バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

29 / 164
バカテスト 英語

問 英語で一文なんでもいいので書いてください。


竈門炭治郎の答え

『 My sister is very cute. 』
(私の妹はとても可愛いです。)

教師のコメント

竈門君の妹はとても人気ですよね。


島田美波の答え

『 He is my boyfriend. 』
(彼は私の彼氏です。)

教師のコメント

島田さんと我妻君はとてもお似合いですね。


霧島翔子の答え

『 He is my betrothed. 』
(彼は私の婚約者です。)

教師のコメント

よくbetrothedという単語を知っていましたね。流石です霧島さん。


吉井明久、嘴平伊之助、木下秀吉、
我妻善逸、土屋康太、坂本雄二の答え

『 Mr. Muzan is the perfect human. 』
(無惨様は完璧なお方です。)

教師のコメント

まさか6人とも同じことを書くとは思いませんでした。


第二十九話 鬼コーチ秀吉

  side 善逸

 

「………Bクラスが俺たちに宣戦布告しようとしている。」

 

 鬼の形相でムッツリーニはそう言った。なんでここのところ俺たちは他のクラスから連続して狙われるんだ‼︎いくら覗きの主犯がいるからってこれはあんまりだよ‼︎

 そう思ってたらムッツリーニが話を続けた。

 

「………これが証拠。」

 

 

 

《…土屋、雄二のプロポーズ一つ頂戴。…お金はいくらでも払う。》  プツッ

 

 

「………間違えた。」

「おい待てムッツリーニ‼︎今のはなんだ‼︎清水だけじゃなくてお前もか‼︎」

 

 翔子ちゃんは相変わらず凄いな〜。

 

「雄二落ち着きなよ〜。そんなどうでもいいことよりBクラスのこと話さなきゃ♪」

「どうでもよくねえんだよ、善逸‼︎俺の人生がかかってるんだよ‼︎」

「………本物はこっち。」

 

 

《Fクラスの様子はどうだ。》

《午前中はまたバカなことやってたみたいで点数ないらしいよ〜。あの様子だとこっちの様子に気づくこともないっぽい〜。》

《そうか。それならいい。当面は俺たちも点数補充をして向こうにこちらの動きが気取られたら即座に宣戦布告を行おう。》

《りょ〜かい。アレ準備しとくね〜。》

 

 

 忘れもしない根本と魘夢の声。美波を睡眠薬使って監禁した奴らだ。まだ懲りないのかこいつらは。隣の炭治郎も怒ってる。

 

「またこいつらか‼︎一体なんのために⁉︎俺たちへの恨みを晴らすつもりか⁉︎」」

 

 冷静に雄二が言葉を返す。

 

「それだけじゃない。恐らく自分への非難を抑えるためでもあるだろう。根本はもともと人望がなかったが、卑怯な手を使っても俺たちに勝てなかったこと、それから合宿での覗きの件も加わって今やクラスに居場所はないんだろう。実際にクラスの実権は今や副代表の神崎が握っている。そこで問題、人望を失った為政者がすることと言えばなんだと思う?」

「香水をつける‼︎」

「みんな、明久をぶん殴っていいぞ。」

「ひどいよ雄二〜。」

 

 コイツまじで馬鹿だな。何をどう考えたらこういう答えが出てくるんだろうね〜?

 次は伊之助が答える。

 

「勝負‼︎」

「まああながち間違いではない。問題は誰と勝負するかだな。」

 

 う〜ん、俺たちに戦争を仕掛けたってことは〜?

 

「外部に共通の敵を作る‼︎」

「善逸のいう通りだ。自分へ向けられた不満を俺たちに肩代わりさせて自分の恨みも晴らす。勿論Dクラスの時みたく覗きの主犯であるFクラスを粛清する、という大義名分でもあれば十分だろう。」

「そうなるとワシらはどうすればいいんじゃのう?」

「点数補充だけじゃBクラスには勝てないと思うな〜。」

 

 明久の言う通りだ。あの時は十分な点数補充とさまざまな策略があったから勝てた。でも今は覗き→停学コンボで点数がかなり少ない。午後に増やせる量なんて微々たるものだろう。じゃあどうすれば……?そう思ってると雄二が再び話し始めた。

