バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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バカテスト 保健体育

問 次の空欄を埋めなさい。

『 女性は(  )を迎えることで第二次性徴期になり、特有の体つきになり始める 』


姫路瑞希の答え

『 初潮 』

教師のコメント

正解です。


嘴平伊之助の答え

『 試練 』

教師のコメント

随分と大変な話ですね…。


我妻善逸の答え

『 我妻善逸 』

教師のコメント

それだと女性が第二次性徴期を迎える前に全員亡くなってしまいます。


土屋康太の答え

『 初潮と呼ばれる、生まれて初めての生理。医学用語では、生理のことを月経、初潮のことを初経という。初潮年齢は体重と密接な関係があり、体重が43kgに達するころに初潮をみるものが多い為、その訪れる年齢には個人差がある。日本では平均十二歳。また、体重の他にも初潮年齢は人種、気候、社会的環境、栄養状態などに影響される。 』

教師のコメント

詳しすぎです。


第三章 如月ハイランド
第十七話  恐怖のプレミアムチケット


side 善逸

 

 清涼祭からしばらく経ったある日の朝、鬼をも殺せそうな眩しい朝日を浴びて俺は目覚めた。

 

「善逸、おはよう!今日はいい天気だね〜。」

「おはよ〜美波。本当にいい天気だね〜。」

 

 そういう美波の方を見ると、いつものラフな格好ではなく、随分と気合の入った服を着ていた。いつもとは違う雰囲気に少しドキドキする。

 

 

 でも改めて思うと、なんで美波が俺の部屋にいるんだろう。今日は特に予定はないはず。だとすると………

 

「ねえ美波、俺の携帯とってくんない?」

「電話でもするの?」

「うんそうだよ〜。」

 

 コイツがここにいること。その理由は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし、警察ですか?」

 

 不法侵入だ。

 

 

「いや違うからね⁉︎ウチはお義兄さんに言って入れてもらっただけだから!」

「黙れ、何も違わない。私は何も間違えない。全ての決定権は私にあり、私の背骨が折れるぅぅぅぅ‼︎」

「もう、悪戯電話はやめるのよ!」

「あ…」

 

 

 そうして警察の誤解?を解かされたあと、俺は元凶をぶん殴りに行った。

 

「おいクズ‼︎なんで俺の部屋に美波がいるんだよ‼︎」

「黙れカス。いちいち騒いで恥ずかしくねえのか?」

「恥ずかしいのはテメェだろうが‼︎何勝手に不法侵入させてるんだよ‼︎おかげでこっちは警察に二次元と三次元の区別ができない異常者だと思われたんだぞ‼︎」

 

 全く、人を異常者呼ばわりしやがって…。頭無惨かよ。そんなこと思ってたら美波も来たし…

 

「善逸、お義兄さんと喧嘩をするのはやめてよ!」

「止めないでよ美波、俺は一回このクズをぶん殴んなきゃいけないんだ‼︎」

「やめないとアンタの隠しているエロ本全部燃やすわよ?」

「場所わかんのか⁉︎あ⁉︎」

「1冊は洋服ケースの後ろ、1冊は机の引き出しの二重底の中、2冊はポスターの後ろにある隠し扉の中、そしてあと2冊は勝手に穴を開けた天井裏でしょ。」

 

 ヤベェ、全部バレてる…。てかなんで隠し扉と天井裏勝手に開けたことバレたし…。

 

「兄貴ごめん。」

「まあ家が壊れない範疇だから大丈夫だろ。それより早く島田とデート行ってこいよ。」

「へ?」

 

 ちょっと待ってよ‼︎それどういうこと⁉︎そんなことを思ってたら美波が説明してくれた。

 

「如月ハイランドのプレミアムオープンチケット。親切な人がくれたから善逸と一緒に行こうと思って…。」

「というわけだ。ほらカス、さっさと行けよ。」

 

 明久、テメェだろ。絶対に殺す。

 

「ちょっと待ってて、どこぞのバカ野郎に用が出来たんだよね〜。兄貴携帯貸して。」

「ん、何に使うんだ?」

 

《もしもし?どちら様ですか?》

《…………………クビヲアラッテマッテロ》

《え、ちょっと何々?本当に怖いんだけど‼︎》  プツッ

 

