バカとお酒と鬼滅の刃   作:スピリタス3世

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バカテスト 化学

問 次の問題に答えなさい。

『 炎色反応で黄色い炎を出す元素をなんと言うでしょう。 』


栗花落カナヲの答え

『 ナトリウム 』

教師のコメント

正解です。ちなみに銅は青緑色、カルシウムは橙色ですね。


島田美波の答え

『 リチウム 』

教師のコメント

不正解です。リチウムは赤色ですね。


我妻善逸の答え

『 黄色元素 』

教師のコメント

名前が直球すぎます。


吉井明久の答え

『 我妻善逸 』

教師のコメント

言いたいことは分かります。


第四十二話 狛犬と取り立て屋

  side 善逸

 

 お化け屋敷大会当日、ずる休みしようと思っていたら兄貴ことクズに叩き起こされたので仕方なく学校に来た。お化け嫌いなのに〜!今は新校舎1階の大広間で2年生全員が待機している。ちなみにお化け屋敷の舞台は3年A〜Dクラスの教室がある新校舎4階だ。

 

 

 全員揃うと、最初に優子ちゃんが挨拶をした。まあ毎回学年集会では司会をやってるから当たり前の光景なんだけどね〜。

 

「今日はみんな集まってくれてありがとうございます。まず最初にこのお化け屋敷対決を請け負ったFクラスの坂本君から話があるので皆さん聞いてください。それでは坂本君、よろしくお願いします。」

 

 その後は雄二が簡単なルール説明をした。

 

「(前略)以上がルール説明である。最後にペア決めについて発表する。ペアは極力男女で組むように。」

 

 愛子ちゃんが質問する。

 

「それだと、女子の悲鳴に男子が巻き込まれたりしない?」

 

 愛子ちゃん、安心してくれ。俺と美波はどっちも悲鳴あげるから大丈夫だ‼︎

 

「男女ペアのが盛り上がるしな。勉強の息抜きだと捉えて楽しんでくれ。」

 

 雄二が本心でこんなこと言うわけないけどね〜。帰ってきたから聞いてやるか。

 

「ところでさっきの男女ペアの本音は?」

「翔子にペアを組むように脅された腹いせに、全員を巻き込んでやろうと思った。」

「だろうね〜。」

 

 雄二もさっさと翔子ちゃんのことを認めちゃえばいいのに〜。満更でもないんだからさ〜。そんなことを思ってると美波が声をかけてきた。

 

「善逸、ウチと組む?」

「もちろん!俺たちビビりコンビは2人合わせて捨て駒だからね‼︎」

「う、ウチはそ、そんなに苦手じゃないから安心して……」

「足震えてる人に言われたくないな〜。」

 

 そんなことを思ってると美波大好きペアがやってきた。

 

「おいタンポポ野郎‼︎お姉様とペアを組むのは美春です‼︎」

「ペアは彼氏彼女で組むって決まりじゃないから私が美波ちゃんと組むわ!」

「2人ともなるべく男女ペアでって言われたでしょ⁉︎ウチは善逸と組むって決めたの‼︎」

「ざまあみやがれ‼︎俺の勝ちだ‼︎」

 

 まあ男女ペアだから美波は……、ってそういうのは殺されるからやめておこう。

 

「ねぇ善逸?今失礼なこと考えてなかった?」

「別に〜♪」

 

 コイツたまに無惨みたいに心読んでくるから怖いんだよね。そのうち頭を垂れて蹲えとか言い出すんじゃないかな?

 

 

 

 そんなこんなでペア決めが終わると、早速お化け屋敷大会がスタートした。最初に行くのはもちろん……

 

「勝負だ3年共‼︎」

「伊之助、あまり大声出さないでね!」

 

 伊之助&アオイちゃんペア。伊之助絶対に一番最初に行きたがるからね〜。でも嫌な予感しかしないんだが………

 

 

 

 

『最初はBクラスか!猪突猛進猪突猛進猪突猛進〜〜‼︎』

『ちょ、そんなに大きい声出したら……』

 

ブーーー  伊之助&アオイ OUT

 

 

 

 はや⁉︎開始3秒でアウトになったんだけど!さっきアオイちゃんが大きい声出さないでね、って言ったばかりじゃん‼︎やっぱりアイツバカだな〜。

 

「アイツマジでバカだな。」

「雄二の言う通りだね。あれなら僕の方が賢いぞ!」

「いや、明久はないでしょ〜。」

「善逸、後で異端審問会があることを忘れないでね。今僕がバカじゃないって認めたら許したあげる。」

 