 

「みんな、Dクラス戦からEクラス戦の時のことを覚えているか?」

「Eクラスの人たちが俺たちの終戦を待ってから宣戦布告をしたこと?」

「炭治郎の言う通り、試召戦争は同時に2クラスと戦争を起こせないと言う決まりがある。つまりは他のクラスと戦争してしまえばいいのだ。」

「でもそれじゃあこの間みたく終戦直後を狙われたりしない?」

「それに関してだが、DクラスからEクラスの連戦に立ち会った教師陣がルールを変えたそうだ。戦争終了後は十分な点数補充期間が貰えるようになったそうだ。まあ模擬試召戦争は練習試合だから例外だがな。」

 

 あの時は伊之助のおかげでEクラスにも勝てたけど、普通に考えたら超きついもんねそれ。上弦6人いるAクラスならともかく他のクラスは厳しそうだ。

 でもどのクラスと戦うんだろう?

 

「雄二、じゃあどこに宣戦布告させるの?Eクラス?」

「Eクラスには動機がない。貸しは作ってあるがここで使うべきではない。あっちも点数が少ないから戦争を避けたいはずだ。俺たちはAクラス戦敗戦のペナルティで3ヶ月は宣戦布告できない。となるとDクラスに宣戦布告をさせるのが妥当だろう。」

「また美春ちゃんを怒らせる気⁉︎」

「お前やっぱ今日冴えてるな、善逸。その通り、一芝居うってまたあいつを怒らせるんだ。そうすればBクラスほどではないがマシな戦いになるだろう。」

 

 またあのキチガイ女を怒らせるの〜?女の子は好きだけどさ、ああいった子は苦手だな〜。

 あと、今の時期はギリギリBクラス戦から3ヶ月が経ってるんだよね〜。でも俺たちが負けたAクラス戦からは3ヶ月経っていない。嫌な時期だよね〜。

 

「まあさっきも言った通りDクラスでもほぼ勝算はない。だが長期戦に持ち込んで引き分け、つまり和平交渉にもってくことなら可能だ。戦争が長引いて嫌になるのはお互い様だからな。」

「なるほどね〜。それで、Bクラスが先に攻めてくる可能性は?」

「さっきムッツリーニの無線で聞いた通り、俺たちが気がつくまでは点数補充を続け、宣戦布告はしないことになっている。それなら気がつかないフリをするのが得策だ。」

 

 本当なら今すぐにでもアイツらにぶちかましたいところなんだけどね〜。今は我慢我慢‼︎

 

「なるほど〜それなら明日までは猶予がありそうじゃな。」

「秀吉どういうこと〜?」

「今朝実弥さんがいっておったじゃろ。試験召喚システムはメンテナンスの関係で明日まで戦争ができんと。」

 

 いや俺今朝気を失ってたから知らないんだけど。なんで誰も起こしてくれなかったの⁉︎酷くない⁉︎

 でも、何するんだろう?

 

「んで、俺たちは何をすればいいの?」

「今朝のやつを再現するんだ。むしろ今朝よりも凄くていい。秀吉が台本を書くのもありだろう。それで清水をブチ切れさせるんだ。」

「そうなると姫路に嫉妬する女の役を演じて貰った方がよいのぅ。実は密かに想いを寄せていた子っていうことで。2人だけよりも効果あるぞい。」

「わ、分かりました!」

「そういうことなら仕方ないわね…」

「ガッテン承知の助‼︎」

「オレは伊之助だ‼︎」

「いやお前じゃねえよ。」

 

 俺に演技なんてできるのかな〜。あと、これを機に伊之助にはちゃんと名前を覚えて貰わないとね‼︎

 でもどうやって美春ちゃんに知らせるんだろ?まさかDクラス教室の前とか?

