バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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この物語はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。


八十二杯目 二日目のカオス

  side 善逸

 

 俺と美波はホテルの部屋から出ると、

 

伊織・千紗「「げっ⁉︎」」

善逸・美波「「うぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎」」

 

 まさかの人物に遭遇した。

 

善逸「伊織と千紗ちゃんだよね?まさか………」

伊織「いや、俺は東京都立呪術高等専門学校1年、伏黒恵だ。」

千紗「…………お、同じく1年、釘崎野薔薇……よ///」

善逸・美波「「嘘つけ。」」

 

 謎の厨二設定を盛り込んだところで、伊織と千紗ちゃんだってバレバレだよ?千紗ちゃんに至っては恥ずかしさのあまり目を逸らしてるし。そんな事を思っていると、

 

伊織「嘘じゃない‼︎」

善逸「いや、どう見ても伊織と千紗ちゃんでしょ。」

美波「髪型も昨日の人と違うし。」

伊織「それではさらば‼︎」

千紗「…………」

 

 伊織たちはそそくさと消えてしまった。全く、逃げ足の速いヤツめ‼︎

 

善逸「美波、どう思う?」

美波「どうもこうも、アレは本人でしょ。」

善逸「だよね〜。」

美波「ちなみに携帯は繋がる?」

善逸「いや、繋がらない。」

美波「やっぱり。出ないって事はほぼ本人確定だよね。」

善逸「だね。」

 

 それにしても、伊織たちは一体何を隠してるのだろうか?正直あの2人の関係は俺らも知って……………

 

善逸「ってまさか⁉︎」

美波「えっ⁉︎どうしたの、善逸⁉︎」

善逸「あの2人、本当に付き合ってたりして⁉︎」

 

 きっとそうなのだろう。いや、これしかあるまい‼︎

 

美波「そういう素振りは無かったけど……」

善逸「上手く隠し通してた、ってわけか……」

美波「何かの誤解とかの可能性は?」

善逸「あの状況で?」

 

 どう考えても確定だと思うけど………。伊織は前から沖縄リベンジしたいと言ってたとはいえ、千紗ちゃんと2人きりでなんて一言も言ってなかったし。そんな事を思ってると、

 

美波「でもほら、千紗と北原だし。」

 

 美波が的を射た発言をした。

 

善逸「確かに、その一言は妙に説得力があるね。」

美波「でしょ?」

 

 まあとにかく、あの2人のあの姿を見た以上は、アレを聞くしかない‼︎

 

善逸「ねえ美波、俺はある事に興味が沸いたんだ‼︎」

美波「ある事?」

善逸「それはな…………伊織が卒業したかどうかだ‼︎」

美波「興味の対象そこなの⁉︎」

 

 男としてはなんとしてでも確認しなければいけない事だ。既卒か否かは、男としての尊厳やステータスに関わるからね!

 

善逸「それに、奴らの目的地は恐らく俺たちと同じだ。」

美波「まあ千紗がいるからね。再開する可能性も高いわね。」

善逸「よし、そうと決まればダイビングに行くぞ〜‼︎」

美波「元から決まってたけどね。」

 

 ということで、俺たちはホテルを後にし、ダイビング会場に向かう事にした。

 

 

 

 

 ホテルを出た時に思ったのだが、

 

善逸「昨夜は暗くて気づかなかったけど、この辺ラブホ街なんだね。」

美波「ホントだ。凄い看板………」

 

 辺りはまさかの景色だった。

 

善逸「出てきた人が皆保健体育の実習後だと思うと生々しいよね〜。」

美波「ちょっとやめてよ………ってウチらも人の事言えないけど……」

善逸「まあね。とにかく、さっさと車の所まで行くか〜。」

美波「だね!」

 

 さてと、確か車はこの辺に……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野島・山本「「えっ⁉︎」」

 

 あるんだけど、それよりも俺は衝撃的な場面に出くわした。ラブホから出てくる2人とばったり遭遇してしまったのだ。

 

善逸「嘘でしょぉぉぉぉ⁉︎君たちデキてたの⁉︎」

美波「びっくり…………」

野島「なわけないだろ‼︎」

山本「不名誉な事を言うな‼︎」

善逸「ならセフレ?」

野島・山本「「ぶっ殺すぞ‼︎」」

 

 この2人の慌てっぷり…………間違いない‼︎となるとあの事を聞かなくては‼︎

 

善逸「ねえ2人とも…………」

野島・山本「「なんだ?」」

善逸「もしかして昨日、卒業しちゃった?」

野島・山本「「何をだよ⁉︎」」

善逸「俺たちが生まれながらに通ってた男子校をね!」

野島「んなわけないだろ‼︎」

山本「よりによって初体験の相手がなんでコイツなんだよ‼︎」

善逸「嘘は………?」

野島・山本「「ついてない‼︎」」

 

 違ったのか……………

 

