バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

36 / 164
バカテスト 古典

問 次の問題に答えなさい。

『 清少納言が書いた代表的な随筆を1つ挙げなさい。 』


久保利光の答え

『 枕草子 』

教師のコメント

正解です。『春はあけぼの、ようよう白くなりゆく山際』というフレーズは有名ですね。


我妻善逸の答え

『 ハゲはあけぼの ようよう白くなりゆく生え際 』

教師のコメント

全国のお爺さんに謝ってください。


吉井明久の答え

『 中学2年生の時に書いた必殺技の名前集 』

教師のコメント

それが代表作になったら悲惨ですね。


第三十六話 近況報告

  side 善逸

 

 

 ランチタ〜イム‼︎今日の料理はパエリアです‼︎明久の好きな食べ物なんだよね〜。美波も一部作ったらしいから楽しみ〜♪

 

 そんなことを思ってるとまだ明久と玲さんが喧嘩してるぞ〜。

 

「それにしてもアキくんはどうしてそんなに落ち着きが無いのですか?リビングまであなたの大声が聞こえてましたよ?」

「それは姉さんの行動が原因なんだからね⁉︎」

「ほらそうやってまた…、カルシウムが足りてないのではありませんか?」

 

 ん、玲さんが明久になんか皿出したぞ?

 

「皆さん、貝殻はアキくんの皿に入れてください!」

「何それ⁉︎僕の昼飯は貝殻だけなの⁉︎カルシウム不足とか言ってるけどこれってただの虐めだよね⁉︎」

 

 カルシウムが不足してるから貝殻って、発想が瑞希ちゃんみたいだね〜。

 

「私は貝殻大好きだから大丈夫だよ〜?」

「どういうことです伊之助ママ?」

「だって美味しそうじゃな〜い?」

「食べられないですよそれ!食べられるのは中の柔らかいところだけ!分かりました⁉︎」

「は〜い…」

 

 伊之助ママこと琴葉さんも結構ぶっ飛んでるな〜。流石野生児の母親なだけある。

 ツッコミで疲れてる明久が玲さんと会話を続ける。

 

「姉さん、もしかして僕のこと嫌いなの?」

「心外ですね。姉さんがアキくんを嫌うわけないでしょう?むしろその逆です。」

「え?嫌いの逆ってことは?」

「無論、大好きです!」

 

 好き過ぎて過保護になるタイプね〜。炭治郎に対するカナヲちゃんみたいな感じか。

 

「はい、姉さんはアキくんのことを愛しています。それも………」

 

 それも?大切な家族として、かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一人の異性として。」

 

 

 

 

 

「頼むから死んでくれ。お前のような姉は生まれてさえこないでくれ。お前が存在していると姉弟の理が狂うのだ。」

「姉上、ワシはそうではないから安心せい。」

「でしょうね。流石に実の弟に自分に対して恋心持たれたら嫌だわ。」

 

 明久の罵倒がガチなのウケる〜w。やっぱ俺は木下姉妹くらいがちょうどいいかな〜。

 

「日本の諺にはこういうものがありますね。」

「何⁉︎また余計なことを言うの⁉︎」

「バカな子ほど可愛い、と。」

 

 つまり明久は………‼︎

 

「良かったね明久、世界一かわいいって‼︎普段褒められないんだから今のうちに褒められとけ‼︎」

「バカひさ、超可愛いな‼︎」

「お主は世界で一番可愛いのぅ。」

「…………超可愛い。」

「諦めろ明久。世界でこの人ほどお前を愛している人はいないぞ。」

「流石だね明久‼︎とっても可愛いよ‼︎」

「待ってよみんな‼︎それは僕が世界で一番バカってことだろ⁉︎」

 

 そうに決まってるじゃん‼︎醜い下弦だけじゃなくて嘘をつかない炭治郎まで言ってるんだ。それが真実さ!

 

「わ、私だってこの世界で明久君以上にバカな子はいないと確信しています!」

「やめて!姫路さんまで僕を傷つけないで‼︎」

 

 瑞希ちゃん超遠回しに告白してない?明久がバカだから気付いてないけど。

 ん、なんか美波が小声で話しかけてきた。

 

「(ウチは善逸の方がバカだと思うよ。)」

「(俺は可愛いじゃなくてカッコいいの方がいい‼︎)」

「(あっそ。)」

 

 ちょっと拗ねんなや美波!男なら可愛いよりかっこいいの方がいいでしょ!なんか錆兎先生みたいになっちゃったけど!

