未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
side 善逸
後期も始まってしばらくしたある日、俺たちは山本の家に集まっていた。
山本「今村。」
耕平「何だ山本?」
山本「謝花の妹がお前を食った時、お前はどうする?」
耕平「北原伊織と我妻善逸が腹を切ってお詫びいたします。」
山本「判断が早い‼︎」
善逸「霹靂一閃」
耕平「ゴフッ……」バタン
手始めに耕平を始末したところで、
野島「ということで、今日は面白い物を持って来た。」
野島が本題を話し始めた。
善逸「面白いもの?」
野島「これだ。」
そう言って野島は普通のジェンガをテーブルの上に置いた。
伊織「コレって……」
御手洗「ただのジェンガじゃないか。」
妓夫太郎「前にもやっただろぉ。」
野島「チッチッチッ。よく見ろ。コレは普通のジェンガじゃない。」
そう言って野島が白いジェンガを引くと、
白・隣の人にマッサージをする
何か書いてあった。
善逸「ねえ、何か書いてあるけど、これどういうこと?」
野島「コイツはブラックジェンガと言ってな。基本的なルールはジェンガと同じだが、このブロックは白(ラテ)、茶色(カフェ)、黒(ブラック)の3色で構成されている。そしてそれぞれに命令が書かれているんだ。」
伊織「んで、抜いたブロックに書かれた命令を実行しろ……と。」
野島「その通りだ。」
なるほど。普通のジェンガにプラスアルファの要素が加わった感じだね。
耕平「難しいルールではないな。」
藤原「簡単に出来そう。」
野島「だろ?」
御手洗「普段散々酷い罰ゲームをやってんだ。」
山本「これくらいの罰なら余裕だぜ。」
善逸「楽勝楽勝‼︎」
野島「そいつは良かった!」
いつもは拷問とかだからね。マッサージとかそんくらいなら余裕だよ!
ただ、一個だけ気になる点があって…………
善逸「ちなみに崩したら?」
崩したときの扱いについてだ。
野島「それは普段通りの罰ゲームで。」
善逸「りょーかい!」
それなら崩さないようにすればいいんだね!だったら普通のジェンガと大して変わらないな!
御手洗「んじゃ、藤原から時計回りで。」
藤原「分かった。」
ということで、命令付きジェンガが始まりました‼︎
さて、最初は藤原の番だね!
藤原「んじゃ、俺はこの黒いのを………っと。」
さて、藤原は何の命令を引いたのかな?
藤原「…………」
ん?黙ってどうしたんだろう?
藤原「…………やりたくねえ………」
この反応は‼︎
野島「お?」
善逸「よっぽどキツい命令なんだね‼︎」
藤原「………ああ………」
やっぱり‼︎じゃないとこんな反応をしないもん‼︎ここは思いっきり煽ってやるか‼︎
善逸「だろうね‼︎でもルールはルール‼︎」
耕平「ちゃんとやらないとな‼︎」
伊織「ほら、早くしろ‼︎」
御手洗「ちなみにどんな命令なんだ?」
確かに、俺も気になるかも。そして全員が藤原の引いたブロックを見ると…………、
黒・この中で一番好みの人を発表
ヤバい事が書いてあった。
藤原「………俺の………好みは………」
他全員「「「「「「「聞きたくねえ‼︎」」」」」」」
でも命令は絶対。果たして誰なんだろう?
