問 次の問いに答えなさい。
『 生物の進化論を唱えた人物の名前を一人答えなさい。 』
霧島翔子の答え
『 ダーウィン 』
教師のコメント
正解です。有名ですね。
坂本雄二の答え
『 ガラパゴス 』
教師のコメント
惜しいです。それはダーウィンが進化論を着想した諸島の名前ですね。
我妻善逸の答え
『 オーキド博士 』
教師のコメント
それはゲームの中だけの話です。
嘴平伊之助の答え
『 オレ 』
教師のコメント
では後で職員室で貴方の進化論を私に聞かせてください。
第二十二話 脅迫状
side 善逸
明日から始まる学力強化合宿。それは勉強を教わるという名目の元、いろんな女の子と楽しくお喋りができる最高の機会だ‼︎しかもその女の子達と寝食を共にすることができる‼︎なんて素晴らしい行事なんだ‼︎こんな機会を絶対に逃してはいけない‼︎さあ‼︎可愛い女の子とのイチャラブ計画を立てようじゃないか‼︎
さてと〜?下駄箱に何かが入ってるぞ〜?おっと、これは俺へのラブレターだ‼︎やったね‼︎一体どんな女の子なんだろうな〜?楽しみ〜‼︎でも俺は一応美波と付き合ってるし〜。でもまあいいや‼︎そう思って中身を見ると……
ーー貴方の秘密を握っています。貴方のそ……ーー
それはラブレターではなく脅迫状だった。しかもそこには1年の時宇髄先生に宿題忘れた罰として女装させられた写真を全世界に拡散するとあった…。
ちょっと待って⁉︎これ不味くない⁉︎脅迫状って誰かに喋ったらいけないやつだよね⁉︎っと待て、明久がきやがった!
「おはよ〜善逸!そんなに慌ててどうしたの?」
「お、おはよ〜明久‼︎な、なんでもないよ…」
「怪しい…。何か隠してるでしょ?」
マズい‼︎ここはバレないように適当に誤魔化さないと…
「実は俺だけ無惨先生に呼ばれてね…」
「来世で会おうね‼︎」
おい、勝手に殺すなや。確かに無惨先生からの呼び出しならそのくらいでもおかしくないけど…。
そんなことを思っていると、今度は明久が下駄箱を見て慌て始めた。とても恐怖に怯えた顔している…。さてはコイツ、俺と同じような脅迫状を…
「ちょっと見せろや、明久‼︎」
「ちょ、取らないで善逸‼︎」
「どれどれ〜?」
中身を見てみると…
ーー貴方のことが好きです。貴方のそ……ーー
それは脅迫状ではなくラブレターだった。
「いいご身分だな〜、明久⁉︎天国にいるのに地獄にいるような顔してんじゃね〜⁉︎いいか、女の子からラブレターを貰えるってのはなぁ⁉︎とても…」
「いやいやこの手紙ちゃんと読んでよ‼︎これ書いた人自分のこと僕って言ってるんだよ‼︎ってことはこれ男からの手紙だよ‼︎書いた人の名前書いてないけど‼︎」
「いいや違うね‼︎上弦にボクっ子がいるだろうが⁉︎保健体育実技担当の愛子ちゃんがよ‼︎」
「あっ、確かに…」
そう思ってると後ろから炭治郎が話しかけてきた。
「おはよ〜善逸、明久。何をしてるんだい?」
「聞いてくれ炭治郎、明久が愛子ちゃんからラブレターを貰ったんだ‼︎ずるいだろ‼︎」
「そんなことはあり得ないと思うけどな〜。」
いや、あり得るからこうなってんだろ‼︎どこに根拠があるんだよ‼︎でもメイド喫茶のときは確か…
「理由は⁉︎」
「カナヲの盗聴器で分かったんだ。これは内緒の話ね。工藤さんの好きな人はムッツリーニだよ。」
