バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


第二十五章(終) 沖縄・再上陸‼︎
七十八杯目 宝くじ(前編)


  side 善逸

 

 妓夫太郎とケバ子ちゃんがようやく結ばれたらしい。おめでとう‼︎あと妓夫太郎もケバ子ちゃんの事好きだったんだね。両片想いだったのか〜。エモいね!

 

 そして今俺たちはいつも通り潜った後、店に戻ってきて休憩をしているよ。

 

時田「お前たちもだいぶ上手くなったよな。」

善逸「そうですか?」

伊織「なんだかんだ結構な本数潜ってますからね。」

耕平「パラオでも潜ったしな。」

千紗「結構綺麗だった。」

奈々華「それは良かった!」

善逸・美波・愛子・ケバ子「「「「いいな〜!」」」」

 

 パラオってめちゃくちゃ有名なスポットがあるらしいからね!パスポート持ってないから行けなかったのは仕方ないけど、それでも伊織たちが羨ましいよ‼︎まあ俺は今ある物を買うためにお金を貯めてるから、パスポート持ってたとしても行かないんだけどね。

 

天元「まあパラオの派手に有名なスポットは、お前らのライセンスじゃ地味に行けない深さだけどな。」

まさお「アドバンスライセンスを取ってから、また行くといいよ〜。」

寿「筆記試験は無いから、そろそろ取っておいたらどうだ?」

1年全員「「「「「確かに…………」」」」」

 

 更に深いところからの景色は見てみたいかも。あと、来年から後輩が入ってくるからね〜。教える立場として、オープンライセンスだけじゃあ、ちょっと物足りないし。

 

 

 

 

 そういえば、伊織と潜ってる最中にゴミを拾ったから、店長に報告しとかないと。

 

伊織「おじさん!」

善逸「これ、海に落ちてました!」

店長「おう。2人とも、ゴミ拾いとは感心だな。」

伊織「綺麗な海で潜りたいですからね。」

善逸「それに、魚たちの為でもありますから‼︎」

店長「良い事を言うじゃないか。んじゃご褒美をやろう。キャンペーンの余り物だが。」

 

 そう言っておじさんはなんと、宝くじをくれた‼︎

 

善逸・伊織「「ありがとうございます‼︎」」

 

 まあ当たる確率は低いと思うけど、当たる事を祈りましょう‼︎

 

 

 

 

 しばらくすると、俺たちは昼食タイムとなった。

 

全員「「「「「いただきま〜す‼︎」」」」」

 

 今日のメニューはなんと、伊織の大好きな栗ご飯です‼︎

 

伊織「うまい‼︎うまい‼︎うまい‼︎うまい‼︎うまい‼︎」

ムッツリーニ「………塩味が絶妙だな。」

妓夫太郎「日本酒に合いそうだなぁ。」

ケバ子「お酒はダメだよ〜、3本目もあるんだから〜。」

愛子「なんか北原君が高校の時の先生みたい。」

善逸・ムッツリーニ・美波・宇髄×4「「「「「分かる。」」」」」

 

 煉獄先生だね。昼になると職員室から毎日聞こえてたな〜、弁当を食ってる時の『うまい‼︎』の叫びが。それで『わっしょい』って聞こえた瞬間に、皆で『サツマイモタイム』って呼んではしゃいでたっけ*1。懐かしいな〜。

 

伊織「本当に、栗拾いに行って良かったなぁ‼︎」

時田「そうかそうか。」

 

 そういえば伊織たちは俺と美波がデートしてる時に栗拾いに行ってたんだっけ。そこで確か耕平似のイケメン、池越さんと出会っていがぐりバレーボール大会をやったのだとか。凄い話だよね。

 

寿「なら伊織は千紗ちゃんに感謝しないとな。」

伊織「千紗に?」

寿「千紗ちゃんが栗拾いの手配をしてくれたんだぞ。」

伊織「そうなんですか。」

梓「山の中でも頑張ってたし。」

愛子「下調べもしてたよね〜。」

 

 千紗ちゃんってやっぱり優しいよね。もしやツンデレ?それとも………?

