バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


七十三杯目 合コン・Round2

  side 善逸

 

 秋。それは様々な作物が実り、植物が身体を赫く染め、流れゆく風が段々とひんやりとしてくる季節。俺はその素晴らしい季節に…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善逸「……やばいよ伊織!今野島と山本が来たら……」

伊織「……死は免れない‼︎……」

 

 命の危機を迎えていた。

 

 

 

 遡る事1分前、俺と伊織は、

 

奈々華「そろそろ料理出来るかも〜。」

善逸・伊織「「ありがとうございます!」」

 

 店の中で奈々華さんと一緒にいる時に、

 

野島(電話)『もしもし、我妻か⁉︎』

 

 野島から電話がかかってきた。

 

善逸(電話)『野島か。どうしたの?』

野島(電話)『明日提出の課題を写させてくれ!』

善逸(電話)『お前、まだやってなかったの?バカだね〜。』

野島(電話)『来週だと勘違いしてたんだ‼︎』

 

 締め切りを間違えて焦る野島を心の中で嘲笑っていた次の瞬間、

 

野島(電話)『とにかく今お前の家に着くからレポートを‼︎』

善逸(電話)『えっ⁉︎俺の家⁉︎今⁉︎』

 

 俺は地獄へと叩き落とされた。奈々華さんと俺たちが同棲してると奴が知ったら、きっと命を奪ってくるだろう。だから俺はとりあえず延命策を考えるべく、伊織に相談した。すると、

 

伊織「……やばい、山本が今から俺の家に来ようとしてるんだが……」

 

 更なる危機が迫っている事が分かった。

 

 

 

 

 そして現在に至る。

 

善逸「……どうする伊織?……」

伊織「……とりあえず今は俺たちの家が無理だと伝えて、帰ってもらおう……」

善逸「……そうだね!……」

 

 ということで、

 

善逸(電話)『ごめん野島‼︎今はちょっとダメなんだ‼︎だから申し訳ないけど帰ってくれる⁉︎』

伊織(電話)『すまん山本‼︎今は都合が悪いんだ‼︎』

 

 俺は野島を、伊織は山本に帰るよう電話した‼︎これで一難去ったぜ‼︎

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 ん?今の音って、確か店のドアが開く音だよな?ま、まあ、お客さんが来たんでしょう!きっとそうでしょ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野島・山本「「すまん、もう来ちゃっ………た?」」

 

 う?一難去ってまた一難とはこの事か………

 

奈々華「あら?伊織君と我妻君のお友達?」

野島「我妻クン?

山本「北原クン?

善逸・伊織「「なんでもするので命だけは……」」

 

 こうして俺たちは合コンを開く事になった。

 

 

 

 

 そして合コン当日、

 

野島「というわけで、北原と我妻が合コンを開いてくれた。」

山本「素晴らしい友情だ。」

藤原「ブラボー‼︎」

善逸・伊織「「五時間ほど拷問を受けたけどね(がな)。」」

 

 俺たちは御手洗と耕平以外のいつもの学科メンバーで集まっていた。

 

妓夫太郎「で、女性陣は誰だぁ?」

善逸「奈々華さんが集めてくれるんだって。」

妓夫太郎「そぉかぁ。」

 

 そうなんです。この時のために奈々華さんに頭を下げて呼ぶ事になりました。あと妓夫太郎は面白そうだから呼んでおいたよ。ケバ子ちゃんが恐らく来るだろうからね!

