問 次の問題に答えなさい。
『 余弦定理について答えなさい。 』
島田美波の答え
『 三角形の各辺をa,b,c、各角をA,B,Cとすると
a^2=b^2+c^2-2bc・cosA
b^2=c^2+a^2-2ca・cosB
c^2=a^2+b^2-2ab・cosC
で表される定理。 』
教師のコメント
正解です。流石です島田さん。
我妻善逸の答え
『 明日は隕石が降るでしょう。 』
教師のコメント
それは余弦ではなく予言です。
吉井明久の答え
『 鬼舞辻無惨にパワハラされる人達のこと。 』
教師のコメント
それは余弦ではなく下弦です。
木下優子の答え
『 三角形の各辺をa,b,c、各角をA,B,Cとすると
a^2=b^2+c^2-2bc・cosA
b^2=c^2+a^2-2ca・cosB
c^2=a^2+b^2-2ab・cosC
で表される定理のことである。
その証明は次のように行うことができる。
まず三角形の角Cから辺ABに垂線CDを引くと、……』
教師のコメント
詳しすぎです。2ページにわたって書いてくるとは思いませんでした。
木下秀吉の答え
『 姉上〜‼︎長すぎるのじゃ‼︎ 』
教師のコメント
写そうとした罰です。
side 善逸
この戦争は俺が引き起こしたようなもんだ。だからせめてCクラスを焚き付けた彼女だけはこの手でケリをつけたい。
「じゃあさっさと始まるね。アンタなんかに裂く時間がもったいないからね。」
「それはどうも。じゃあ音楽で!」
「小生が承認する。」
「「試獣召喚《サモン》」」
音楽
Fクラス 我妻善逸 403点
VS
Cクラス 尾崎綾女 576点
は⁉︎俺より全然点数上じゃん‼︎ヤバくね?
「岩の呼吸 拾の型 秘義・天岩戸」
ってマズい‼︎多分これ腕輪の力だ‼︎よけな……
「ぐぁぁぁぁぁぁ‼︎」
Fクラス 我妻善逸 152点
VS
Cクラス 尾崎綾女 576点
フィードバックが死ぬほど痛い……
「いきなり腕輪の力かよ‼︎」
「悪い?アンタにはとっとと死んで欲しいからこれくらい普通かと思ったよ。」
「クソ‼︎」
美波の件でガチ切れしてやがる…。まあ仕方のないことだけどさ。
「岩の呼吸 弐の型 天面砕き」
「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」
相手の武器は鉄球と斧を鎖でつないだもの。悲鳴嶼先生と同じ。相手が鉄球を上に投げた隙に俺は相手の懐に踏み込んで倒しに行く!
「ふ〜ん、なかなか死なないね〜?」
「音楽だけは得意だからね‼︎」
「私よりも弱いのに?たががその程度で得意だって?他がよっぽどダメなんだろうね。」
何もいえない。音楽だけは自信があったのにそれを真正面から砕かれた。美波が俺のために頑張ってるのをみて俺も頑張った教科。だから必死にやってきた。それがこのザマか…。
そういえば美波は俺のために頑張って数学で腕輪を使える点数にまでなったんだよな。自分の唯一の誇れること。それを俺にも見せたかったんだろう。でもAクラス戦でそれを優子ちゃんに真正面から砕かれた。これだけは自慢できる唯一の事が真正面から否定されたのだ。だからあんなに悔しかったんだろう。今俺もその気持ちを味わってるよ。
「岩の呼吸 伍の型 瓦輪刑部」
「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」
「岩の呼吸 肆の型 流紋岩・速征」
「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」
クソ!最初のダメージのせいで差が縮まらねえ!このままだと負ける!