藤原「………北原………」
伊織「あぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
他全員「「「「「「しゃあ‼︎」」」」」」
地獄を回避出来たところで、次の人の番だ‼︎
善逸「次は耕平だね。」
耕平「おう。」
そして耕平が引いたジェンガを見ると、
茶・今週末にする事を発表
普通の事が書いてあった。
耕平「録り溜めしたアニメの視聴だな。」
御手洗「そうか。」
山本「つまらんな。」
さて、次の人に……………、
妓夫太郎「ところで耕平はそれを誰と一緒に観る予定なんだぁ?」
耕平「⁉︎」
いこうとしたら、とんでもない質問を妓夫太郎がした。耕平の驚きっぷりから察するに、恐らく相手は…………、
耕平「いや………」
山本「確かに、それも予定の一部だからな。」
善逸「きちんと話してもらわなきゃいけないよね!」
野島「命令は絶対だ。」
御手洗「さあ答えろ‼︎」
耕平「…………謝花………」
妓夫太郎「俺じゃねえぞぉ。」
耕平「………の妹………」
だろうね。そしてその刹那、
野島「殺れ。」
他全員「「「「「「「はっ!」」」」」」」
耕平「なっ⁉︎」
善逸「俺たちのモットーは‼︎」
山本「劣情‼︎」
御手洗「暴力‼︎」
伊織「勝利‼︎」
耕平「そこは友情、努力、勝利だろぉぉぉぉぉ⁉︎」
耕平が死んだ。俺も今までよく殺られてたからね!その仕返しだ‼︎
耕平への拷問が終わったところで、
野島「次は俺だな。」
野島の番になった。
野島「じゃあ、俺はこれで。」
そして野島が引いたブロックには、
白・セクシーポーズを取る
しょーもない命令が書かれていた。そして野島はいつもの如くカッコつけた。
野島「これでどうかな?」
御手洗「下らねえ!」
藤原「次行くぞ、次!」
ということで、次は、
山本「さて、俺は…………」
山本の番になったのだが………、
山本「………次いってくれ…………」スチャ
他全員「「「「「「「あぁ⁉︎」」」」」」」
ブロックを引くや否や、何もしないまますぐにそれを戻してしまった。
伊織「んな戯れ言が通るか!」
善逸「書かれている罰を実行しろ‼︎」
御手洗「この卑怯者‼︎」
耕平「何も書かれていないとか?」
野島「いや、全部のブロックに何か書かれているはず………」
気になったので、俺もこっそり山本が引いたブロックを見ると、
茶・今までの恋愛について語る
山本の行動の理由が理解出来た。
善逸・野島・山本「「「………次いってくれ………」」」
他全員「「「「「何でだ⁉︎」」」」」
善逸「……って次は俺か!」
ということで、いよいよ俺の番になった。さて、何が書かれているのかな〜?
白・変顔を撮られる
結構地味な事が書かれていた。まあ皆に言ってやってもらうか〜。
善逸「変顔を撮られる、だって〜。」
伊織「分かった。」パシャ、パシャ、パシャ、パシャ
耕平「よし、撮ったな。」
御手洗「もう変顔やめていいぞ。」
………って‼︎
善逸「おい‼︎俺はまだ真顔のままなんだけど⁉︎これのどこが変顔なんだよ⁉︎おかしいでしょ⁉︎」
伊織「タンポポに顔ついてる時点でもう既に変顔だろ。」
耕平「もうやめていいって言ったのに、まだ変顔してるぞ、アイツ。」
藤原「バカだよな。」
善逸「喧嘩なら買うぞコラ。」
なんで俺の友達には高校しかり大学しかり、ろくな奴が居ないんだろう。不思議だなぁ。
それはともかく、次は、
御手洗「んじゃ、俺か〜。」
汚い炭治郎の番だ。さて、アイツは何を引くのかな〜?
黒・恋人に対してドッキリプロポーズ
めちゃくちゃヤバい事が書かれていた。御手洗さん、ご臨終です‼︎
御手洗「洒落になんねえよ⁉︎」
他全員「「「「「「「ざまあw」」」」」」」
御手洗「この前の合コンで殺されそうになったばっかりなのに‼︎」
藤原「うるせえ、カス‼︎」
善逸「そんなの知るか、カス‼︎」
山本「黙って実行しろ、クズ‼︎」
耕平「アレは自業自得だろうが、クズ‼︎」
妓夫太郎「ブチ殺すぞぉ⁉︎」
ということで、御手洗がりえちゃんに電話する中、他の7人でいつでも殺せるように周りを取り囲んでおいた。そしていよいよ御手洗の死刑タイムだ‼︎
りえ(電話)『もしもし?』
御手洗(電話)『もしもし、りえ?』
りえ(電話)『急にどうしたの?』
御手洗(電話)『いや〜、なんて事はないんだけど、ちょっとプロポーズでもと思ってさ〜。』
りえ(電話)『えぇ〜?もう、やだぁ〜♡』
御手洗(電話)『な〜んて、冗談♪』
りえ(電話)『今度嘘だったら殺すから。』バキッ、ブツッ
何かが折れたような音と共に、電話が強制的に切られた。これは死刑確定ですね!
