未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴会での破廉恥な行為についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグ物としてお読み下さい。
なお本作では現実の日本とは異なり、
18歳になって初の4月1日を迎えた時から
飲酒が可能という法律になっています。
よろしくお願いします。
side 善逸
いよいよ待ちに待った美波との2人きりのダイビングです‼︎
美波「皆が居ないとなんか静かよね。」
善逸「確かに。いつもは伊織とか耕平とかがバカ騒ぎしてるからだね。」
美波「なんか新鮮ね。」
2人きりで潜る前というのは、いつもとは違う、新鮮な静けさに包まれていた。いや、厳密にはイントラの人が居たり知らない人が居たりはするのだが、当然仲間と潜るときの賑やかさは無かった。心の距離が実際の距離のように感じ、本当に2人だけで潜るような気持ちになっている。
イントラ「ではブイの下集合でお願いします。」
参加者全員「「「「「は〜い。」」」」」
そしていよいよ、潜るときになった。さて、ここの海はどうなってるかな…………?
しばらくすると、若干俺よりも潜るのが早かった美波が、
美波「…………」ヒョイヒョイ
海底に寝そべり、自身の隣を指差した。恐らく俺も寝ろ、との事だろう。さてと、海底から見上げる世界はどうなっているのだろうか……………
そこにはとても幻想的な世界が広がっていた。真上から海に向かって日の光が差し込み、魚やウミガメたちが自分たちの上を自由に泳ぎ回る世界が広がっていた。そしてなんといっても好きな人と2人きりで見ているということ。それはまるで昨日泊まったホテルのベッドの上を見上げると魚たちが沢山泳いでいるかのようだった。好きな人と2人だけの神秘的な空間。いっそこのまま眠ってしまいたい、とさえ考えていた。
美波「…………」ニコッ
すぐ隣で寝ている美波と目が合い笑い合う。どうやら美波も同じ事を思ってそうだった。このまま2人で眠りたい。そしていつまでも、この空間を2人で味わっていたい。海底での寝心地が良いのも相まって、そういう思いがずっと胸の中から湧き出し続けた。
船に上がると、早速俺たちは感想を言い合った。
善逸・美波「「凄かったね〜‼︎」」
善逸「自分たちの真上や周りを泳ぎまくる魚たち‼︎」
美波「上から差し込む日の光‼︎」
善逸「自分たちが寝ているベッドの上に海の世界がある、みたいな感じだったよね!」
美波「うんうん!これから寝るときも思い出しそう‼︎」
善逸「だね!」
いっその事海模様の
その後も何回か潜り、2人きりの海の中の世界を味わった。
善逸「沖縄来てよかったね!」
美波「うん!」
PaBに入った時からの長年の夢を叶える事が出来た。まあ長年といっても半年だけど。お金は貯めていたが別の事に使う予定だったので、あの宝くじには本当に助けられたよ!本当に海のゴミを拾っておいて良かった‼︎情けはいずれ自分に返ってくるって言われる事が多いけど、それはこういう事だったんだな〜!
ダイビングの後は遅めの昼食を取り、首里城*1や国際通りなどの那覇周辺の観光名所を巡った。そして予定していた場所を見終わり、ホテルに戻る、という時間になった。時間は4時半くらい。しかし俺はなんとこの後、美波にサプライズを仕掛ける予定である‼︎そのために昨日美波に運転させて、今日は俺が運転する事になったのだ!そんな事を思っていたのだが、
美波「えっと、帰りはウチが運転していい?」
美波がまさかの運転を申し出た。
善逸「えっと………」
美波「いいよね?」
このままだと自分のサプライズが出来なくなる可能性がある………でも美波の思いは無駄にしたくない………だったらここは自分の考えも言っておくか………
善逸「実はこの後ちょっと寄りたいところがあってさ……」
美波「えっと、ウチも………」
なるほと、そういうことか………………
善逸「だったら2人の行きたいところに順番で行こうよ!」
美波「分かった!じゃあ先に善逸のところで!」
善逸「うん!」
ということで、俺は那覇市内からしばらく車を走らせたところにある、本島西側に面しているビーチ*2にやってきたのだが…………
美波「えっと………ウチもここ行きたかったんだけど………」
まさかの美波と行きたいところが被った。
善逸「わお!凄い偶然だね!」
美波「まさか善逸と行きたいところが同じだったとは………」