「じゃあ僕宛の手紙は…」
「愛子ちゃんからじゃなくて男からだね‼︎」
「イャャャ〜、タ〜スケテ〜‼︎」
そういえばそうだったね。愛子ちゃんの好きな人ムッツリーニだったわ。
あとどうやら明久はBLが嫌らしい。ってかこれ差出人絶対利光だろ。残念だな。お前の想い人ラブレター受け取って絶叫してるぞ。あとムッツリーニ、テメェふざけんじゃねえ‼︎なんでお前はこの間のナンパ大会といい、妙に女の子に好かれるんだよ‼︎テメェただのムッツリだろうが⁉︎
それにしても脅迫状をなんとかしないと〜。そう思いながら教室に着くと、美波が話しかけてきた。
「おはよ〜善逸!なんかアンタ今日変じゃない?何かあったの?」
マズい…。脅迫状のことを他人に話したら…、俺は死ぬ‼︎
「え〜っと、無惨先生にちょっと呼ばれてね〜。」
「なら早く行かなきゃいけないじゃない?」
「えっ〜と、無惨先生の件はその〜、昼からというか〜」
「さてはアンタ嘘ついてるでしょ?」
「え、えっ〜とね…」
ヤベ…、バレた…。どうしよう…。もう正直に話すしかないか…。
「美波、死ぬ覚悟はできてる?」
「へ?なんでそんなこと言うのよ?」
「だって、これをバラすと…」
「別にアンタのためなら死んでもいいわよ。それで、早く話してちょうだい!」
「実は…、脅迫状を貰ったんだ。」
「へ?それ本当?」
嘘みたいな話だよな。でもこれ本当なんだぜ。
そんなことを思ってたらさっき美紀ちゃんと話していた秀吉と、美紀ちゃんに女装するように脅されてた明久が会話に加わってきた。
「脅迫状じゃと、お主も大変なものを貰ったのぅ。」
「だから朝あんなに慌ててたんだね〜。」
「そうだね…。」
「それはそうと、アンタは何を脅されてるのよ?」
俺が脅されてること…、そう、それは…
「貴方のそばにいる異性にこれ以上近づかないこと、って書いてあったよ。」
「ウチのことだね。誰かが嫉妬してるのかな?」
「彼女にしたくないランキング上位の美波に嫉妬する人なんて関節があり得ない方に曲がってるよねェェェェ‼︎」 グギギギ
全く、そういうとこだぞ!ランキング上位にいる理由は‼︎
でも一体誰なんだろう?…あ、別に同性とは限らないのか‼︎
「そういや美波って女の子にモテるよね〜。Dクラスの美春ちゃんとかかな?」
「残念だけどウチが女の子にモテてるのは事実ね…。でも美春だけじゃなくて結構そういう子いるんだよね〜。」
「島田も可哀想じゃのぅ。」
「ありがとね木下。」
やっぱいっぱいいるんだ〜。どうしよう、これじゃあ拉致が開かないよ〜。
「そういや善逸は何をネタに脅されてるの?」
「宇髄先生に女装させられた写真を全世界に広めるって…」
「善子ちゃんじゃのぅ。」
「あれめちゃくちゃキモいからね…」
「それは流石にマズいわね…。」
明久の女装と違って俺の女装、善子ちゃんはめちゃくちゃ気持ち悪いんだよ⁉︎そんな姿を全世界にさらけ出したら、それこそ変態だよ‼︎俺の人生終わっちゃうよ‼︎
され、どうやって脅迫状の差出人を見つけよう………、そうだ‼︎盗撮盗聴のエキスパート、ムッツリーニに聞くしかない‼︎そう思ってムッツリーニに近付くと、雄二が遮ってきた。
「助けてムッツリーニ‼︎俺の名誉の危機なんだよ‼︎」
「後にしろ善逸、今は俺が先だ。」
「…………雄二の結婚が近いらしい。」
へ?たったそれだけのこと?