 

「ねえみんな、その演技どこでやるの?」

「………屋上。………清水の盗聴器がある。」

「なるほどね〜。」

 

 それなら安心だね!盗聴器を利用するってなんだか変だけどね〜。

 

「それじゃあ、善逸、秀吉、島田、姫路は屋上で演技を、残りは回復テストを受けて点数の補充に努めてくれ‼︎」

「「「「「「「「りょ〜かい‼︎」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 点数補充組が教室に帰った後、俺たちはパワハラ部屋で打ち合わせをしていた。ってか秀吉台本作るの早くね⁉︎流石は演劇部のエースだね。

 

「じゃあみんな、これを受け取ってくれぬか?3人の台本じゃ。」

「ほ〜い!」

 

 さあって、早速練習するか!

 

「それでは練習、スタートじゃ‼︎」

 

 

 

「ねえ、美波。」

「ん、何、善逸。」

「今更なんだけど、美波にまだ俺の気持ちを伝えてなかったよね。」

「う、うん。そうだね。」

「実はね、俺も美波のことがすごく好きなんだ。初めて会ったあの時からずっと好きだった…………って秀吉‼︎これめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど‼︎」

 

 思ったよりも大胆なセリフだね………。

 

「それくらいは我慢せい!あとお主ら、棒読みが酷いのじゃ!」

「ひ〜!秀吉の鬼!鬼舞辻無惨‼︎」

 

 そして思ったよりも秀吉が鬼コーチだった。演劇のことになると一味違うな〜。

 

「仕方ない。ワシが手本を見せてやろう。」

 

 そう言って秀吉は美波の前に立つと……

 

「わざわざこんなところに呼び出してごめんね、美波…。あのさ、話があるんだ!」

「な、なにきの、じゃなかった善逸?」

「美波にはまだ俺の気持ちを伝えてなかったね。」

「う、うん、そうだね…。」

「実はね、俺は美波のことがすっごく好きだったんだよ‼︎初めて会った時から美波のことが好きだったんだ‼︎だから美波!これからも俺の恋人として付き合ってくれ‼︎」

 

 す、凄い‼︎いつもは可愛い秀吉も今日はめちゃくちゃカッコいい‼︎でもこれ明久がカッコよくなってる感じもするからすげえ複雑な気持ちなんだよね〜。

 

「す、凄いです木下君!」

「ほ、本当に告白されてる気持ちになったわ///」

「そこまで褒められると照れくさいのじゃが……。まあワシは勉強やらずにコレばっかやっておったからのぅ。おかげで下弦の参じゃが。」

 

 美波と瑞希ちゃんもビックリしてるみたい。あと照れてる秀吉可愛い♪

 

 

 

 

 その後も鬼コーチ秀吉による練習は続いた。無惨並の厳しさだった。いつもは可愛くてつい顔を見ちゃうけど、今日ばかりは嫌だな…。

 

 あとどうやら今日は午後全部自習らしい。全クラスで回復テストを受けているから教師が採点業務で忙しいんだって。その分の補習が今週末の休日に行われることになったけど、今の状況ならそれでもありがたいね〜。

 

 

 そしていよいよ本番だ。美春ちゃんの隠しカメラがあるという理由で屋上でやることになってる。演技とはいえ屋上で本番ってドキドキするな〜。

 

「すみません、屋上行く前にトイレ行ってきていいですか?」

「大丈夫じゃ。」

 

 あと、今朝やってた美波とイチャつくやつも今やってる。

 

「ねえ美波ってば!そんなに腕をギュッとされたら歩きにくいよ〜♪」

「ふふ?別にいいでしょ♪ウチらは付き合ってるんだからこれくらいは普通よ♪」

「そのせいで肘にあたってるんだよね〜。」

「こ、このスケベ!」

「スケベは担任でしょ⁉︎あと当たってるのはあばら骨ね♪」

「うふふ、善逸ってば冗談が上手いんだから♪」 グギギギギ…

 

 腕が痛いんだけど!これのどこが仲いいカップルだよ‼︎

 

「あはは、やだな〜、美波。さっきよりも更にくっつくなんて♪」

「いいじゃない思いっきり強く抱きしめていたいんだもの♪」

 

 だから強すぎなんだっつーの。腕の骨折れるわ‼︎

 

 そして遂に俺たちは屋上までやってきた!さあ美春ちゃんよ、俺の演技で怒り狂うがいい‼︎

 

 

