然ですね。というか悲鳴嶼さんって目が見えないんですよね?ダイビング出来るんですか?」
なるほど、目が見えないから白目だったのか。
悲鳴嶼「大丈夫だ。心の目で見ればいい。」
天元「悲鳴嶼さんなら出来るのがな……。とりあえず俺がインストラクターをやるんで、よろしくお願いします‼︎」
悲鳴嶼「よろしく頼む。」
この人は化け物か何かか?得体の知れなさに、身震いしたのであった。
伊織「まさか宇髄さんの知り合いだとはな。」
耕平「もしかして変人学園*1の関係者か?」
伊織「だろうな。」
全く、こんな学園に通って栞は大丈夫なのか?ますます心配になるぞ………
そんな事を思ってると、
義勇・錆兎・真菰「「「おお〜‼︎」」」
女子中学生を連れた、どう見てもその子の身内に見えない成人男性2人が入店してきた。
耕平「北原、警察を呼べ‼︎」
伊織「分かった‼︎」
錆兎「おいお前ら、どうしたんだ?」
耕平「女子中学生を誘拐する奴は、誰であろうと許さん‼︎」
いや、お前が言うな。
義勇・錆兎・真菰「「「女子中学生⁉︎」」」
耕平「自覚が無いのか、貴様ら‼︎ほらお嬢ちゃん、こっちへ‼︎」
真菰「えっと、どういうこと?」
伊織「さあさあ2人とも、観念して下さい‼︎」
義勇・錆兎「「はぁ⁉︎」」
さてと、このロリコン2人を退治………
錆兎「水の呼吸 壱の型 水面斬り」
義勇「水の呼吸 拾壱の型 凪」
伊織・耕平「「ぎゃぁぁぁぁ‼︎」」
しようとしたら、俺たちが逆に退治された…………
錆兎「いきなり失礼な奴らだな‼︎そんなものは男では無い‼︎」
しかもめちゃくちゃ失礼な事を言われた……
伊織・耕平「「クソ………」」
真菰「まあまあ2人とも、落ち着いて。とりあえず自己紹介しようか。」
義勇「真菰、俺は喋るのが嫌いだから話しかけたくない。」
錆兎「後輩とはいえ、いきなり人を襲うような奴らだぞ?」
真菰「いや、そこは先輩らしく寛容になろうよ。」
この人たちが俺たちの先輩?どういうことだ?俺はこの人たちとは面識が無いぞ?
そんな事を思ってると、
真菰「えっと、初めまして。私は真菰、PaBのOGで元柱だよ。こっちは同じくOBで元柱の義勇と錆兎ね。」
錆兎「よろしく………」
義勇「……………」
女子中学生がまさかの事実を話してくれた。
伊織・耕平「「えっ?」」
錆兎「そういう事だよ。お前らの前にPaBに居た人らって事だ。」
耕平「じゃあこの女子中学生は………」
錆兎「お前らより一回り年上だ。」
義勇「幼馴染みだからタメ口をきいてるが、真菰だけ俺たちより1つ上だ。」
伊織・耕平「「マジで⁉︎」」
正直年上に見えない………。というかこの中で最年長だったのかよ………
そんな事を思ってると、
須磨「わあ〜、真菰ちゃんに錆兎君に義勇君だ〜‼︎」
雛鶴「久しぶりです。」
まきを「まさか3人揃ってるとはな!」
美波・愛子「「先生方、お久しぶりです。」」
意外な繋がりが判明した。やはりこの人らも変人学園の関係者だったか………。そしてPaB繋がりでもあるのだな………
義勇・錆兎・真菰「「「お久しぶりです。」」」
須磨「うわ〜、相変わらず真菰ちゃんは変わってないね〜♪」
真菰「須磨さんたちこそ変わってないですね〜。」
まきを「ってかホントに27かお前?私らの1個下だよな?」
真菰「はい。」
伊織・耕平「「えっ?」」
27………?宇髄さんたちの1個下………?マジで………?奈々華さん(22)よりも一回り上なの………?