「雄二と翔子ちゃんの結婚なんて既に決まってることだろ‼︎そんなことより俺の善子ちゃんが全世界にバレそうなんだよ⁉︎俺が自信のある変態だと思われるじゃないか‼︎」
「なんだと⁉︎お前が変態なのなんてそれこそ今更じゃねえか‼︎」
「黙れこの妻帯者‼︎人生の墓場に還れ‼︎」
「うるさいこの変態‼︎とっとと遊郭にでも出勤しろ‼︎」
「「……………………」」
「………傷つくならお互いに黙ってればいいのに。」
なんか最近俺と雄二ばっかり貧乏くじ引いてない?気のせいかな?
てか雄二の結婚の話って今更のような…
「でもまだ結婚程度の話でよかったね〜。俺はてっきりもう子供ができたことにされたのかと思ったよ〜。」
「善逸、笑えない冗談はよせ。」
いや笑えないのかよ⁉︎翔子ちゃんは雄二と既成事実でも作ろうとしてるのか⁉︎
「だったら一応聞くけど、雄二に何があったの?」
「一応ってのが癪に触るがまあいいだろう。実は今朝翔子が…」
ーーーー今朝のことーーーー
「翔子。」
「…隠し事なんてしてない。」
「まだ何も言ってないぞ。」
「…誘導尋問なんて卑怯。」
「誘導尋問の意味を辞書で調べてこい。上弦の壱がそんなんでどうする。」
「…ごめん。」
「んで今背中に隠した物はなんだ。」
「…別に何も。」
「翔子、手を繋ごう。」
「…うん///」 バシッ‼︎
「よっと、手に隠してたのはMP3プレイヤーか。」
「…雄二、酷い…」
「機械音痴のお前がどうしてこんな物を…。中に何が入ってるんだ?」
「…普通の音楽。」
『優勝したら結婚しよう!愛してる、しょ〜こ〜‼︎』 ←清涼祭大会準決勝のときの雄二(CV.秀吉)
「…普通の音楽。」
「これは削除して明日返すからな。」
「…お父さんにまだ聞かせてないのに酷い…。…手も繋いでくれないし。」
「お父さんって貴様、これをネタに俺を脅迫する気か?」
「…そうじゃない。…お父さんに結婚の話を進めてもらうだけ。」
「翔子、病院に行こう!今なら2・3発シバいて貰えば治るかもしれない。」
「…まだ子供は出来てないと思う。」
「行くのは精神科だ‼︎それと、そのポケットのはなんだ?」
「…これは別にたいした物じゃない。」
「え〜なになに?」
〜〜私と雄二の子供リスト〜〜
「ちょっと待てやコラ‼︎」
「…お勧めは最後に書いてある私たちの名前を組み合わせたやつ。」
「う〜んと、ってオイ!『しょうゆ』ってなんだよ‼︎なんでこの組み合わせなんだよ‼︎」
「…きっと味のある子に育つと思う。」
「俺には捻くれ者に育つ未来しか見えないんだが。」
「…ちなみに男の子だったら『こしょう』がいい。」
「『しょうゆ』って女の子の名前だったのか…」
ーーーーーーーーーーーーー
「って感じだ。」
「えっと、ツッコミどころが多すぎてどうすればいいのかな?」
「諦めろ善逸、アイツの言動にいちいち付き合っていたら話にならない。」
「分かったよ雄二。」
翔子ちゃん頭のネジはどこに飛んでったの?学力も容姿オーラもも上弦の壱とか言われていたあの姿はどこに行ったの?あとあの時プロポーズ偽造してごめんね。
「おそらくこのMP3はコピーだからオリジナルを消さなければいけないだろう。」
「そうなると盗聴犯を突き止めなきゃいけないね。」
「ところで善逸は何があったんだ?」
「美波と別れないと善子ちゃんを全世界に拡散するって。」
「それはマズいな。善子の拡散は死人が出るかもしれない。とにかくムッツリーニは盗聴犯を調べておいてくれ。」
「……………調べておく。」
「報酬はお前好みな本だ。」
「俺も最近手に入れた秘蔵コレクションをあげるよ!」
「……………必ず調べておく!」 キリッ!