善逸「あ〜あ、せっかく2人が卒業したと思ったんだけどな〜。」

野島「まあ、俺は既に卒業したがな。」

善逸「嘘乙w」

山本「どうせ女子大生のエレナさんだろ?」

野島「な、何故知ってる⁉︎」

善逸「ウソ発見器の時に思いっきり言ってたじゃん。」

野島「確かに、そんな事を言ってたな………」

 

 まあどうせウソなんだろうけどね。とにかく、これ以上美波を待たせてもアレだし、そろそろ別れを告げますか〜。

 

善逸「んじゃ、俺たちは予定があるんで!」

野島「おう。」

山本「じゃあな。」

善逸「お幸せに〜♪」

野島・山本「「ブッ殺すぞ‼︎」」

 

 所々息が合うところとか、まさしくカップルのそれだと思うけど。まあこれ以上は深入りしないでおこう。本当に付き合ってた時に悪いからね。

 

美波「あの2人で旅行ね………」

善逸「やっぱり付き合ってるよね?」

美波「なんかウチもそんな気がしてきた………」

 

 まあ俺は別に同性愛も否定……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尾崎「美波ちゃん⁉︎」

清水「お姉様⁉︎」

 

 しないけどね‼︎隣のラブホからはまさかの2人が出てきた。

 

美波「美春に綾女⁉︎」

善逸「なんでここに⁉︎まさかデート⁉︎」

尾崎「えっと…………///」

清水「そうですわ!」

尾崎「………うん///」

 

 まさかのこっちは本物だったというね。

 

善逸「ホントだったんだ〜。」

美波「まさかアンタらが付き合ってるとは思わなったわ。」

清水「美春と綾女は同好の士ですから‼︎」

 

 そういう事かよ‼︎美波とくっつけなかったから、お互いがくっついたわけね。

 

美波「なるほど………」

善逸「それなら納得だね!」

尾崎「まあタンポポ君のおかげでもあるかな〜。」

善逸「えっ?どういう事?」

 

 俺なんかやっちゃいました?

 

美波「もしやウチが善逸とくっついたから……?」

清水「そうですわ!」

尾崎「余り物同士、自然と心惹かれたのよ。」

 

 なるほどね…………

 

善逸「つまり俺は恋のキューピッドってわけか‼︎」

美波・尾崎・清水「「「恋のタンポポね(ですわ)。」」」

善逸「美波まで言う事なくない⁉︎」

 

 相変わらず俺は他の人からは人間ではなくタンポポに見えるらしい。

 

美波「それにしても、全く同じタイミングで沖縄旅行とはね〜。」

 

 しかもさらっと美波に話題を変えられてしまった。

 

清水「そうですわね!」

尾崎「凄い偶然だね!」

善逸「2人とも、美波をストーカーしてたんじゃ………」

尾崎・清水「「してないから(ませんわ)‼︎」」

美波「ならよかった〜♪」

 

 ホントかな?まあこうしてデート中にたまたま遭遇する事は今までなかったわけだし、ホントなのだろう。

 

清水「それより、お姉様方はどこに行かれるのですか?」

善逸「ダイビングだよ〜。」

美波「ウチららしいでしょ〜!」

尾崎「だね!」

善逸「ちなみに2人はこの後どこに?」

清水「ちょっと北にある水族館に行きますわ!」

尾崎「国内でもかなり有名な水族館だからね*1〜。」

善逸「おお!それはいいね!」

 

 ちなみ俺たちは今回はそこに行く予定は無い。また別の機会という事になったよ!

 

美波「そろそろ時間だから、ウチらは行くわ〜!」

善逸「またね〜!」

清水「はいっ、お姉様‼︎」

尾崎「いつかまた会おうね‼︎」

 

 ということで、美波大好きカップルに別れを告げ、俺たちはダイビング会場へと向かった。

 

 

 

 

 

 そしてダイビング会場では、予想通り…………

 

伊織・千紗「「げっ⁉︎」」

 

 この2人に会った。

 

善逸「おはようございます。

伊織「………おはよう………ございます……」

美波「こんなところで会うとは偶然ね、千紗!」

千紗「だ、誰のことかな?わ、私は釘崎野薔薇と………」

イントラ「北原伊織様、古手川千紗様、お待たせしました‼︎」

伊織・千紗「「いくらなんでも誤魔化し切れない‼︎」」

 

 いや、とっくの昔から誤魔化し切れてなかったよ。

 

 それはともかく、聞きたかった事を聞かないとな‼︎

 

善逸「ところで伊織。」

伊織「なんだ善逸?俺がここに来てる理由か?」

善逸「違うよ。俺はそんな事を聞きたいんじゃあない。」

伊織「じゃあ何だ?」

善逸「簡潔に聞こう。」

伊織「おう。」

善逸「ヤったのか?」

伊織「違えよバカ。」

千紗「変な事言わないで。」

 