真菰「さっきこの子たちに女子中学生って言われちゃいました〜♪」
伊織・耕平「「すいません………」」
雛鶴「なんと………」
まきを「女子中学生に見える27歳って凄えな。」
義勇「俺たちが年上って言われました。心外。」
須磨「まあ知らない人から見たらそう見えるよね〜。」
だってそうとしか見えないんだもん。しょうがないじゃん。
真菰「ところで、今は奈々華ちゃんが大学生なんですよね〜?」
まきを「いや、卒業したぞ。今はなんとあの千紗が大学生だ!」
義勇・錆兎・真菰「「「えっ?」」」
真菰「私たちが現役のとき、まだ小学生だったのに〜。」
まきを「ほんとそれな‼︎」
雛鶴「時の流れって早いものですね。」
逆に俺たちが小学生のとき大学生だったわけか、この人たちは。とにかく、世の中見た目だけで人を判断してはいけない。そう思った日だった。あと茶髪の錆兎さん、おそらく26歳のはずなのに、真菰さん以外の女性と話せないんだな。ウケる〜w
しばらく店の手伝いをしていると、
耕平「なんだこの凄まじい色気は?」
耕平が珍妙な事を言い始めたが、
ムッワ〜♡
俺も似たようなものを感じた。
伊織「分かる。」
耕平「もしかしたらとびきりエロい女がいるのかもな。」
伊織「恐らくそうだろう。俺たちの戦いの羅針盤に狂いは無いはずだからな。」
耕平「となると今からやってくる客がヤバいって事か。」
伊織「だな。」
まだ姿を見ずしてこの色気。恐らくヤバい女の人なんだろう。
伊織「クソ!俺は女にたぶらかされてしまうのか!だがこれは仕方のない事だ‼︎」
耕平「クソ!俺も女にたぶらかされてしまうのか!梅ちゃんが居ながら‼︎ここは耐えねば‼︎」
伊織「妓夫太郎の妹はお前のものでもなんでもないだろ。」
耕平「いや、ついこの間俺のものになった。」
その言葉を聞いた瞬間、俺の中で何かが切れた。
耕平をボコボコにした後、エロい女性客を待ってると………、
ムッワ〜♡
とてつもない色気と共に10人くらいの人たちが入ってきた。どれが本物だ?
伊織「多いな………さて、この色気の正体は………」
耕平「流石に年下っぽい子から感じるものでは無いな………」
伊織「となると………」
耕平「あの………ってアレは?」
優子「凄い!アタシダイビングって初めてなんだよね〜。楽しみ〜♪」
玄弥「俺もだな。」
耕平「木下秀吉………にしては違和感を感じるな。」
前に店で麻雀を打った、女の子っぽい男の子で有名な俳優兼声優か。確かに似てるが、口調といい雰囲気といいちょっと違うものを感じる。それに、
伊織「だが前に木下秀吉が店に来た時、アイツはこんな色気があったか?」
耕平「いや、違った。」
だよな。なら別にエロい人が居ると考えるのが普通だ。
耕平「だとすると………」
そして俺たちの視線の先に飛び込んできたのは、
カナエ「あれ、あそこの店員さん、どうかしたのかしら?」
おっとり系巨乳美女だった。
耕平「こ、これが色気の正体……っ‼︎」
伊織「す、凄まじい………ってあれ?」
耕平「何か違うな。」
そう。確かに色気は感じた。だがこの女以外からもっと感じる。だとするとどこかに他の女が隠れているのか?どういう事だ?俺の疑惑は次の瞬間…………
実弥「どォしたんだァ、カナエ?」
確信へと変わった。
伊織「間違いない。この色気はこの
耕平「俺もそう思う。だが何故だ?だぜ俺は男なんかに色気を感じている⁉︎もしや俺は目覚めてしまったのか⁉︎」
伊織「いや、まさかな…………」
耕平「だよな………」
実弥・カナエ「「?」」
180cm近い身長に全身傷だらけの身体。目も恐ろしく、とても女らしさを感じる風貌じゃない。そのヤクザみたいな見た目は、どっちかというと恐怖を感じるはずだ。現に俺は恐怖も感じている。だが何故だかこの男から色気も感じている。どういう事だ⁉︎俺は自分の中の新しい扉を開いてしまったのか⁉︎
そんな事を思ってると…………、
善逸「うわ、スケベなおっさんだ‼︎」
ムッツリーニ「………久しぶりに会ったがこの男、ヤバすぎる‼︎」ダラー