「よし美波、俺は勉強しなきゃいけないから、兄貴とでも行っておいで‼︎」

「ぶっ殺すぞカス。俺の携帯を悪用しやがって。それならこっちにも考えがある。」

「えっ、何?」

 

 このクズそんな頭回らないと思うんだよね〜w。全く、ここで俺が如月ハイランドに行って、美波と結婚なんかしちゃったら、残りの人生女の子と遊べなくなっちゃうじゃん‼︎俺はもっと女遊びがしたいんだ‼︎だから観念しな、美波‼︎

 

「島田、これらをみろ。」

「何ですかお義兄さん?」

「これらは先日俺が探してきた結婚式と新婚旅行のプランの案のいくつかだ。金は爺ちゃんの遺産がある。これを元に計画を立てて予約するぞ。ちなみに婚姻届も用意してある。」

「お義兄さん、ありがとうございます‼︎わ〜どれにしようかな〜?ねぇ、善逸、どれがいい?」

「ちょっと待ってやクズ‼︎お前何勝手に用意してんだよ‼︎ふざけんなよ‼︎てか爺ちゃんの遺産を勝手に使うなし‼︎」

「弟分のためだ。仕方ないだろう。これが嫌ならさっさと行ってこい。」

 

 

 最悪だ………、我が人生に、幾つもの悔いあり………。

 

 

 

 

 

 

 こうして俺は如月ハイランドに行かざるを得なくなった。そしてそこに行くと、俺にハメられた雄二がいた。翔子ちゃんと一緒に。

 

「おいテメェ、何してくれてんだ‼︎明久や炭治郎にでもあげれば良かっただろ‼︎」

「雄二、俺はちゃんと明久にあげたんだよ!炭治郎はカナヲちゃんに回収されたから代わりに翔子ちゃんにあげたんだけどね。」

「やっぱテメェじゃないか‼︎一発ぶん殴ってやる‼︎」

「雄二、やめてよ…。雄二の件は謝るからさ…。でも残り一つはちゃんと明久にあげたんだよ…。でもなんで俺が今ここにいるかわかる?」

「そういうことか…哀れだな。」

「お前もな。」

 

 雄二をハメてスッキリしてたのに、自分までハメられちゃったよ…。

 

「翔子、いいダブルデートじゃない♪4人で楽しもう♪」

「…そうだね美波♪」

 

 女子2人はなんか意気投合してるし…。まあ美波からとても幸せな音が聞こえるから悪い気はしないんだけどさ…。でも俺だってもっと自由に生きたいんだ。…っそうだ、雄二と協力しよう!あの2人に聞こえないように小声で…

 

「(雄二、ここから逃げよう。アレやるぞ。)」

「(そうだな善逸、ここはお互い様だ。協力しよう。)」

 

 そうして俺は雄二と肩を組んで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「(雷の呼吸 壱の型 霹靂一せ…)」」 グギィ‼︎

 

 俺は美波に、雄二は翔子ちゃんに関節技をキメられて中に入った…

 

 中に入るとめちゃくちゃ可愛いスタッフが現れた。ってかこの娘めっちゃタイプ‼︎胸はないけど愛想が良くて笑顔も可愛い♪少し幼さの残る顔がなおのことよし‼︎よし、プレミアムチケットをこの娘と使ってやる‼︎

 

「いらっしゃいませ♪本日はプレオープンなのですがチケットはお持ちですか♪」

「そこの可愛いお姉さん、この俺と一緒にこのプレミアムチケットを使おうとしたら首がねじれるぅぅぅぅぅぅ‼︎」

「ぜ〜ん〜い〜つ〜?」

 

 もう、冗談だって美波♪でもあのお姉さんも固まっちゃったからもしかして俺に気があるのかも〜。

 

「ちょっとお待ち下さいね♪」

 

 そう言って無線を取り出すと………

 

《皆の衆よく聞くのじゃ。例の連中が来おった。ウェディングシフトの用意を始めてほしい。確実に仕留めるのじゃ‼︎》

 

 俺コイツ知ってる気がするんだけど…メイクが凄いせいで気付かなかったけど、絶対うちのクラスのアイドルだよな…

 