 千紗ちゃんからも横槍が飛んでくるとは………。どうやら本当に違うみたいだ。

 

善逸「なるほどね〜。んじゃ、普通に千紗ちゃんと沖縄のリベンジに来たのか!」

伊織「宝くじの額がもう少し大きかったら他の皆を連れてこれたんだけどな。」

美波「金額的に2人が限界だったと?」

千紗「そういう事。」

伊織「まあ千紗には感謝する事がいっぱいあったからな。それに、これは前々から約束しててな。」

千紗「うん。」

善逸「マジで⁉︎」

 

 意外と2人の関係は進展してたのか〜。これはこのまま本当に付き合い始めてもおかしくないよね。まあそんな事になったら桜子ちゃんが黙っていないけど。最近俺と美波のバイト先のバーテンによく来るからね。もちろん恋愛相談で。全く、伊織はモテモテだな!ハーレム系ラブコメの主人公か⁉︎本人に自覚が無いところも含めて。

 

イントラ「北原伊織様〜、古手川千紗様〜!」

伊織「とにかく、俺たちは行ってくるわ〜。」

千紗「2人で楽しんで。」

善逸・美波「「は〜い!」」

 

 ということで、伊織と千紗ちゃんはイントラに呼ばれてそのまま準備へと向かった。ちなみに俺と美波が受付する時間はもう少し後なので、どうやら違うタイミングでダイビングをするみたいだ。多分船も違うだろう。

 

 

 

 俺たちは受付を済ませた後、しばらく待合室で待機してると、

 

雄二「なあ翔子、網走にこんな所は無かったはずだが。ここは一体どこなんだ?」

翔子「…それはね………」

 

 外からここにいるはずのない、見知った人物の声が聞こえてきた。

 

善逸「雄二に翔子ちゃん⁉︎」

美波「一体何しをしてるんだろう……」

善逸「とりあえず少しだけ会話を聞くか……」

 

 さてと、奴らは普通に旅行………というわけじゃなさそう。雄二の発言があまりにもおかしいから。

 

翔子「…沖縄。」

雄二「はぁ⁉︎俺は寝てる間に北海道から沖縄に飛んだのか⁉︎」

翔子「…ちょっと雄二の部屋に合鍵で忍び込んだ後、薬を飲ませて運んだだけ。」

雄二「それはちょっととは言わねえ‼︎」

翔子「…とりあえず、新婚旅行を楽しもう♪」

雄二「ふざけるな‼︎俺はお前なんかと結婚しねえ‼︎それに………帰りたいけど帰れねえな………」

 

 おかしいな?網走って東京からそう簡単に行けるはず無いんだけど?さらにそこから沖縄に行くのも簡単じゃないんだけど?お金持ちって凄いね‼︎なんか合鍵も作ってるし‼︎

 

美波「相変わらず翔子は凄いわね………」

善逸「もうどこに逃げても無駄なんじゃないかな?」

美波「だよね。さっさと結婚すればいいのに……」

善逸「ホントホント!」

 

 ちなみに霧島夫妻はダイビング会場には入って来なかった。まあ今回はライセンス無いと無理だからね。

 

 

 

 そんな事を思ってると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毒島「恐らく北原はここに居るはず………だからここで待ってれば………」

 

 まさかの桜子ちゃんまでやってきた。伊織と千紗ちゃんを追いかけて単身で乗り込んでくるとは、なかなかの執念だね………

 

善逸「ねえ美波。」

美波「何、善逸?」

善逸「今日ってめちゃくちゃカオスじゃない?」

美波「奇遇ね。ウチも同じ事思ってた。」

善逸「なんか風邪を引いた時に見るような夢みたい。」

美波「なんか分かるわ。」

 

 結構遠い旅先のはずなのに、ここまで知り合いに会うとはね。なんという偶然なのだろうか。昨日はリンネも居たし。多分今までの人生で一番カオスな日だったと思う。まだ朝なのに…………

 

 

 

 そんな事を思ってると、

 

イントラ「我妻善逸様、島田美波様、お待たせしました!」

 

 いよいよ待ちに待った、美波との2人きりのダイビングの時間がやってきました‼︎

*1
美ら海水族館




 ということで、カオスな回でした。ぐらんぶる原作のサブタイを拡張したらこうなりました。

 ちなみに善逸・美波・伊織・千紗以外がここに来た理由は次の通りです。

リンネ→家族旅行
尾崎・清水→デート
雄二・翔子→新婚旅行(デート)
毒島→原作通り伊織と千紗を追って
野島・山本→妓夫太郎と藤原を誘って独り身旅行をしようとしたが、藤原は金欠で、妓夫太郎はケバ子とのデートがあったためキャンセルに。そのため2人で旅行になったわけだが、宿を予約した日付を間違えて、仕方なくラブホに泊まる羽目に



 さて、次回はいよいよ最終回になります。善逸と美波2人きりでのダイビングの話です。お楽しみに‼︎

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