 

善逸「千紗×伊織だったりして!」

伊織「はっ?」

千紗「我妻君、変な事言わないで。違うから。」

善逸「ごめんごめ〜ん!」

 

 どうやら違ったみたいだ。

 

耕平・ムッツリーニ「「無論、付き合ってやった俺たちにも感謝しろよ。」」

伊織「お前らはトラブルを持ち込んだだけだろうが。

善逸「俺にもね‼︎」

伊織「お前はそもそも栗拾いの時居なかっただろ‼︎」

 

 バレてしまったか………。あとケバ子ちゃんと妓夫太郎も居なかったんだよね〜。なんせ俺と美波が熱海でデートしてる時に遭遇したんだから。凄い偶然だよね‼︎

 

 そんな事を思ってると、

 

伊織「けど、実際感謝はしてます。」

時田「おう。」

寿「そうか。」

伊織「ただ、俺に出来るお礼なんて何もなくて……」

 

 伊織が素直になった。まあ自分のためにイベントの企画をしてくれたんだからね。その人たちに何かお礼を、と考えたらしいがどうやら伊織では難しいらしい。だったら伊織の答えられるものにしないと!これが友人に向ける、せめてもの優しさだ‼︎

 

時田「金でいいぞ。」

寿「金だな。」

天元「派手に金だな。」

まさお「金しかなくない?」

梓「現金って素敵だよね〜。」

耕平「誠意は金で示せ。」

ムッツリーニ「………諭吉からでどうだ?」

伊織「ホント何も出来ない自分が歯痒い‼︎」

善逸「お金だけでいいよ!」

伊織「てめーは栗拾いに参加してないだろ‼︎」

 

 俺だけ怒られた。解せないな〜。

 

伊織「パラオのバイト代も帰りの飛行機に消えちゃいましたし。」

梓「エロ本なんかに釣られるから〜。」

 

 確か伊織はエロ本忘れて取りに帰ってたら飛行機に乗り遅れたんだよね〜。そこだけ聞くとバカのそれなんだが、どうやら千紗ちゃん絡みの事でもあったらしい*2。だから一概にバカに出来ないんだよね〜。

 

 そんな事を思ってると、

 

耕平「腎臓は一つあれば機能するらしいが。」

伊織「売らねえよ‼︎」

ムッツリーニ「………脳みそ5つと心臓7個のうち、どれか一個売ればいいんじゃないか?」

伊織「どっちも一個しか持ってねえから‼︎」

 

 耕平とムッツリーニが素晴らしい案を出したが、ことごとく却下されてしまったようだ。

 

伊織「金さえあれば誠意を見せられたんですけどね〜。」

梓「そりゃ残念だね〜。」

寿「全くだ。」

 

 まあ宝くじでも当たってれば話は別なんだけどね。そうそう当たることなんてないから、アテにならないでしょう!

 

 

 

 

  side 伊織

 

 トイレに行って宝くじをやってみたんだが、なんとこれが当たってやがる‼︎しかも30万円‼︎俺らにとっては結構な大金。願ってもない幸運だが、タイミングが悪すぎる‼︎国によっては十分な人殺しの動機になる金額だ。用心しないと………

 

 あとは同じ宝くじ仲間の善逸を巻き込みたいところだが………宝くじが当たることなんてそうそうない。それどころか皆に言いふらされる可能性が高い。ここは一人で隠し通さないと。

 

善逸「伊織〜、そろそろ潜るよ〜‼︎」

伊織「お、おう‼︎」

 

 びっくりした〜。善逸に心を読まれたんかと思った。そして俺は潜るためにトイレから出て、店の外へと向かった。

 

 

 

 

 店の外に着くと、俺は善逸と潜るためのバディチェックをする事になった。とりあえず宝くじは肌身離さず持ってないと。胸の内側にしまったから大丈夫………なはず。

 

伊織「遅れて悪い!」

善逸「ほ〜い。んじゃ、ちゃっちゃとバディチェックをやろうぜ〜。」

伊織「ああ。」

 

 そして善逸はしばらく俺の身体を見て、

 

善逸「伊織、ストラップがねじれてるよ。」

 

 こう言った。どこだか分からんが、とりあえず直さないと………

 

伊織「あん?どこだ?」

善逸「そうじゃなくて逆だよ。」

伊織「くっ!このっ!」

善逸「何してんの?」

伊織「くぅ!」

善逸「代わりに俺がやってあげるよ。」

 

 そう言って善逸は俺が宝くじを隠した辺りを触ろうとしてきた。これはマズい‼︎

 

伊織「………」パシン‼︎

 

