バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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バカテスト 公民?

問 次の問いについて答えなさい。

『 婚姻 とは何かを説明して下さい。 』


姫路瑞希の答え

『 社会的に承認された夫と妻の結合。 』

教師のコメント

正解です。日本では男性は18歳から、女性は16歳から可能ですね。



清水美春の答え

『 お姉様とのイチャラブ生活 』

教師のコメント

日本では同性婚は認められていません。海外に行くのをお勧めします。


我妻善逸の答え

『 とても可愛くて優しくておっぱいとお尻が大きくて太ももがムチムチの女の子と結婚したいです‼︎そして毎日甘やかされたいです‼︎ 』

教師のコメント

貴方の好みは聞いていません。


坂本雄二の答え

『 人生の墓………………幼馴染みと結ばれること 』

教師のコメント

途中から筆跡が変わっているのは気のせいでしょうか。


第二十五話 遠隔指揮

  side 善逸

 

 強化合宿3日目の朝、俺たちは朝食を食べながら作戦会議をしていた。

 

「………工藤愛子が変なことを言ってた。」

「なんだムッツリーニ、言ってみろ。」

「………脱衣所にまだ見つかってないカメラが一台。」

「「「「なんだと⁉︎」」」」

 

 まさかもう一台あったのかよ‼︎てかなんでそれを愛子ちゃんが知ってるの⁉︎やっぱり愛子ちゃんが犯人だったりして…。

 

「じゃあ最初のアレはダミーだったってことか。」

「………素人はそう簡単に見つけられないはず。」

「じゃあ工藤さんが犯人だね♪さっさと捕まえよう♪」

「いや。犯人がわざわざ自分の首を絞めることはしないだろう。」

「………昨日の録音機も授業を録って録音するためって言ってた。」

 

 愛子ちゃんがそんな真面目に授業聞いてるとは思えないんだけどな〜。同じことを思ってた明久が反論してくれた。

 

「工藤さんってあまり授業を真面目に聞いてなさそうに見えるけど〜。」

「工藤はあんなんでも上弦の陸だ。地頭いいだけの勉強しない奴がなれるようなポジションじゃない。立場相応の努力をしてるってことだ。」

「玄弥も学校行かないだけで喧嘩と並行して勉強も独学でやってたからのぅ。あやつは桁違いの天才じゃからな。」

 

 そうなんだ。最近忘れかけてたけどやっぱ上弦って凄いんだな〜。

 そんなこと思ってると雄二が話を続けた。

 

「とにかく女子風呂を覗くしかない。だが工藤の情報はありがたいぞ。」

「どういうことだ、さかぐら(坂本)!」

「それを工藤しか知らないってことは、そのカメラに女子の着替えが撮られている可能性が高い。それを手に入れたら入浴してない女子の確認もできるからな。」

「………隠し場所なら5秒で見つける自信がある。」

 

 流石ムッツリーニ!盗撮盗聴をやらせたら右に出るものはいないだろう。でもだったら…

 

「入浴時間を避けてカメラを撮りに行けばいいんじゃないの〜?」

「………善逸、それは無理。」

「どうして?」

「………時間外だと脱衣所は厳重に施錠されている。」

「そんなの俺と明久と伊之助が扉ぶっ壊せばなんとかなるじゃん♪俺と明久は前にもやったことがあるんだし。」

「………時間外は本来の扉よりも外側を核シェルターが覆っている。」

 

 じゃあ今まで通り覗くしかないか〜。てか馬鹿なのこの学園⁉︎そんな女子風呂ごときに核シェルター使うんじゃねえよ‼︎もっと金使うところあるだろ‼︎Fクラスの設備とかさ‼︎

 

 

 そんなことを思ってたら雄二が話題を変えた。

 

「そういやみんな、昨日の敗因はなんだと思う?」

「う〜ん、敵の向こうが女子の半分を防衛に回してきたことかな〜。」

「上弦女子が全員参戦したのもかなりやばいよね〜」

「明久、善逸の言う通り、敵の戦力の大幅な増大だ。そうなると宿舎全体が戦場になる可能性がある。そのことについて俺に2つ作戦がある。」

 

 雄二は何を言い出すつもりなんだろう。

 