Fクラス 我妻善逸 63点
VS
Cクラス 尾崎綾女 329点
綾女ちゃんが口を開いた。
「あ〜あ、みっともない。アンタみたいな奴が美波ちゃんの時間を奪ったって考えると本当に許せないんだけど‼︎」
「それは俺も思ってるよ。」
「じゃあなんでもっとちゃんとした人間にならなかったの⁉︎アンタ一応彼氏なんでしょ⁉︎それなのにあの態度は何⁉︎あんなに雑に扱いやがって‼︎美波ちゃんを男とでも思ってるの⁉︎」
「………」
言い返せない。実際にそう扱ってたしそう思ってたからだ。俺にとっての女の子の定義は瑞希ちゃんみたいな子を指してて、ほぼ真逆の美波は当てはまらなかったからだ。
「図星なのね。」
「ああ。」
「じゃあ死んで、岩の呼吸 壱の型 蛇紋岩・双極」
「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」
「アンタそれしかないのね。しょーもな。」
「クソッ!」
Fクラス 我妻善逸 26点
VS
Cクラス 尾崎綾女 275点
マズい…死ぬ。なんとかしないと。
「勉強とか以前に人として最低。女の子に対する気遣いも知らないからそんなことになるんだよ。美波ちゃんをなんだと思ってるんだか…。」
何も言えない。全部その通りだ。綾女ちゃんは何も間違ってない。大人しく死ぬか…。そう思ってたその時………
「美波ちゃんを男扱いするお前なんかに美波ちゃんの魅力なんてちっとも分かるわけないんだから‼︎」
なるほどね。最後にこれだけ言って終わりにするか。
「それは違うよ!」
「は⁉︎私とか美春ちゃんは美波ちゃんの魅力をちゃんと知ってるつもりだよ⁉︎」
「そうじゃない‼︎俺だって知ってる‼︎」
「嘘つけ‼︎アンタなんかがわかるはずないでしょ!」
「じゃあ言わせてもらうよ。」
「言ってみてよ。」
「俺は確かに美波を女の子扱いしてない‼︎美波は女の子っぽくないからな‼︎けどな………」
「じゃあなんて言うのよ?」
「美波はありのままの自分で話ができて、一緒に過ごしていると楽しくて、たまに見せる仕草にドキッとさせられて、そしてなりよりも自分の好きな人のためにとても一途に頑張れる素敵な人なんだ‼︎俺はそんな美波が女だろうが男だろうが関係なく好きだ‼︎今更言ったところで取り返しがつかないけどな‼︎」
「ふ〜ん、なるほどね。じゃあ終わりにしましょう。」
「ああ。これで決めてやる。」
「岩の呼吸 参の型 岩軀の膚」
美波の姿をみて感化された俺が美波のために作った技。腕輪の力がないと使えない特別な技。そう、それは………
「雷の呼吸 漆の型 火雷神」
「は⁉︎消え………」
Fクラス 我妻善逸 26点
VS
Cクラス 尾崎綾女 0点
side 美波
どうせウチらは別れるんだ。だったらもう会わないほうがいいかもしれない。そう思ってたけど……
やっぱ最後に一回くらいは会っておきたい。せめて最後に一度だけ言葉を交わして終わりたい。最後に一度だけでもあの顔を見たい。そう思ってたら家で大人しくせずにはいられなかった。走って走って、そして何とか教室に辿り着き、廊下を見て、そしてウチの大好きな人の姿を見つけた。試召戦争をやってるみたい。
さらに走って走って、アイツの元にたどり着いた。アイツは既にボロボロだった。こんな風にしたのはウチのせい。最後に一度だけ顔を見てから別れを告げよう。そう思っていたのに…………
「美波はありのままの自分で話ができて、一緒に過ごしていると楽しくて、たまに見せる仕草にドキッとさせられて、そしてなりよりも自分の好きな人のためにとても一途に頑張れる素敵な人なんだ‼︎俺はそんな美波が女だろうが男だろうが関係なく一人の人間として好きだ‼︎今更言ったところで取り返しがつかないけどな‼︎」
何よそれ。そんなのずるいじゃない。そんなことを言われたら、もうどうしようもないくらい好きになっちゃうじゃない。全くもう、別れようとしてたウチがバカみたい…。
side 善逸
ふぅ。何とか綾女ちゃんに勝てた。でもたった一人倒したくらいじゃ敵陣営を崩れるわけがない。本当に何の役に立てずに終わったな。そんなことを思ってたら綾女ちゃんが話しかけてきた。
「何よあれ。速すぎて見えなかったよ。」
「腕輪の力だよ。使いそびれて死ぬかと思った。」
「なるほどね〜。凄いじゃない。」
「まあ美波の頑張りに比べたらこんなん大したもんじゃないよ。」
「そうなのかな?比較対象の美波ちゃんはとても驚いてるけど。」
ん?気のせいかな?まるでこの場に美波がいるみたいじゃないか?美春ちゃんに盗聴器でも借りて聞かせるのかな?