 善逸の攻撃を防ぐために、俺は勢いよく奴の手を引っ叩いてどかし、

 

伊織「触んなぁ‼︎」

善逸「えっ?」

 

 叫んだ。これで大丈夫なはず………

 

時田「どうしたお前ら。」

まさお「何かあったの?」

 

 ってマズい‼︎先輩方が来ちゃった‼︎

 

伊織「いえ、なんでもありません‼︎」

善逸「…………」

時田・まさお「「そうか。」」

 

 よし、なんとか先輩方を退かすことに成功した。後はバディチェックを乗り切るだけなのだが…………

 

伊織「悪い、続けよう。」

善逸「まあいいけど………。じゃあ最後にバルブチェックを……」

 

 善逸がタンクのバルブを閉めようとしてきた。これはマズい‼︎奴は俺を殺す気だ‼︎何とか逃げなければ‼︎そして俺は善逸の攻撃をよけた。

 

善逸「伊織、どういうこと?」

伊織「身を守るための行動だ。」

善逸「はぁ?」

伊織「お前は絶対バルブを閉める‼︎」

善逸「断言するの⁉︎なんで⁉︎俺そんな事はしないんだけど⁉︎」

 

 するから言ってんだろ‼︎だがその行動が、

 

時田「コラ、お前たち。」

まさお「ダイビングではふざけちゃダメだよ〜。」

善逸「そうだよ、伊織。」

伊織「くっ……‼︎」

善逸「ほら、バルブチェックするよ〜。」

 

 先輩方からの注意を招いてしまった。その結果、善逸のバルブチェックを受ける羽目になった。落ち着け、俺。冷静になれ、冷静に‼︎まだこの宝くじがバレたわけじゃないんだ‼︎

 

 

 

 

  side 善逸

 

 伊織の様子がおかしい………。まさか宝くじでも当たったのかな?まさかね………って!

 

伊織「………」コポコポ

 

 伊織が胸に手を当てながら、めっちゃ周りをキョロキョロしてるんだけど⁉︎大丈夫か、アイツ?とりあえずバディの俺がなんとかしないと‼︎

 

善逸『止まってください。』(両手をパーにして、手のひらを前に向けて前に出すハンドシグナル)

善逸『OK?』(右手の親指と人差し指で輪っかをつくるハンドシグナル)

善逸『ゆっくり呼吸をして下さい。』(右手の甲を前に向けて、それぞれの指をピッタリとくっつけるハンドシグナル)

 

 

 

 

 

  side 伊織

 

 善逸からのハンドシグナルだと………?

 

善逸『そこまでだ。』(両手をパーにして、手のひらを前に向けて前に出すハンドシグナル)

善逸『金持ってるよな?』(右手の親指と人差し指で輪っかをつくるハンドシグナル)

善逸『それ全部寄越せ。』(右手の甲を前に向けて、それぞれの指をピッタリとくっつけるハンドシグナル)

 

 なるほど…………。上等だよ‼︎

 

伊織『上等だ。』(手を握りしめて、親指を上に向けるハンドシグナル)

伊織『この俺が、』(手を握りしめて、人差し指で自分のことを差すハンドシグナル)

伊織『ここでお前を殺す。』(手を握りしめて、親指を下に向けるハンドシグナル)

 

 

 

 

 

  side 善逸

 

 さて、伊織は大丈夫かな?

 

伊織『浮上します。』(手を握りしめて、親指を上に向けるハンドシグナル)

伊織『こっちを見て下さい。』(手を握りしめて、人差し指で自分のことを差すハンドシグナル)

伊織『潜行します。』(手を握りしめて、親指を下に向けるハンドシグナル)

 

 本当に大丈夫か?

 

 

 

 

  side 伊織

 

 陸に上がると、早速俺は善逸に事情を聞かれたが、

 

善逸「何かあったの、伊織?」

伊織「いや、ちょっと咳が出てな。」

善逸「トラブルじゃないならいいけど………」

 

 なんとかかわすことができた。ここまではなんとかバレずに済んでいる。だが本番はここからだ。是が非でも隠し通すために、不審な態度を取ったり、酔った勢いで喋ったりという行動には注意しなければいけない。まあポーカーフェイスに定評のある俺には造作も無いがな。

 

 

 

 そして俺は、

 

善逸「伊織、お前のビールだよ〜。」

伊織「いや、今日はやめとくよ。」

 