「おいテメェ、なんだその不穏当な会話は‼︎つかお前秀吉だろ‼︎」

「雄二、電話して確かめようぜ‼︎」

 

 そう言って携帯を取り出し、秀吉に電話をかけると………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目の前のスタッフの電話が鳴った。

 

「ねえ秀吉、なんで電話が鳴ったのかな〜?」

「ひでなんとかって誰のことですか♪それよりも早く記念写真を撮りましょう♪」

「あとで姉に言いつけるぞ。」

「早く撮りましょう♪」

 

 流石演劇部のエース。ちょっとやそっとじゃブレないな…。そんなことを思ってたらなんかどこかの石頭に似ている別のスタッフが来た。

 

「待たせてごめんね。カメラ持ってきたよ。」

「ありがとうございます♪」

 

 あいつは嘘がつけないはずだ。ここは試してやるか…。

 

「そこのカメラ持ってきてくれた方、ちょっといいですか?」

「はい、なんでしょう‼︎」

「あなたは文月学園2年Fクラスの竈門炭治郎君ですか?」

「チ………ガ…………イ……………マ…………ス………」

 

 いや違わねえだろ。テメェ嘘つくとき顔めっちゃ歪むし声どもるからバレバレなんだよ。

 

「雄二、この石頭捕まえようぜ。」

「そうだな善逸。すいません、ちょっと………」

「さらば‼︎」

 

 そう言ってスタッフ(CV.炭治郎)は逃げてしまった。

 これってもしかして全員いるのか?雄二もそう思ったっぽく、2人で作戦会議をすることになった。

 

「(なあ雄二、絶対あいつらがいるよな。)」

「(そうだな善逸。ババアの協力もあるかもしれない。あいつらは人の不幸を楽しみに来たんだ。)」

「(それは許せないね。じゃあ今こそ逃げるときだ。)」

「(ああ)」

 

「「(雷の呼吸 いち…)」」 グギギギ

「ウチから逃げられると思った?」

「…雄二、逃げたら結婚。」

「はい、チーズ♪」 パシャ

 

 ちょっと‼︎顔鷲掴みのまま撮られたんだけど‼︎ふざけんなよ‼︎

 

「こちらが写真になります♪特別加工込みです♪」

「わあ〜ステキ〜‼︎善逸みてみて‼︎」

「…雄二との思い出///」

 

 いや素敵じゃねえよ。目腐ってんのか?なんで彼氏が彼女に顔面鷲掴みにされてる写真を素敵だと思えるんだよ。頭無惨かよ。

 

「ちなみに質問なんですけど、これをパークの写真館に飾っていいですか♪」

「いやいいわけないよね⁉︎ここの評価駄々下がりだよ⁉︎ちゃんと考えてる⁉︎」

 

 全く、スタッフ(CV.秀吉)も頭大丈夫なのか?

 そんなことを思ってたらスタッフ(CV.秀吉)にヤンキーカップルが絡んできた。

 

「ああっ、写真撮影してもらってる♪アタシらも撮ってもらおうよ!」

「オレたちの結婚記念にか?おいスタッフ、俺たちも撮れよ‼︎」

「すみません。こちらは特別企画なんです…」

「あぁ⁉︎いいじゃねえか‼︎俺たちお客様だぞゴルァ‼︎」

「きゃー、リュータカッコいい‼︎」

 

 いやカッコ悪いだろ。恥ずかしくねえのか?

 

「だいたいあんなだっせぇ砂利どもより、オレたちを写した方がココの評判にもよくねぇ?」

「そうよ、そんな頭の悪そうなオトコよりも、リュータの方が百倍かっこいいんだから♪」

 

 まあ頭悪いのはあってるけどね。でもお前もそんなカッコよくないだろ。なんか自意識過剰って感じ〜、哀れだよね〜w。

 そんなことを思ってたら美波と翔子ちゃんが怒りながら不良達の元に向かおうとしていた。

 

「ちょっと待って美波、言っちゃダメだ。」

「翔子も待て。」

「だってアイツら善逸の悪口言ったし…」

「…雄二の悪口も言った。」

「みんな落ち着いて、あんなのに構ってる暇あったら遊ぶのに集中したほうが幸せだよ。」

「善逸の言う通りだ。さっさと行くぞ。」

「「善逸(雄二)がいいなら…。」」

 

 そう言って俺たちは不良を無視して遊園地の中を歩いていった。

 

 

 

 しばらくすると遊園地のマスコットキャラクターが現れた。

 

「お兄さん達、フィーが面白いアトラクションを紹介してあげるよ‼︎」

 

 なんかこの声聞いたことあるような…。あの殺人料理人の声か?