 

 そんな事を思ってると、

 

野島「ところで、御手洗と今村はどうした?」

 

 野島が欠席者の事情について触れた。

 

伊織「御手洗については、奴の命を(おもんばか)って呼ばなかった。」

善逸「あの彼女さんめちゃくちゃ強いらしいからね。」

山本「別に御手洗が死ぬ分にはいいだろ。」

善逸「でも俺たちが死んだらどうするのさ?」

藤原「それはごめんだな。」

 

 日の呼吸をそのまま使える人ってあの人と縁壱さんくらいだからね。炭治郎はほぼそっくりとはいえ神楽にしてあるし。だからあの人には逆らいたくないのさ。

 

野島「で、今村は?」

妓夫太郎「俺の妹とデートだぁ。」

 

 そういえばあの2人付き合い始めたんだっけ。俺もあの場に居なかったら、今頃美波とデート出来たのに………。まあその美波は今日俺と一緒にサポート役で来るけどね。

 

 また、事情を知らなかった3人がその話を聞いた瞬間、

 

野島「どうやって殺そうか?」

山本「それはもう残酷に殺してやろうぞ。」

藤原「力がみなぎる!」

 

 耕平を殺す相談が始まった。

 

善逸「確かつい最近からだよね。」

妓夫太郎「梅は夏休み始まったくらいから気になり始めたらしいがなぁ。」

伊織「クソ、そんなに早くから……」

 

 そんな会話をしていると、

 

奈々華「こんばんは〜。皆早いのね!」

美波「ウチはサポートに来ました〜!」

 

 早速奈々華さんと美波が現れて、

 

野島・山本・藤原「「「………」」」スチャ

 

 3人が奈々華さんに箸を向けた。ちなみに今回も前回と同様、好みの相手に箸を向ける事になってるよ。あと俺は一応端の席には居るけど、今回はただのサポート役だからね。まあ一応美波に箸を向けているけど。

 

美波「善逸、ウチらって何すればいいの?」

善逸「とりあえず全員が来るまで待つか!」

美波「それもそうね。」

 

 ちなみに今は、

 

山本「弱ったなぁ。俺まだ子供の名前考えてないんだよ……」

野島「おいおい山本、俺の妻で妄想してんじゃねぇよ。」

藤原「いやいや2人とも、俺のだっての。」

 

 あの3人が妄想を膨らませていた。それに対して伊織と妓夫太郎が、

 

伊織「お前らに言っておくが………」

伊織・妓夫太郎「「奈々華さんに妙な事をしたらマジで殺す。」」

山本・藤原「「………」」ごくり

野島「はっはっはっ!」

 

 臨戦態勢に入っていた。その殺気に圧倒されたのか、山本と藤原は黙り込んでしまった。ただ野島はそのまま笑っていた。アイツ正気か?気になったので野島の方を見ると、

 

野島「構いませぬ。

 

 覚悟を決めた者こそが浮かべる事の出来る、春の快晴の如き笑顔をしていた。そしてそれを見た山本と藤原が、

 

山本「確かにあんな美人とお近付きになれるなら命くらい……」

藤原「俺だって………」

 

 やる気(ヤる気?)を出し始めた。

 

山本「安心しろ!絶対幸せにする‼︎」

藤原「泣かせるような真似はしない‼︎」

野島「一生一途に愛し続ける‼︎」

善逸・伊織・妓夫太郎「「「お前ら………」」」

美波「ホントなのかな………?」

 

 アイツらの言ったその言葉は、

 

梓「あれ、遅れちゃった?」

野島・山本・藤原「「「………」」」バキッ、スチャ(割り箸を割って奈々華さんと梓さんに向けた)

 

 すぐさま嘘と化した。

 

善逸・伊織・妓夫太郎「「「一生一途は⁉︎」」」

美波「やっぱり………」

 

 もはや可愛い子なら誰でもいいんだろう。そう俺は思った。

 

美波「ところで、梓さんを呼んだんですね。」

奈々華「うん。あとはね………」

 

 そういえば、他のメンツは誰だろう?そう思ってやってきた人たちを見ると、奈々華さんの、

 

ケバ子「ど〜も……」

 

 後輩と、

 

千紗「…………」むすっ

 

 妹と、

 

りえ「…………」にっこり

 

 御手洗の彼女だった。

 

善逸・伊織・妓夫太郎・美波「「「「なんで?」」」」

奈々華「愛菜ちゃんが呼んでくれたの。」

ケバ子「最近仲良くなった大橋りえさん。」

りえ「こんばんは。」

 