善逸「びっくりだよ‼︎」
もしや美波も俺と同じ考えが………?そんな事を思っているうちに、いよいよお目当ての時間になった…………
美波「うわぁ、綺麗………っ!」
そう!この時間に西側のビーチを選んだのは、水平線上に見える夕日をビーチから眺めたかったからです‼︎前には海しか広がってないので、本当に太陽が海の中に沈んでいってるように見えるのがとてもいい‼︎
美波「ウチ、これは知らなかった‼︎」
善逸「喜んでもらえて良かったよ!」
美波はここに来たかったらしいけど、どうやら夕日の事は知らなかったみたいだ。まあそれはともかく、いよいよここからが本番だ‼︎この絶景を前に、俺はやる事がある‼︎
善逸・美波「「あのね美波(善逸)……って‼︎」」
わお!まさか被るとは…………
善逸「えっと………」
美波「その…………」
美波も言いたい事があるようだ。ならここは美波に譲るべきか?それともわがままを言うべきか?そんな事を思ってると、
美波「なら、じゃんけんで決めようか。勝った方が先に言うって事で!」
善逸「分かった!」
美波の提案でジャンケンをする事になった。
美波「じゃあいくよ〜!最初はグー!ジャンケン……」
善逸・美波「「ポン‼︎」」
善逸→チョキ
美波→パー
どうやら俺の勝ちみたいだ。
善逸「よし!」
美波「くぅ〜、負けた〜‼︎」
善逸「じゃあ俺が言うね。」
いよいよこれを言う時がやってきた。海に沈む夕日をバックに。あの時は全く知らずに言った言葉だったけど、今は違う。俺は自分の意思で!この言葉を言うんだ‼︎
善逸「俺は美波が作った味噌汁を飲んでみたい‼︎」
そして俺はポケットにしまってた結婚指輪を美波に差し出した。貯めてたバイトのお金で買った物だ。沖縄に行けたのはそれこそ宝くじの運だけれども、この言葉はいずれ言うつもりだった。そしてその機会がやってきた今、ついに言う事が出来た。果たして、美波の反応は……………?
美波「ウチは如月ハイランドの時のウェディングドレスがまた着たいな〜♪」
そう言って美波も自分で買ったと思われる結婚指輪をポケットから出してきた。マジか‼︎
善逸・美波「「………」」
善逸「俺たち、同じこと思ってたんだね!」
美波「確かに!サプライズプロポーズの場所まで被るだなんて……」
善逸「凄い偶然だね!」
美波「うん‼︎」
本当にまさかだよね。プロポーズが受け入れられるか悩んでた自分がバカみたいだ‼︎
生まれてくる事ができて幸福でした。じいちゃん、兄貴、ムッツリーニ、伊織、耕平、妓夫太郎、千紗ちゃん、ケバ子ちゃん、愛子ちゃん、明久、雄二、秀吉、瑞希ちゃん、利光、玄弥、翔子ちゃん、優子ちゃん、カナヲちゃん、スケベ先生、などなど、色々な事があったけれど、たくさんの人に助けてもらって、俺と美波は結婚する事が出来ました。これからまたどんなにつらい事があっても、美波と助け合い、前を向いて生きていきます。大切な人が笑顔で天授を全うするその日まで幸せに暮らせるよう、頑張ります。だからこれからも、見守っていて下さい。
そして美波、これからはどんな事があろうとも、楽しいもつらいも共有して、2人で乗り越えていこうね。そして願わくば、天授を全うするその日に、俺と一緒にいて良かったと思えるように頑張るから。だからこれからも、よろしくね‼︎
ということで、「バカとお酒と鬼滅の刃」はこれにて完結です‼︎大学1年生でプロポーズはかなり早いですが、この2人なら良いだろうと言う事でこうしました。ぐらんぶるの海要素がある場所で、バカテス時代のシチュエーションを使ってプロポーズをし(味噌汁の件は第四十七話、ハイカラバンカラデモクラシー参照)、鬼滅23巻で追加された文を使って締めてみましたが、如何だったでしょうか?
ちなみに次回作については迷っていましたが、鬼滅オンリーで我妻が主人公の「我妻物語」に決めました。他に呪術×虹ヶ咲とかバカテスキャラin鬼滅とかがありましたが、これが一番内容が思いついてたのでこれに決めました。年末辺りに1話公開できたらいいな、と思っているので、そこまでお待ち下さい。
追記:できました!リンクを下に貼っておきます。
https://syosetu.org/novel/246424/
その間はこれと並行して書いてた(最近は滞り気味ですが)「バカとクズと召喚獣」を読む事をお勧めします。リンクは下に貼っておきます。
https://syosetu.org/novel/232245/
最後に、本作を今まで読んで下さり、誠にありがとうございました‼︎