「へ?どうやってそんなのわかるの?」
「うしろ。」
言われて後ろを振り向くと………
「み、美波⁉︎何でここにいるの⁉︎今日休みじゃなかったの⁉︎てかいつからいたの⁉︎」
「え〜っと、ありのままの自分で話ができて、一緒にいると……」
「ちょ、待って待って⁉︎そこからいたの⁉︎え、あれ聞かれたの⁉︎」
「うん♪」
「イャャャャャャ‼︎恥ず‼︎めっちゃ恥ず‼︎マジかよ〜‼︎もう‼︎いたならいるって言ってよ‼︎」
「いやだってアンタめっちゃ集中してたし…。」
「それでもさ‼︎言ってくれたら恥ずかしい思いをせずに澄んだのに!も〜‼︎」
「ちょっとくらいは恥ずかしくなりなさい♪」
「はい…」
「まあとにかく、ウチはアンタが好きでアンタはウチが好き!だから関係はこのまま続ける!それでいいね!」
「うん‼︎これからもよろしくな、美波‼︎」
あれ全部聞かれてたのかよ‼︎全くもう‼︎超恥ずかしいわ‼︎
でも美波と元の関係に戻れてよかった〜。しかも今度はちゃんと自分の気持ちを伝えられて。こんなダメダメな俺でも好きになってくれるなんて、本当に俺は幸せだな〜。
さて、点数が減りすぎてやばいので回復テスト受けに教室戻るか〜!
「じゃあ美波、今はCクラス戦の最中で俺は点数がないから教室戻るね。美波はここをお願い!」
「どこの世界に彼女をほったらかしにして休みに行くバカがいるのかしら〜?」
「え、でもこんなんじゃ俺無理だよ〜‼︎」
「冗談よ!さあ、ここはウチに任せて回復しておいで!」
「ありがと〜う‼︎」
こうして俺はなんとか教室に辿り着いた……。途中で補習に向かう綾女ちゃんに話しかけられたけどね。
「私はアンタを認めるわ。美波ちゃんをちゃんと幸せにしてあげてね。」
「ありがとう綾女ちゃん。」
「ど〜も。」
美波ファンの一人にも認めてもらえた。あそこで自分の想いを伝えられてよかったな〜。
side 炭治郎
どうやら島田さんの復活により踊り場を封鎖している敵が少しずつ減ってるみたい。だけどそれを考慮しても今の状況は厳しい。前と後ろを封鎖され閉じ込められているからね。そんなことを思ってると雄二が口を開いた。
「Cクラスのみんなにプレゼントがある!これを受け取って欲しい‼︎いけ、ムッツリーニ‼︎」
「………了解!」
そうしてばらまかれた写真は………善逸の女装姿、善子の写真だった。
「気持ち悪‼︎」
「これFクラスの我妻じゃねえか‼︎」
「なにこれ〜、キモ〜…」
正直に言うとめちゃくちゃ気持ち悪い。宇髄先生のメイクが相まってとんでもないことになっている。本人いたら傷つくだろうな〜。
「Fクラスのみんな‼︎気分悪くしてないで今のうちにかかれ‼︎」
うわ〜卑怯だな〜。まあこれも戦争だし隙を見て代表の小山さんにかかるか〜。
「Fクラス竈門炭治郎、Cクラス代表小山さんに家庭科勝負を挑みます‼︎ふ…」
「Cクラス新野すみれ、Cクラス代表小山友香に加勢します‼︎船越先生、承認お願いします‼︎」
「我妻君……、あ、ごめん、承認するわよ〜。」
「「「試獣戦争《サモン》」」」
家庭科
Fクラス
竈門炭治郎 402点
VS
Cクラス
小山友香 192点
新野すみれ 263点
2人になったけど狙うは小山さんだ‼︎そう思ってたら小山さんが話しかけてきた。
「ねえ竈門クン、貴方Aクラス並みだったよね?なんでFクラスなんかに行ったの?」
「振り分け試験の日を妹の看病で休んだからだね。」
「へ?それ本当?」
どうしたんだろう。何かそんなにおかしいこと言ったのかな?
「たがが妹の看病で休むかな普通?そんなことよりもこれから2年間がかかってる振り分け試験を優先するのが普通だよね?貴方もしかしてFクラスにふさわしいバカなんじゃないの?」
この女は何を言ってるんだ……ってあっ!ついもう1人いるの忘れてた!
「もう1人いるの忘れてたのかな?アンタやっぱりバカなのね。流石Fクラスってとこかしら。」
この女は確か根本の元カノ。元カレがあれなら元カノもこんなのか!俺がここで一つ言ってやる!