 そういう事ね。青海女子の人か〜。そんな事を思ってると、

 

りえ「少しの間お邪魔します。」

 

 りえちゃんが変な事を言い始めた。

 

善逸「少しの間?」

りえ「はい。」

美波「どういうことです?」

りえ「獲物が網にかかるまで。」ヒュポッ

 

 どういう事だろう?あと何故だか知らんがLINEが来たので見てみると、

 

御手洗(LINE)『今日合コンだって?もうすぐ着くから待ってろ!』

善逸(LINE)『呼んでないし、マジで来ない方が良いよ〜。』

御手洗(LINE)『冗談じゃねえ‼︎今夜の俺はオオカミになるぜ!』

 

 りえちゃんの言ってた言葉の意味がわかった。

 

善逸「あの、もうすぐ着くそうです……」

りえ「ありがとうございます。では代わりの子を呼んでますので、後はその子にお願いします。」

 

 そう言って、りえちゃんは御手洗の討伐に向かった。なので俺は悲鳴嶼先生みたく、

 

善逸「南無阿弥陀仏………」

 

 念仏を御手洗に対して唱えておいた。

 

 

 

 そして代わりの子として、

 

毒島「げっ………」

 

 桜子ちゃんが登場した。りえちゃんと知り合いだったんだね。世界は本当に狭いな〜。

 

伊織「うぅ………」しくしく

毒島「そこ、さめざめと泣くな。」

伊織「なんでお前なんだよぉ‼︎うわぁぁぁ‼︎」

毒島「それはこっちのセリフなんだけど⁉︎合コンなのにこれってどういう事⁉︎」

妓夫太郎「うっす。」

毒島「逆にアンタは泣かないんだ。」

妓夫太郎「別に誰が来ようが俺は恋愛する気ねぇからなぁ。」

毒島「いっそ清々しいわね、アンタ。」

 

 そしてバイト先が同じ3人組のやり取り。伊織と妓夫太郎の対応の差が面白い。

 

毒島「ってか全員見たことある顔だし。」

伊織「そりゃ俺もだ。」

ケバ子「私も。」

美波「これじゃあただの身内会ね。」

善逸「それな!」

 

 美波の言う通りだ。

 

 

 

 

  side 山本

 

 ん?さっきの、

 

ケバ子「私も。」

 

 この子のこのセリフ………。俺はこの子に会った事が無いはずだが………いや待てよ⁉︎確か『前に会った事ある?』はナンパの常套句だったよな⁉︎となるとこれはまさか…………逆ナン⁉︎つまりこの子は俺に気が……!だがあっちの美人2人も捨てがたい………!クソ、かくなる上は…………

 

 

 

バキッ

 

 

 

 割り箸を更に折って3人に向けて指す‼︎これだ‼︎

 

善逸「お前の一途って三方向か?あァ?

山本「た、たまたま箸が折れただけだ………」

 

 我妻に文句言われたが仕方ない‼︎こっちはなりふり構ってられないんだ‼︎

 

美波「まあ、とりあえず乾杯しましょう!」

伊織「そうだな。んじゃ善逸、よろしく。」

善逸「ほ〜い。んじゃ、かんぱ〜い‼︎」

全員「「「「「かんぱ〜い‼︎」」」」」

 

 ということで、俺たちの合コンが始まった。

 

梓「君ら、ウチの学祭でも一緒だったよね。」

奈々華「仲良いのね。」

山本「いやいやそんな。」

藤原「(コイツらと友達なんて)お恥ずかしい。」

野島「仲間の(不幸の)為なら命懸けますけどね。」

 

 さて、誰を狙うかだが……………

 

奈々華「………」にこっ

 

 浅はか‼︎

 

梓「………」にこっ

 

 無謀‼︎

 

 そりゃイケるならあの2人はベストだが、俺たち程度で口説ける相手とは思えない。

 

ケバ子「………」ゴクゴク

 

 そして何より俺に気があるというのなら…………‼︎まずはあの子の方を見て…………

 

山本「………」バチン!