善逸とムッツリーニも同じ事を思ってる事が分かった。というかムッツリーニに至っては相手が男であるにもかかわらず、鼻血を垂れ流している。
実弥「いよぅ我妻に土屋、久しぶりじゃねえかァ。また俺に殺されてえのかァ?」
善逸「いいや、殺されるべきはスケベ川先生の方だ‼︎」
ムッツリーニ「………俺たちは悪くない‼︎」
実弥「あァ⁉︎どこがだよォ⁉︎」
善逸「先生がスケベなのが悪い‼︎」
ムッツリーニ「………歩く
実弥「テメェら、いっぺん表出ろやァ‼︎」
それと、どうやら善逸たちとかかわりが深かった先生のようだ。堂々とスケベ呼ばわりされてるところから、さっきの色気の正体はこの男からとみて間違いないだろう。スケベなのは俺たちじゃない、あの男だ‼︎
side 善逸
さっきから悲鳴嶼先生、真菰先生、錆兎先生、冨岡先生と懐かしいメンツが来たと思ったら、いよいよ我らが元担任、不死川実弥ことスケベ川スケベ先生率いる不死川ファミリーがやってきたぜ‼︎ピチピチのダイビングスーツを着たスケベはもう………本当にヤバかったぜ‼︎俺は次男だから耐えられたけど、長男だったら耐えられなかったかもしれない‼︎
そして今は飲み会をしてるよ。今回はまさかのPaBOB・OGの冨岡先生たちに加え、スペシャルゲストでスケベ、カナエ先生、玄弥、優子ちゃんが来ているよ。
善逸「いや〜、本当に危なかったですね〜。」
ムッツリーニ「………死人が出るところだった。」
実弥「島田に工藤。コイツらをちょっとシメといてくれェ。」
美波「分かりました!」
善逸「いや、ちょっと待ってよ美波⁉︎やめてぇぇぇ⁉︎」
愛子「ムッツリーニ君は………エッチな事の方が効果あるかも♪」
ムッツリーニ「………俺を舐めるな、愛子‼︎」
優子「いや、愛子にそんな事は無理でしょ〜♪」
愛子「なっ⁉︎ゆ、優子こそ出来るの⁉︎不死川君に‼︎」
優子「なっ⁉︎あ、アタシは……その……///」
玄弥「………///」
カナエ「あらあら〜。皆、仲良しね〜。」
美波にぶっ飛ばされるのはともかく、懐かしい雰囲気が戻ってきた気がする。なんかいい雰囲気だな〜。
そんな事を思ってると、
実弥「そういえば、前田まさおってここにいるはずだよなァ。」
スケベがまさお先輩について触れた。そういえば先輩にとっても元担任だったね。
善逸「居ますよ。お〜いまさお先輩‼︎不死川先生が来てますよ〜‼︎」
まさお「不死川先生⁉︎やめて!呼ばないで‼︎」
実弥「おい前田ァ、また悪い事してねェだろうなァ?」
まさお「してません‼︎してませんから‼︎」
どうやらまさお先輩にとってスケベは近寄り難い存在のようだ。まあこんな見た目の暴力教師なら仕方ないよね♪
そんな事を思ってると、
玄弥「それにしても、なんでお前ら裸なんだ?」
優子「なんていうか、目のやり場に困るんだけど……///」
玄弥と優子ちゃんが変な事を聞いてきた。
善逸「いや、これが普通じゃない?」
ムッツリーニ「………PaBにおける飲み会の正装。」
愛子「2人とも、変な事を教えないの‼︎」
ムッツリーニ「………愛子こそ変な事を言うな!」
美波「善逸、アンタマジでぶっ飛ばすわよ?」
善逸「美波‼︎自分だけがおかしい事に何故気づかないの⁉︎」
美波「おかしいのはアンタだけ………じゃないわね……」
そう、周りの人たちも普通に脱いでるからね。
カナエ「真菰先生に宇髄先生の奥さんたちまで……」
実弥「どうなってやがる………」
もちろんPaBのOGも積極的に脱いでるよ。
善逸「まあ皆さんはゲストなので見逃してあげますよ。」
実弥「まるで俺らが間違ってる風に言うなァ。」
美波「先生方は正しいんですからね!本当に!」
善逸「逆に聞くけど飲んでたら服が重くなってきません?」
ムッツリーニ「………人間ならば当然思うはず。」
実弥「お前ら酒飲み過ぎて頭おかしくなったのかァ?」
善逸・ムッツリーニ「「違…………」」
美波・愛子「「そうですね!」」
実弥「だよなァ。」
何故だろう?飲み会で服を脱ぐ事の何がおかしいのだろうか?