「まずは単純な戦力の増強だ。Fクラスだけでなく他の男子も味方につけようと思う。これは俺たちの保身のためでもある。」

「どういうことだ、さかぐら(坂本)!」

「いいか?今は未遂だが覗きは立派な犯罪だ。昨日炭治郎が加担したのがおかしいくらいにな。そして作戦に成功して女子風呂に至ったとしても真犯人がわからなければ俺たちは処分を受けることになる。それを避けるためのメンバー増強ってことだ。」

 

 まあそうだよね〜。炭治郎もいつもだったら真っ先に止めてただろうに。よっぽどカナヲちゃんがヤバいのかな?

 

「増員が処分を逃れる手段になるってこと?」

「明久の言う通りだ。人数を増やせば相手の特定は難しくなる。相手も戦いながらその場にいる全員の顔を覚えるのは簡単じゃないからな。」

「それなら面が割れてる俺たち下弦はヤバくな〜い?」

「善逸のことなんだが、文月学園は世界中から注目を集めてる試験校だからな。不祥事があった場合はひた隠しにするか、きっちり残らず処分するかのどちらかしか選べない。」

 

 だからあんだけ学校ぶっ壊してもそこまで大事には至らなかったんだね。

 

「中途半端に生徒の一部だけを罰すれば、ただでさえ叩かれている『クラス間格差』のマイナス要因を増やすだけだからな。」

「面が割れてる俺たちだけを処分すると、出来の悪いFクラスだけ叩くと世間からの目がさらに冷たくなるからね〜。」

「善逸の言う通りだな。以上が最初の作戦だ。」

 

 じゃあ次の作戦って何だろう?これ以上手の施しようがないと思うんだけど。

 

「次は戦線拡大より状況把握が困難になることだ。先ほども言ったように人数が増えれば当然戦場も広がる。宿舎全体に広がる可能性があるのだ。」

「そうなると敵がどこにいるか把握しづらくなるよね〜。先生や上弦は出来るだけ避けたいし〜。」

「明久の言う通りだ。そこでまずムッツリーニに宿舎全体にリアルタイムで確認できる監視カメラを仕掛けてもらうことにする。」

「………実はもう既にある。………俺を舐めるな!」 キリッ!

 

 ムッツリーニ、その発言はアウトだと思うよ!あと俺に見せて!

 雄二が会話を続ける。

 

「流石ムッツリーニだな。それを使って戦場全体を把握する。」

 

 なるほどね〜。それでヤバい人がどこにいるのかを把握するのね〜。流石雄二、汚いことを考えさせたら右に出るものはいないね!

 そう思ってると秀吉が疑問を口にした。

 

「でも戦いながらその映像を確認するのはきついのう。雄二がそれを見ながら無線で伝えるのかのう?」

「いいや違う。今は一人でも戦力が欲しいところだ。しかも俺が見つかったら全く意味がない。」

「じゃあ誰がやるのじゃ?」

「2学年男子生徒の中でたった一人だけこの任務を可能な奴がいる。敵に絶対に捕まることなく、幾つもの情報を分析できる奴がな。」

 

 そんな人いるのかな〜?絶対に見つからない隠れ場所でもあるのだろうか?

 

「その男の名は………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「上弦の伍、不死川玄弥だ。」

 

 ああそういうことか‼︎

 

「不死川君は今回の強化合宿休みだからか‼︎」

「明久の言う通り。玄弥は家にいるから絶対に捕まる心配がない。そして戦うことに慣れているあいつなら戦場の把握は得意だろう。」

「そうと決まれば早速玄弥に連絡だね‼︎秀吉、頼んだよ‼︎」

「任されたのじゃ‼︎」

 

 そう言って秀吉が電話を始めた。

 

《玄弥、今夜と明日の夜は暇かのぅ?》

《ああ秀吉か。まあ暇だね。》

《それはありがたい。女子風呂の覗きに協力して欲しいのじゃ!》

《ちょ、お前何言ってるんだよ‼︎それはダメだろ‼︎》

《実はかくかくしかじかで………》

《成る程ね。それだったら協力していいよ。》

《じゃあよろしく頼むのじゃ‼︎》

《分かった‼︎》

 