 

「(なあ雄二、あれ瑞希ちゃんじゃない?)」

「(そうだな、確かめてみるか)」

 

 そう言って雄二と俺は適当な会話を始めた。

 

「なあ善逸、明久のやつバイト先の女子大生に映画館誘われたらしいぜ。」

「雄二それまじで⁉︎ついに明久にも春が来たんだね!」

「ええっ、明久君が⁉︎それはどこで見たんですかっ⁉︎」

 

 やっぱり瑞希ちゃんじゃないか。マジでみんな来てるんだな。となるとあとは伊之助、明久、ムッツリーニか…。

 そんなことを考えてると雄二が会話を続けた。

 

「おい姫路、アルバイトか?」

「あっ………!ちっ、違います‼︎私………じゃなくて、フィーは姫路なんて人じゃないよ?見ての通りキツネの女の子だよ♪」

 

 さっきの秀吉に比べると演技下手だね。てか女性陣2人がここまで全くクラスメイトに気付いてないんだけど。翔子ちゃんはともかく美波は気づこうよ。

 そう思ってると雄二が小声で話しかけてきた。

 

「(この感じだと特定のアトラクションに罠が仕込まれてるかもしれない。おすすめを聞いて避けるんだ。)」

「(りょーかい!)」

 

 そうして俺はフィー(CV.瑞希ちゃん)に尋ねた。

 

「そういや瑞希……じゃなくてフィーちゃん、俺たちにおすすめのアトラクション教えてくれない?」

「あ、う、うん!フィーのおすすめのアトラクションはねっ、向こうに見えるお化け屋敷だよっ!」

「そっか、ありがとね〜。」

「いえいえ楽しんできてねっ。」

 

 そして俺たちはおすすめの場所を聞くと………

 

「よしみんな、お化け屋敷『以外』のアトラクションに行くぞ‼︎」

「おー‼︎」

「ままま、ちょっと待って下さい‼︎どうしておすすめ以外のところに行くんですか⁉︎」

「どうしてもクソもあるか。お前の口ぶりから察するにお化け屋敷に余計な仕掛けが施されているのは明白だろう。わざわざそんなところに行く気はない。」

「雄二の言う通り〜。カマかけてごめんね〜、瑞希ちゃん。」

「そ、そんなの困ります‼︎お願いですからお化け屋敷に行ってください‼︎」

 

 いや、そんなお願いのために俺の残りの人生賭けたくないからね‼︎いくら可愛い瑞希ちゃんでもそれは受け入れられないな〜。

 そう思ってると、後ろから変な奴が現れた!

 

「そこまでだ雄二、善逸‼︎………じゃなくて、そこのゴリラとタンポポ‼︎」

 

 これ絶対あのバカだな。よし、俺をハメた仕返ししてやる!

 

「おい明久‼︎随分と頭悪そうな格好してるな〜?もしかして前よりもバカになったんじゃないの〜?」

「失礼な‼︎僕……じゃなくてノインのどこが頭悪いと言うのだ‼︎」

 

 ここは事実を突きつけてやろう‼︎

 

「黙れ‼︎頭を前後逆につかてるやつをバカって言って何が悪い‼︎子供も泣いてるじゃないか‼︎」

「善逸、ノイン君はうっかりさんなだけだよ〜」

「いや美波、うっかりで頭が前後逆になる生物がいたら俺に教えて欲しいね。」

「善逸とか?」

「それは美波が俺の首を無理矢理捻ってるだけでしょ〜〜が‼︎」

 

 全く、美波の攻撃無惨ほどじゃないけど痛いんだからね‼︎

 

「あ、明久君、頭が逆です‼︎早く直さないと我妻君と坂本君にバレてしまいます‼︎」

「うわしまった‼︎通りで前が見えないと思った‼︎」

 