ケバ子「え、えっと………」

 

 ウインクだ‼︎

 

 

 

  side ケバ子

 

 えっ⁉︎何あの人⁉︎怖いんだけど⁉︎

 

 

 

  side 山本

 

 そして畳み掛けるように、

 

山本「ぶちゅ♡」

ケバ子「ひいっ⁉︎」

 

 投げキスだ‼︎

 

 

 

  side ケバ子

 

 何あの人⁉︎マジで怖いんだけど⁉︎

 

ケバ子「…………」

妓夫太郎「ん?愛菜、どうしたんだぁ?」

ケバ子「あはははははははは。」

妓夫太郎「本当にどうしたんだぁ⁉︎精神が壊れるような物でも見たのかぁ⁉︎」

 

 こうして私は妓夫太郎に助けを求めた………

 

 

 

  side 山本

 

 よし。これで俺の好意は示した。そして次何するかだが…………自分の特徴をどう思うのか、聞くのがいいんだっけ。だからここは………

 

山本「あのさ。」

ケバ子「は、はい!」

山本「童貞は好きかな?」

ケバ子「さっきから何、この人⁉︎」

 

 これだ‼︎

 

野島「出鼻からなんて事を‼︎」ドガァ‼︎

藤原「いきなり台無しじゃねぇか‼︎」ドガァ‼︎

 

 なんでだ⁉︎なんで俺は野島と藤原に蹴られてんだ⁉︎どこがいけなかったんだ⁉︎そんな事を思ってると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梓「童貞かあ〜。私はアリだと思うけど。」

 

 女神からの言葉が聞こえてきた。

 

 

 

  side 善逸

 

 何これ⁉︎こんな展開ってアリなんだ⁉︎

 

梓「奈々華たちはどう?」

奈々華「私はそういうの分からないから……///」

ケバ子「私は……そういう部分で決めたりは……///」

美波「ウチは……言わなくても分かりますよね?」

 

 美波、そう言ってくれてありがとう!さて、残り2人は?

 

梓「そっちの2人は?」

千紗「興味無いです。」

毒島「私は………」

 

 私は?

 

毒島「ブサイクの童貞なんて死んでも御免ね。」

善逸・伊織・妓夫太郎「「「辛辣‼︎」」」

 

 この3人の前でそれを言うなよ‼︎まあすぐに帰った梅ちゃんほどじゃないけどさ!そして、

 

伊織「ま、まあコイツはこういう女だから………」

妓夫太郎「気にすんなぁ。」

 

 それを聞いた伊織と妓夫太郎がすかさずフォローする。ごめんね、皆!これで気を取り直して…………

 

野島・山本・藤原「「「良かった〜♪」」」

毒島「えぇ…………」

 

 なんで⁉︎皆超前向きじゃん‼︎桜子ちゃんドン引きしてるし!更には調子に乗った3人衆が、

 

野島「ところで、童貞OKという話を詳しく‼︎」

山本「どういう体位だと初めてでも良い感じとか‼︎」

藤原「好きなシチュエーションとか‼︎」

 

 いきなり下ネタ全開の話をノリノリでし始めた‼︎これじゃあダメじゃん‼︎

 

梓「待って待って!」

美波「そういう話が苦手な人もいるんですよ?」

善逸「そういう話よりさ、普通の話をしようよ‼︎普通の‼︎」

 

 流石に見かねた梓さんと美波が止めてくれたので、俺もその流れに乗っておいた。

 

山本「すみません。」

野島「紳士である俺とした事が……」

藤原「普通の話をさせていただきます。」

 

 そしてなんとか話題を戻せた‼︎これなら大丈夫でしょう‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野島・山本・藤原「「「……………」」」

野島「えっと………」

山本「う〜んと………」

藤原「その…………」

山本「いや〜、この前観た新作のAVが秀逸で……」

野島「あ〜、アレな………」

藤原「アレは良かったよな………」

野島・山本・藤原「「「………すみません……」」」

ケバ子「いえ………」

 