全く、ムッツリーニは正直だな〜。そこまで正直だともはやムッツリじゃないと思うけどね〜。
そんなことを思ってると担任のスケベが入ってきて強化合宿について話し始めた。
「明日からの学力強化合宿だがなァ、大体のことはしおりに書いてあるはずだァ。旅行じゃなくて勉強合宿だからそこをちゃんと気をつけろよォ。」
そう、これは勉強のための合宿‼︎いろんな女の子と喋るのは単に学力向上のためだ‼︎
「あと一つ重要なことを言う。クラスごとに集合場所と時間が違うから気をつけろよォ。テメェらFクラスは………」
どうせAクラスは高級バスとかで俺たちはボロいバスとかだろ?そんなんは分かってんだよ‼︎下手すりゃスケベが引率するだけってことも…
「現地集合だ。」
ブチ殺すぞ。案内すらないのかよ‼︎
そして強化合宿初日、俺達は合宿所のある卯月高原に向かっていた。バスと電車を乗り継いで5時間かかる。相変わらず明久は乗り物酔いが酷いのでスタンガンで気絶させている。
電車座席表
↓
ーーーーー入り口ーーーーー
荷物置き 明久(気絶)
ーーーーー ーーーーー
ム 炭 美 姫
伊 秀 善 雄
ーーーーー ーーーーー
斜め前に座っている瑞希ちゃんがあとどれ位で着くのかを教えてくれた。
「あと二時間くらいで着きますね〜。」
二時間か…。眠くないしめちゃくちゃ暇だな…。
「雄二、暇だし何か面白い物ないかな〜?」
「鏡がトイレにあったから見てくるといいぞ。」
「それって俺の顔が面白いってことじゃん‼︎」
「いや違う。お前の顔は割と……笑えない。」
「ブチ殺すぞ貴様。」
じゃあ何が面白いんだよ‼︎
「面白いって言ったのはお前の守護霊ってことだ。」
「守護霊?そんなものが見えるの?」
「ああ見えるぞ、血みどろで黒髪を振り回しているのが。」
「それ絶対俺のこと守る気ないよね⁉︎殺す気だよね⁉︎そんなのいたら俺すぐにし〜んじゃうよ〜‼︎」
それ守護霊じゃなくて地縛霊だろ。
「安心しろ。半分冗談だ。」
「あ、な〜んだ。ビックリした〜。もう、雄二ったら‼︎驚かせないでよ‼︎」
「本当は茶髪だ。」
「そこは一番どうでもいいよね⁉︎」
「それウチがつけた守護霊だから大切にしてね〜♪」
「電車から投げ飛ばしていい、美波?」
「じょ〜だん♪」
そういえば美波はさっきから何を読んでるんだろう〜?瑞希ちゃんも気になったらしく代わりに質問してくれた。
「美波ちゃん、その本何ですか?」
「これは心理テストの本よ!百均で売ってたんだけど意外と面白いの!」
「へぇ〜そうなんだ!じゃあ俺にも問題だしてよ〜!」
「うん、いいわよ。それじゃあ…
『次の色でイメージする異性を挙げて下さい。
① 緑
② オレンジ
③ 青
』」
よくあるタイプのやつだね〜。それぞれ似合う人を選べばいいのかな?