 

「ねえ、美波♪」

「ん、何、善逸?」

「今更なんだけど、美波にまだ俺の気持ちを伝えてなかったよね?」

「う、うん。そうだね!」

「実はね、俺も美波のことがすごく好きなんだ。初めて会ったあの時からずっと好きだった。だからこれからもよろしくね‼︎」

「うん、こちらこそよろしくね‼︎」

 

 そこに瑞希ちゃんが乱入する。

 

「ふ、2人ともなにしてるんですかっ‼︎今は授業中ですよ‼︎なにしてるんですか‼︎」

 

 鬼コーチ秀吉の指導もあって迫力が増してる。まるで瑞希ちゃんが本当に俺に惚れてるように見えて正直ちょっとドキドキしてる。

 

「ごめんね〜瑞希♪恋人同士でイチャついてただけだよ〜♪」

「2人の関係って美波ちゃんが無理矢理付き合わせただけですよね⁉︎さっきのも聞いてましたよ‼︎どうせまた無理矢理我妻君に言わせただけですよね⁉︎」

 

 まあこのセリフが無理矢理言わされてるのは本当なんだけどね〜。命令したのは秀吉だけど。

 

「な〜に瑞希は怒っちゃってるのよ?もしかして善逸のことが好きだったの〜?隙を見てウチから奪おうとしてたわけ⁉︎」

「奪おうも何も、美波ちゃん達の関係はちゃんとしたものではないでしょう‼︎私の方が我妻君を大切にできる自信があります‼︎」

 

 2人とも俺のために争わないで〜ってドラマとかで言うところだよね。秀吉の指導で強化された2人の演技も相まって凄くドキドキするよ〜。

 

「あらそう?でも善逸はウチのことを好きなの。ね、善逸?」

「そうだよ‼︎これは美波に言わされてるわけではない‼︎ごめんね瑞希ちゃん‼︎」

「そ、そうなんですか…。もう2人とも知りません‼︎」

 

 そう言って瑞希ちゃんは屋上から出る。作戦成功だ‼︎さあ美春ちゃんよ、これを見て聞いて怒り狂うがよい‼︎…………ってあれは何だ?

 

 

 瑞希ちゃんの制服の首の後ろに近い部分、あの機械は…………さては盗聴器⁉︎いつの間に‼︎さっきトイレ行った時か?とにかく早く取らないと‼︎このあと瑞希ちゃんは教室に戻る予定だから、クラスの会話が聞かれてしまう‼︎

 

「ちょっと美波、ごめん‼︎」

「え、ちょ、善逸、どこ行くの⁉︎」

「いいから離して‼︎」

「ちょ、あの⁉︎」

「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」

 

 瑞希ちゃんに向かって一直線に走る。早くあの盗聴器を取らないと‼︎

 

 

 

 

 

 

 

  side 美波

 

 やっぱり…。ウチよりも瑞希を優先するんだね。何も初めから分かってたことじゃない。

 

「そう…そういうことなのね…。」

「(し、島田落ち着くのじゃ、迂闊なセリフは…)」

 

 木下が何か小声で言ってるけどそんなのもうどうでもいいわ。

 

「もういいわ。演技なんておしまい。どうせアンタは瑞希みたいな『女の子』が好きなんでしょ‼︎」

 

 そう、きっとこれはバチが当たったのよ。消化器の件を盾に無理矢理善逸を付き合わせたことのね。そしてもうこの関係もおしまい。今まで付き合わせてごめんね、善逸。

 

 

 

 

 

 

 

 

  side ???

 

 我妻君、美波ちゃんをあんな風に扱うなんて…。許せない‼︎絶対に痛い目見させてやるんだから‼︎




 ということで遂に話が動きます。バカテス原作とは違って美波が既に善逸と付き合ってる、姫路は別に善逸に気があるわけじゃない、(原作では2人が明久を取り合ってる。)ということでかなりいろいろ変えました。演技については鬼コーチ秀吉のおかげってことで。


 あと、余談ですがお化け屋敷VS3年生編の前にテスト勉強at明久ハウス編を入れることにしました。理由は琴葉の出番を作るためです。よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。