 さりげなく断って、自室に戻ることに…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善逸・ムッツリーニ・耕平「「「で、何があった?」」」

伊織「なんでもないから〜‼︎」

 

 しようと思ったのだが、クズ3人に捕まってしまった…………

 

耕平「正直に言えば楽に死ねるぞ?」

伊織「話したら生かせよ‼︎」

ムッツリーニ「………お前が他人に話せない悩みを100も200も抱えているのは知っている。」

伊織「それは多すぎるだろ。」

善逸「だが俺たちと伊織の仲じゃないか!隠さないで話してごらん!決して悪いようにはしないから‼︎」

伊織「お前ら………っ‼︎」

 

 友達がここまで言ってくれたんだ……っ‼︎少しぐらいは信じてあげるか……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善逸「拘束せよ‼︎」

ムッツリーニ・耕平「「はっ‼︎」」

 

 信じるんじゃなかった…………。こうして俺はあっという間に捕まってしまった…………

 

寿「まさか宝くじが当たっていたとはな〜。」

時田「サークル内で隠し事はいかんぞ。」

耕平「で、いくら当たっていたんだ?」

伊織「言うものか……っ!」

まさお「なら酒の呼吸 肆の型 水責め*3でいくか!」

伊織「何その拷問‼︎超怖い‼︎」

 

 コイツらやっぱり俺を殺す気じゃないか‼︎でもここはこれで言い逃れが出来る‼︎

 

伊織「先輩!争い事はゲームでという流儀が‼︎」

時田「むっ………」

寿「確かにそうだな。」

まさお「だったら………ドキドキウソ発見器ゲーム‼︎」

善逸・ムッツリーニ・耕平・時田・寿「「「「「イエ〜イ‼︎」」」」」

 

 出来ませんでした。というかそれゲームの皮を被った拷問じゃないか‼︎

 

 

 

 

 そして俺はウソ発見器に手を入れられ、

 

ムッツリーニ「………お前が当たったのは10万円以上か?」

伊織「くっ………‼︎」

 

 電流を流される羽目に…………

 

伊織「…………」シーン

 

 ならなかった。やったぜ‼︎

 

天元「地味に壊れてるんじゃねえか?」

梓「そうみたいね。」

伊織「あの時か………」

 

 確か2回目の合コンで俺が奈々華さんから命を狙われた時だね。その時の衝撃かな?でもなんでまさお先輩がコレを持ってたんだろう?*4だがこれはちょうど良かった‼︎

 

耕平「やれやれ。」

善逸「仕方ないね。」

伊織「諦めて貰えたか………」

 

 さて、俺は部屋に戻ろうと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寿「どうだ!これがウソ発見器、バージョン2だ‼︎」

 

 したのだが、寿先輩にウソ発見器を直すどころかアップグレードされてしまい、どうしようもなくなった。

 

他全員「「「「「おお!」」」」」

寿「工学部で学んだ技術をこんな形で披露するとは。」

善逸・耕平「「素晴らしい腕前です‼︎」」

 

 世界はどこまでも俺に厳しい…………。というかアップグレードした際に変なのが追加されたような………

 

伊織「なんなんですか、この俺の手についてるコードは?」

寿「ああ。それは安全面を考慮したリミッターでな。」

伊織「先輩……っ‼︎」

 

 良かった!良心がある人で………っ‼︎

 

寿「気絶する寸前で電流をカットするようにしてある。」

伊織「信じた俺がバカでした‼︎」

 

 前言撤回。これじゃあ意識を保たせて痛みを与え続ける拷問じゃないか‼︎ここは誰かに助けを求めないと………っ‼︎そうだ、千紗なら‼︎

 

伊織「なあ千紗、お前なら分かるよな‼︎」

千紗「はぁ?分かるって何が?」

伊織「俺に隠し事なんてないってコトが‼︎」

千紗「………」じ〜っ

伊織「………」パチン!(ウインク)

 

 任せたぞ、千紗‼︎

 

千紗「何か隠してるようです。」

「千紗あぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

 

 ダメだった……………

 

善逸「で、隠したのは自分の部屋かな?」

伊織「知らな………ぐわぁぁぁぁぁぁ‼︎」ビリビリ

善逸「店の中?」

伊織「どこにも……ぎゃぁぁぁぁぁぁ‼︎」ビリビリ

 