「は〜い‼︎じゃあ、①愛子ちゃん!②Eクラスの梅ちゃん!③美波!」
「あ、う、うん//。じゃ、じゃあ次行くね!」
おい⁉︎ちょっと待ってよ‼︎結果聞かないと意味ないだろうが〜‼︎瑞希ちゃんもそう思ったらしく横から覗き込んでくれた。
「え〜っと…」
「瑞希⁉︎ちょ、ちょっと!」
「これは我妻君が相手をどう思っているかを表してるそうです。緑は友達、オレンジは元気の源、そして青は……なるほど、いいですね♪」
いや、青なんなんだよ。教えてくれよ‼︎俺は美波をどう思ってるんだよ‼︎ちなみに愛子ちゃんは髪の毛が黄緑だから緑、梅ちゃんは金髪だからオレンジにしたんだよね〜。
「ち、ちなみに善逸はなんでウチを青にしたの…?」
「この間見たパンツの色がライトブルーだったから‼︎」
「坂本、このゴミを窓から捨てて頂戴‼︎」
「島田、窓からゴミを捨てるな。」
「ありがと〜雄二‼︎」
やっぱり持つべきものは友だよね〜。雄二のこと見直しちゃった♪
「ゴミはちゃんとゴミ箱に捨てろ。」
「そう言う問題じゃないでしょ〜‼︎全くもう!友達をなんだと思ってやがる‼︎」
たまにコイツらは友達をゴミのように扱うよね。本当に酷すぎるよ!まあ俺も明久を審問にかけたり雄二にペアチケット押し付けたりしてるから人のこと言えないけどね〜。
まあそんなことより、次の問題だ‼︎
「じゃ次行くよ!」
「俺も混ざろうか。」
「私も混ざりたいです!」
更には隣のボックスから……
「俺も混ざっていいかな?」
「ワシも混ざるとするかのぅ。」
炭治郎と秀吉が混ざってきた。窓側の伊之助とムッツリーニは寝てるっぽい。ちなみに普段寝相の悪い伊之助だけど電車の中でならそこまで被害を出さないみたい。
それはそれとして、どんな問題が出るのかな〜?
「では第二問‼︎
『 あなたが1から10の数字の中で今あなたが思い浮かべた数字を順に二つ挙げてください‼︎ 』
「俺は5と6だな。」 ←雄二
「ワシは2と8じゃな。」←秀吉
「俺は6と7かな。」 ←炭治郎
「俺は1と4で‼︎」 ←善逸
「私は3と9です。」 ←姫路
被っている人もいるね。まあ俺は誰とも被らなかったけどね〜。
「それじゃあ結果を発表するわね。まず最初に思い浮かべた数字は普段あなたが周りに見せている顔だね。それぞれ…」
なるほどね。俺なら女好きとかかな〜?
「坂本はクールでシニカル、
木下は落ち着いた常識人、
竈門は公平で優しい人、
善逸は死になさい、
瑞希は温厚で慎重、だね。」
「なるほどな。」
「常識人とは嬉しいの〜。」
「俺は優しい人なのか〜。」
「俺だけ罵倒されてなかった⁉︎おかしくない⁉︎」
「温厚で慎重ですか〜。」
さては本当に女好きとかだったのかな〜。まあいいや、次だ次‼︎
「そして次に思い浮かべた数字はあなたがあまり見せない本当の顔だって〜。それぞれ…」
なんだろう?臆病で慎重とかかな?
