問 次の問いに答えなさい。
『 海水に含まれる主な成分を2つ答えなさい。 』
工藤愛子の答え
『 塩と水 』
教師のコメント
正解です。上弦ということだけあって流石ですね。
吉井明久の答え
『 塩と水 僕のメインディッシュ 』
教師のコメント
吉井君にしては珍しく正解です。ただもう少しいいものを食べて下さいね。
我妻善逸、坂本雄二の答え
『 後悔と懺悔 』
教師のコメント
彼女いるくせにナンパ大会なんてするからですよ。
side 善逸
なんとか瑞希ちゃんに間に合った!
「はいこれ‼︎」
「え、これはなんですか?」
「これはぶち壊す!」 バキッ‼︎
「え?」
「盗聴器だよ。多分美春ちゃんが仕掛けたんだね。あのまま行くとクラスの会話聞かれてたからね。」
「我妻君、ありがとうございます!」
さ〜って、これで一安心‼︎俺の演技もうまく行っただろう!っとそんなことを思ってたら秀吉が帰ってきた………ってめっちゃ怒ってる‼︎
「お主、何してくれとんのじゃ‼︎」
「へ?瑞希ちゃんに付いてた盗聴器を外しただけなんだけど…。」
「そうじゃったか…。でも島田がかなり怒っておるぞ。」
「なんでよ?」
「お主が何も言わずに姫路の方に行ったからじゃ。」
「それで美波が勝手に怒って演技をやめたってこと?」
「勝手に…って、お主ら付き合っておるのじゃろ?普通自分の恋人が何も言わずに別の女子のところ行ったら嫌じゃろうが。」
「確かに…。でもそれなら説得すれば良くない?」
「怒って早退したから無理じゃ。」
「はぁ⁉︎」
何だよ美波のやつ、怒りに任せて帰りやがって‼︎事情くらいあると思わなかったのか‼︎
「まあ、気づかなかったワシの責任もある。雄二のところ行って謝ろうぞ。」
「私も気づかなくてすみません…。」
「なんか納得いかないけどしょうがないか…。」
その後俺たちは雄二達と教室で作戦会議をしていた。
「まあ島田はしばらくそっとしといてやれ。しばらく善逸は距離をとった方がいい。」
「言われなくてもそうするよ。」
「それはそうとDクラスの宣戦布告はもうないだろう。一応焚きつけてはみるがな。そうなると気になるのはBクラスだ。ムッツリーニ、あいつらに動きはあったか?」
「………現在七割程度の補充を完了。………一部では開戦の用意を始めている。」
「思ったより早いな。向こうも本気ってことか。」
「………休み時間もずっと補充をしていた。」
ここままだとBクラスに宣戦布告されるのは時間の問題だ。美波のせいで最悪だよ‼︎全くもう‼︎
「とりあえず、ムッツリーニ、伊之助、秀吉は須川達を連れてBクラスに偽情報を流しておいてくれ。」
「内容はどうするのじゃ?」
「DクラスがBクラスに対して宣戦布告しようとしてるとな。CクラスはAクラスとの試召戦争に負けてDクラスの設備になってるから旨味がない。だったらBクラスを狙おうぜ、とな。単なる時間稼ぎだけどな。」
「「「了解(じゃ)‼︎」」」
なるほどね。意外とDクラスがBクラスを狙う理由があったね。それなら自然だ‼︎
「あとムッツリーニはある程度偽情報の流布が終わったらそっちは伊之助達に一任してくれ。お前にはやって欲しいことがある。」
「………分かった。」
雄二は何をする気なんだろう?3人が向かうと
「それと、明久、ちょっとこっち来い。善逸もだ。」
「俺はどうすればいいの?」
「炭治郎は万が一の時の為に点数補給だ。お前は姫路に次ぐ戦力だからな。」
「じゃあ姫路さんは?」
「ちょっとやって欲しいことがある。」
「分かった!」
瑞希ちゃんのせいであんまり目立たないけど、炭治郎もAクラス並だからね。頑張れ副エース‼︎
「んじゃ明久、善逸、姫路はこっち来てくれ。」
何を話すんだろうな〜?
