誤字脱字の訂正ありがとうございます。
今俺はいい天気の中、屋上にいる。普通屋上といったら可愛い女の子の1人2人が告白してくるはずなのだが、生憎そんなことはなく俺達はDクラス戦の作戦会議をしている。
「明久、宣戦布告はしてきたな?」
「一応今日の午後開戦予定と告げてきたけど。」
「じゃあ先にお昼ご飯だね。」
美波がそういうと俺は自分の弁当を取り出した。こういう時に俺に弁当を持ってきてくれる可愛い女の子がいるといいんだけどな〜
さっきの美波の返事に雄二が答える。
「そうなるな、明久・伊之助。今日くらいはまともなものを食べろよ。」
「吉井君と嘴平君ってお昼食べない人なんですか?」
「そうじゃないんだな〜瑞希ちゃん。まず明久の主食は…」
そう、何を隠そうこいつの主食は…
「水と塩だ。」
「失礼な!僕はちゃんと砂糖も食べてるよ!」
「明久、それは食事とは言わない!」
炭治郎がキッパリいう。俺も調味料が主食の奴は初めて会ったよ〜
「そして伊之助の主食は…そこら辺の雑草と野生動物だ!」
「バカひさよりマシだろうが‼︎」
「いやお主は衛生面を気にするべきじゃのう…」
「僕の方が安全だからマシだね〜。」
「おまえの方が量少ねえだろうが‼︎」
「…………そう言う問題じゃない…」
こういうの、確かどんぐりの背比べって言うんだよね〜。一見すると明久の方は貧乏で可哀想に思うけど、実際は飯代の分までゲームに使ってるだけなんだよね。流石学年一のバカだよね〜。
すると瑞希ちゃんがとんでもないことを言い始めた。
「あの…良かったら私がお弁当を作ってきましょうか?」
「ィィイイヤッター!可愛らしい女の子のお弁当!キタキタキタキタ〜‼︎人生初の愛妻弁当だ〜‼︎」
「ゑ?本当にいいの?塩と砂糖以外の物なんて久しぶりだな〜。」
「オレは自力で捕まえるからいい‼︎」
伊之助…そこは素直に受け取ろうよ…
「姫路さんだけに作らせるのもあれだし、ウチも作ってくるね〜。」
「余計なことをするなぁぁぁあああ‼︎」 グギギギギ
全く、美波は息をするように関節技をキメてくるな。そんなんだから彼女にしたくないランキング上位になるんだぞ。
そんなこんなでわちゃわちゃしてると、雄二が話を戻した。
「さて話を戻すぞ。試召戦争についてだ。」
「雄二、どうしてAでもEでもなくDクラスなのじゃ?」
確かに、本来の目的を果たすならAクラスだし練習相手とするならばEクラスだ。
「Eクラスは今の状態ならば戦うまでもない。よく周りを見てみろ。」
「えっと〜俺の周りには美少女2人と〜、馬鹿が4人と〜、ムッツリが1人と〜、石頭が1人かな?」
「俺が美少女だと⁉︎」
「………………///」
「善逸ってば正直ね♪ご褒美にウチの弁当あげる♪」
「まあまあ、みんな落ち着くのじゃ。」
こいつら本当にバカだな。美少女といったら瑞希ちゃんと秀吉に決まってるじゃないか?