「ちなみに共有手段はSNSの通話機能を用いることにする。コードレスタイプのイヤフォンを使えば手が塞がることはないだろう。」

「さっすが雄二〜‼︎外道の王様‼︎」

「知略に富んでいると言え。まあ作戦は以上だ。明久はAクラス、秀吉はBクラス、善逸はDクラス、伊之助はEクラスの説得をしてもらう。俺はCクラスの説得をする。ムッツリーニは玄弥に映像を送る準備をしておいてくれ。」

「「「「「了解(なのじゃ)‼︎」」」」」

 

 さあって、説得しに行くぞ〜‼︎なんとしても理想郷《アガルタ》に辿り着かなきゃいけないからね‼︎

 

 

 

 

 

 

 

  side 明久

 

 僕はAクラス男子の中心人物、久保君を説得することにした。

 

「あのさ久保君、ちょっといいかな?」

「吉井君か。どうしたんだい?とにかく座りなよ。」

 

 いや、なんで自分と同じ椅子に座らせようとしてるの。一つの椅子を二人で使うのってキツくない?席いっぱい空いてるのに。久保君ってたまに変なとこあるよね〜。

 

「ところでお願いがあるんだけど………」

「引き受けよう‼︎」

「って早っ‼︎」

「いや済まない。少し冷静さを失っていたんだ。話を聞かせてくれないか?遠慮なく言っておくれ!」

 

 少しで済むのそれ⁉︎久保君今度から色々と気をつけた方がいいよ⁉︎

 

 さって、どうやって話そうかな〜。真面目な久保君に覗きの仲間になってくれとは言いにくいし〜。でもこんな真摯な態度で接してくれるんだ、久保君のことを信じてストレートに頼んでみよう‼︎

 

「その…、女子風呂を覗くのを手伝って欲しいんだ‼︎」

「断る。」

 

 裏切られた気分だ…。いけると思ったのに…。そんなことを思ってると久保君が会話を続けた。

 

「女子風呂を覗く?本気でそんなことを言ってるのかい?」

「う…、そ、それには深いわけが…」

「見損なったよ吉井君‼︎人の集まりにはルールがあり、それを守ることで社会が形成される。だから人として間違ったことをしようとする君は社会に不適合だといえる。もうすぐ社会に出ようと言うのにそんなんでいいのかい?そもそも入浴中の女子の身体を見ようという考え自体が不潔だよ‼︎」

 

 うっ…。何も言い返せない…。

 

「そ、それじゃあ邪魔してごめんね…。」

「きつく言って済まないね吉井君。でも気をつけておくれよ//」

 

 久保君もキツく言いすぎて反省してるっぽい。なんか悪いことしちゃったな〜。

 

 

 

 

  side 善逸

 

 結局あの後説得できたのはD・Eクラスだけだった。Aクラスは男子中心人物の利光の説得に失敗、Bクラスは代表が代表なだけにまとまりがない、そしてCクラスは代表が気の強い友香ちゃんだから男子が尻込みをする、という理由らしい。

 

 でもこれで昨日よりもずっと良くなった。女子側も入浴の時間で半分しか回せないだろうし、教師と上弦さえ抑えられればなんとかなるだろう。雄二の作戦で事前に結構な数の男子が1階と2階で待機していることになっている。

 そんなことを考えてたら明久がある疑問を口にした。

 

「でもなんで教師達は待ち伏せしてるだけたのかな〜。やろうと思えば僕たちを拘束できるのに。」

「それは憶測だが、教師側はこの事態を好ましく思っている可能性もある。」

「え、どういうこと?」

 

 覗きを推奨する教師って、それこそモテない村田さんくらいじゃないかな?普通そんな教師はいないと思うんだけど。

 

「あくまでこの合宿は『生徒の学習意欲の向上』が目的だからな。理由はなんであれ召喚獣で戦う以上勉強せざるを得ない。女子側も同様だ。」

 

 なるほどね〜。じゃあ俺たちは学習意欲向上のために女子風呂を覗いてるのか‼︎それなら仕方ないね〜。美波ごめんね♪俺は勉強のために女子風呂を覗いてるんだからね‼︎

 

 

 

 それにしても暇だな〜。作戦開始まではあと30分くらいあるし…。そう思ってると雄二が口を開いた。

 

「暇だから古今東西ゲームでもやるか!」

「「「「「イェーイ‼︎」」」」」

 

 めっちゃ楽しそうなやつやん‼︎お題はなんだろう?