御手洗「クソどもがぁぁぁぁぁ⁉︎」
善逸「しゃあ、次の人行くよ‼︎」
妓夫太郎「んじゃあ、俺の番だなぁ。」
ということで、次は妓夫太郎の番になった………
妓夫太郎「俺は………次いってくれぇ。」
ってコイツもかい‼︎
伊織・耕平・御手洗・藤原「「「「はぁ⁉︎」」」」
山本「同志か………」
野島「話すことがないなら次にいくしかないよな。」
御手洗「おい!お前はは一体何の命令を引いたんだよ⁉︎」
妓夫太郎「恋人に対する不満を5つ言う。」
野島・山本「「やはりか。」」
藤原・御手洗「「それなら仕方ないな。」」
妓夫太郎「ということで、次は伊織の番だぁ。」
ケバ子ちゃんがもっと早くに告白してたら違った反応だったろうに。まあ俺がごちゃごちゃ言う事じゃないよね!次だ次‼︎
伊織「よし、引くか。」
さて、一周目の最後は伊織の番です‼︎果たしてどんな命令が来るのかな?そして伊織はブロックを引いたのだが、
伊織「……………」
引いた瞬間、この世の終わりみたいな顔をしていた。
善逸「どしたの、伊織?」
伊織「次いってくれ。」
山本「お前も恋人絡みか?」
野島「なら相手がいるじゃないか。」
伊織「違う、そうじゃない。」
そうじゃない?なら一体何を引いたんだろう?気になったので伊織が引いたブロックを見てみると………、
黒・明日女装(女性なら男装)して街を一時間徘徊する
ヤバい事が書かれていた。
他全員「「「「「「「草。」」」」」」」
伊織「あぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
伊織が絶望したところで、
善逸「んじゃ、2周目にいくよ!」
次だ‼︎
その後もいろんな命令が飛び交った。たとえば、
妓夫太郎、白・まだ諦めていない夢を語る
とか、
御手洗、茶・友達に裏切られた話を語る
とか、
藤原、黒・知り合いの異性にドッキリを告白する
とか。もちろん命令にはキツいのとそうじゃないのがあるけどね。さて、次は、
野島「んじゃ、俺か。」
野島の番だ。もう何周かやってるので、そろそろ崩れそうではある。さて、野島はどのブロックを取るのかな?見たところあそこの黒いブロックは余裕で取れそうだけど…………
野島「これにするか。」
って、なんで別の危なそうな茶色いブロックを取ったんだ⁉︎序盤ならまだしも、終盤に差しかかるであろうこの状況で、普通そこまでのリスクを背負うのか⁉︎
野島「次の番まで甘い声で話す、と。」
妓夫太郎「なんだそれ。」
山本「どうでもいい‼︎」
御手洗「というか、なんでお前はそんな楽な命令ばかりなんだ⁉︎」
野島「日頃の行いだろ♡」
確かに。野島だけは楽な命令が多い。果たして一体…………ってまさか⁉︎野島にバレないようにこっそりとルールブックを見ると、
・ブロックは3色 色によって命令の難易度が変化!
白・甘い指示
茶・ほろ苦い指示
黒・苦い指示
めちゃくちゃヤバい事が書いてあった。そう言うことか‼︎なんて卑劣な男なんだ、野島は‼︎ブロックの色によって命令のレベルが違うとは⁉︎こんな重要なルールを黙っているなんて‼︎これはみんなに報告しなくては‼︎…………………ゲームが終わった後に。
野島「んじゃ、次は山本の番だ。」
山本「おう!」
そして当然ルールを知らない山本は…………
山本「あぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
黒いブロックを引いて発狂した。さてさて、一体どんな命令を引いたのやら…………
黒・左隣の人にキスをする
って山本の左隣って俺じゃねえか⁉︎
善逸・山本「「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」」
野島「ほらほら、早くやれよw」
耕平「命令は絶対だろw」
御手洗「は・や・く♪」
伊織「さてと、善逸が他の奴とキスをした、と島田に伝えるか。」
善逸「待って‼︎それだけはやめて‼︎」
このゴミ野郎め‼︎ブチ殺すぞ‼︎
伊織がちょっと不安だったので、
山本「………ちゅっ。」パシャ、パシャ
善逸「…………」