 前言撤回。なんで話のレパートリーが下ネタしか無いのさ⁉︎これじゃあ最低最悪の合コンだよ‼︎全くもう‼︎

 

美波「……どうすんの、善逸⁉︎流石にコレはヤバいわよ‼︎何か打つ手は無いの⁉︎……」

 

 どうやら美波も同じ事を思ってたようだ。

 

善逸「……う〜ん……」

美波「……なんか話のネタとか、盛り上がるおもちゃとか、ウチ持ってたかな……」

 

 盛り上がるおもちゃか…………ってアレがあるじゃないか‼︎

 

善逸「はいはいはいは〜い皆さん‼︎ここに嘘発見器があります‼︎」

全員「「「「「嘘発見器?」」」」」

 

 准教授が置いてったヤツね。

 

ケバ子「どういう仕組みなの?」

善逸「心拍数の変化を読み取るのさ!ここにあるメーターがそれを感知し、針が振れてここまでいくと、ウソ判定になって電流が流れるわけさ!」

千紗「痛いの?」

妓夫太郎「確かビリっとする程度だったなぁ。」

梓「面白そうだね!」

善逸「そして質問は合コンの定番………」

 

 もちろん、アレを言うつもりさ!

 

善逸「この中に好みの人はいますか⁉︎」

全員「「「「「おお〜!」」」」」

 

 あるあるだね!

 

美波「……ありがとう、善逸!……」

善逸「……それほどでも〜!……」

 

 美波が褒めてくれたのが超嬉しい‼︎それと野島たちも明らかに喜んでそう‼︎心なしか楽しそうな音がしてるし‼︎さてと、これを早速使おうじゃないか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊織「いや、コレは動作テストをする必要があるな。」

 

 と思ってたら、伊織に横槍を入れられた。

 

善逸「その必要あるかな?この間使ったら大丈夫だったじゃん。」

伊織「いや、一応念のためだ。善逸、お前がやれ。」

善逸「分かった。」

 

 まあ一応やっとくか。といっても俺の場合は嘘はつかないから動作チェックは出来なそうだけど。

 

善逸「えっと、この中に好きな………」

伊織「待て善逸。俺が質問する。」

善逸「え〜、分かったよ〜。」

 

 別に質問の内容は決まってんだから、伊織がわざわざやる意味無いじゃ〜ん‼︎一応話は合わせるけどさ〜。

 

伊織「では善逸に質問だ。」

善逸「ほ〜い。」

 

 まあこの中にいる、っていうよりは直球で名前を言っても良いかな?どうせ分かりきった答えだし…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊織「善逸はおっぱいが好きか?」

 

 ってなんだと⁉︎伊織のヤツ、ハナから俺をハメる気だったのか⁉︎美波の前でこの質問に答える事により、俺を殺す算段だったのだろう‼︎

 

だが俺には通用しない‼︎

 

 そう、この間桜子ちゃんと乙矢君が来た時にまさお先輩と話したじゃないか‼︎その議論に対する最適解を‼︎肯定しつつ否定して、尚且つ質問に的確に答える解答を‼︎ざまあみろ、伊織‼︎せいぜい自身の失敗を悔いるんだな‼︎

 

善逸「俺は右側左側が好きだ。」シーン

 

 嘘発見器も鳴らなかった‼︎つまりこれは俺の本音‼︎コレで完璧だ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美波「へえ?善逸は胸の谷間が出来る女の子が好きなんだね?

 

 しくじった…………。美波の胸は谷間ができないのを忘れてた………

 

善逸「あ、あの………その……」

美波「ちょっとこっちおいで。

善逸「はい…………」

伊織「よし、動作テストは完了した。それじゃあ始めましょうか。」

 

 こうして俺は美波の折檻を受けるハメになった…………。伊織、後で絶対ぶっ殺してやる…………

 

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 善逸の死を合図に、好きな人告白大会が始まった。ちなみに今日俺は単なる数合わというか、相手の女の子の人数を増やす為だけに来ているぞぉ。

 

梓「この中に好みの相手が………います。」シーン

野島「いるんですね。

藤原「それはそれは、

山本「誰なんでしょうね?