 なんでこの2人今だに誤魔化せると思ってるのかな〜。つくづくお似合いなカップルだね〜。早く付き合え、そして異端審問にかけさせろ‼︎

 そんなことを思っていたら、なんかめちゃくちゃ気持ち悪い奴が現れた‼︎

 

「やあみんな‼︎ムキムキネズミだぜ‼︎これからみんなをお化け屋敷に連れてくぞ‼︎」

 

 上裸で超ムキムキ、頭はネズミの被り物をしていて声はクラスメイトの野生児に似ている。誰だこれ考えた奴。はっきり言ってとても見れたもんじゃないぞ。とりあえず断っとくか‼︎

 

「いや結構です。俺たちはお化け屋敷が苦手なので。」

「俺も断る。伊之助、残念だったな。」

「ビビってんのかもんいつ、さかぐら‼︎いいか‼︎お化け屋敷は女に抱きつき放題なんだぞ‼︎」

「…雄二、行くよ///」

「い、いいんじゃない?」

「「ちょっと待て伊之助、ふざけんじゃねえぞ‼︎」」

「うるせえ!あとお化け屋敷はこっちだぜ!」

 

 客にうるせえってどうなのそれ。まあ伊之助らしいけどね〜。

 あと美波がさっきからなんか歯切れが悪い。音もさっきまでとは違う…。もしかして苦手なのかな?

 

「美波、大丈夫?」

「ぜ、善逸と抱きつけるなら大丈夫!」

「無理しなくていいよ。」

「大丈夫!」

 

 それ本当に大丈夫か?まあ美波がお化けを苦手な様子が思い浮かばないけどね〜。

 それはそうとなんか後ろから聞こえるぞ?

 

「そういえば明久君、さっき女子大生に声をかけられたって聞きましたけど、まさか大事な作戦中に他の女の子と…」

「へ?何のこと?僕は別に何も…」

「ちょっとこっちでお話を聞かせてくださいね♪」

「えっ、ちょ、ま、姫路さん⁉︎ちょっと〜‼︎」

 

 あのバカが説教されてるのか。ざまあみやがれ‼︎俺をハメた罰だ‼︎

 

 

 

 ムキムキネズミ(CV.伊之助)に案内されると、俺たちはお化け屋敷に辿り着いた。そこにはさっき見た可愛いスタッフ(CV.秀吉)がいた。

 

「ようこそいらっしゃいました♪ではこちらの誓約書にサインしてくださいね〜♪」

「ここはすげえから、ちゃんと書くんだぞ‼︎」

 

 誓約書が必要なお化け屋敷ってなんだよ。最近無惨のせいでだいぶマシになったけど、それでもお化け屋敷はちょっと苦手なんだよね〜。誰にも言ってないけど。だからあんまり気乗りしないな〜。

 とりあえず、誓約書の中身を見るか〜

 

 

    〜〜〜〜〜誓約書〜〜〜〜〜

 

1.私、我妻善逸は島田美波を妻として生涯愛し、苦楽を共にすることを誓います。

 

2.婚礼の式場には如月ハイランドを利用することを誓います。

 

3.どのような事態になろうとも、離縁しないことを誓います。

 

 以上について承諾し、誓約・署名いたします。

 

       署名:__________________

 

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 なんだこれ⁉︎ふざけんな‼︎俺の人生終わるぞこれ‼︎隣の雄二も発狂してるし似たようなことが書いてあるんだろう。

 

「善逸〜、実印持ってきたよ〜」

「これが朱肉だ‼︎」

「いやおかしいだろ⁉︎美波も伊之助もしっかりしろよ‼︎お化け屋敷に入るための誓約書じゃないよね〜⁉︎しかもなんで写しまであるの⁉︎俺は人生の誓約書なんて書きたくね〜よ〜‼︎」

「冗談だ‼︎」

「ブチ殺すぞ貴様ら。」

 

 地獄の誓約書を無視したあと、伊之助に荷物を預けることになった。そして俺たち4人はお化け屋敷の中に入った。

 

「いってら‼︎」

「行ってらっしゃいませ♪」

 

《ワシじゃ。お化け屋敷がターゲットに入りおった。明久考案の作戦を実行するのじゃ‼︎》

 

 なにそれ。明久考案の作戦ってすっごいバカっぽそう。どうせ大したことないんだろうな〜

 

 