 

 

 

 さって、明久のバカ論争は置いといて、食べるかー‼︎って超美味え‼︎流石明久達だな‼︎

 

「めちゃうまやんけ、これ‼︎」

「なんでエセ関西弁みたいになるのよ。」

「つい癖で!ところで美波はどれ担当?」

「野菜を切って下ごしらえしたわ!」

「本当⁉︎おお!いつもの味がする‼︎」

「ちょ⁉︎あ、ありがとう///」

「おい、2人だけイチャつくとこっちが気まずくなるからやめてくれ。」

「「ごめん雄二(坂本)」」

 

 いや、美波に胃袋掴まれてみろ‼︎誰だってこうなるよ‼︎

 それにしても瑞希ちゃんはせっかくの明久の手料理なのにあんまり嬉しそうじゃないような……。

 

「瑞希ちゃん、どうしたの?」

「いや、あの、明久君達の料理が凄かったので落ち込んでるんです…。私もたくさん料理練習しないと!これに勝つためにももっとオリジナルの味を出して……」

 

 頼むからやめてくれ。お前の料理は生まれてさえ来ないでくれ。お前が料理するとこの世から消える人が出るのだ。おそらく下弦全員がそう思っているだろうね。

 次は大人の女性陣が褒めているな〜。

 

「明久君達、結構美味しいよ!ありがとう〜。」

「伊之助ママもありがとうございます!」

「アキくん、上手にできていますね。」

「偉そうに言うな〜。料理が全然ダメなくせに。」

 

 いや、お前琴葉さんと玲さんに対する態度が違い過ぎだろ。もっとお姉さんに優しくしてあげろよ。料理苦手とはいえさ。瑞希ちゃんの料理と比べたらマシじゃないか。多分。

 

「姉さんだってアキくんの知らないところで成長しているのですよ?」

「ふ〜ん、成長ね〜。どう成長したのさ!」

 

 目玉焼きを作れるようになったとかかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「胸がEカップになりました♪」

 

 

 

 

 でっか…。流石だぜ…。よし、ここは俺が褒めてやる‼︎

 

「凄いですね玲さん‼︎どっかの誰かさんはAAAから変わってないのに!」

「姉上もAじゃから男のワシと間違われるのじゃ!もっと成長せい!」

 

 お、珍しく秀吉が乗ってきた♪これはいい……………ぞ?

 

「ねえ優子、台所に包丁があったからちょっと使ってみない?ウチ刈り取りたいタンポポがあるんだけど?」

「奇遇ね美波。アタシも愚弟で料理を作らなきゃいけないからね。」

 

 ヤバい……。しかもなんか増えたし……。

 

「マズいぞ秀吉。ここは俺の呼吸を伝授してやる。しっかり掴まれよ!」

「分かったのじゃ!」

「「雷の呼吸 壱の型 霹靂いっ………」」

「「逃げられるとでも思った?」」

「「ギャー!!!」」

 

 俺は美波に、秀吉は優子ちゃんに嬲り殺しにされた………。

 

 

 

 

 

 

 

 目を覚ますと、玲さんが女子に何か聞いてるみたい。

 

「男性陣には既にこの間聞いたので、女性陣にお尋ねします。アキくんの学校生活はどんな感じでしょうか?例えば成績や異性関係など。」

 

 特に後半について聞くつもりだね。みんなどう答えるんだろう?お、まずは優子ちゃんからだ。

 

「成績については現在はあまり好ましいとは言えません。ですが最近彼の学習態度がかなり良くなりました。私は彼を含めた何人かの特別補習の補佐をしているのですが、私の目線から見ても、彼の成績向上は期待できると思います。ただ申し訳ないのですが、異性関係に関して私は明久君とそれ以外での関わりがないため把握しておりません。」

 

 何このサラリーマンみたいなガチガチのトークは?本当にこの子が家ではズボラなの、秀吉?

 次は美波だ。

 

「最近よく勉強してるのを見かけます!『異性』関係はよく分かりません。」

 

 なんで異性を強調したの?確かに合宿の録音機のせいで明久と俺が男の尻好きみたいになったけどさ。

 最後は瑞希ちゃんだ。

 

「わ、私もよく知りません。『異性』関係は。」

「ちょっと2人とも、なんで『異性』を強調するのさ〜!まるでそれじゃあ『同性』があるみたいじゃないか〜。」

 

 いやあるんだよ。利光ってやつが狙ってるぞ!