「明久、今朝は何食べた?」
ん、これはもしや‼︎俺と雄二の目が合う。どうやら同じことを考えてるみたい。
「いや水だけだよ。」
「それはいけないな〜?明久、お前は今回の作戦の要だ‼︎」
「雄二の言う通り、お腹空いてる状態じゃあ活躍できないよね‼︎な、瑞希ちゃん?」
「そうですね、確かに明久君はいつもきちんと食べてないので心配です。」
「そこでだ姫路、何か食べ物を作ってやれ。あるならそれでいい。」
その通り!無惨さえも弱体化させる程の秘密兵器の出番だ‼︎まあ、あれ食って弱体化するだけの無惨がおかしいんだけどね。
明久がなんか小声で言ってる。
「(ギブ、ギブ!)」
「明久どうしたの?そんな小声で『ギブギブ』連呼してるなんておかしくな〜い?」
「ちょっと善逸、そんなこと言ってない!」
「それはいいですけど材料が…」
「安心してくれ。調理室の鍵を(勝手に)借りてきた。材料もある。」
雄二の行動力えげつないな‼︎流石外道の王様‼︎
「分かりました!それでは明久君は何がいいですか?」
ここは出来るだけ中身が分からないものを‼︎
「ス………」
「「ゼリーで」」
「ちょっと二人とも⁉︎」
スクランブルエッグとか言おうとしたんだろ?あれは卵しか使わないからね。そんなんじゃダメダメ‼︎
「ゼリーですか、わかりました、頑張ります‼︎」
「容器はドリンクゼリーとかのパックのやつだと助かる。多分運動部用のやつが置いてあるはずだから。」
「じゃあちょっと行ってきます‼︎」
「いってら〜。」
雄二どんだけ用意周到なんだよ。これが俺をハメるためじゃなくてよかった〜。
瑞希ちゃんが去った後なんか明久が人を殺しそうな目でこっち見てきた。
「2人ともどういうつもり?僕を殺す気?」
「別にお前に恨みがあってのことじゃない。姫路の料理が必要なだけだ。」
な〜んだ、違うのかよ。
「良かったね、明久!」
「そうだね善逸!」
「まぁ、ああ言った以上姫路はお前に食べさせようとするだろうな。」
でしょうね。
「良かったね、明久!」
「全然良くないでしょ‼︎今から姫路さんが作る料理確認しないと‼︎」
「それなら俺も行こう。姫路の料理を一度見てみたい。」
「俺も雄二に賛成!」
まあ俺も気になるからついて行くか〜
調理室を外からこっそり眺めていると、早速とんでもないことになっていた。
「えっとまずは、ココアの粉末をコーンポタージュで溶いて…」
は⁉︎最初からクライマックスやん‼︎
「ねえ2人とも、彼女は何を作ってるの⁉︎いきなりゼリーじゃなくない⁉︎」
「(静かにしろ明久、声聞こえたらどうするんだ。)」
「(そうだよ明久、優しく見守ってあげようよ。)」
さぁって、次は何を入れるのかな?
「オレンジと長ネギ、明久君はどっちを喜んでくれるでしょうか?」
「(迷わない、その選択肢では迷わないよ姫路さん‼︎)」
「(恐らく貧弱な食生活のお前のために栄養価に重点を置いてるのだろう……、味を度外視して。)」
「(なるほどね〜。物事には必ず長所と短所があるからね〜)」
「(その短所がヤバイんでしょ‼︎)」
おっと、次はなんでしょう?
「隠し味にはタバ…」
これ以上はまずい!何がまずい、言ってみろって?
「(これ以上は聞くな、明久。食えなくなるぞ。)」
「(タバコかタバスコの違いくらい瑞希ちゃんの前では些細なことだよ!)」
「(僕の前では些細じゃないんだよ‼︎)」
これ以上は明久の精神に良くないので、俺たちは調理室から離れて新校舎の3階(2年A・B・C・Dクラス前)を歩くことにした。FクラスがBクラスのことを何も知らないと思わせるためらしい。まあ炭治郎とほんの何人かが回復テストを受ける分にはD・Eクラスくらいにしか敵意がないことを示すだけだし丁度いいだろう。
でもなんか暇だな〜。そうだ!
「ねえ2人とも、英単語クイズでもやろうよ!」
「お、それ面白そうだな。」
「僕もやってみたい!」
お、明久が釣れた!よし、ここは…
「ルールは簡単、出題する英単語の意味を答えるんだ!五問のうち一問でもミスしたらダメ‼︎負けた方は勝った方の言うことをなんでも聞く!それだけさ!」
「お、いいじゃねえか。」
「ちょ、それは僕に不利だよ!」
正直明久相手なら勝てるぜ!でもあることを思いついたから明久は狙わないことにするよ!
「じゃあまず雄二が明久に問題出して!」
「分かった。『astronaut』」
流石に下弦の肆である俺でも分かるぜ!宇宙飛行士だ!
「へ?…………あ!道路に使われてるやつだよね!」
「明久凄いね〜!」
「善逸?」
「え、僕の勝ち?」
「宇宙飛行士を道路に使う方法知ってるんだ!凄いね〜。良かったら俺に教えてよ‼︎」
「善逸の言う通りだな。」
「チッ、ケアレスミスか!でも負けは負けか、認めるよ、2人とも!」
いや、どこに注意を損なう要素があったんだよ‼︎さてはコイツバカだな!まあいいや、次!