「いい加減にしろ‼︎長男が下の兄弟の看病をするのは当たり前だろ‼︎そんなのも分からないのか‼︎ふざけるのも大概にしろ‼︎」
「ごめんね〜私一人っ子♪ほら、そんなこと言ってると当たっちゃうわよ、バカのFクラスさん♪」
「バカで結構‼︎人として大切な何かが欠けているお前よりはよっぽどマシだ‼︎それに、俺はAクラスじゃなくてFクラスで良かったと思ってる‼︎確かに俺を含めてみんなバカだけど、他人のために自分を捨てて頑張れる凄い人たちでもあるんだ‼︎何も知らないお前がバカにするな‼︎」
「やっぱアンタ面白いわ〜♪ウケる♪すみれ、さっさと始末しましょ!」
「OK!」
「させるか!」
みんなのために頑張って手に入れた腕輪の力を見せてやる‼︎そう、それは………
「ヒノカミ神楽 円舞」
「ちょ、何よこれ!アタシだけを狙うなんて!」
Fクラス
竈門炭治郎 197点
VS
Cクラス
小山友香 0点
新野すみれ 227点
勝った‼︎Cクラス代表を倒したぞ!これでCクラス戦勝利だ‼︎後勝ってないのはAクラスだけだ‼︎
side 善逸
俺が回復テストをやってるときにCクラス戦が終わったらしい。なんか俺っていつもこうだよな。いつも特に何も戦果をあげず、戦線にいないときに終戦する。もっとみんなの役に立ちたいな〜。
あと途中でめちゃくちゃ悲鳴が聞こえた時間があったけどそれは気にしないでおこう。
そういえば雄二はCクラスに何を交渉したんだろう。そう思ってると戻ってきた雄二が口を開いた。
「まずはみんなに感謝の気持ちを述べたい。今回ばかりは勝てる見込みが全くなかった。それをなんと勝利にまで持ち込めたのは皆のおかげだ。感謝する‼︎」
「特に我妻が凄かったよね〜。」
「さすがだな、我妻‼︎」
「俺たちのヒーローだぜ‼︎」
なになになに⁉︎もしかしてみんな美波への告白を聞いてたの⁉︎俺ただ一人倒して点数ほぼ無くなってすぐに戦線離脱しただけだよね⁉︎まあみんなが褒めてくれるならいっか!
「いや〜照れるな〜♪」
「「「「「……………」」」」」
「いや待って、なんでみんな黙るの⁉︎あの告白そんなにみっともなかった⁉︎ねえ⁉︎」
「「「「「こ、告白?」」」」」
え、みんな知らない感じなの?まあ確かにあの場にいたのは美波とCクラスの人達だけだったし………
「え?それじゃあ俺って何で活躍したの?」
「「「「「……………」」」」」
「ねえ、何その反応⁉︎おかしくない⁉︎俺の身に何かあったの⁉︎」
「まあ善逸はおいといて、話を進めよう。」
「おいとかないでよ〜‼︎」
マジで何があったんだよ‼︎気になるじゃないか‼︎
「さて、本題に入る前に秀吉に一つ聞いておきたい。」
「え、ワシか?」
「玄弥は今隣の部屋にいるか?」
「もう下校したのじゃ。」
「ならいい。」
お、ついにAクラスへの再戦の話か!
「それではこれよりAクラス戦に向けての準備について話す。」
「ついにまたあそこに挑むんだね!今度はどの5人?」
「いや、全員だ。向こうも2対3で負けた以上、警戒して総力戦にするだろう。そこでお前達に話がある。」
なんだろう。瑞希ちゃんの手料理で上弦を暗殺するとかかな〜?
「もっと勉強をしろ。」
「それだけかよ‼︎ふざけんなよ‼︎改まって言うことじゃないだろ‼︎」
「まあ落ち着け善逸。これは真面目な話だ。今の状態じゃ純粋に点数が足りない。Aクラス弱体化の作戦は既に考えてあるが、それでもなりより重要なのはみんなの点数だ。Aクラスには姫路が10人、炭治郎が40人の計50人がいると思え。そんなクラスに姫路1人と炭治郎1人で挑むんだ。あとは言わなくても分かるだろ。」
「は〜い…。」
なんだ、つまんないの。まあいいや、今度こそ火雷神を使って美波の隣で戦えるように勉強してやる‼︎
「それじゃあ、解散‼︎」
そう言って雄二が教壇から降りるとき、何かの写真が落ちた………ってあれは‼︎
「おいこのクソゴリラ‼︎なんでテメェが善子の写真を持ってるんだよ‼︎」
「いや、これは善子に似た何かだ。」
「似てるも何も本物でしょ〜が‼︎せっかく合宿の時に脅迫されて隠そうとしたのにさ‼︎なんでお前が持ってるんだよ‼︎あれはちゃんと俺が回収したはずなのに‼︎」
「合宿所にあったコピー機って知ってるか?」
「ブチ殺すぞ貴様。」
勝手にコピーして持ってるんじゃねえよ‼︎何俺の黒歴史を拡散しようとしてるんだよ‼︎………って、もしかして!