「坂本は公平で優しい人、
木下は友達思いの人、
竈門は色香の強い人、
善逸は無惨に死になさい、
瑞希は意志の強い人、だね。」
「炭治郎は色っぽいのか。」
「姫路は実は意志が強いんじゃな。」
「秀吉は玄弥の件でそうだろうね〜。」
「ねぇ、俺だけ罵倒エスカレートしてない⁉︎しかも無惨先生の名前出さないでよ‼︎本当に死んじゃうじゃん‼︎ね〜え〜‼︎」
「坂本君は優しいんですね〜。」
無惨の名前使って説明するとかどんだけ酷いんだよ‼︎もう‼︎もっと自信なくなるよ〜。
心理テストが終わるとムッツリーニと伊之助が起きてきた。
「腹へった‼︎飯だ飯だ‼︎」
「……………空腹で起きた。」
そういえばそのその昼飯時か〜。今日の美波のお弁当はなんだろな〜♪
そんなことを思ってたら瑞希ちゃんが爆弾発言をした。
「私実はお弁当を作ってきたんです〜。良かったら皆さんで食べて下さい!」
マズい!炭治郎が気絶する!早く窓側の席を譲るんだ‼︎じゃないとあの石頭がぶつかって電車を傷つけることになる‼︎
「ムッツリーニ!炭治郎と席を入れ替われ‼︎」
「……………了解。」
「え、ちょっと、みんなどうしたの?」
「ごんぱちろう、早くかわれ!」
「わ、分かったよ〜。」 バタン
瑞希ちゃんが蓋を開けた途端炭治郎はいつもの如く気絶した。良かった〜。これで賠償しなくて済むね‼︎あとは俺が戦線離脱するだけだ‼︎
「ごめんね瑞希ちゃん!俺は美波の弁当があるからパスするね〜。」
「いえ、大丈夫です!我妻君はむしろその方がいいですし〜」
「あ、ありがとう…///」
「とりあえず寝ている炭治郎のボックスの方に行くか〜。」
「わ、分かったよ///」
こうして俺は難なく戦線から逃れることができた♪やったね‼︎ちなみにまだ明久は気絶している。まあ起きて酔って吐かれても困るしね♪
電車座席表
↓
ーーーーー入り口ーーーーー
荷物置き 明久(気絶)
ーーーーー ーーーーー
炭治郎(気絶) 秀 姫
美 善 ム 伊 雄
ーーーーー ーーーーー
side 雄二
状況は最悪だ。明久と炭治郎は気絶、善逸は島田が作った弁当を食べるため戦線離脱。となるとここには4人しかいない。しかも全員が弁当を持ってきていたため条件が互角。となると、誰か1人に押し付けるのが一番いいだろう。
「なあ伊之助、お前大食いだろ?姫路の弁当も加えるとちょうどいいんじゃないか?」
「お、オレはこれで十分だ‼︎それよりオマエらこそ、しめじの弁当たべたくないのか⁉︎」
「…………俺少食。………すまない姫路。」
「いえ、そ、そんなことないです‼︎」
いや、お前ら2人おかしいだろ。けっこう大食いじゃねえか。嘘つくんじゃねえ!だとすると秀吉はどうだ?
「ワシは見てわかる通り女の子っぽいから少食じゃのう。すまぬ姫路、雄二に譲るとよい。」
「わ、分かりました!」
おいふざけんなよ‼︎普段は女って言われると否定するくせにそういう時ばっか自分を女扱いするんじゃねえよ!
こうなったらアレしかねえ!
「済まない姫路、流石に2人前は俺も食えない。だから電車から出た時、明久に俺が渡しておく。」
「は、はい!ありがとうございます///」
「「「(ナイス雄二!)」」」
「(最高の作戦だろう。)」
姫路は自分の好きな人に手作り弁当を渡せる。明久は気絶する代わりに大好きな姫路の弁当を貰える。そして俺たちは自分の命を守ることができる。どうだ、素晴らしい作戦だろう‼︎こうして俺は命の危険を難なく交わすことができた。
side 明久
目を覚ますと目の前に雄二がいた。どうやら着いたっぽい。そういえばお昼食べてないんだよね〜。
「おはよう明久、お前に朗報がある。昼飯がまだだろう?」
「うんそうだね。でも僕は自分の分が…」
「姫路のだ!おらよ!」
ちょっと待って、それって……… バタン…
目を覚ますと、そこは僕が知らない天井だった。
遂に始まりました強化合宿編‼︎バカテスで一番好きな話です‼︎
先に言っておくと完全ギャグな章なので炭治郎、美波、姫路の出番が減ります。下弦6人でバカをやるっていうのがこの章のテーマなので。
一つ言っておくと心理テストの二問目のやつは明久の答えが何を表すのかが分からなかったのでそのままにして善逸に担当させました。ご容赦ください。