 

「私はアキくんの不純異性交遊は認めていませんが不純同性交遊は認めております。」

「姉さん‼︎姉さんの海外生活でなんの変化があったの⁉︎」

「同性愛をバカにしちゃダメでしょ、吉井?」

「木下さんの趣味に僕を巻き込まないで〜!」

「流石じゃ姉上。お主はブレんのぅ。」

「別にそういう意味で言ったんじゃないんだけど…。」

 

 玲さんの価値観どうなってるんだろう?あと優子ちゃんは絶対そういう意味で言ってるよね?流石エリート腐女子!

 

 

 

 

「皆さんご協力ありがとうありがとうございました。」

「今度は伊之助の番だね〜。」

「は⁉︎オレはいいよ!」

 

 次は伊之助の番だ‼︎

 

「伊之助の友達はみんなを見てると大丈夫そうだね〜。」

「だろ母ちゃん‼︎自慢の子分だ‼︎」

「子分にしちゃダメだよ〜。」

 

 玲さんと違って凄いおっとりした感じだね。

 

「授業は出てるかな〜?」

「前までは山を走り回っていましたけど、今ではきちんと教室にいます!」

「………大人しくしている。」

「ごんぱちろうとムッツリの言う通りだぜ!」

「それは良かったねぇ!」

 

 いや、教室にいるだけで褒められるってなんだよ!コイツずっと寝てるだけだろ!パワハラ補習以外……ってあれは気絶してる時間もあるから寝てるみたいなもんか。

 

「じゃあ最後に、恋愛とかはどうなのかな〜?」

「「Bクラスの神崎さんだよね!」」

「………神崎アオイ。」

「アオイちゃんしかしなくない?」

「おいバカひさ、ごんぱちろう、ムッツリ、もんいつ‼︎なんでアオイの名前が出てくんだよ‼︎」

「「「「なんでだろ〜?」」」」

「やっぱりアオイちゃんなんだねぇ。」

 

 いやどう考えてもそうでしょ!いつも一緒に登校している人が隣に住んでる明久じゃなくてアオイちゃんな時点で結構できてると思うよ〜。

 

「じゃあ終わり〜。ありがとねぇ〜みんな〜。」 

 

 波乱万丈だった明久の質問に比べてやけにあっさり終わったな。琴葉さんは基本伊之助が幸せならそれでいいんだね。いいお母さんじゃないか。まあその分アオイちゃんが厳しくしつけてるけどね。

 

 そのあとは、2つの家(明久、伊之助)に分かれて勉強タイムになった。明久、雄二、ムッツリーニ、瑞希ちゃん、そして何故か伊之助が明久の家で、残りの俺、美波、木下姉妹、炭治郎が伊之助の家で勉強することになった。

 また、玲さんは明久の家で先生を、琴葉さんは伊之助の家でお菓子やお茶出しをしてくれることになった。大人をこき使っちゃって申し訳ないな〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  side 明久

 

 なんで伊之助は自分の家じゃないんだろう?反抗期なのかな?まあいいや、とにかくこの家を死守する為にも勉強しないと!ん、何か姉さんが出そうとしてる……

 

「アキくんの部屋から参考書をお持ちしました。良かったらどうぞ。」

 

 って、これ僕の部屋にあったエロ本じゃないか‼︎しかもこの間姉さんと雄二達に見つかったやつじゃん!ふざけんなよ!

 

「お〜これこの間のやつか。」

「雄二、見たら霧島さんにチクっていい?」

「頼むからやめてくれ。命が幾つあっても足りないから。」

「これのどこが面白えんだ?」

「伊之助はそのままでいてね…。」

「そ、それじゃああくまでお勉強の参考書として使わせていただきます‼︎」.

「姫路さん⁉︎頼むから見ないでね!姉のセクハラに付き合わなくていいから!」

 

 僕の趣味がバレちゃうじゃないか!そういえばムッツリーニはどこ行ったんだろう?