「雄二の趣味?」
「ブチ殺すぞ貴様。」
そんなことを言ってるとまさかの友香ちゃんが現れた。
「ちょっと坂本‼︎」
「なんだ小山、もう戦後交渉は終わっただろ?」
「あんたがさっきばら撒いた女装写真片付けてなさいよ‼︎あの金髪気持ち悪くて仕方ないんだから‼︎」
「清掃業者でも呼んどけ。」
は?善子の写真を?Cクラスの教室で?ばら撒いた?
「何が楽しい?何が面白い?人の黒歴史をなんだと思ってやがる。」
「悪かった、でもあれがなかったら勝てなかった。戦争に犠牲はつきものなんだから仕方ないだろ。」
ふ〜ん、そっちがそう来るならこっちだって!
《もしもし翔子ちゃん、今雄二が友香ちゃんと仲良くお喋りしてるよ‼︎》
《…ありがとう我妻。》
「何が楽しい?何が面白い?人の命をなんだと思ってやがる。」
「悪かったよ雄二!でもこれがなかったらAクラス戦に勝てないと思うんだ。戦争に犠牲はつきものなんだから仕方ないよね‼︎」
「…雄二、浮気は許さない。」
「しょ、翔子⁉︎それは勘違いぃぃぃぃぃ‼︎」 グギギギ
ざまあみやがれ!人の黒歴史を勝手に拡散するからだ‼︎
さぁって、戦争も無事終わったしお昼にするか!でも今朝美波怒ってたから多分弁当作ってないと思うんだよね〜。久しぶりに食堂でも行こうかな?そう思ってると……
「これより、被告人我妻善逸の異端審問会を開催する。」
ヤバい!逃げなきゃ!
「雷の……」
「させるか‼︎」
「動くなもんいつ‼︎」
「………観念しろ!」
「ワシも特別参加じゃ♪」
「私も参加します!」
「今回ばかりは俺も参加するよ!」
「ちょっと、秀吉に瑞希ちゃんに炭治郎まで⁉︎何してるの⁉︎」
「まずは特別顧問の村田さんから挨拶をいただきたいと思う。村田さん、よろしくお願いします。」
「今日は君が相手した尾崎さんの岩の呼吸、流紋岩についてその強度を確かめることにするよ〜。」
「ちょっと‼︎教師が授業関係ない時にくるなよ‼︎」
マジで村田さん暇なのかな?確かに地学は暇そうだけどさ。
「それでは被告人、我妻善逸の罪状を述べる。彼は試召戦争中にもかかわらず恋人である島田・ペッタンコ・美波に対して大胆な告白をした。そして島田・ペッタンコ・美波と仲直りし、さらに深い関係を持った。この事実に相違ないか。」
「「「「「相違ありません‼︎」」」」」
なんだよそのミドルネーム。確かに2つの意味で相違ないけどさ‼︎
「ついでに被告人を増やす。」
ついでにで増やしていいもんじゃないだろ‼︎ムッツリーニとかか?
「被告人、島田・ペッタンコ・美波、前へ」
「はい♪」
「ちょっと待って美波、なんでそんなにノリノリなの⁉︎これめちゃくちゃ痛いんだよ‼︎流石にダメだよ‼︎」
「心配してくれてありがとう。でもね、ウチはね、アンタと一緒に罰を受けたいんだ♪」
「脳味噌無くなってんじゃねえかこのペッタンコ。」
「そういえばウチを女じゃないって言ってたよね〜?」
「あれは!」
「あれは?」
「相違ありません。」
「会長、早く拷問して♪そのあとでウチからも拷問するから♪」
マジでコイツ頭おかしくなったんじゃねえか?クソ、こうなったら!
「被告達、言い残すことはあるか。」
「「私達、幸せです‼︎」」
「判決を言い渡す、石を投げてから、死刑‼︎」
「「「「「はっ‼︎」」」」」
「「いやぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」
ちょっと、しかも皆俺ばっかり狙ってるし‼︎マジでコイツら頭おかしいんじゃねえの⁉︎
「はいそれではウチから判決を言い渡すね!拷問してから、死刑♪」
「ちょっとぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」
こうして俺たちのCクラス戦は幕を閉じた。
火雷神、そしてヒノカミ神楽と2人の腕輪の力が解禁されました。ぶっちゃけるとメインは火雷神で、ヒノカミ神楽はついでなので若干扱いが悪いです。まあ本作での主人公は善逸なので許して下さい。
ちなみに尾崎さんは岩の呼吸にしました。理由はありません。腕輪の力は勝手に考えました。
さて、これで第6章は終わりです。一番重要な章であり話が重いので正直書いてて疲れました。次は玲襲来at明久ハウスです。よろしくお願いします。