しばらく色々と話しているうちに、スケベからある話をされた。
実弥「ところで、最近はどうだァ?ここに来て楽しいかァ?」
大学に来てからの話ね〜。
善逸「実は俺、成績優秀者なんです‼︎」
実弥「島田、我妻の頭を治してやれェ。」
美波「いや、それ本当なんですよ。」
実弥「マジかァ⁉︎」
愛子「ちなみにムッツリーニ君も勉強頑張っていますよ!」
ムッツリーニ「………看護学生として!」
実弥「嘘だろォ………」
まあスケベ的にはびっくりな話だよね〜。なんせ下弦としてパワハラを受けるほど問題児だったからね!
実弥「お前ら、急にどうしたんだァ?」
ムッツリーニ「………俺は将来の夢のためです。」
実弥「なるほどなァ。」
善逸「俺は勉強で後悔した事があったので、もう2度と後悔しないように、と。」
実弥「それって………?」
善逸「美波の事です。」
実弥「そうかァ………」
まあ本人が隣にいるけど言っていいよね。というか知ってると思うし。それと、スケベ自身も少し落ち込んでるみたい。彼自身も美波の大学の落ち方には後悔していたのだろう。担任として、そして数学教師として。
そんな雰囲気を吹き飛ばすかのように、
美波「でもウチはこの大学に来て本当に良かったと思ってます‼︎ありがとうございます、不死川先生!」
美波がにこっと笑ってスケベに話した。そしてそれを見たスケベは、
実弥「そうか、良かったなァ。」
まるで憑き物が落ちたかのような笑顔でそう言ってくれた。この表情は本当にたまにしか見せてくれないけど、それでも見れた時はこっちまで幸せになる。そんな笑顔だ。そして俺は元担任の、この笑顔が好きだ。
そんな事を思ってると、
真菰「やあ皆、郷に入れば郷に従えってことわざを、知ってるかな?」
真菰先生が話しかけてきた。
実弥「まァ、知ってますが………」
カナエ「私も…………」
真菰「おお。それは良かった♪」
そう言う真菰先生の両手には、ジョッキに並々と注がれた水*2があった。その瞬間、俺とムッツリーニは先生の言いたい事が分かったので、先生の手にあった水を取り、
善逸「死ぬほど酒を飲む‼︎」ゴクゴク
ムッツリーニ「………結局それ以外、」ゴクゴク
善逸・ムッツリーニ「「ないと思うよ‼︎」」ぷはぁっ!
一気に飲み干してこう言った。
真菰「正解‼︎」
実弥・カナエ・玄弥・優子「「「「えっ⁉︎」」」」
こうして俺たちは記憶を飛ばすまで飲みましたとさ。めでたしめでたし!
ということで悲鳴嶼、義勇、錆兎、真菰、そして実弥率いる不死川ファミリーが遂に登場です‼︎この話はぐらんぶる編を始めた時からずっと(特に実弥の部分は)考えていたので、ようやく書けて満足です!久しぶりに出てきた担任はいかがだったでしょうか?
ちなみに義勇、錆兎、真菰は7年前、
・3年生 宇髄天元、まきを、須磨、雛鶴
・2年生 真菰
・1年生 義勇、錆兎
・中学3年生 奈々華
・小学5年生 千紗
このメンツでPaBに居ました。(古手川姉妹は店に居たから親交あり)
さて、次回はいよいよ野島、山本、藤原が久々に登場して合コンRound2を行います。お楽しみに!
最後に、評価・感想をお願いします。