山本と俺のキス自撮り写真を撮っておいた。これで証拠としては大丈夫でしょう‼︎あと、今めちゃくちゃ気持ち悪い…………
善逸「トイレ行く…………」
山本「俺も……………」
野島「おっ!2人でヤるのか!」
御手洗「いいカップルだな!」
耕平「良かったなぁ、山本!晴れて童貞卒業だ!」
山本「うるせえクズども‼︎」
ということで、俺と山本が順番に吐いたところで、次は俺の番となった。
野島「頑張れ、山本善逸♪」
そんなおぞましい事言うなよ‼︎
善逸「山本じゃなくて島田だ‼︎」
伊織「いや我妻だろ。」
善逸「とりあえず引くぞ‼︎」
島田善逸という名に想いを馳せる事によってさっきの気持ち悪さを中和しながら、俺は茶色いブロックを引いた。
野島「野郎、気付きやがった⁉︎」
善逸「さあて、何の話だろうね〜w」
さてと、命令は……………
茶・黒のジェンガを引く
頼むから死んでくれ。
善逸「こういうのアリなの⁉︎ずるくない⁉︎ねえ、ずるくない⁉︎」
野島「何の話だか分からんなぁ?いいからさっさと黒を引けよw」
善逸「クソッ⁉︎」
あぁぁぁぁぁぁ、頼む神様‼︎俺を連れていかないでくれ‼︎お願いだぁぁぁぁぁ‼︎
黒・右隣の人*1とキスをする
その瞬間、俺は
善逸「霹靂一閃‼︎」
全力でジェンガを崩壊させた。山本とまたキスをするなんてごめんだからね!だったらジェンガを崩していつもの罰ゲームを受けた方がマシだ‼︎
他全員「「「「「「「何事⁉︎」」」」」」」
善逸「ここで失敗とは、自分の無力が
妓夫太郎「そうかぁ。」
耕平「無力どころか全力に見えたが……」
善逸「だが俺も男だ。いつもの罰ゲームを受け入れよう!」
野島「そうだな。」
御手洗「恒例のもやってもらうか。」
善逸「ああ、仕方ない‼︎」
ん?待てよ…………?
善逸「恒例の
他全員「「「「「「「恒例の
善逸「嘘でしょぉぉぉぉぉ⁉︎」
せっかく崩した意味がないじゃん‼︎
山本「ほらほら………ってマジかよ⁉︎」
伊織「マジだぜw」
藤原「さあ、早くやれよ‼︎」
善逸・山本「「お願いします、この通りです‼︎」」
そして俺と山本は一緒に土下座をした。
御手洗「おいおい、頭なんか下げられてもねえw」
野島「こっちも慈善事業じゃないんでねぇw」
耕平「さあ、早くやれw」
御手洗「起きて戦え‼︎戦えぇぇぇぇぇ‼︎」
ということで、俺は断腸の思いで……………、
善逸「…………ちゅっ♡」
山本「…………うっ……」
山本にキスをした。瞬間、俺の脳内に溢れ出した、
善逸「真一郎、俺と結婚してくれ‼︎」
山本「こちらこそよろしく、善逸‼︎」
伊織「では2人は、誓いのキスを。」
善逸・山本「「…………ちゅ♡」」
目が覚めた時には、既に翌日だった。あまりの気持ち悪さに、どうやら俺と山本は気絶していたようだ。更には俺と山本のキス写真が伊織の手によって拡散されていた。更に拡散した張本人、伊織がジェンガの命令で女装しているのが、俺の吐き気を増幅させた。こうして黒のジェンガは地獄絵図を生み出したのであった。
side 妓夫太郎
善逸と山本がキスをして気絶した時、俺の携帯にLINEが入った。一体誰からだろう?
ケバ子(LINE)『妓夫太郎、今度の土曜日って空いてる?』
愛菜からかぁ。
妓夫太郎(LINE)『空いてるぞぉ。んで、今回は誰と行くんだぁ?』
ケバ子(LINE)『えっと………、また前みたいに2人で!』
となると、本格的に好きな人とのデートに向けて動き出したわけかぉ。そして前みたいに練習相手として俺が呼ばれたわけね。ならやる事は一つ。
妓夫太郎(LINE)『分かったぁ。いいぞぉ。』
頼みに答えてあげる事。そして愛菜と、愛菜の好きな人、おそらく伊織の恋路を応援する事だなぁ。それが最もブサイクな友人として送る、せめてもの
ということで黒のジェンガの回でした。原作のと同じオチ(恋人へのドッキリプロポーズ)にすると善逸が喜んでしまうので、オチを変えてみました。その結果大変な事になりましたが。
そしてこれで短編集は終わりです。次回からはケバ子と妓夫太郎・Part2に入ります。2人の恋路をお楽しみ下さい!
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