「じゃあ次は明久が俺に出して!」
「分かったよ善逸、『dog』」
「犬」
「『cat』」
「猫」
「『one』」
「1」
「『two』」
「2」
「『five』」
「5」
「クソ‼︎全問正解かよ‼︎たいしたもんだな‼︎」
いや、この5つ全部小学生でも分かるぞ。あと最後地味に引っ掛けようとしやがって。1、2、ときたら普通3だろうが。
「明久の学力も知れたところで、次は………」
「次は俺が答えるんだろ?任せろ!」
「言ったね雄二‼︎じゃあ………」
「翔子ちゃんが雄二に問題出して!」
そう、この順番でやったのはこのためさ!
「いけ〜霧島さん!」
「…頑張る。」
「は⁉︎しょ、翔子‼︎いつの間に⁉︎」
「最初からずっと聞いてたよ?雄二の後ろにいたから気づかなかっただけで…」
「おい善逸、騙したな‼︎」
「別に俺は一度もこの3人でやるとは言ってないんだけどな〜?」
「クソが‼︎上等だよ‼︎やってやる‼︎」
翔子ちゃんが関わるときの雄二って凄い面白いんだよね〜。さて、上弦の壱はどんな英単語を出すのかな?
「…それじゃあ『betrothed』」
「「雄二、逃すか‼︎」」 バシッ!
「お前ら、離せ!」
エグッ‼︎こんなん知ってるやつ他には利光くらいだろ。まあ最初からこれだときついから変えてもらおう!
「翔子ちゃん、流石にキツいと思うから問題変えてあげて。」
「…分かった。『prize』」
「賞品、か?」
「…『as』」
「として。」
「…『engagement ring』」
「婚約指輪。」
「『get』」
「手に入れる。」
「…『betrothed』」
「「雄二、逃すか‼︎」」 バシッ!
「離せお前ら!だいたい一連の流れ聞いたなら俺の恐怖がわかるだろ‼︎」
なるほど〜。『betrothed』は婚約者ね〜。流石翔子ちゃん、本当に雄二が大好きなんだね‼︎
ん、何か落ちたような……
「翔子ちゃん、おとしも……」
婚約指輪のリストかよ‼︎流石金持ち‼︎
「…冗談。」
「ねえ雄二、なんでそんなに小声で『ヤバイ マジ ヤバイ』って連呼してるの?」
明久がさっきの仕返しとばかりに揶揄いにいく。いい加減答えてもらうか!
「さあ雄二、答えは⁉︎」
「ん〜、『betray』が裏切るだから『謀反』とかそんな感じか?」
いや、無理ありすぎんだろ。さっきまでの一連の流れはなんだったんだよ。
「では翔子ちゃん、正解をどうぞ‼︎」
「…雄二のこと。」
「死刑囚か‼︎」
「…婚約者。」
でしょうね。あの流れならそれしかないよね。
「さあさあ雄二く〜ん?翔子ちゃんの言うことをなんでも聞いてもらおう!」
「クソ‼︎とりあえず指輪は冗談なんだな?」
「…冗談。」
「じゃあ本気の方はなんだ?」
「…人前じゃ恥ずかしくて言えない///」
あ、さては保健体育の実習をしようとしてるね〜?何故か朝裁かれてなかったからここでちゃんと裁いてあげないと‼︎
「吉井会員、異端審問の用意を!」
「了解した、我妻会員‼︎」
「お前ら、何をする気だ‼︎」
「…ばいばい。」
こうして俺と明久は雄二を教室に連れ帰り、一限の審問のときに散らかってた岩石をぶつけまくった。なんかスッキリしたな〜。
異端審問が終わるとムッツリーニが戻ってきた。
「ムッツリーニ、作戦はうまくいった?」
「………首尾は上々。………それで、次の仕事は?」
「ああ、姫路が戻ってきたら次の行動に移ろう。」
あ、瑞希ちゃんの料理ってもしかして!
「暗殺用?」
「正解だ善逸。」
「誰を殺すの?」
「Bクラスのやつだ。」
根本かな?俺的には魘夢でもいいけど。そう思ってたら明久が代わりに聞いてくれた。
「あの根本君がそんな簡単に僕らの出すもの口にするかな〜?」
「いやターゲットは根本じゃない。今更根本を暗殺したところでBクラスが止まるとは思えない。」
違うんかい!
あと、魘夢と似たようなことやってるけど先にやってきたのはあっちだしまあいいか〜。それにこれは睡眠薬とは違って単なる女の子の手料理だしね!そんなことを考えてると雄二が暗殺ターゲットを言ってくれた。
「狙いはBクラスからDクラスに出される使者だ。恐らく同盟を申し込むためだろう。偽情報でDクラスに狙われていると知ったらBクラスの連中はその対応をする必要がある。その場合に考えられるのがDクラスとの同盟だ。使者を出すだけで戦いを避けられるならそれに越した事はないがな。」
なるほどね!分かったよ!