 

 カッコつけてるとこ悪いけど、梓さんの好きな人は奈々華さんです。

 

伊織「では次、奈々華さん。」

奈々華「私はこの中に好みの相手が……います。」シーン

野島「参ったなぁ。

山本「今日はいい日だ。

藤原「記念日になりそうだ。

 

 ちなみに奈々華さんの好きな人は古手川です。

 

伊織「では次、桜子。」

毒島「この中に好みの相手ね………いるわけないでしょ‼︎」バチッ

伊織・ケバ子「「えっ?」」

毒島「痛っ!」

伊織「おいおい、ウソかよ!」

奈々華「ホントは好みの人が居るのね〜。」

毒島「はぁ⁉︎このおもちゃ壊れてるんじゃないの⁉︎」

 

 皆は意外な反応をしているが、俺は知ってるぞぉ。ソイツの好きな人は伊織だぁ。なんせ最近俺と梅と耕平に相談したからなぁ。

 

 

 

  side ケバ子

 

 あの人*1、やっぱり妓夫太郎を狙ってるのね‼︎これはちゃんと警戒しとかないと‼︎

 

 

 

  side 野島、山本、藤原*2

 

 マジか⁉︎3人ともこの中に好みの相手が居て、北原は彼女持ち。我妻は彼女持ちな上死刑執行中だからこの場を離れている。美形の今村はこの場にそもそもこの場に居なくて、謝花は恋愛対象になる事は絶対に無い上にそもそも本人が恋愛に興味が無い。だとすれば、その相手は俺たちの誰か‼︎そしてこの中では俺が一番カッコいい‼︎

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 さて、次は古手川の番か…………

 

千紗「いません。」シーン

野島・山本・藤原「「「ここに彼氏も居るのに⁉︎」」」

毒島「へえ〜。」

 

 まあ伊織とは恋人のフリをしてるだけだからなぁ。いつ別れてもおかしくないと思うぞぉ。

 

 

 

 

 そして、次はいよいよ愛菜の番かぁ。

 

ケバ子「えっと………います///」

 

 この中に居るのかぁ。ただ愛菜の好きなイケメンは居ないような………。もしや好みのタイプが変わったのかぁ?だとすると誰だろう?面識が無い野島、山本、藤原は置いといて、善逸は島田が居るからほぼ有り得ない。だとすると伊織の可能性が濃厚だなぁ。こりゃあ大変だぁ。愛菜と毒島で伊織を取り合う事になるのかぁ…………。いや、女性陣の中に好きな人が居るかもしれないけどなぁ。でも本命は伊織とみて間違いないだろぉ。

 

 

 

 

  side 善逸

 

 美波の拷問から戻ると、

 

梓「これ面白いね〜。」

野島「ですよね!」

山本「やっぱり合コンはこうでなくちゃ!」

 

 随分盛り上がってるようだった。気に入ってくれたようで何よりだ‼︎

 

山本「ありがとう、我妻‼︎」

藤原「お前のおかげで盛り上がったぞ‼︎」

野島「流石我が終生の友‼︎」

善逸「そりゃ良かったね!」

 

 しかし、コイツらとはよくつるんでいるが、コイツらのここまで幸せそうな顔は初めて見るな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野島・山本・藤原「「「ニチャァァァw」」」

 

 反吐が出るほど醜悪な顔だな。

 

善逸「伊織と妓夫太郎、そろそろアイツら殺ろうぜ!」

妓夫太郎「ん?」

伊織「突然どうした?」

善逸「確かに俺は奴らに合コンを開く、という約束はした。」

伊織「ああ。」

妓夫太郎「そうだなぁ。」

善逸「だが生かして帰すとは約束してないよね?」

伊織「なるほど。」

妓夫太郎「一理あるなぁ。」

 