 

「お題は『A』から始まる英単語、下弦の数字が大きい順(雄二→ムッツリーニ→善逸→秀吉→伊之助→明久)からやるぞ‼︎」

「「「「「オー‼︎」」」」」

「まずは俺からだ、いくぞ!」

 

「Apple!」

「……AV」

 

 いやそれ英単語じゃないでしょ!って次俺か!

 

「April!」

「Aneue!」

 

「ってちょっと待った〜‼︎秀吉それ何だよ‼︎」

「Aneue(あねうえ)、形容詞で意味は恐ろしい、じゃ‼︎例文じゃと、

My elder sister is aneue. 、私の姉は恐ろしい、じゃ!次、伊之助!」

「いや良くないでしょ!」

「何言ってんだ善逸、Aから始まるからいいじゃないか?」

「雄二こそ何言ってんの⁉︎ねえ⁉︎これおかしいの俺だけ⁉︎」

「はい伊之助。」

 

 全く、次は何だろう?

 

「Akihisa」

 

「まあこれはいっか‼︎」

「ちょっと善逸‼︎良くないでしょ‼︎これ僕の名前なんだけど⁉︎」

「黙れバカひさ‼︎Akihisa(あきひさ)、意味はバカなヤツ!fulつけて形容詞だ‼︎」

「辞書にさも載っているかのように言わないで‼︎あとちゃんと僕の名前覚えてるならそれで呼んでよ‼︎」

「めんどくせぇ‼︎例文はHe is akihisaful. 、彼はこの上なくバカなヤツだ!」

「はいはい次行くよ〜。」

「ちょっと酷いよ善逸‼︎って次僕か‼︎」

 

 明久はどうせ喋れないだろうな〜w。

 

「……………分かりません。」

 

 草。予想通りやんけw。

 

「明久、罰として全員にジュース一本ずつ奢りだ。」

「酷いよみんな〜‼︎」

「はい次、『O』から始まる英単語。失敗した明久からだ!」

「今度こそ‼︎」

 

 いや、絶対無理そう…。

 

「オーガスト‼︎」

「それAugustな。はいもう一本追加。」

「酷いよ〜‼︎」

 

 いや、酷いのはお前の頭だろ‼︎それくらい高校生なんだから分かれよ‼︎

 

 

 

 

 さて、そろそろ作戦開始の時間かな〜。今日こそやってやるぞ‼︎

 

《みんな聞いてくれ‼︎》

 

 玄弥からだ‼︎遂に作戦開始だ‼︎

 

《時間通りにさっき敵の状況を確認したんだが、不味いことになってる‼︎》

《どういうことじゃ⁉︎》

《すでに待機していた部隊が奇襲を受けてる‼︎場所は1階と2階だ‼︎》

《それは本当かのう⁉︎》

《ああ。ちなみに2階には兄ちゃんとその同い年の教師陣(魔の24歳組:実弥、伊黒、義勇、錆兎、村田、童磨、カナエ)が女子生徒と共に陣取っている‼︎》

《1階はどうなのじゃ?》

《1階には継國先生、悲鳴嶼先生、宇髄先生、真菰先生、煉獄先生、後藤先生がいる‼︎》

《ちなみに地下はどんな感じじゃ⁉︎》

《地下は西村先生、福原先生、船越先生、響凱先生の4人だ‼︎そして……》

 

 クソ‼︎雄二の作戦が読まれただと⁉︎こんなことできるヤツは2人しかいない‼︎一人はAクラスをまとめ上げ、雄二以上に知略に富んだ優子ちゃん、そしてもう一人は雄二の考えが分かる翔子ちゃんだ‼︎

 

 さて、早く加勢しないと‼︎

 

「みんな行くぞ‼︎」

「「「「「おう‼︎」」」」」

 

 そうして2階に降りると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《今お前らの近くに上弦女子4人とこの間捕まってた女子2人がいるぞ‼︎》

 

 へ? 周りを見渡すと……

 

「…雄二、浮気は許さないと言った。」

「アンタ達、いい加減にしなさい‼︎」

「炭治郎をたぶらかした罰。」

「みんな〜ごめんね〜♪」

「皆さん、覗きは立派な犯罪なんですよ?」

「善逸〜、いい加減にしてくれないかしら〜?」

 

 Oh………, I'm dead.