 

「………明久、残りは?」

「ムッツリーニ、エロ本なら明久の姉さんが全部回収したぞ。」

「………エロ本なんかに興味はない。」

「ムッツリーニはもう諦めてオープンになったほうがいいよ…。」

 

 全く、みんな僕のエロ本をなんだと思ってるんだ!伊之助だけが癒しだ〜。なんで自分の家じゃないかがよく分からないけどね。

 そんなことを思ってると雄二が姉さんに質問した。

 

「ところでお姉さんはどこの大学なんですか?」

「アメリカのボストンにある学校ですが、大学の教育課程を昨年修了しました。」

「ボストンってまさかハーバードですか⁉︎」

「はい。その通りです。」

「「「「ええ⁉︎」」」」

 

 この姉勉強だけは異様に出来るんだよね〜。その分常識がないけど。

 

「成る程出がらしか。」

「雄二、その言葉の真意を聞かせてもらえないかな?」

「………金魚についてるフンが明久。」

「姉の残りカス‼︎」

「酷いよムッツリーニ、伊之助‼︎」

 

 全く、みんな僕のことをバカ扱いしやがって!酷いんだから!

 

 

 その後も夕方まで勉強会は続いた。

 

 

 

 

 

 

 

  side 善逸

 

 美波の髪の毛いい匂いする、のは置いといて、今は優子ちゃんを中心に伊之助の家で勉強会をしている。当の伊之助は何故か明久の家にいるけどね。

 

「ところで竈門、今日カナヲは誘わなくて良かったの?」

「カナヲは家の用事で来れないんだ。」

「なるほどね〜、って秀吉!遊んでないで勉強しなさい!」

「姉上〜、飽きたのじゃ〜。」

「次サボったら本当に鬼舞辻先生に言って部活禁止にしてもらうよ?」

「ちょ、それはダメなのじゃ!」

「分かったらさっさとやる!」

 

 優子ちゃんってちょっと厳しいけど結構面倒見いいよね〜。分かんないとこ聞いたら全部対応してくれるし。秀吉が姉上大好きになるのも分かる気がする。

 

「優子、この数学の問題わかんないんだけど…」

「美波でも分かんない数学の問題なんてあるの?」

「難しい問題はお手上げだね〜。これなんか難関大の入試問題だし〜。それで優子、出来そう?」

「これ前にアタシ解いたわ。こんな感じね。」

「すご!全問正解じゃん!流石優子だね〜。」

「数学と物理だけなら代表に勝てるからね!」 ドヤァ!

 

 数学なら美波は瑞希ちゃんにも勝てるから俺の中での頂点だったのに…。上には上がいるんだな〜。

 

「木下さん、これどうやって解くの?」

「それはこんな感じでやるといいわよ!」

「ありがとう!」

 

 俺も聞くか〜。でも数学なら美波も出来るから2人まとめて聞こう!

 

「美波、優子ちゃん!この問題教えて!」

「善逸、これ基本問題だから出来ないとヤバイよ?教えるけどさ!」

「じゃあ我妻のことは美波に任せるね!」

「りょーかい!」

 

 優子ちゃんの出る幕無いんかい!どんだけ俺バカなんだよ!

 

 そんなことを思ってると、琴葉さんがお菓子を出してくれた。

 

「みんなお菓子だよ〜。どうぞ〜。」

「「「「「ありがとうございます!」」」」」

 

 この人本当癒されるよね〜。俺にもこんな母親がいたらな〜。

 

「いいお母さんですね〜。」

「そんなことないよ〜。私、伊之助には何もしてあげれてないから〜。」

「そんなことないですよ!琴葉さんのおかげであんな元気に育ったんですから!」

「褒めても何も出ないよ〜。」

 

 前伊之助が言ってたけどアイツお父さん知らないんだよね〜。18歳で伊之助を産んで女手一つでここまで育ててきた。凄いおっとりしてるけどとても芯が強くて憧れるな〜。俺はそう思いながら勉強を続けた。

 

 

 

 

 

  side 琴葉

 

 

 我妻君は私のことを凄い母親だと言ってくれた。でもそんなことは無い。私は今まで伊之助に散々迷惑をかけてきたのだから…。




 琴葉の喋り方、伊之助はあったかいねえ、と子守唄くらいしか原作の台詞が思いつかなかったのでそこから無理矢理ゆるふわ系?おっとり系?な感じにしました。そして次回は嘴平家の過去です。


 あと玲は縁壱と同じハーバード大ですね。年齢は9つ違うので面識ないですけどね。また玲は煉獄さんと後藤さんの同級生です。まあ今後その辺の絡みは出番の都合で書けないと思いますけどね。
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。