 伊織と妓夫太郎が話に乗ってくれたところで、作戦決行だ‼︎

 

野島「実は俺、この中に好みのタイプは……いませ〜ん!なんちゃって♪」

 

 ビリッ

 

野島「おっと結構ビリッと、」

 

ビリリリリリリ‼︎

 

野島「しすぎぃぃぃぃぃぃ‼︎」バタン

 

 まずは野島を討伐した。ちなみに作戦は、

 

山本「えっ?」

藤原「野島?」

善逸「ちなみにわざと盛り上げる為に、」

善逸・伊織「「野郎どもがウソをついたら200倍の電流が流れます‼︎」」

山本・藤原「「おいぃぃぃぃぃ‼︎」」

 

 こうです!これなら殺せるでしょう‼︎

 

妓夫太郎「さあ行け、藤原ぁ。」

藤原「冗談じゃねえ‼︎」

善逸「ウソさえつかなきゃいいんだよ!」

藤原「くっ!」

 

 まあアレを見た藤原は警戒してくるでしょう!だからここは!

 

藤原「俺はこの中に好みの人がいま……」

善逸「梓さん、箸落としてますよ。」

梓「どれどれ…………」

 

 梓さんの胸チラを………

 

藤原「……す?」ビリビリビリビリ、バタン

 

 藤原に見せて、ドキッとさせて倒した。

 

 

 そして、最後はいよいよ山本の番だ‼︎

 

伊織「さあ山本。」

山本「誰がやるか‼︎」

善逸「雷の呼吸 漆の型 火雷神」バシン

山本「うっ………」バタン

 

 コイツは電気の代わりに雷の呼吸で倒したよ‼︎電気と雷は似たようなもんだし、これでいいよね‼︎

 

善逸「んじゃ、今日はどうもありがとうございました‼︎」

伊織「このゴミはこっちで処理しておきますので!」

 

 ということで、これにて合コンは終了です‼︎

 

梓「あれ、もう終わり?」

妓夫太郎「飲み足りませんかぁ?」

梓「ううん、そうじゃなくて、そのウソ発見器のヤツ。まだ全員やってないでしょ?」

 

 なるほど、そう言うことか‼︎そしてこの場でやってないのは3人居る‼︎

 

伊織「俺がやってもつまんないですよ。」

妓夫太郎「俺も。」

美波「ウチも。」

伊織「まあやりますけど。」

 

 それじゃあまず最初は………、

 

善逸「それじゃあ美波の番から‼︎」

 

 美波のターンだ‼︎

 

美波「は〜い‼︎この中に……」

善逸「待て美波‼︎俺が質問する‼︎」

美波「ちょ⁉︎またアンタみたいなパターン⁉︎」

善逸「そうで〜す♪それじゃあ質問‼︎」

美波「むっ…………」

 

 まあ美波にもちょっとだけ痛い目みてもらうか!

 

善逸「俺の事をタンポポと呼ぶのを、やめる気はありますか⁉︎」

美波「ありませ〜ん‼︎」シーン

善逸「霹靂一閃」

美波「痛ったぁぁぁぁぁ⁉︎」

善逸「日頃の仕返し♪」

美波「くぅぅぅぅ‼︎」

 

 というかコイツは止める気ないんかい‼︎珍妙なるタンポポバーテンとか食べログに書かれた俺の気持ちを考えてくれ‼︎

 

毒島「アンタらの痴話喧嘩の続きは家でやるとして、他2人を聞かせてくれない?」

善逸「それもそうだね。」

 

 確かに。ということで、次は、

 

善逸「それじゃあ妓夫太郎。」

妓夫太郎「ほ〜い。」

 

 妓夫太郎の番です!さあ、彼の想いや如何に⁉︎

 

 

 

  side 妓夫太郎

 

 果たしてここでウソを貫き通せるか…………いや、無理だ。もし万が一居ません、と言って電流が流れたら取り返しのつかない事になる。中学の時みたいに、また人に不快な思いをさせてしまう事になる。だからここは………

 