 

 この女子6人に周りを囲まれたらもうどうしようもない……。

 

「一応召喚獣同士の勝負にしといてあげる♪逃げたらどうなるかはアンタ達が一番わかってるよね〜?」

「Oh, she is aneue……」

「秀吉はバカなこと言ってないでとっととくたばりなさい‼︎」

 

「「「「「「試獣召喚《サモン》‼︎」」」」」」

 

 

 

総合科目

 

男子  

      吉井明久  74点

     嘴平伊之助  117点

      木下秀吉  131点

      我妻善逸  526点

      土屋康太  709点

      坂本雄二  2773点

 

       VS

女子・教師

      島田美波  1073点

      姫路瑞希  7031点

      工藤愛子  6187点

     栗花落カナヲ 6945点

      木下優子  7451点

      霧島翔子  11673点

 

 

 結果は言わなくても分かるだろう……。

 

 

 

 

 

 

 美波達の拷問が終わったあと、俺たち下弦はなんとか自分達の部屋に帰ってきた…。雄二が再び作戦会議を始める。

 

「勿論諦める気は毛頭ない。残るチャンスは明日だけだが、逆に言えば明日が残ってるんだからな。」

「そうだね、こんな逆境を覆す力こそが僕たちの真骨頂だね!」

「ウデがなるぜ‼︎」

「………このまま引き下がれない。」

「そうじゃな。こんな事はもう慣れっこじゃ。今更慌てるまでもない。」

「頑張れ善逸、頑張れ下弦‼︎俺たちが挫けることは、絶対にない‼︎」

 

 みんなの目は死んでいない。大丈夫‼︎

 

「そうか。お前らが諦めていないのならまだ作戦は残っている。」

「流石雄二‼︎何か策があるんだね〜。」

「当然だ善逸。俺を誰だと思ってる?」

「それで、今度はどんな作戦を立てるの?」

 

 さあ雄二、頼んだよ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「正面突破だ。」

 

 ブチ殺すぞ貴様。全然ダメじゃねえか‼︎

 

「まあ待てみんな。話を最後まで聞いてくれ。正面突破の基本スタンスは変えないが人数を増やそうと思う。」

「でもA・B・Cクラスは……」

「それについては策がある。それに教師の布陣に弱点を見つけた。」

「それって次もしかして干渉ってヤツ?」

「善逸の言うとおりだ。召喚獣を呼び出すフィールドは別の科目のフィールドとぶつかるとお互いに消えるという性質だな。ちなみに同じ科目を教えている教師は2人いない。だからなかなか教師は固まって配置できないという弱点がある。」

「なるほどね、じゃあ意外と教師は突破できるんだね。」

 

 それ便利だね。教師は別に他の科目が出来るわけじゃないから他の先生が作ったフィールドに乗っかるのは殆ど意味ないよね。これならいけるかも‼︎そう思ってると……。

 

「でも上弦はどうするの?あの人たちどんな科目でも超強いから誰のフィールドに居ても厄介だよ。しかも自分達でフィールド作れるし。」

 

 と明久が聞いてきた。

 

「それが厄介だ。あいつら4人+姫路がまとまって動かれる以上こちらも数で押すしか方法はない。しかも明日は一本道の地下に配置される可能性が高い。」

「そんな〜。」

 

 確かに、むしろこの場において厄介なのは1科目しか出来ないが故に干渉の影響を気にしなければならない教師より全科目満遍なく出来るが故に一つのフィールドさえあればいつでも活躍できる上弦の方だ。学年主任の産屋敷先生も同じだがあの人はかなり身体が弱いから試召戦争には参加していない。

 

 そんなことを考えてると雄二が口を開いた。

 

「だからA・B・Cクラスを説得する必要がある。特に上弦の弐である利光はいるといないとじゃ全然違う。そいつらに女子上弦と姫路の対応をしてもらわなきゃならないからな。」

