未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
side 妓夫太郎
俺は覚悟を決めて、愛菜から好きな人が誰のかを知ろうとしたが、
涼子*1「うわっ、謝花が女の子を脅迫してんじゃん!これはちゃんと警察に言わないと〜♪」
突然現れた昔の同級生に遮られてしまった。というか誤解を解かないと‼︎
妓夫太郎「いいや、これは違うぞぉ‼︎」
涼子「何、告白でもされてたってワケ?アンタが誰からもそんな目で見られないって事くらい分かんないの?」
妓夫太郎「んなモンとっくに分かってんだよぉ‼︎これは告白の
涼子「恋愛経験が全く無いアンタが練習相手になれるとでも?」
そうだ。よくよく考えたら俺なんかに頼むのは間違ってる。
涼子「そもそもアンタがそういう扱いされてるわけないじゃ〜ん♪今まで散々相手にされなかったくせに。何、あの子なら弱そうだからイケると思ったわけ?」
妓夫太郎「違う‼︎」
涼子「何が違うの?今まで散々女子を不快にさせてきたヤツが、今更誰かに声かけられると思ったの?」
妓夫太郎「アイツは優しいから………」
涼子「優しいからイケると思ったんだ〜♪サイテー♪」
妓夫太郎「だから………」
涼子「彼女が優しいから人の頼みを断れない、って知ってたんでしょ?それを利用するなんてね〜♪」
人の頼みを断れない…………。本命どころか練習相手ですら俺だと嫌だったのに、俺が勝手にその気になったから断れなかったのか…………。じゃあ俺が今まで愛菜にしてきたことは、余計なお世話?俺は今までずっとアイツに気を遣わせてきたのか?今までみたいに、ずっと不快な思いをさせてきたのか?合宿の時だって、最初の練習の時だって…………
というか冷静に考えたら、やっぱり俺が練習相手になるのはおかし過ぎる。恋愛経験どころか嫌われた経験しかない俺が選ばるのは変だ。やはり俺が勝手に友達だと勘違いして、勝手に相談に割り込んだんだ。今までずっとアイツを振り回し続けたんだ。俺が愛菜の事を好きだから、せめて友達ポジでいようと無理矢理行動した結果だったんだ。俺は何度生まれ変わっても、女の子に好かれるどころか友達にすらなれない。そんな分かりきった事でさえ、俺は知らないフリをして、ずっと愛菜を虐げたんだ。ならそれをきちんと認めて、愛菜から離れてあげないと…………
妓夫太郎「………お前の言う通りだぁ。」
涼子「でしょ?じゃあ警察に言っとくね〜♪」
もう俺の人生なんてどうでもいい………全てが…………これ以上他人に不快な思いをさせるなら、いっそこの身を海に投げ出して………………
ケバ子「アンタ、いい加減にせんと‼︎」グッ!
なっ⁉︎愛菜はどうしたんだ⁉︎急に綾木の胸ぐらを掴んで………
涼子「な、何よアンタ………あたしはアンタのために………」
ケバ子「なっとらんと‼︎」
えっ?嘘だろ…………綾木の助けが助けになってない………?なんで………?
涼子「はぁ⁉︎アンタ正気なの⁉︎」
ケバ子「正気ばい‼︎さっきから妓夫太郎の事好き勝手いいよってからに‼︎人の容姿ば
涼子「はぁ⁉︎アタシはいつだって正気よ‼︎それにこの意見はアタシだけじゃない‼︎コイツと同じ空気を吸った女は皆そう思うの‼︎」
そうだ。俺の事を見た女は誰だってそう思うはずだ。愛菜だってホントは思ってたに違いない。
ケバ子「アンタが知らんだけで、そう思わん人やっていっぱいおるけん‼︎私がその代表や‼︎」
嘘だろ…………いや、ただ俺に気を遣っただけかも………
涼子「なっ、なんで⁉︎」
ケバ子「いつも自分の事よりも他人の事ば優先させるからや‼︎人を悪もんにせず、自分の落ち度を常に探して、人のために頑張れる‼︎そぎゃん人を認めるんはおかしいんか⁉︎」
そんなんじゃない………俺はそんなんじゃない………
妓夫太郎「愛菜、無理に気を遣わなくても……」
ケバ子「気なんか遣っとらん‼︎これが私の本心や‼︎」
嘘だろ………これが愛菜の本心………アイツは心から俺の事を嫌ってなかったんだ………こんな俺のためにここまで言ってくれるなんて、なんていい人なんだろう…………
涼子「ちょ、ちょっと、アンタ洗脳されてたりは……」
ケバ子「んなわけなか‼︎」
涼子「な、ならアンタがおかしいんや‼︎」
クソ‼︎俺の事を傷つけるのは構わんが、愛菜の事を傷つけるのは許さん‼︎
ケバ子「おかし………」
妓夫太郎「愛菜をバカにすんなぁ‼︎とっとと帰れぇ‼︎」
ケバ子「妓夫太郎…………」
涼子「ちっ!分かったわよ!」
こうしてなんとか綾木は帰った。後は愛菜に礼を言うだけだ。
妓夫太郎「ありがとう愛菜。俺なんかのためにあそこまで言ってくれて………」
ケバ子「いいの。あれは私の本心なんだから。」
妓夫太郎「本当に、ありがとうなぁ。」
ケバ子「こっちこそ、私を庇ってくれてありがとね!」
妓夫太郎「おう。」
後はアレを言うだけだ。
妓夫太郎「まああれだ。俺は愛菜が誰の事を好きであっても、俺は全力で応援するぞぉ。」
ケバ子「ホントに?」
妓夫太郎「あぁ。」
ケバ子「じゃあ今から好きな人を言うね。」
妓夫太郎「おう。」
もう愛菜からは充分過ぎるくらい助けてもらった。だからこれからは、俺が愛菜に恩返しをする番だぁ‼︎誰の名前を言おうとも、俺は全力で応援するぞぉ‼︎
ケバ子「私の好きな人は………」
そして愛菜は少し照れながら……………
ケバ子「妓夫太郎、アンタばい///」
好きな人の名前を言った………って、なんで俺の名前が?