 こうして俺は拷問を受ける羽目になった…………

 

 

 

 

 

 

 そして拷問を受け続けること15分、俺が真実を吐く前にウソ発見器が爆発して壊れたことにより、俺に対する拷問は終わった。そして俺はなんとか店の外まで逃げてきた。

 

 そんな俺を、

 

千紗「生きてたんだ。」

伊織「もうちょい心配しても良くないか?」

 

 千紗はタンクを運びながらさらっと見てきた。クソ、コイツめ‼︎

 

伊織「ってかさっきはよくもう裏切ってくれたな‼︎」

千紗「裏切り?何のこと?」

伊織「コイツ本気で身に覚えが無いってって顔を………っ‼︎仲間として宝くじを守ってくれてもいいだろ‼︎」

千紗「そんな不名誉な呼び方、二度としないで。」

伊織「だって仲間だろ?」

千紗「はあ?だからなんで私が………」

伊織「ん?前に沖縄でした約束を忘れたのか?」

千紗「約束か…………」

 

 思い出せないなら言ってあげるか。

 

伊織「行こうぜ、沖縄‼︎」

千紗「………あっ!」

 

 どうやら思い出してくれたみたいだ。前に宮古島で言った約束を。

 

千紗「あんなの本気にしてたの?」

伊織「おう。あの時の気遣いが嬉しかったからさ!」

千紗「………そ………そっか……///」

伊織「栗拾いも提案してくれたみたいだしな‼︎」

千紗「………///」

 

 千紗は褒められて照れてるのか、珍しく言葉に詰まっている。まあそれもすぐに元に戻ったが。

 

千紗「で、実際いくら当たったの?」

伊織「30万。」

千紗「ふ〜ん。」

伊織「1億だったら皆で行けたんだが。」

千紗「それは高望みし過ぎ。」

伊織「仕方ないよな。だから………2人で行こうぜ‼︎

 

 まあ金額的にはこれくらいが妥当でしょう‼︎さて、千紗の返事は?

 

千紗「………」ガターン!

 

 タンクを落とした。びっくりしたのかな?

 

伊織「どうした?」

千紗「えっと、それは、あの……///」

伊織「何か都合悪いのか?」

千紗「いや、その、大丈夫だけど……///」

 

 良かった‼︎これで千紗にお礼が出来るぜ‼︎

 

 

 

 

 

  side 善逸

 

 な〜んだ、そういう事だったのね。なら素直に言ってくれれば良かったのに!そのために使うお金を、俺らが奪うわけないじゃん‼︎

 

美波「善逸〜何見へんほ〜(見てんの〜)?」

善逸「伊織と千紗ちゃんのやりとり。」

美波「そっは〜。(そっか〜。)」

 

 珍しくベロベロに酔ってる美波を見て、俺は自分の宝くじの存在を思い出した。まあ当たってないだろうけど、一応確認しなきゃね!

 

美波「………ん?……どしはの〜(どうしたの〜)?」

善逸「これは他の人に秘密ね!」

美波「……うん‼︎」

 

 さてと宝くじは………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当たってやがる‼︎しかも30万円‼︎伊織と同じ額‼︎マジかよ‼︎こんな事が知られたらマズいぞ‼︎特に伊織には‼︎俺はすぐさま宝くじを隠した。

 

伊織「ん?どうしたんだ、善逸?」

 

 とりあえずここはなんとか隠し通さないと‼︎

*1
バジリスクタイムを踊る黒人男性みたいにはしゃいでた。

*2
気になる方はぐらんぶる原作14巻をチェック!千紗の涙が見られますよ!

*3
酒瓶に無理矢理人を突っ込んで、酒を飲ませる行為。

*4
実はあの合コンから数日経ったある日から、前田まさおと奈々華は付き合い始めた。だが周りの人は誰も知らない。




 ということで、伊織が善逸たちから宝くじを隠す話でした。ここまでは概ね原作通りでしたね(ケバ子が最後に絶叫する事を除けば)。そして後編は善逸が隠す番になります。善逸と伊織との攻防をお楽しみに‼︎

 それと、奈々華さんとまさおさんの新事実‼︎2人は千紗へのコスプレ衣装の依頼と製作という関係から始まり、段々と親密になっていきました。その結果、遂に恋人同士になってます。PaBの皆には知られてませんが。

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