 

《すまんな、俺行けなくて…》

《玄弥はただ指示を出してるだけでいいのじゃ♪》

 

 確かに上弦の伍である玄弥がいれば更に楽にはなったかもしれない…。でもそんなことを言ってる場合じゃない‼︎でもどうやって説得を………。そう思ってると雄二が答えを言ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこで俺はA・B・Cクラスの男子の劣情を煽って参加させようと思う。Aクラスは難しいかもしれないけどな‼︎」

 

 いやBクラスとCクラスも無理だよ。バカじゃねえの?お前に色気もクソもねえだろ。お前が劣情を煽れるのは翔子ちゃんだけだぞ。

 

「気持ち悪い雄二がどうやって男達の劣情を煽るの?」

「善逸はいっぺんぶん殴るとして、言葉が悪かった。俺の考えは姫路・島田・秀吉を使って劣情を煽るんだ。」

「なるほどね‼︎3人のエッチな浴衣写真を撮って拡散するんだね‼︎美波は兎も角他の2人は効果ありそうだよね‼︎」

「何故ワシが男子の劣情を煽ることになるのじゃ…。」

 

 むしろ俺の劣情が煽られそうなんだけど‼︎ヤバイよ‼︎多分我慢できないかもしれない‼︎あとAクラスが厳しいって言うのはこの作戦が利光に効かないからだね〜。

 さって、そうと決まればさっそく瑞希ちゃんにエッチな連絡を……

 

「明久は姫路に、善逸は島田に連絡してくれ。」

「は〜い‼︎」

「クソ‼︎」

 

 せっかく大義名分の元瑞希ちゃんにメールしようと思ったのに‼︎しょうがないな〜。美波にメールするか…。

 

 

 

『ちょっと話があるんだけど俺たちの部屋に来てくれないかな〜?』善逸→美波

『別にいいけどこんな時間にどうしたの?』美波→善逸

 

 美波に警戒されてるな〜。まあ覗きの主犯だししょうがないか〜。っと、ん?炭治郎からメールだ!

 

『気になったんだけど、なんで善逸はそこまで覗きに必死なの?そもそも本当に女の子が好きなんだっけ?なんか最近は雄二や秀吉のお尻が大好きだって言ってたような…』  炭治郎→善逸

 

 やべ、誤解を解かなきゃ‼︎これじゃあ俺が男好きになっちゃう‼︎

 

『勿論好きだからに決まってるじゃないか‼︎雄二や秀吉なんかよりもずっと‼︎』  善逸→美波

 

 全く、どうして炭治郎は俺が男好きだと思ったんだよ‼︎俺は女好きって言ってるだろうが‼︎さて、美波にもメールを………

 

 

 

 

 

 

『勿論好きだからに決まってるじゃないか‼︎雄二や秀吉なんかよりもずっと‼︎』  善逸→美波 ← ココ‼︎

 

 あ…。さっきの美波に送っちゃった…。しかもこれじゃあ俺が美波のこと好きみたいじゃん‼︎今まで無理やり付き合わされただけで別に俺の気持ちは伝えてなかったから、それを言い訳にして他の女の子となんとか接してきたのに…。これじゃあ本当に俺が心から美波と付き合ってるってことになっちゃうじゃん‼︎

 

「イイャャャァァァァ‼︎タ〜スケテ〜‼︎」

「どうした善逸、そんなに騒いで?」

「雄二、色々と大変な状況になっちゃったんだよ‼︎」

 

 クソ‼︎ってあ、イラついてつい携帯投げちゃっ………

 

「大変なこと?それは……」 ポ〜ン

 

 投げた携帯が空中で雄二に当たってそのまま窓から飛んでったんだけど……。てかここ3階じゃん‼︎今ので絶対携帯壊れたじゃん‼︎誤解取り消せないじゃん‼︎

 

「善逸、大変なこととはなんだ?」

「たった今貴様が作った状況だ。」

「ん、全くわからんが…」

「とにかく雄二の携帯貸して‼︎」

「ああ、別にかまわんが。」

 

 とにかく誤解を解かないと……。って雄二の携帯、翔子ちゃんの連絡先しか無いんだけど‼︎なんかアプリ全部消えてるし‼︎

 