 いやお前も人のこと言えんやろ。

 

「明久は瑞希ちゃんと組んでるんじゃないの?」

「違うよ?このクラスで男女ペアなのお前と雄二だけだからね。覚悟しろよ‼︎」

 

 え、それってもしかして……

 

「利光とペアなの?」

「そうだよ。姫路さんはお化けが苦手だからなるべく出さないようにするんだ。まあ最初は秀吉と組もうとしたんだけどね。」

「なら組めばよかったじゃん!」

「異端審問会って知ってるよね。」

「あ……」

 

 恐らく秀吉を誘おうとした奴を次々と抹殺してるのだろう。

 

「まああれがなくても秀吉はシスコンだからね〜。真っ先に木下さんのところに走って行ったよ。」

「流石だね。」

 

 まあ確かに戸籍上は男女ペアだから問題ないのか…。

 

 

 

 

 お化け屋敷が始まってしばらくして思ったんだが……

 

 

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』

『キモいんだけどぉぉぉ‼︎』

『きゃあ‼︎』

 

 

 なんかめちゃくちゃ怖いんだけど‼︎カメラの映像が大広間のモニターに映されてるんだけどね、物凄く怖いんだよね‼︎超気持ち悪いんだよね‼︎これ俺と美波じゃ3秒でアウトだよ‼︎

 そんなことを思ってると雄二がその原因を喋った。

 

「3年生もカメラに映る映像を利用してるんだろ。俺たちの死角がどこにあるのかを調べて、そこから襲う。そうすれば大抵の人は驚くだろう。伊之助とかなら殺気を読んで大丈夫だが、アイツは開始3秒でアウトになったからな。」

「ゴメンネ、ウルサクッテ…」

 

 なんか伊之助が反省してるの見るたびにウケるんだよね〜w。まあ根は琴葉さんの血を受け継いで仲間思いだから憎めないんだけどね。

 

「それとチェックポイントにはAクラスの成績優秀者を配置するだろう。向こうには上弦という制度がないが、それ相応の人は出てくると思った方がいい。」

 

 上弦も下弦も俺たちの学年から始まった制度だからね〜。だから3年生の学力の序列ってあんまりよくわかんないんだよね。

 

 さって、次は異端審問会の会長&副会長コンビだ。

 

「アイツらならこの辺の仕掛けは余裕だろう。」

 

 何を隠そうアイツらはモテない!それが意味するのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『須川、このお化け可愛くね?』

『すまんな横溝、俺はこっちがタイプだな。』

『そうかよ。ん、これなんか面白いな。』

 

 ちょっと女の要素があれば可愛いいと思ってしまうのだ!しかも異端審問会の2トップだから多少のグロいのには慣れている!まああそこにいても俺みたいにお化け苦手なままの人もいるんだけどね〜。

 

 ただ、その2人であるがゆえにある問題が発生した。

 

『あ〜畜生!なんで俺が須川なんかと…。』

『お前がモテないから悪いんだろ。』

『なんだと須川?お前だって朝から20人の女子に声をかけて全滅しただろうが!』

『違う‼︎あれは断られたんじゃない‼︎向こうには向こうの事情があっただけだ‼︎俺がモテないわけじゃない‼︎』

『俺だってそうだ‼︎俺はモテないわけじゃない‼︎タイミングが悪いだけなんだ‼︎』

 

 

ブーーー  須川&横溝 OUT

 

 

 

 頼むから死んでくれ。勝手に自滅してんじゃね〜よ‼︎

 

 

 しばらくすると、何組かがBクラスのチェックポイントに到達するようになった。だが………

 

 

『ここを通り抜けるとかふざけんじゃねえぞぉぉぉぉぉ‼︎』

『とっとと帰らないとぶっ潰すぞ‼︎』

 

『『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』』

 

 3年生のヤンキーコンビ、謝花先輩と素山先輩がチェックポイントにいた。あの2人本当はいい人なんだけど、それ知ってるのFクラスだけなんだよね。だから知らない人からすればめちゃくちゃ怖いヤンキーが脅迫してくる様にしか思えないのだ。成績上位者を使わずしてチェックポイントを守らせるとはなかなかだね〜。

 待機してる人からも恐怖の声が上がっている。

 

「あのヤンキーに絡まれたくないな…。」

「あとでシメられそう…。」

 

 

 これはまずい‼︎雄二に言ってFクラスの人を出さないと。

 