 

 

 お化け屋敷の中に入ってみると、思ったよりも本格的でびっくりした…。壺から出てる魚のようなオブジェ、手がいっぱいある化け物のオブジェ、頭にコブがある老人のようなオブジェ…。なんか気味が悪い…。

 そんなビビってる俺にもっとビビってる美波がかけてくれた。

 

「ぜ、善逸?だ、大丈夫…?」

「そ、そういう美波こそ、大丈夫?」

「ウチは…気にしないで…」

「と、とりあえず近くに寄って歩こう!」

「お前ら大丈夫か?」

「だ、大丈夫だ。も、問題ない。」

「問題ありすぎだろうが。」

「…ちょっと怖い。」

「翔子にしては珍しいな。」

 

 翔子ちゃん、こっち2人を見てごらん、君なんかよりもっとビビってるよ…

 美波と震えながら雄二に隠れて歩くと、どこからか不気味な声が聞こえてきた…

 

《………じの方が…………よりも………》

《………どっち……………ちも………》

 

 なにあれなにあれ‼︎ちょ〜怖いんですけど‼︎なんで雄二は平気なの⁉︎

隣の美波はもっと震えてるし…。

 

「み、美波。ほ、本当にだ、大丈夫?」

「う、ウチは平気よ…」

「お前ら、あれただの俺と善逸or明久の声だぞ。どうせ秀吉がなんかしてるんだろ。」

「え、そういうこと?な〜んだ、なら大丈夫だね、美波!」

「そ、そうなんだ〜。ならいいね…!」

 

 声のする方に近づくと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《善逸、俺は姫路の方が翔子よりも好みなんだが、お前はどっちだ?》 ←雄二(CV.秀吉)

《俺はどっちでもいいかな〜、どっちも胸大きいしね‼︎》 ←善逸(CV.明久)

 

 お化けよりも恐ろしいものが聞こえてきた。

 

「ちょっとまて翔子、あれは秀吉が声真似してるだけで…」

「…雄二、覚悟できてる?」

「み、美波⁉︎あの声は明久だよ〜?俺じゃないよ〜?」

「最初に善逸って言ったのは何だったのかな〜?」

 

 あんだけ怖がってた美波が元に戻ったんですけど〜‼︎ふざけんなよ‼︎

 そんなことを思ってると、背後から大きな音がした。普段はこういうの無理だけど、今回ばかりは助かったぜ‼︎これで美波も怖がってくれるはず‼︎そう思って見てみると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 拷問用の金属バットが2本落ちてきた。

 

「雄二、逃げるぞ‼︎」

「おう‼︎」

「待ちなさい善逸‼︎」

「…雄二、逃がさない。」

 

「「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃 八連」」

 

 雄二と肩を組み、足を犠牲にしてなんとか生き延びた……。

 

 お化け屋敷を出ると、俺たちを陥れた元凶どもが笑いながら出迎えてくれた。

 

「お疲れ様でした♪どうでした?」

「結婚したくなりましたか⁉︎」

「「テメェらのせいで溝が深まったわ。ブチ殺すぞ。」」

「あれ〜おかしいな〜?男女は危険な状況になったら結ばれると思ったんだけどな〜?」

「その危険が結ばれるべき相手なのが問題なんだよ‼︎」

「それでは、お昼に向かいましょう♪豪華ランチタイムです♪」

「「後で覚えてろよ。」」

 

 

 そう言って俺たちは昼食会場へと向かった。




 善逸と明久の声似てるネタがやっと使えました!ちなみに僕はずっとこれ書いているせいで頭の中に下野さんの声が響いています。

 あと人間側で出すのが難しかった奴らを出しました。半天狗、玉壺、手鬼、ムキムキネズミです。ムキムキネズミは伊之助の元々の風貌も相まってすぐに思いつきました。でもあれが遊園地のマスコットなのは嫌ですね。客がこなそう…。

 明久は乗り物酔いが激しいため遊園地が苦手な設定です。なのでスタッフとして出る分には問題ないとしてこうしました。

 実は途中で美波がお化け苦手なのを思い出して一気に書き直しました。善逸も苦手そうなので最初はお化け屋敷の話を無くそうと思いましたが、雄二が助ければいいだろうということで復活しました。
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