「まあ要するに、姫路と炭治郎が問題ない今、Eクラスには正攻法でも勝てる。」
「じゃあDクラスには正攻法は厳しいの?」
「ん〜ギリギリってところかな〜。」
「だったら最初から…!」
「アホかお前は。いきなりAクラスは無理だろ。初陣で『派手』に景気付けしつつ打倒Aクラスのために利用するつもりだ。」
「『派手』だと〜‼︎そこに俺を混ぜろ‼︎『派手』に行こうぜ!」
「宇髄先生は帰って下さい。」
『派手』という言葉を聞きつけて突然乱入してきたのは美術教師の宇髄先生。派手なものを好み装飾品をジャラジャラつけているイかれた先生。前に、派手にやろうぜ、とか言って美術室をダイナマイトで爆破し、しばらく謹慎処分を食らっていた。ちなみに食堂の3人の美女は全員先生の嫁らしい。頼むから死んでくれ。
宇随先生が帰ったあと、雄二ちゃんが口を開いた。
「まあ、お前らが俺に協力してくれたら勝てる。ウチのクラスは『最強』だ‼︎」
「いいわね。面白そうじゃない!」
「………………やってやる」
「俺達がくじけることは、絶対にない!」
「ウデがなるぜ‼︎勝負だ‼︎勝負だ‼︎」
「が…頑張ります‼︎」
「Aクラスにいる姉上を引きずり落としてやろうかのぅ」
ちなみに秀吉にはAクラスに双子の姉である木下優子がいる。顔は瓜二つだが性格がちょっとキツいため、秀吉の方が男にモテる。かくいう俺も秀吉の方が好きだ。
そんなことを考えてると、炭治郎が雄二に向かって話しかけた。
「一個言いたいことがあるんだけど、雄二は伊之助のこと知ってる?」
「どういう意味だ?」
「さっきのHRで戦力に挙がってなかったけど、伊之助は凄いことができるんだぞ。」
「そうだぜ権八郎!オレはサイキョーだ、さかぐら!」
「坂本な。どういうことだか説明してくれ。」
そう言うと炭治郎は伊之助のことを説明し始めた。
「伊之助は生き物の気配、それも殺気を読み取ることが出来るんだ。これを使えば敵の場所があらかた分かるし、一般の生徒とも区別がつく。」
「よし、じゃあ伊之助、今から4階に行って試しに使ってこい。」
雄二にそう言われると伊之助は急いで階段を降りて行った。殺気を読むって冷静に考えて物騒だよな。まあ野生児の伊之助らしいっちゃらしいけどね〜。
数分後、伊之助が戻ってきた。
「どうだった?」
「人が多過ぎて分かんねえ…でも近い範囲なら殺気の濃さで敵が分かったぜ!オレって最強だろ‼︎」
「そうだな最強だな。じゃあお前は俺の護衛ときどき索敵でよろしく。」
「分かったぜ‼︎」
試召戦争は校内で行うため。そばを通る他クラスの生徒も沢山いる。また伊之助曰く人は濃淡に差はあれど誰でも殺気を持っているため、他クラスの休み時間とかでは近くにいる人とかじゃないと戦争に参加しているかの判別が厳しいらしい。また試召戦争は各クラスの代表が負けたら敗北なため、伊之助を使って代表の不意打ちを防ぐそうだ。
俺も索敵(空間色覚というらしい)を使って美波の殺気を読めたらな〜。
「嘴平すごいじゃん!他に何か出来る人いるの?」
ヤバ…。美波に思考盗聴されたかと思った…。
するとムッツリーニが口を開いた。
「…………小型無線機なら5台ほど持ってる。」
「「「「「「「「おお!すごいじゃん!」」」」」」」」
これはかなり便利だ。盗聴器の応用らしい。ムッツリーニには本当に(エロで)助かってるけどいつ捕まるかが心配である。
「他になんかあるやついるか?」
雄二がしゃべる。ここだけの話、いくら生身の身体じゃないとはいえ戦争は怖いよな〜………そうだ、いいこと思いついた!
「ハイハイハイハ〜イ‼︎この俺はすっご〜〜く遠くから攻撃できま〜す‼︎例えば校舎の外からとか、メイド喫茶からとか、俺の家からとか‼︎」
「よし島田、善逸をシバけ。」
「りょ〜かい♪」
「イィィィヤャャャ‼︎タ〜スケテ〜‼︎」
友達の姿か…これが?友達を売り、殴り、蹴っ飛ばす。こんなことのためにあいつらは生きてきたのか?ーーー生き恥ーーー
お労わしくなりかけた頃、雄二が作戦の詳細を話し始めた。
作戦会議終了後、俺と雄二と明久はトイレに向かった。
「明久、『瑞希ちゃん』の為に頑張ろうな‼︎」
「ななななな⁉︎なんてことを言うの、善逸⁉︎」
「愛する女の子の為に頑張るのか〜。かっこいいな、明久‼︎」
「雄二まで変なことを言わないでよ〜。」
そう、かくいう明久は瑞希ちゃんと小学校の頃から一緒だったらしく、ずっと想いを寄せている。しかも瑞希ちゃんの方も想いを寄せているが今は両片想い状態である。そこで雄二と俺は明久の恋を応援する(からかう)ことにしたのだ。いや〜俺にも可愛い女の子が想いを寄せていてくれないかな〜
俺たちが教室に戻ってしばらくすると、遂にDクラス戦が開幕した。
明久⇔瑞希になりました。ただ今のところ両片想いです。