「雄二、あの2人はFクラスの人ならいい人だと知ってるから出すべきだよ。」

「あの2人はEクラスだ。Fクラスだけで構成されてるペアは殆ど勝てないだろう。俺翔子、炭治郎栗花落、明久利光、木下姉妹、お前と島田はもっと後に取っておきたい。」

「じゃあどうすれば……」

「俺たちよりも適任がいる。それは……」

 

 

 雄二が言おうとした瞬間……

 

「皆さん!私の旦那はそんな怖い人ではないんです!とても優しい人なんです‼︎誤解しないで下さい‼︎」

「みんなお兄ちゃんにビビってんじゃないわよ‼︎」

 

 2人の女の子の声がした。1人はEクラスの謝花梅ちゃん、もう1人がBクラスの素山恋雪ちゃんだ。梅ちゃんはともかく、大人しいイメージの恋雪ちゃんが声荒げているのを初めて聞いたな〜。よっぽど旦那さんが好きなんだろうね〜。

 それを聞いた雄二が指示を出す。

 

「Bクラスの素山、Eクラスの謝花!お前らであのチェックポイントをクリアしろ。」

「分かったわ!」

「頑張ります!」

 

 成る程、血縁者を使った作戦ね‼︎しかもモニターの映像を通してあの2人がいい人だということも広められる。一石二鳥だね‼︎

 

 

 

 そしてあの2人がチェックポイントに到達すると……

 

『狛治さん、もうやめて!』

『こ、恋雪さん⁉︎あの、これは3年生が勝つための演技なんです…。』

『そ、そうなんですか…。それはごめんなさい…。』

『こちらこそごめんなさい…。』

 

 なんかあの2人のやりとり可愛いね〜。

 

『お兄ちゃん、普通に勝負始めればいいんでしょ?』

『お、おうそうだな。なんか悪いな。』

 

『俺が承認してあげるよ〜。』

『『『『試獣召喚《サモン》‼︎』』』』

 

 

英語

 

 

2年Eクラス  謝花梅   49点

2年Bクラス  素山恋雪  209点

        VS

3年Eクラス 謝花妓夫太郎 87点

3年Eクラス  素山狛治  61点

 

 

 まあ3人Eクラスの中に一人だけBクラスがいたらそりゃあBクラスがいる方が勝つよね〜。

 

 

2年Eクラス  謝花梅   0点

2年Bクラス  素山恋雪  77点

        VS

3年Eクラス 謝花妓夫太郎 0点

3年Eクラス  素山狛治  0点

 

 

 こうして俺たち2年生は最初のチェックポイント、Bクラスを突破した!次はDクラスだ‼︎

 

 ちなみに今回は補充テストはなく、チェックポイントの人員入れ替えもないから攻める側は何度も戦って相手を消耗させればクリアできるんだよね〜。だから上弦がいるチームをいかに失格させずに済むかがポイントなんだよね〜。

 

 

 そして次のDクラスはBクラスよりも狭いんだよね〜。だから仕掛けも大掛かりなものじゃなくて………

 

『なんかヌメっとしたんだけど‼︎』

『ぎゃぁぁぁぁ、気持ち悪い‼︎』

 

 直接感触による気持ち悪いパターン‼︎これさっきまでと違って何か当たるから余計に怖いんだよね‼︎想像するだけで恐ろしいよ‼︎

 

「美波!出番まで寝てて!」

「そ、それでいいの?」

「ずっと見てたら俺たちの心臓がもたないよ!だから一緒にここで寝よう‼︎」

「そ、その発言はどうなの//」

「そういう意味じゃない‼︎とにかく寝る‼︎おやすみ‼︎」

 

 という訳で俺と美波は耐えられそうにないので出番までソファーで寝ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

  side 明久

 

 さっきからクラスメイトがお化け屋敷の仕掛けを美少女による接触だと脳内変換して

 

『たまんね〜〜〜‼︎』

 

 とか言って失格になったり、他のクラスのカップルがイチャつき始めたり、挙げ句の果てには珍妙なタンポポが島田さんと一緒に寝よう、とか言ってあそこにあるソファーで寝始めたりして、マジでこのイベント最悪なんだけど‼︎僕は利光とペアだし、本当にモテないって辛いよね!