妓夫太郎「好きな人はこの中に、居ます‼︎」ビリビリビリビリ‼︎

 

 居る、とウソをついて心拍数を上げる‼︎これでネタ枠になりつつ、自分が恋愛に興味が無い、とアピール出来る‼︎

 

妓夫太郎「ふぅ………ふぅ………」

善逸「凄いね。あの電流を食らってまだ立ってられるんだ………」

伊織「お前の身体、どうなってるんだ?」

妓夫太郎「頑丈な事だけが………取り柄だからなぁ……」

 

 これで大丈夫だろう‼︎

 

 

 

 

  side ケバ子

 

 やっぱり興味無いんだね…………。でもなんであえてそんなウソをついたんだろう?場の雰囲気を盛り上げる為かな?だとしたら凄い‼︎

 

 でももしそうじゃないとしたら………?普通に『恋愛に興味無い』と言い切れないとしたら?そう言おうとすると心拍数が上がってしまうのだとしたら…………?一体なんでそうしたの、妓夫太郎?

 

 

 

 

  side 伊織

 

 さて、最後は俺の番か。

 

伊織「えっと、俺はこの中に……」

毒島「待ちなさい。」

伊織「何だよ?」

 

 突然止めるとか、桜子は何のつもりだ?

 

毒島「答えが分かりきっててつまらないんでしょ?」

伊織「まあそうだが………って俺もあの2人みたいにアレンジしろと⁉︎」

毒島「その通りよ。」

 

 冗談じゃない‼︎俺を殺す気か、この女は⁉︎さて、何を要求してくるんだ⁉︎

 

毒島「ということで、彼女以外*3の中で答えなさいよ。」

 

 そう言う事かよ‼︎ただ………、

 

 

 

答え① 否定した場合

 

毒島「北原のくせに生意気じゃない。」

伊織「あぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」ビリビリビリビリ

 

答え② 肯定した場合

 

梓「やっぱり耕平のコトが……」

千紗・ケバ子・美波「「「そうなの⁉︎」」」

 

 

 

 どっちを答えても事態は悪くなる‼︎だから俺の答えは………っ‼︎

 

伊織「俺の好みの相手はこの中に………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊織「何人かいます‼︎」シーン

 

 これだ‼︎

 

善逸・妓夫太郎・毒島「「「複数⁉︎」」」

伊織「やっぱり皆いいところがあるっていうか……」

毒島「…………ふ〜ん。」

善逸「そうなんだね。」

伊織「まあ1人には絞れないですよね。」

 

 こう言っておけば、この場を誤魔化すことが出来る‼︎さてと、帰るとするか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈々華「ねえ伊織君?それは千紗ちゃん以外にも好きな子がいるってコト?

 

 あっ……………。ヤバい地雷を踏んでしまった………

 

 

 

 

  side 善逸

 

 こうして伊織は、夜が明けるまで死に続ける事になりましたとさ!めでたしめでたし‼︎

*1
毒島

*2
3人ともたまたま同じ事を思ってる。

*3
毒島は耕平と妓夫太郎から伊織と千紗が恋人のフリをしている事を教えられている。




 ということで、合コン・Round2でした!久しぶりに野島・山本・藤原・毒島が登場しましたが、如何だったでしょうか?ちなみに毒島→伊織についてですが、原作最新号(本誌)で凄い展開になってましたね。

 さて、次回は原作14巻番外編、黒のジェンガの話です。最後の短編集の話になります。お楽しみに!

 それと、評価・感想をお願いします。



 最後に宣伝です。無限列車編の声優ネタですが、肝心の猗窩座(CV.石田彰)ネタが本作では使えませんでした。ですがなんとたまたま僕の別作品のオリ主がCV.石田彰だったのです!なので猗窩座vs煉獄のパロディをオリ主vs小暮でやってみました。「バカとクズと召喚獣」より「第五十七問 昂哉の力・小暮の力」です。下にリンクを貼っておくので、よろしければ是非‼︎

https://syosetu.org/novel/232245/
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