「雄二、美波の連絡先は⁉︎」

「む?あ〜。翔子のやつ機械音痴のくせにまた勝手に携帯いじりやがって…。また家からアドレスを入れ直さないといけないじゃないか。」

 

 翔子ちゃんだけから美波の連絡先に辿り着くのは難しいし……、雄二に翔子ちゃんが美波の連絡先を教えるとは思わないし…。なんか色々終わった……。

 

 クソ‼︎こうなったら‼︎

 

『 もう一度きちんとプロポーズをしたい。今夜浴衣を着て俺の部屋まで来てくれ。 』   雄二(代筆:善逸)→翔子

 

「善逸テメェ、何してるんだ‼︎」

「そしてこれをこう‼︎」   ヒューン

「おい‼︎窓から俺の携帯捨ててんじゃねえ‼︎」

「今のお前の状況、それが今の俺の状況だ‼︎」

「………なるほどな。」

「ああ。」

 

 こうなったら……

 

「「本人に直接会いに行くぞ‼︎」」

「お前ら、部屋を出るんじゃねえ!」

「いいから大人しく寝てろォ。」

「「鉄人とスケベ⁉︎」」

 

 クソ、残り4人に携帯借りるしかないか…。

 

「明久、携帯貸して♪」

「さっき充電切れちゃった。」

「じゃあ伊之助♪」

「持ってねえ。」

「秀吉♪」

「姉上に没収されたのじゃ。明日には戻ってくるがのぅ。」

「ムッツリーニ♪」

「………いざと言う時鳴り出すと困るから持ってない。」

 

 ダメだ。どいつもこいつも使えねえ…。まあ明日美波に会って誤解を解くか〜。ってそんなことを言ってたら瑞希ちゃんがやってきた。

 

「お、お邪魔します!」

「へいらっしゃい瑞希ちゃん‼︎ところで廊下の鉄人とスケベはどうしたの?」

「お菓子をあげたら通してくれました。」

 

 ざまあみやがれ2人とも‼︎いつも俺たちをいじめるからだ‼︎

 

「ところで明久君達は何故浴衣なんですか?」

 

 明久が答える。

 

「これ?部屋にあったから着てみたんだ。折角あるならと思ってさ。似合うかな?」

「はい!とっても似合ってます‼︎綺麗な肌や鎖骨がすごく色っぽくて!」

 

 この前の後夜祭でも思ったんだけど、瑞希ちゃんって結構ムッツリだよね。女版ムッツリーニだよね。ってさてと、瑞希ちゃんにはアレを着て貰わなきゃ‼︎

 

「瑞希ちゃん、この浴衣着てくんない?それと写真撮らせてくんない?」

「あ、え〜と…」

「ちょっとこっちきて!」

「は、はい…」

 

 明久に聞こえないように小声で……

 

「(報酬は明久の寝顔の写真、それでいいね?)」

「(はい‼︎よろしくお願いします‼︎)」

 

 ふ〜。さて、これで準備は整った。あとは明日に備えるだけだ‼︎撮影中に鼻血を出しすぎてぶっ倒れたムッツリーニは気にしないでおこう!あと、せっかくだから明久と瑞希ちゃんの2ショットも撮ってあげよう‼︎友の恋路は応援するものさ‼︎審問にもかけるけどね〜。

 

 

 

 

 

 そして写真撮影会も終了して、俺は眠りについた。のだが………

 

「………つ、起きて………」

「zzzzzzzz」

「……もう、どうして寝てるのよ………」

 

 うるさい……。静かに………。

 

「起きなさいっての‼︎」 バキッ

「んんんんんんんんん‼︎」

 

 目を覚ますとそこには何故か美波の姿があった…………。




 バカテス原作では学年主任が活躍するシーンでしたが、体力も使う召喚戦争は産屋敷先生には無理だと思ったので上弦女子に変えました。もっと上弦を目立たせたいって言う思いもあったんですけどね。

 あと携帯のシーンはかなり困りました。玄弥と連絡がとる以上LINE電話とかでグループ通話ができるスマホを想定したのですが、それだとバカテス原作みたいに簡単に折れたり壊れたりしないので壊し方に困りました。結果3階の窓から捨てることになりました。
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