 

 でもなんとか他のFクラスの人の努力の甲斐あって、結構進んだね。なんか照明設備が見えてきたけど、あれはなんだろう…?そう思ってると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』』

 

 気味が悪かった。

 ゴスロリ衣装に口紅を塗った常夏コンビの坊主の方が立っていた。

 

「やり方も絵面も汚いんだよ‼︎」

「坊主野郎、やってくれやがったな‼︎」

「キモチワリィぜ‼︎」

「申し訳ないけど、物凄く気持ち悪い‼︎」

「あれは吉井君には刺激が強すぎる!」

 

 僕、雄二、伊之助、炭治郎、利光と男子が次々に悲鳴を上げた。マジで汚いんだよ‼︎

 

 さらには女性陣まで……

 

「きゃ〜、お化け!お化けじゃないけどお化けより怖いです!」

「…気持ち悪い。」

「あれは流石にワシも耐えられん‼︎」

「本当にやめてほしい。」

「あはは…、みんな阿鼻叫喚だね〜。」

「そりゃそうでしょ。あんなの見せられたら吐き気がするわ。」

 

 姫路さん、霧島さん、秀吉、栗花落さん、工藤さん、木下さんと次々と拒絶し始めている。

 

 

 てか善逸め、この気持ち悪いのやってる間に島田さんと寝やがって‼︎許さないぞ‼︎そうだ、これを写真に撮って……、寝ている善逸のおでこに貼り付ける‼︎これでアイツは起きたと同時に死ぬことになるぞ!いいことしたな〜。

 

 それにしてもこれ本当にキモい……。突入部隊からの悲鳴が聞こえる。

 

「ぎゃぁぁぁぁ‼︎誰か、誰か助けて‼︎」

「嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ‼︎頼むからここから出してくれ‼︎」

「助けてくれ‼︎それができないならせめて殺してくれ‼︎」

「☆♪○*♪$〒⁉︎」

 

 そして突入部隊が全滅した……。

 

 

「ねぇ雄二、どうする?このまま負けたら死んだ人に申し訳ないよ…。」

「分かっている明久‼︎向こうがそう来るのならこっちだって全力だ‼︎突入準備をしている連中を全員下げろ‼︎」

「分かった!それで、誰を投入するの?」

「ムッツリーニ&工藤ペア、炭治郎&栗花落ペアだ‼︎」

「「「「「オー‼︎」」」」」

 

 

 成る程!あれを見ても動じなかったムッツリーニとちょっと引いただけの工藤さん!最高のペアだ!そして正論爆弾の炭治郎に超毒舌の栗花落さんペアで常夏コンビの心を折って対抗だ‼︎

 

「………あの坊主に真の恐怖を教えてやる。」

「まあ頑張ってみるね〜。」

「カナヲ、俺は何をすればいいの?」

「炭治郎は思ったことを言うだけでいい。」

「分かったよ!」

 

 

 

 

 そしてあの4人が常夏の坊主のところに辿り着くと……、

 

『おらぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』

 

 坊主が襲ってきたのでムッツリーニが鏡を置いた。

 

『な⁉︎』

 

 さらには工藤さんの指示のもとムッツリーニが写真を撮り始める。

 

『ほらほらせんぱ〜い♪大人しくしてくれないと全世界にばら撒いちゃいますよ〜♪』

 

 そして炭治郎と栗花落さんの追撃‼︎

 

『先輩、申し訳ないけど本当に気持ち悪いです‼︎正直お化けよりも怖いと思います‼︎』

『貴方何のために生きてるの?みっともないから死んだ方がいいと思うよ。』

 

 てか栗花落さんエグい‼︎トーンも顔も内容も‼︎あれ言われたら多分僕鬱になる気がする………。

 そんなこと言われたら流石に常夏坊主も参ったようで、

 

『お、覚えてろよ〜‼︎』

 

 と捨て台詞を吐いて消えた。

 

 

 

 その後はムッツリーニ&工藤さんペアのおかげで科目が保健体育だったDクラスのチェックポイントを突破した。次は一番広い部屋、Aクラスだ‼︎

 

 

 しかしこの一番広いAクラスがとんでもない場所だったのである。




 バカテス原作とクラスの順番を変えました。B→D→C→AだったのがB→D→A→Cになります。今後の展開の都合で部屋の広さを入れ替えました。そのため次が結構長くなります。よろしくお願いします。

 あと、バカテス原作では美春→美波、利光→明久、美波→明久だったので美春と利光がペアになっていました。しかし本作では美春&尾崎→美波、利光→明久、美波→善逸のため、利害関係的に美春と尾崎がペアに、利光と明久がペアになりました。
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