「んでその使者がDクラスに来ちゃうと偽情報がバレちゃう。だから使者を暗殺するんだね‼︎」
「流石だな善逸。そうやって敵意を煽ってBクラスとDクラスの対立を深めるのが狙いだ。」
うわ〜。コイツ絶対将来人殺してそう…。もちろん手下は護衛と索敵の伊之助、色仕掛けの秀吉、隠密行動のムッツリーニ、そして毒物製造の瑞希ちゃんだね。
そんなことを考えてると毒物製造の瑞希ちゃんが戻ってきた。
「皆さん、作ってきました!」
「ありがとう姫路。」
「ちょっと多めに作ったので皆で食べて下さいね♪」
「あ、あぁ…。」
恐ろしいこと言うなよ…。いや、本人に悪気はないんだけどさ。
「んじゃあ姫路はここで回復テストを受けておいてくれ。俺と明久、ムッツリーニ、善逸で用事を済ませてくる。」
「はい!」
こうして俺たちの暗殺は始まった…。
途中、伊之助と会った。
「すまん、オレ家の用事で帰る‼︎」
「「じゃあね〜伊之助!」」
「ありがとな。」
「………あとは任せろ!」
ちなみに、伊之助の家は明久の家の隣らしい。明久が一人暮らしを始めた時からの仲だ。
Bクラス前に着くと、一人の使者と思われる男子生徒が出てきた。それをみて雄二がガッツポーズする。
「よし。予想通りだ。人数もな。」
なんで一人って読めたんだろう。聞いてみるか…。
「どういうこと?」
「Bクラスは点数補充に忙しいくて使者に人数を割けられないからな。立場のなさも考慮すると男子一人で向かうのは予想通りだ。」
「なるほどね〜。あとはムッツリーニに任せるか。」
「そうだね!」
そしてムッツリーニはギリギリまで使者がDクラスに近づくのを待つ。慎重に狙いを定めてるのか、そう思ったその時!
何かを投げた‼︎遠くて見えなかったけどあれは何だろう?人だかりができている。そして使者が気を取られている隙に口に瑞希ちゃんの料理を流し込む!するとあっという間に使者が気絶する!そしてそれを運ぶ!ここまでわずか30秒、見事な手際だった。
「流石ムッツリーニ!」
「隠密行動のプロだな。」
「………この程度何の自慢にもならない。」
「じゃあこの死体はDクラスから見えないこの辺に捨てておけ。」
「………了解。」
ごめんね使者君、君に恨みはないんだ!あと、一体何を投げたんだろう!
「あ、アキちゃんの生写真だ‼︎可愛い〜♪」
「おいムッツリーニ、何投げてんだよ‼︎」
「………貴重な商品。」
「僕を勝手に商品にするな!」
ごめんね明久。アキちゃん結構可愛いから仕方ないよね‼︎ちなみにあれが善子だったら多分あの辺はゲロだまりになってただろう…。
俺たちは教室に戻ったあと、雄二を中心に再び作戦会議を始めた。
「これでBクラスの時間稼ぎには成功した。あとはDクラスの挑発だが、島田が早退した以上、善逸だけで何とかするしかない。」
「でもあんなの見て美春ちゃんが挑発に乗ると思うかな〜?」
「まあそれなんだよな。だったら一つ代案がある。これは正直Aクラスへの再戦の時まで取っておきたかったんだが…。」
何?なんか秘策が残ってるの?
「Eクラス戦勝利のときの貸しを使う。動機がない奴らに無理矢理宣戦布告させてしばらく戦争をするんだ。もちろんお互いにダメージをほとんど与えないようにする。そうすると他のクラスは手が出せない。EクラスとFクラスはほぼ無傷でしばらく時間を潰せる。こんな感じだ。」
「なるほどね〜。八百長の戦争を仕掛けるってことか!」
「その通り。これで最悪なんとかなる。ただ本当はAクラス戦に利用したいからまずはDクラスの挑発に行ってこい、善逸‼︎」
「分かったよ!」
正直EクラスをAクラス戦でどう使うかが気になるけど、とりあえずDクラスに向かうか〜。そう思ってると…………
「私はCクラスの使者、尾崎綾女です‼︎我々CクラスはFクラスに宣戦布告を行います‼︎」
「同じくCクラスの使者、新野すみれです。時間は明日午前9時半でよろしくお願いします!」
ということでバカテス原作にはなかったCクラス戦です。遂にこれで全クラスと戦ったことになりますね。どういった戦いが繰り広げられるかは次回以降のお楽しみに。
そして実は何気に初登場、新野すみれちゃんです。バカテス原作の文月学園女装コンテストで司会をやった子ですね。毒舌司会が面白かったので出してみました。