妓夫太郎「えっと………///」
ケバ子「き、聞こえなかった?」
妓夫太郎「いや、聞こえてたぞぉ。えっと、その、俺と同姓同名の誰かさんかぁ?」
ケバ子「なわけないでしょ。あの時の合コンではそんな人いたかな?」
妓夫太郎「いや、いないぞぉ………///」
嘘だろ?なんで俺なんだ?なんで他の人じゃなくて、こんな俺なんだ?イケメンとは正反対の俺なんだ?
妓夫太郎「お前はイケメンが好きなはずじゃ……」
ケバ子「それは昔の話!」
妓夫太郎「で、でもよりによってなんで俺なんか………」
ケバ子「さっきあの女の人に言ったことが全てだよ!」
あのことか…………。なら愛菜の誤解を解かないと………
妓夫太郎「それは………愛菜の勘違いだぁ。俺はお前が思ってるほど出来た人間じゃねえ。自分優先で嫉妬ばかりする醜い人間だぁ。こんな俺にも優しく出来るお前が釣り合う人間じゃねえ。」
ケバ子「それなら私だって結構自分勝手な人間だよ。アンタに優しくしてたのは好きな人だからだし。」
そ、そうだったんだ…………
ケバ子「それに、相手が誰であれ、私の恋路を応援してくれるんじゃなかったの〜?」
うぐっ………。確かにそう言ったが、まさか自分だとは思わないじゃん…………。今まで誰からも嫌われてたわけだし………
妓夫太郎「そ、それを言われると………」
ケバ子「んで、私はアンタに好きになってもらうためにはどうすればいいの?教えて♪」
愛菜が俺に対してにこっと笑う。だったら俺も、愛菜の想いに応えるしかないかぁ。
妓夫太郎「俺も、前からお前の事が………好き………だぞぉ///」
ケバ子「うんうん………ってえぇぇぇぇぇ⁉︎」
愛菜がめちゃくちゃ驚いてる。そりゃそうだろう。俺はずっと恋愛に興味の無いフリをしてきたのだから………
妓夫太郎「いや、ちょっと事情があって………」
ケバ子「その事情は梅から聞いたよ。」
そうだったのかぁ…………。それと、梅には感謝だなぁ。梅が前に言ってた、
梅「お兄ちゃんの性格を分かってくれる素敵な人がいずれ現れるって!だから今はモテなくても気にしないの!」
このセリフの通りになるなんて………。しかもその人がまさか自分が好きな人だとは…………
ケバ子「でも、妓夫太郎がまさか私の事を好きだったなんて………それこそなんで?」
妓夫太郎「合宿の時に浜辺で俺を励ましてくれただろぉ?アレだぁ……///」
ケバ子「あっ、そうだったんだ‼︎ちなみに私は伊豆春祭の時に助けられてからだよ!」
妓夫太郎「マジかぁ………///」
初対面の時からずっと好きでいてくれてたのかぁ…………。信じられない。でもその事実が、より俺の胸を高鳴らせる。
ケバ子「とにかく、私はアンタのことが好きで、アンタは私の事が好き。これはもう、付き合うしかないよね!」
妓夫太郎「だなぁ‼︎よろしくなぁ、愛菜‼︎」
ケバ子「こちらこそよろしくね、妓夫太郎‼︎」
自分の好きな人と結ばれるなんて、夢にも思わなかった。ましてや、全身痣だらけの不気味な身体の自分の事を誰かが好いてくれる未来なんて。ありがとう、皆。俺は幸せになれたよ‼︎
side ケバ子
やっと自分の想いを伝えられた。やっと妓夫太郎と一緒になれた。まさか妓夫太郎が私の事を好きだとは思わなかったけどね。
ケバ子「これからずっと一緒にいようね。それこそ、何度生まれ変わっても。」
妓夫太郎「あぁ‼︎」
この日、私は人生で初めて大好きな人と結ばれた。
ということで、色んなことを乗り越えて、遂に妓夫太郎とケバ子が結ばれました‼︎2人の物語は如何だったでしょうか?あとケバ子の方言が下手なのはごめんなさい。僕は関東生まれの人間なんで、九州の方言は難しいんです………
そしていよいよ、次回からは最終章に突破します。沖縄再上陸編です‼︎本作の主人公とヒロイン、善逸と美波の2人をメインに進めたいと思います‼︎そのためラブコメ化した原作からは割と変わると思いますが、よろしくお願いします。
最後に、評価・感想をお願いします。